北本自然観察公園日記 2010年6月
【2010年6月30日(水)】
- 午前中は小雨が降ったり、止んだりの変わりやすい天気でしたが、午後からはさわやかに晴れました。木道のヨシもグングン成長。青空をバックに、すっかり夏の雰囲気です(写真)。
- 本日の園内管理ボランティアは7名の方にご参加いただき、池の土手を補修しました。最近、高尾の池の水位が下がってきたためです。開始時には雨が降りだして来たので、雨カッパを着ての作業となりました。おがげさまで、夕方には高尾の池の水位が元に戻りました。これで、カイツブリもえさを取りやすくなるはず♪ありがとうございました。
- その作業中に、ヘビが高尾の池で泳いでいるのを目撃! 写真で確認すると、なんとマムシ。意外と軽快な泳ぎでした。
- 標柱5番ではヒヨドリバナのつぼみ、5〜6番の森沿いではヤブコウジの花を見つけました。標柱13番付近の湿地では、パステルカラーがかわいいヤブガラシの花も咲き始め。
【2010年6月29日(火)】
- 今日は時折り小雨が降る曇り空でした。標柱7番先の湿地ではノカンゾウ、標柱14番や駐車場ではネムノキの花が咲き始めました。
- 園内の巡視中、ムクノキの葉の上でナナフシを発見。ゴールデンウィークの頃は体長2cmくらいだったのですが、なんと6cm以上になっていました!
- 上尾市立平方幼稚園の年中のみんなが遠足に来てくれました。雨の日に元気になる生きものを探してみよう! というテーマで園内を探検。水たまりでは吸水しているアゲハチョウを、雑木林では色とりどりのキノコを見つけ、最後にカエルを探しました(写真)。カエルを捕まえた園児は「プニプニするよ〜」と言って嬉しそうに見せてくれました。
【2010年6月27日(日)】
- 蒸し暑い日が続くなか、ハンゲショウの葉がさわやかな白色になってきました。近くでは、コガネグモの姿も見られます(写真)。湿地では、ミゾソバのかわいいピンク色の花も咲き始めました。
- 北本公団コミュニティのみなさんが、自然観察で来てくれました。いろんな生きものを見たなかで、歓声があがるほどだったのが金色に輝くジンガサハムシ。「指輪にしたらきれいかも!」との提案がでてくるほどでした。
- 本日の定例自然かんさつ会は「いろいろな匂い」がテーマでした。クサギ、ドクダミ、セリ、ヨモギなどの草木の葉や、昆虫の匂いを嗅いでもらいました。なかでも、園路でミミズなどを食べているオオヒラタシデムシの匂いは強烈でした。
【2010年6月26日(土)】
- 川越第一小学校の学童保育室のみなさんが来てくれました。なんと親子で総勢95名! 4つのチームに別れて、五感を使って自然に親しみました。
- キッズ生きもの研究室の3回目がありました。今日のテーマは「魚しらべ」。まずはメダカとセンター内にある水槽のコイやフナ、ドジョウなどを観察。魚の目や口、ひれの形や大きさなどが種類によって違うのを確認。そのあとは、にぼしの解剖(解体?! )を行ないました(写真)。脳や心臓、胃、肝臓など、ちゃんと観察できることに、みな驚いていました。
- 標柱13番付近で、ゴイシシジミを発見。チョウにしては珍しく、幼虫は肉食でアブラムシを食べます。
- 定例自然かんさつ会では樹上の昆虫を観察しました。キボシカミキリ、ナミテントウ、チャイロチョッキリの成虫のほか、ウスグモスズ、カネタタキ、ツユムシ、ヤブキリなどの幼虫がたくさん観察できました。
【2010年6月25日(金)】
- 今日は富士見ヶ丘幼稚園の年長さんが遊びに来てくれました。タヌキのためフンを見たり、バッタや鳥を探したり、みんな元気いっぱいでした(写真)。
- 草はらでは、ネジバナが咲き始めました。小さいけれどランの仲間です。ヤマトシジミの食草であるカタバミの黄色い花も目立ちます。
- 巡視中、チョウがたくさん見られました。コチャバネセセリ、ウラギンシジミ、キマダラセセリ、スジグロシロチョウ、キタテハ、サトキマダラヒカゲ、ツバメシジミ、ベニシジミ、夕方にはミドリシジミなど。
- 高尾の池ではカルガモに続き、カイツブリのヒナがお目見え♪ 縞模様とピンク色のくちばしが可愛らしいヒナは3羽。親から小魚をもらっていました。
- ★第2回ホタル調査結果★ 今夜の調査で確認できたヘイケボタルは、0匹でした。次回に期待。
【2010年6月24日(木)】
- 写真のように梅雨の晴れ間となり、朝からいいお天気♪ クロアゲハやコオニヤンマの飛ぶ姿が見られました。さらに、200羽を超えるムクドリの群れが一日中、園内を飛び回わり、クワ、ソメイヨシノ、ヤマモモの実などを食べていました。
- 上尾市立大石南小学校おおぞら学級のみんなが校外学習で来てくれました。ハリエンジュの葉っぱで笛を吹いたり、クズ鉄砲をならすなど遊びながら自然観察。うまくできなくてもあきらめることなく、何度もチャレンジする姿が印象的でした。
- 団体利用がもう1件。こちらも上尾市から、みやした幼稚園の年長さんが自然とのふれあいにやってきました。「ダンゴムシに似てる〜」と、オオヒラタシデムシの幼虫に興味をもったようで、園路を歩きながらたくさん見つけてくれました。
【2010年6月23日(水)】
- 降りしきる雨の中、すくすくくらぶ・夏編第2回を行いました。まずは野外で、落ち葉の下にいるダンゴムシを捕まえて、体の観察。お腹に卵をもっているダンゴムシも見ることができました。その後は、エゴノキの実やムクノキの葉で遊んだり、シュロの葉でカタツムリをつくりました。
- 巡視中、高尾の池で泳ぐ大きなカムルチーを見つけました。カムルチーは東アジア原産の外来種で、肉食。別名、雷魚(らいぎょ)とも呼ばれます。さっそくスタッフが捕獲を試み、1匹つかまえることができました。ちょうど土曜日のキッズ生きもの研究室は魚がテーマ。じっくり観察したいと思います。
- 今年も出ました〜! アルビノ(色素変異)のニホンアカガエルをセンター裏で発見しました(写真)。まだ10円玉に乗るほどの大きさです。センター内で展示している通常色のニホンアカガエルと一緒にしばらく展示します♪
【2010年6月22日(火)】
- 「八ツ橋の下に何かいる!」と思ってカメラを構えると、あわてて出てきたのはカルガモの親子でした(写真)。驚かせてしまってごめんなさい。数日前には、トンボ池で見かけたとの情報があったので、たくさん歩いて引っ越してきたんですね〜。見かけた場合は、そっと見守ってくださいますようお願いいたします♪
- エドヒガンザクラ付近で、セミが鳴き始めました。今年最初の鳴き声は「チィーーー!」でおなじみのニイニイゼミ。昨年より、3日早い確認です。また標柱19番付近の園路には、タマムシの翅が落ちていました。夏だなぁ〜。
- 標柱3番付近で、久しぶりにアオゲラの声を聞きました。
【2010年6月20日(日)】
- 標柱2番付近で、ウマノスズクサの花が咲き始めました。ラッパのような奇妙な形をしたこの花、夏のおわりまで見ることができます。標柱17番付近では、オオバジャノヒゲ、センター前ではウツボグサも咲き始め。
- 今、旬の話題といえば、サッカーワールドカップ。そこで、今日の定例自然かんさつ会は、出場国のユニフォームカラーにちなんだ生きものをさがしました。日本はオオシオカラトンボのブルー、オランダはベニシジミのオレンジなど。昨日の試合に負けない盛り上がりで、参加者は生きものを探してつかまえていました。
- ボーイスカウト蓮田第3団が自然観察に来てくれました(写真)。トンボの羽化やナナフシ、ニホンアカガエルなど普段なかなか出会えない生きものたちの登場に、目を輝かせていました。
【2010年6月19日(土)】
- 小雨が降ったり、晴れたり、曇ったりの変わりやすい天気でした。湿気が多いのを味方に?!ヨシはグングン成長。もう2メートルを超える勢いです。
- 「生きものいきいき隊」を開催しました。あずまや〜標柱10番では、昨日発見したイチョウウキゴケやタコノアシ、オオアブノメなど、貴重な植物に日が当るようにヨシ刈り。さらに標柱7番付近のノジトラノオのまわりも下草を刈りました。汗だくになりながらの作業でした。参加してくださった皆様ありがとうございました。
- 定例自然かんさつ会では、植物と虫の関係がテーマでした。園路わきのヒルガオでは、公園内で一・二を争う金ピカな虫、ジンガサハムシ(写真)を発見!「ちょーきれい!」と盛り上がりました。
- 夕方、センター裏のハンノキにミドリシジミが舞いました♪
【2010年6月18日(金)】
- 今日は吉見町立南小学校の5年生が校外学習で来園。タコノアシやニホンアカガエルなどの生きもの観察と水質しらべを行ないました。さまざまな環境問題を解決するために自分は何ができるか、考えてみてね。
- 巡視中、うれしい発見がありました!! タコノアシやオオアブノメの保全を行なっている湿地で、イチョウウキゴケを見つけました。水辺に生えるコケの仲間です。全国的に数が減少し、絶滅のおそれのある生きものに指定されている種です。センター裏のビオトープ見本園では過去に記録がありますが、公園内では初記録です♪
- ふれあい橋のたもとで、オカトラノオの花が2株咲き始めました。白い花穂が目立ちます(写真)。
【2010年6月17日(木)】
- 「暑い!! 」の一言につきる1日でした。それもそのはず、最高気温は35℃の猛暑日となりました。ビオトープ見本園では、ヤブヤンマが飛びながら水面を何度もたたいて、水浴びをしていました。暑さと戦っていたのは人間だけではないんですね。
- そんな暑さもなんのその! 桶川市立川田谷小学校の5年生が校外学習のために学校から徒歩40分をかけて来てくれました(写真)。園内を散策しながら、「自然って何?」「どうして生きものが絶滅しそうなの? 」といった少し難しいテーマについてみんなで考えました。一人一人が、自然を守る力になってくださいね!
- 夕方、標柱12番付近でミドリシジミの飛翔を確認しました。これから7月の上旬くらいまでが、ミドリシジミの舞うシーズンです。
- ★第1回ホタル調査結果★ 今夜の調査で確認できたヘイケボタルは、0匹でした。来週こそ!
【2010年6月16日(水)】
- 朝の雨は昼前に上がり、きれいな青空が広がりました。3時半ごろに一時強いにわか雨が降った後も、また青空。天気がころころ変わった一日でした。
- 高尾の池にマガモ(写真)!? この季節は北に行っているはずなのに…。野生化したアオクビアヒルかもしれません。夕方にはカルガモと並んで休んでいました。
- 標柱20番奥にある小さな池では、3匹のシオヤトンボがなわばり争いをしていました。19番付近にある湿地でもシオヤトンボが飛んでいましたが、近くで産卵していたのはオオシオカラトンボ。センターの建物内にコシアキトンボが入ってくるなど、トンボが増えてきました。
【2010年6月15日(火)】
- 今日は雨上がりの晴れ(写真)。しかも蒸し暑い。園路に出来た水たまりの排水や、側溝にたまった落ち葉と泥の運搬でスタッフは汗だくでした。規模は違いますが、ドロバチも標柱1番付近で、巣の材料となる泥をせっせと運搬していました。
- 標柱7番付近でツユクサの花が咲き始めました。この空色の花を見ると梅雨の季節が来たなーと感じます。ハエドクソウも、名前とは裏腹な小さなピンク色の花を咲かせ始めました。
【2010年6月13日(日)】
- 本日のいきもの講座は「いもむし・けむし」をテーマに、チョウやガの幼虫が身を守る工夫などについてお話しました。定例自然かんさつ会では、葉で巣をつくるアカタテハ、身を震わせて敵を驚かすフクラスズメ、毒の毛を持つドクガの幼虫を野外で見ました。その後、室内で顕微鏡を使って12種類の幼虫の体をじっくり観察しました(写真)。苦手な人が多いイモムシ・ケムシですが、その多様さには目を見張ります。
- センター前のハチ宿に初の入居者! 枯れ草を運んで竹筒に詰めているハチが見られました。このハチ宿は今年2月20日の定例自然かんさつ会で設置したものです。しばらくの間、ハチたちの巣作りを観察することができると思います。
- しぜん工作教室では、竹で水鉄砲を作りました。まず、材料を取ったマダケ林へ行き、隣の草はらにまでタケノコが出て来ているのを観察。手入れをしないと竹林が拡大してしまう様子を実感しました。最後に全員で水鉄砲の一斉放水。大人の方も童心に帰って参加していました。
【2010年6月12日(土)】
- センターわきの温度計が示した最高気温は34℃! 蒸し暑い一日でした。
- 今日の野あそび教室のテーマは「ヘビがいるってすごい!」でした(写真)。140センチを超えるアオダイショウが、目の前でクネクネする姿は迫力満点!はしごも上手く登れる、泳げる、種類によって食べものが違うなど、意外な一面も学ぶことができました。最後はセンターうらのビオトープ見本園に、ヘビたちのすみかになる“木積み”を作りました。いろいろな種のヘビがいるってことは、それだけ自然が豊かだってことがわかってもらえたかな♪
- 標柱5〜6番のアカメガシワの葉の裏では、エサキモンキツノカメムシのメスが卵を守っていました。しばらく断食でがんばります。ほかにも標柱3番ではアカシジミ、センター近くではテングチョウ、ミズイロオナガシジミが見られました。
【2010年6月11日(金)】
- 連日、小学生の団体がやって来て、園内は毎日にぎやかです。今日は鳩ヶ谷市立里小学校の4年生。ナナフシやニホンアカガエルなど、初めて見る生きものにみんな興味津々でした(写真)。
- 高尾の池ではシオカラトンボが産卵する姿が見られました。水面におしりをチョンチョンとつけて、卵を産んでいる黄色のトンボがメス。青白色をしたオスは産卵するメスのまわりで、ほかのトンボがじゃまをすると追い払います。
- 今、あずまや前の簡易木道がチョウでにぎわっています。キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ルリシジミなど色とりどりのチョウが乱舞していました。幻想的♪
【2010年6月10日(木)】
- 北本市立東小学校4年生のみんなが総合学習の時間で来てくれました。メダカは水中のどこを泳ぐ?など、クイズ形式で、実際にその生きものを観察しながら、園内をまわりました。あるクラスがトンボ池下流を通りかかったとき、ゴイサギを発見(写真)。「本物〜?」という疑いがかけられるほど、その場でじっとしたまま動きませんでした。
- 6月2日から館内で展示していたカイコが、昨日から糸をはき始め、今日の夕方にはほとんどのカイコがまゆの形をつくりました。もうしばらく展示する予定なので、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。
- おまたせしました! 夏のイベント情報満載のニュースレター夏号ができあがりました。今回もボランティアのみなさまにご協力いただき、手際よく発送作業を終えることができました。いつもありがとうございます。
【2010年6月9日(水)】
- すくすくくらぶ・夏編がはじまりました。外遊びの大切さと野外の危険についてお話しした後、野外で2種類のカラスの鳴き声を聴き分けたり、クワの実を食べたりしました。室内に戻って、草の葉で色水づくり。できあがった色水で折り染めをしました(写真)。次回は6月23日(水)。定員に若干の余裕がありますので、1回のみの参加もOKです。
- さいたま市立日進小学校の4年生が社会体験学習で来園しました。草はらでお弁当を食べ、その後は公園内を散策。もりもり茂る公園の木々に、最初はちょっと恐がっている様子でした。虫探しや草笛などで自然と親しむうちに、みな表情が生き生き♪ 楽しく活動できました。
- 標柱13〜14番の間のガマズミの葉脈には、すじ状の食痕が残っています。犯人はシラホシカミキリ。葉脈の硬いところが好きみたいです。クワの木には、キボシカミキリも出はじめました。
【2010年6月8日(火)】
- 今年度も、生きものがすみやすい環境づくりのために、いきがい大学伊奈学園のOB「彩央会」の皆さんがボランティア作業で来園されました。今日は南入口付近のセリバヒエンソウとオオブタクサの外来種除去をしていただきました。作業中にはオバボタルやジンガサハムシに出会い、作業を終えた帰り道では、ヨシ原からキンヒバリの涼やかな鳴き声が聞こえてきました。
- あずまや付近ではムラサキシキブが、ふれあい橋のたもとではアオツヅラフジ(写真)が咲き始めました。
【2010年6月6日(日)】
- 昨日に引き続き、「クワの実ジャムの日」のイベント。「外来種を抜いてクワの実つみ」は人気につき、2回の予定を4回に増やしました。参加者に抜いてもらったセイタカアワダチソウは、カントリーヘッジが山盛りになるほど。週明けの火曜日から「クワの実ウィーク」を行ないます。今年はイベントとクワの実の熟し具合がピッタリでした。これからも順調に熟すはず♪ ぜひ、ご参加ください。
- しぜん工作教室は「竹でスプーンを作ろう」でした。材料は竹林拡大防止のために切ったマダケ。参加の方は竹を斜めに切る作業に苦労していましたが、形がいびつでも自分で作ったスプーンは格別。できあがったばかりのMyスプーンで、クワの実ジャムを試食しました。
- ふと見上げると、カマキリの影が(写真)。偶然にも、クワの葉っぱに乗っていました。
【2010年6月5日(土)】
- 自然に親しむイベントデー第3回「クワの実ジャムの日」の1日目でした。一番人気のイベント「クワの実ジャムを作ろう」では、指先をドドメ色に染めながらワイワイとクワの実摘み(写真)。 ジャムが出来上がって試食した感想は「子供の頃によく食べていて、懐かしかった」、「おいしかった、またやってみたい!!」など。大人の方には懐かしく、子供たちには美味しい思い出となったようです♪
- 定例自然かんさつ会は「クワにまつわる生きもの」をテーマに行ないました。展示中のカイコと、カイコの野生種・クワコを比較し観察したあと、野外へ。クワコの繭や、クワの葉につく白い不思議な物体(クワキジラミの幼虫)などを観察して回りました。
- 桜堤の周辺を巡視中、カッコウの鳴き声が聞こえてきました。公園内では今年初確認です!
【2010年6月4日(金)】
- 最高気温は30℃! 歩くと汗ばむ陽気にもかかわらず全身に毛をまとった虫、オオイシアブに出会いました。しかも硬い殻を持ったコメツキムシを口吻でブサッ!と刺して、お食事中でした(写真)。
- 標柱10番付近のエノキのうろに、昨年オオスズメバチと戦っていなくなってしまったニホンミツバチが帰ってきました。ここ数日、出入りがとても活発です。遠くからでも観察できます。苦手な方は迂回路をご利用ください。
- 明日からの自然に親しむイベントデー「クワの実ジャムの日」に合わせて、館内ではクワに関する展示の仕上げを行いました。深谷の養蚕家や熊谷の片倉シルク記念館にご協力いただいて、バラエティーに富んだ内容になったと思います。お楽しみに♪
【2010年6月3日(木)】
- 園内管理ボランティアでは、冬に行なった池の浚渫工事でえぐれてしまったあずまや付近の園路を補修していただきました。湿地に堆積した泥を掘り出して園路に敷く作業は大変な重労働。掘り出した泥の量は、何と一輪車で66杯分! 本当にありがとうございました。敷いた泥が乾くまでは足元がぬかるむので、通行の際はご注意ください。
- 園内管理ボランティアの作業中に出会った生きもの。オニヤンマのヤゴ、ニホンアカガエルの成体(親)など。作業中の楽しみの一つです♪
- 夕方、センター付近でシロマダラという珍しいヘビをスタッフが発見! トカゲや他のヘビなど爬虫類を専門に食べるヘビです。園内では2007年以来、3回目の記録になります。
【2010年6月2日(水)】
- 本日はタヌキDAY♪ 午前中に14番付近の園路でばったり出会い、その姿をカメラに収めることができました(写真)。さらに午後は高尾の池周辺のヨシ原でガサガサと音がしたと思ったら、タヌキが現れました。でも、その先は池だったので、すぐにひっこんでいきました。
- 園内ではトンボの姿が多く見られるようになり、今の時期は羽化して間もないコシアキトンボとシオカラトンボが見られます。他にも、クロスジギンヤンマやサラサヤンマなどが園内各所の池周辺を飛び回っています。
- 八つ橋の池ではコウホネの黄色い花が鮮やかです。さらに、その横では地味ですが、ミクリの花も咲き始めました。どちらも絶滅危惧種に指定されている、貴重な植物です。
【2010年6月1日(火)】
- 今日はからりとした快晴。センター前ではキスジトラカミキリ、クビアカトラカミキリ、エグリトラカミキリなどのカミキリ類が見られるようになりました。
- 林縁の木にはコゲラ、高尾の池上空はカワセミ、クワの木の上にはハシブトガラス。今年巣立った若鳥を連れて、親鳥が園内を巡視(?)していると思われる場面にたびたび遭遇。クワの実りがうれしいのか、カラスは一日中「カァカァ♪」となきっぱなし。今週末の「クワの実ジャムの日」のイベントで使いたいので、カラスさん、おすそわけをお願いします。
- 園内の草刈りは順調に進んでいます。写真は今日作業を行なった台地の草原。すっきりしました。
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