北本自然観察公園日記 2011年7月
【2011年7月31日(日)】
- 最高気温は24℃、厚い雲が日差しをさえぎっていて活動しやすいのか、いつにも増してツバメが高尾の上空を飛び回って虫を捕らえていました。カワセミも1羽混じって飛んでいました。
- 志木市から商工会青年部と家族の方々が約60名、親睦会で来園しました。植物のタネの工作やグループ対抗虫取りなどで盛り上がりました♪ また季節を変えてきてくださいね。
- 桜土手付近では、来園の方に「セミが羽化しています」と教えていただきました。昼の2時すぎから羽化に挑戦しているのは、アブラゼミでした。白い体や青磁色の羽根がキレイ♪ 無事に飛び立てますように。
- 標柱8番付近では、白く小さな花と名前が涼しげなミズタマソウが咲き始めています。
【2011年7月30日(土)】
- 公園上空を旋回する2羽のタカを発見(写真)。サシバだ〜! 久しぶりの嬉しい来訪者です♪ スタッフも興奮気味にセンターから飛び出して、来園の方と一緒にミニ観察会となりました。
- 夏休み昆虫教室最終日は高学年を対象に開催しました。今、草はらにはバッタの幼虫や成虫がピョンピョン♪ そこで今回はバッタ調査を行いました。コバネイナゴ、ショウリョウバッタ、クサキリなど12種、合計438匹をつかまえました。特に多かったのはショウリョウバッタで193匹。「こんなにいるもんなんだ!」と子どもも大人の方もビックリしていました。
【2011年7月29日(金)】
- すごい湿気のなか、大量の汗をかきながら巡視をしていると、羽化したてと思われるきれいなキアゲハが目の前でポーズ♪(写真)一気に晴れやかな気分になりました。
- エドヒガンザクラ周辺では、空を黒くおおうムクドリの群れと遭遇。その数、およそ150羽ほど! 鳴きながら、すばやく形を変えてうごく様は、巨大なコウモリ? 翼竜? 不思議な生きもののようでした。
- 園路わきにエノコログサの穂が目立ち始めました。その穂にたかっているのはヒゲナガカメムシ。そんなところに栄養が?!というような小さな粒から汁を吸っています。
- ★第6回ホタル調査★ 78匹のヘイケボタルを確認しました。 雷雨の影響もあってか、少なめでしたが、まだ見ごろです。
【2011年7月28日(木)】
- 園内管理ボランティアでは、今年2回目のマダケの刈り取りを行いました。蒸し暑い中での作業でしたが、足元に群生していたハッカのさわやかな香りを楽しみながら進めることが出来ました♪ ボランティアのみなさま、ありがとうございました。
- 本日までの3日間、県立いずみ高校の生徒3名が職場体験で来所しました。夏休み昆虫教室のスタッフ(写真)や園路のメンテナンスなどを手伝ってもらいました。子どもたちと一緒に昆虫をとったり、解説したりと大変だったと思います。この経験をどこかで活かしてもらえればうれしいです。お疲れ様でした!
【2011年7月27日(水)】
- 曇りがちで日差しは少なかったですが、蒸し暑さがだいぶ戻ってきました。外を歩くと汗ばむ一日でした。
- 葉脈を残して、まるでレースのようになっている葉っぱをあちこちで見かけます。これはみ〜んな虫たちの食べあと。今日はカラスウリでトホシテントウ、ムラサキシキブでイチモンジカメノコハムシ、ムクノキでヤノナミガタチビタマムシが葉っぱを食べていました。
- 7月16日の「生きものいきいき隊」で草刈りを行った湿地で、希少種のヘラオモダカが咲きはじめました(写真)♪ これからしばらく楽しめそうです。
【2011年7月26日(火)】
- 昆虫がだーいすき! そんな子どもたちが集まる、夏休み昆虫教室を開催。午前は幼児対象でした。館内で触り方を練習した後、虫を捕まえに草はらへ(写真)。頑張って自分でつかんだバッタの感触に、弾けるような笑顔を見せてくれました。午後の部は小学校低学年が対象。野外へ出かける前に昆虫の体の特徴について説明しました。実際に野外で出会った生きもののうち、難問はオオヒラタシデムシの幼虫。一見ダンゴムシに見える虫ですが、裏をひっくり返して脚(あし)の数を数えると…もちろん6本。もう昆虫かどうかバッチリ見わけられますね!
- 巡視中、園路にせり出したカラムシを刈りながら歩いていると、いくつもの葉が勝手に動いているのを見つけました。何だろうと思い近づいてみると、一株のカラムシにフクラスズメの幼虫が12匹もいました。 どうやらスタッフの気配に気付き、みんなで頭をゆすって威嚇をしているようです。今年はあまり姿が見られないな〜と思っていましたが、ちょっとこれは密集しすぎじゃないでしょうか?
【2011年7月25日(月)】
- 夏っぽい青空が広がりました。公園の入り口では、ソメイヨシノに止まっているニイニイゼミが大合唱で来園者を迎えています。
- 標柱3番付近では、ミズキの実がむらさきに色づき始めました。濃淡のグラデーションがとてもきれいです♪(写真) そして、よく見るとカメムシが実の汁を吸ってお食事中。ふれあい橋の近くでも、強面のヒメスズメバチが小さくてかわいらしいヤブガラシの花で蜜を吸っていました。
- 高尾の池で、カモの翼の羽根が数枚、水面に浮かんでいました。暑くて抜いた…なんてことはないでしょうから、もしかしてタカの仲間に襲われたのかな?! 野生の生きものは、暑くても気が抜けません。
- 久喜市子ども自然かんさつ会の皆さんが来園しました。荒川ビオトープまでじっくり散策したあと、午後はひとりひとり網を持ち、トンボ、セミ、バッタなどの虫を捕まえて観察しました。家の周りでも自然に親しんでね!
【2011年7月24日(日)】
- 今日は「大暑」。ですが、最高気温31℃と一時の暑さに比べれば過ごしやすい一日でした。
- つる植物のカナムグラが生えている場所では、産卵をしに多くのキタテハが集まってきています。じっくりと観察をしていれば、産卵シーン&産みたての卵(大きさ1mmくらい)を見ることができる!かも。今は、エドヒガンの周辺が観察しやすいです。
- しぜん工作教室では、竹で水鉄砲をつくりました。水を飛ばしてはしゃぐ参加者のすぐそばの木で、トビモンオオエダシャク(写真)が、日がな一日枝のふり。なんとものどかな光景でした。
【2011年7月23日(土)】
- 学校が夏休み突入! 館内もウキウキした顔の子どもたちでにぎわいました 。
- モリモリと葉っぱが生い茂る今の時期、それらを食べるイモムシ、ケムシがた〜くさん♪ 定例自然かんさつ会では、オオミズアオ、テングイラガ、アケビコノハ、エダシャクやスズメガの仲間の幼虫などを探しました。どの種類も、体の色や形をうまく自然にとけ込ませており、目を皿のようにして集中した1時間でした。
- キッズ生きもの研究室は「イカしらべ」をテーマにスルメイカの解剖を行いました。イカの心臓は1つじゃない!とか、墨の袋が意外と小さい!とか、肝臓がやぶけたー!とか、驚きの声に、時おり悲鳴もまじりながらにぎやかに作業(写真)。人間の体との違いをじっくり観察できました。
【2011年7月22日(金)】
- 最高気温は28℃と心地よい風が吹く過ごしやすい陽気。木の上からヒグラシとヤブキリの声が響き、さらにさわやかな気分になりました。
- 夏こそ原色が似合う季節♪ 目の覚めるようなスカイブルーとオレンジといえば・・・カワセミ!(写真)今日は八ツ橋と高尾の池周辺を2羽で飛び交っていました。
- 湿地のT字路では、冷やし中華の麺!?のようなアメリカネナシカズラ(外来種)が花を咲かせています。近くには、ママコノシリヌグイのつぼみも。
- さいたま市のふるさと幼稚園の年中さんが70名ずつ、二日間に分けて遠足に来てくれました。クサギの匂いをかいだり、ヨモギなどの葉で色ぬりをしたり、いろんな葉っぱで遊びました。
【2011年7月21日(木)】
- 午後からは台風一過の青空が広がり、清々しい風が吹きました(写真)。
- 今シーズン第1回目の「セミのぬけがら調査」を行いました。この時期に多いのは泥を被って見つけにくいニイニイゼミ。さがし始めた時は「ないなー。」とぼやいていた声が、だんだんと目が慣れるにつれ「あったー!」の歓声に変わっていきました。前日までの台風の影響か、木の幹ではなく、木の下に落ちているものが多くありました。結果は、ニイニイゼミ230個、アブラゼミ2個、ヒグラシ2個の計3種類、234個。ちょうどイベントが終わった頃、センター近くでミンミンゼミの声を初確認。これで公園内に棲むセミが全部出そろいました。
- 標柱5番付近では、うす紫色のアキノタムラソウが咲き始めました。
- ★第5回ホタル調査★ 198匹のヘイケボタルを確認しました。台風の影響もないようで良かったです! 確認した場所の地図は、センター内に掲示しています。
【2011年7月20日(水)】
- すくすくくらぶ夏編の最終回を開催しました。台風の風と豪雨を肌で感じるプログラム! …を予定していたのですが、意外にも雨、風ともに止んで曇り空。木についた水滴を使ってにじみ絵を描いたり(写真)、生きものを観察しながらお散歩したりしました。これからも、子どもたちと日常的に自然の中で遊んでくださいね♪ 秋編のご参加もお待ちしています!
- 午後からは風が出てきて、木々がざわめいていました。そんな中、「ツクツクオーシ♪」という鳴き声が風にのって聞こえてきました。ツクツクボウシは今シーズン初確認です。
【2011年7月19日(火)】
- 台風6号の接近に伴い、降ったりやんだりを繰り返す豪雨となりました。どしゃぶりの雨が止んだときには、すかさずアブラゼミとニイニイゼミが鳴き始め、ツバメが飛び、コシアキトンボが産卵。生きものたちは、天気を読みながら活動していました。そしてスタッフも台風の動向をチェックしつつ、水辺の見回りや補修に追われました(写真)。
- 一夜堤から標柱8番で園路が冠水しています。水が引くまで通行止めとしていますのでご協力をお願いします。
【2011年7月18日(月)】
- 3連休に開催していた「夏の自然観察オリエンテーリング」は、今日も家族連れでにぎわいました。日差しの照りつけるアスファルトと林の地面で温度の比較をしたり、オニドコロの花のにおいを嗅いだりなど、全部で9つの観察ポイントをめぐってもらいました。中でも人気だったのが、水鉄砲で水車を回すポイント! 子どもだけでなく、大人の方にも楽しんでもらいました♪
- 定例自然かんさつ会は海の日にちなんで「水の中の生きもの」がテーマ。湿地の水路などにいる生きものを、参加者自ら網で捕って(写真)、みんなで観察♪ ドジョウやメダカ、マメゲンゴロウなど、10種類以上の生きものを見ることができました。
- ビオトープ見本園の入口にあるハンノキで、オオミズアオの幼虫を発見! 数日前から地面にフンが落ちていたので、いるはず!と思って探しました。体長は7センチをこえ、そろそろ地面に降りてさなぎになりそうです。
【2011年7月17日(日)】
- 特別講座「救急救命と危険生物対策」を開催しました。午前中は北本消防署の救急救命士の皆さんを講師に迎えて心肺蘇生法とAEDの使い方、止血法などの講習。午後は、センターのスタッフの案内で園内を歩き、どこにどんな危険が潜んでいるかを考えました。自然は大切であると同時に、危険もたくさんはらんでいます。正しい知識を持って、事故のない楽しい野外活動をしていきたいですね。
- センターで展示しているピンク色のシマヘビが、通算6回目の脱皮をしました。今日は来館者が見ている前で大サービス(写真)♪ 10分ほどで、つるんときれいに脱ぎました。
- シラカシに早くもドングリがついていました。とはいっても、まだまだ小さな赤ちゃん(長さ5mmほど)。センター近くで観察できます。
【2011年7月16日(土)】
- 日差しの下に出るのに勇気がいるぐらい、かんかん照りの一日。そんな中で「生きものいきいき隊」は、湿地での草刈りを行ないました(写真)。希少種のヘラオモダカなどに陽があたるよう、刈り取りをすすめていくと、20株以上生えていました。これから花の時期をむかえるので、今年はたくさん見られそうです。参加者の皆さん、暑い中ありがとうございました。
- 定例自然かんさつ会はキノコをテーマに行いました。自然界でのキノコの役割をお話しした後、園内のキノコを観察しました。触り心地がふわふわのキアミアシイグチは子どもたちに大人気! 他には、漢方で使われるサルノコシカケなど、スーパーでは売っていない森のキノコ達を紹介しました。
- 草はらで、雑木林のチョウ、ミズイロオナガシジミに出会いました。表の翅(はね)の色は全体的にうすい茶色ですが、後翅のはじに小さな「みずいろ」の斑(はん)があります。
【2011年7月15日(金)】
- 林沿いを歩くと、ナツアカネ、ノシメトンボ、マイコアカネなど、アカトンボの仲間によく出会うようになりました。でもまだ、「アカトンボ」の名とは程遠い地味な色をしています。そんな中、今期初確認されたリスアカネだけは、もう鮮やかな朱色に変身していました。
- 花の種類が少ない今・・・でもちゃんと見られるんです。鮮やかな黄色が目立つのはダイコンソウ。薄紫色の小さな花はヒメヤブラン。つぼみがふくらみ始めたのが、ヒヨドリバナやアキノタムラソウなど。涼しい木陰を歩きながらこの時期ならではの花を探すのも一興です。
- 今日の写真はそんな木陰で見つけたヤブキリ(写真)。近くで見るとなかなかの迫力です!
- ★第4回ホタル調査★ 187匹のヘイケボタルを確認。なかなかの見ごたえです! 詳しくは、自然学習センター内に掲示している地図をご覧下さい。
【2011年7月14日(木)】
- 暑い中、子育て中のオオヨシキリはすっかり鳴かなくなり、代わってアブラやニイニイなどのセミの声が園内散策のBGMに。夏らしい♪
- 園内各所でミズヒキの花が咲き始め、標柱5〜6番にはウワミズザクラの実が、枝ごと園路に落ちていて目立ちます(写真)。標柱2〜3番では東側にガマ、西側にヒメガマと2種類みることができます。雄花と雌花のつきかたが見分けのポイントです。
- 巡視中、暑くても日向を歩いたご褒美のようにキアゲハ、キタテハ、ジャコウアゲハ、モンシロチョウ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、トラフシジミ、ツバメシジミなど、たくさんのチョウに出会いました。
【2011年7月13日(水)】
- 暑い夏も自然の力で涼しく! ということで、センター事務室の東側では、センニンソウやガガイモなどの公園内のつる植物で作った緑のカーテンを設置しています。6月上旬から日々の成長を楽しみに見守ってきたところ、カラスウリがつぼみをつけました(写真)! 夜に咲く幻想的な白い花は一見の価値ありです♪
- 標柱2番付近の湿地で、ショウジョウトンボを見つけました。「猩々(しょうじょう)」とは全身が真っ赤な毛で覆われている架空の生きもの。その名の通り目が覚めるような赤でした。
【2011年7月12日(火)】
- 梅雨明けからは連日猛暑。センター前の温度計では最高気温37℃でした。写真は、そんな真夏の青空をバックに映えるコガネグモ。園内ではよく見られますが、埼玉県では絶滅危惧IB類に指定されています。
- 木道方面では、同じく絶滅危惧種に指定されているヘラオモダカ(絶滅危惧II類)と、タコノアシ(絶滅危惧IB類)の花が咲き始めました。
- 標柱2番付近で、ジャコウアゲハの卵や幼虫がふたたび見られるようになりました。幼虫はまだ2〜3mmと小さく、これからまた成長していく様子を追うのが楽しみです。
【2011年7月10日(日)】
- いきもの講座は「森の昆虫・カミキリムシ」。日本にいる多種多様なカミキリムシの特徴や生活、森の中での役割を紹介しました。続いての定例自然かんさつ会は講座で紹介したカミキリムシをみなさんで目を皿のようにして探索…下見で3種類しか見つからなかったのに、なんと本番で5種類(ヒメヒゲナガ、カタシロゴマフ、ゴマダラ、ルリボシ、キボシ)も見つけることができました。やっぱり多くの目があるってすばらしいです!
- 高尾の池は鳥フィーバー。カルガモが、1、2、3・・・6羽! どうやら今年生まれのヒナたちが人知れず大きくなっていたようです。そこにカイツブリ、アオサギ、カワセミもやってきてにぎやかに。さらに、北へ渡らずにずっと居着いてしまったマガモのオスも登場。今はエクリプスになっていて、カルガモと見分けるのは難しいです。
- 黄色と黒の斑模様が目立つワモンキシタバ(写真)。園内初確認です!
【2011年7月9日(土)】
- 野あそび教室「夏の林たんけん」を行いまいした。ふだんは立ち入ることができない林の中に、スタッフの案内なしで家族ごとで入り、ドキドキワクワクの時間をすごしました。さらに、みんなで協力して秘密基地を作製! 切り倒した外来種のシンジュを屋根にしたり(写真)、拾った枯れ枝で壁や出入り口をつくりました。野あそびたんけん隊、見事なチームワークでした。
- 木道を巡視中、ヨシ原からシリリリリリ・・・・と大合唱♪ 鳴き声をたよりに探すと、あちこちにヒメギスの姿が。でも臆病なのか、目があうとすぐ逃げてしまいます。一方、エドヒガンザクラの北側の道沿いにはトウキョウヒメハンミョウが多数。度胸だめしのように、足元ギリギリまでじっとじています。どちらもなんだか可愛いです。
- 標柱14番のクワでクロメンガタスズメを発見! 一昨年、園内で確認された個体が埼玉県内で初確認となってから、毎年見られています。
【2011年7月8日(金)】
- 6/2に引き続き、石戸小学校3年生が総合学習で来てくれました。前回の「興味のある生きものを見つける」から一歩進んで、今日は「調べてみる」がテーマでした。まずはグループに分かれて、興味のある生きものを観察。その後、観察を通して浮かんだ疑問について、本を使って調べました。次の来園予定は秋。少し成長した皆さんを楽しみに待っています!
- 園内各所で、ハグロトンボが見られます。河川にすむトンボですが、羽化してしばらくは、近くの林で過ごします。産まれはおそらく荒川。無事に成熟するまで、園内で翅(はね)休めです。
- 桜土手下の湿地ではイヌゴマ(写真)やノコンギク、木道方面ではイタドリなどの花が咲き始めています。
【2011年7月7日(木)】
- 上尾市立中央小学校のなかよし学級のみんなが、生活科の授業で電車とバスを乗り継いで自然観察に来てくれました(写真)。最初はオタマジャクシに触るのもドキドキでしたが、葉っぱや木の実などいろいろなものを嗅いで触って感じながら、最後はバッタも捕まえられるようになりました。学校やおうちでも自然と仲良くね♪
- このところの真夏日続きで、高尾の池ではアカマクミドリムシ(プランクトンの仲間)が増殖中。その名のとおり、赤い膜が池一面を覆っています。
- 湿地でオオシオカラトンボが打水産卵をしていました。産卵中、オスは近くでホバリングしながら、メスを見守ります。今回の観察中も、近くを通ったハチを追い払おうと、オスが勢いよく飛んでいきました! 強敵にもひるまず立ち向かう姿…頼もしい限りです。
- ★第3回ホタル調査★ 78匹のヘイケボタルを確認。だんだんと増えてきました。詳しくは、自然学習センター内に掲示している地図をご覧下さい。
【2011年7月6日(水)】
- すくすくくらぶ夏編3回目のテーマは、草花あそび♪ オオバコの花穂でひっぱりずもうをしたり(写真)、スイバの葉で10円玉磨きをしたり。最後に、アズマネザサを使って七夕飾りを作りました。明日、おりひめとひこぼしは出会えるかな〜?
- 午前中の園内管理ボランティアでは、暑い中お集まりいただいた10名の方々と共に、標柱9〜10番間の園路の路肩補修をしました。土を留めるために使った木材は、園内から出た廃材。有効利用で新しい路肩に生まれ変わりました♪ ボランティアのみなさん、ありがとうございました。
- 桜土手付近の湿地では、100株以上のハンゲショウが白いブラシのような花をつけ、見事です。夏至から11日目にあたる半夏生(ハンゲショウ)の頃花を咲かせます。
【2011年7月5日(火)】
- 日差しが強い一日。今日も30℃を超える真夏日でしたが、木陰の風はすずしく、数字ほどは暑く感じられませんでした。
- 草原で、アカトンボの仲間、ミヤマアカネを見つけました(写真)。園内で記録されている10種類のアカトンボの中では、特に出会う機会の少ない種類です。まだ未成熟なので黄色っぽい色ですが、暑い夏を乗り越えて美しい茜色に変わっていきます。
- 南入口方面では、ノカンゾウの花が見頃です。鮮やかなオレンジ色をした大輪の花が、緑濃い湿地で一際目立っています。
【2011年7月3日(日)】
- 羽状複葉の葉が熱帯を感じさせるネムノキの花が標柱14〜15番の頭上高くで咲き始めました(写真)。咲き終わって落ちている花にも、まだよい香りが残っていました。標柱2番付近ではヘクソカズラの花も。
- 定例自然かんさつ会は、昨日にひきつづき“笹や七夕”にまつわる生きものとして、アズマネサザの葉で巣をつくるコチャバネセセリの幼虫、ミルキーウェイつながりで、茎から乳液を出すコニシキソウ、星のようなキラキラした実をつけているヒメコウゾなどを見て回りました。
- 芝浦工業大学の学生のみなさんが「生物と環境の保全」という授業の実習で来園しました。外来種のオオブタクサをぬく作業をすることで、身をもって環境保全について考えてもらいました。
【2011年7月2日(土)】
- 今日と明日は自然に親しむイベントデー「七夕飾りの日」。園内管理も兼ねて、10mはあるモウソウチクを切り出し(写真)、家族ごとにお好みのサイズの枝を切って、持ち帰りました。苦労して準備したタケにかかげたお願い事は、きっとかなうはず!?
- 定例自然かんさつ会は、エノキの葉の上にいるゴマダラチョウの幼虫や、ススキにいたナナフシ、ヨシ原にすむジュウサンホシテントウなどを観察。これらの中にひとつだけ「竹・笹に関わりのある生きもの」がいます。正解は、中国語で「竹節虫」の名を持つ“あの虫”です。観察しながら参加者の皆さんに考えていただきました。
- ヒルガオの葉の裏に、ジンガサハムシの幼虫がいます。金ピカの成虫とは似ても似つかぬ、白くてとげとげした姿。さらに背中に成長過程で脱いだ脱皮殻をつけています。T字路付近でよく見られます。
【2011年7月1日(金)】
- うだるような蒸し暑い一日でした。こんな日ならではのものを園路脇で発見! ひっそりとテングタケ4兄弟が傘を広げていました(写真)。
- 木々がぐんぐん成長してきています! 今日はスタッフが全身汗だくになりながら、道路にはみ出した樹木の剪定を行ないました。枝の元気な伸びっぷりには驚きです! 他にも、明日から始まる自然に親しむイベントデー「七夕飾りの日」に向けて、飾り付けをする竹を切って来るなど、外での作業に奔走しました。
- センター裏ではウマノスズクサの花が咲き始めました。ラッパが黒い口をあけているような、おもしろい形をした花です。
- ★第2回ホタル調査★ 24匹のヘイケボタルを確認できました。まだ出始めです。
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