北本自然観察公園日記 2013年11月
【2013年11月30日(土)】
- 17番近くで、マユミの実をモリモリ食べているコゲラを発見しました。人が来ると驚いて隠れたり、シジュウカラに追われたりしていましたが、何度も何度も戻って食べていました。また、湿地をよーーーく見てみたら、前脚がカマキリのようなハエのミナミカマバエが水面の落ち葉の上に。こちらは小さい虫を鎌状の脚でしっかり捕まえて食べていました(写真)。読書の秋、行楽の秋、スポーツの秋…いろいろありますが、公園の生きものはやっぱり“食欲の秋”のようです。
- ★野鳥情報★センター上空でオオタカに遭遇。ほかにも巡視中にカシラダカ、ウソ、シメ、アオジ、カワラヒワなどの小鳥と出会うことができました♪ またルリビタキの目撃情報も寄せられました。
【2013年11月29日(金)】
- 今年の紅葉は特に色づきが良い! この数日落ち葉がドッと増え、代わりに黄葉の遅いコナラなどの木が次々と色づきました。まだまだ散って欲しくないとも思うのですが、風に舞う葉も美しい…。すっかり葉を落としたエドヒガンザクラの隣りで、ウワミズザクラの濃いオレンジ色の葉が散る様に、しばし見入ってしまいました(写真)。
- 巡視中に、めだかのT字路に人だかり。近づいてみたらアリスイがいました。陽だまりの中、しばらく観察を続けると、シメやホオジロ、アオジ、ツグミが次々に登場♪ 身も心も温まるひとときでした。ちなみに木道方面ではウソのメスも確認できました。
【2013年11月28日(木)】
- 午前中はお日様が出てポカポカ陽気。日光であたたまったふれあい橋の手すりに、ナミテントウが集まっていました。一匹ずつ模様を見て回ったら、黒地に赤い点が2つある“二紋型”、点が4つの“四紋型”、たくさん点がある“まだら型”、赤地に黒い点の“紅型”のすべてのパターンを見つけることが出来ました。
- いきがい大学伊奈学園のOB「彩央会」の皆さんが環境ボランティア作業のために来園。高尾の森でササ刈りを行ないました(写真)。作業中、出来立て(出したて)ホヤホヤのタヌキのためフンのほか、コバギボウシやヤブランなど明るい林の植物を観察することが出来ました。雑木林は人が手を入れることで、様々な生きものがすむ環境になります。今回の活動は、公園の生物多様性を高めることにつながったと思います!
- ★野鳥情報★センター裏でクロジ発見! 黒っぽい地味な色彩をしていますが、逆にそれがシブ〜い!! と人気の冬鳥です。
【2013年11月27日(水)】
- 湿地の藪の中から「ケーン!」と大きな鳴き声。キジです。巡視中、突然の大声にいつも驚かされてしまいます。近くにいた小さなお子さん連れの来園者も、目を丸くしていました。
- 本日の写真はカラタチバナの実。木道方面の園路脇で見られます。別名、百両とも呼ばれ、昔から縁起物とされています。
- ★野鳥情報★来館者からウソのペアと、ヒドリガモの情報をいただきました。見られたのは早朝だったそうです。
【2013年11月26日(火)】
- 昨日の雨で公園中の園路がきれいな落ち葉で敷き詰められ、上も下も秋色いっぱい。高尾の森もすっかり黄色くなり、風にハラハラ舞う落葉も見ごたえ充分でした。散策されているお客さんも非常に多く、「こんな所に勤められて幸せね〜」なんて声をかけてもらいました。そんなに嬉しそうな顔をして歩いていたかな〜? 写真は標柱11番付近、池に映った高尾の森の黄葉です。
- 日中は温かく、昆虫との出会いも多くありました。クズの葉上で日向ぼっこしていたのは、まだいたの? のセスジツユムシ。モンシロチョウも1匹だけヒラヒラ飛び、明るく照らされた落葉の上にはキタキチョウやクロコノマチョウといった成虫で越冬するチョウも。昆虫と気軽に出会えるのも、もうそろそろ終わり? という季節になってきました。
【2013年11月24日(日)】
- 初心者バードウォッチングは、双眼鏡の選び方や使いかたを学んだあと、いざ鳥を見に出発。高尾の池では大きなアオサギを観察。始めはジッとしていたのですが、急に飛び立ち、細い杭に着地(写真)。とまり木のサイズが体に合ってない…。それもそのはず、この杭は、いつもはカワセミの定位置です。バランス感覚の良さにビックリ!
- センターの壁を、お腹の大きなハラビロカマキリのメスが歩いていました。樹上性のカマキリで、毎年、建物の壁に卵が産み付けられます。よく見ると翅がボロボロ。一生懸命生きてきたんだなぁ…最後の大仕事頑張って!
【2013年11月23日(土)】
- キッズ生きもの研究室最終回。この半年ずっと観察してきたプランタービオトープの中身を全部取り出してじっくり調べました(写真)。茎にびっしりアブラムシ。そこに来たアリ、絶滅危惧種の植物タコノアシに付いたオオカマキリの卵のう、泥から出てきたヤゴ…。自分たちの作った生きもののすみかに、こんなにもたくさんの生きものがいたことに、みんな驚いていました。その後はこの半年の振り返り。みんな立派な生きもの博士になりました。今後は自分の力でどんどん研究を続けていってほしいと思います。
- ★野鳥情報★標柱5番付近で、キセキレイとセグロセキレイに出会うことができました。さらに標柱13番でシメの群れ、さらにさらに、めだかのT字路でベニマシコを3羽、上空にオオタカを確認。また、アリスイの目撃情報も寄せられました。
【2013年11月22日(金)】
- 日中は、お日様さんさん、ぽかぽか陽気でした。巡視中に、木道で日光浴をするオオアオイトトンボやアキアカネ、ムラサキシジミを見つけました。ここしばらく、朝晩の冷え込みは厳しくなっていますが、いったいどこで寒さをしのいでいるのかなぁ…。
- 寄居町立男衾(おぶすま)小学校5年生が社会科見学で来園しました。「自然のめぐみ」をテーマに園内を散策し、土の働きと成り立ち、湿地の水質浄化機能などを学習(写真)。一生懸命にメモをとっている姿がとても印象的で、勉強熱心な子どもたちでした。学校に戻ったら、詳しく調べてもっともっと理解を深めてください!
- ★野鳥情報★ 夕方、湿地から「キュイ〜」とクイナの鳴き声。ついでにバンも「コケッ!」と一声。ときおりヨシの間から顔を出すこともあります。
【2013年11月21日(木)】
- 園内管理ボランティアは総勢16名の方にご参加いただき、標柱3〜4番間の園路の土留め板や杭を新しいものに交換しました。使用したのは以前間伐したイチョウ。立派な土留めが完成すると、みんなでガッツポーズ!(写真)。さらに15番付近に落ち葉プールも作りました。遊べるのは落ち葉が溜まってから。今しばらくお待ちください。ボランティアの皆様、本日もご協力ありがとうございました。
- 埼玉大学工学部環境共生学科3年生のみなさんが、環境共生設計演習という授業の現地検討会のため来園。班ごとに分かれて園内を歩きながら、学生が考えた公園の改善プランを、一人づつ発表してもらいました。来園者が楽しく自然に親しむにはどうしたらいいか? 今以上に生きものたちがすみやすい公園を目指すには? などなど活発な議論がありました。
- お客さんから「今、どんな赤い実がありますか?」との質問がありました。思い出してみると…ガマズミ・ノイバラ・シロダモ・アオハダ・カラスウリ・ヒヨドリジョウゴ・ハダカホオズキ・ヤブコウジ・マユミ…意外とたくさん! 木々の葉が落ち、実がより目立つようになりました。
【2013年11月20日(水)】
- 朝方は吐く息も白く、枯草の上に霜、そして八ツ橋の池にはうっすらと氷(今期初!)。この急激な冷え込みのおかげで、木々もさらに色づきました。高尾の池周辺も良いですが、ケヤキの赤茶やコナラ・ムクノキ・エノキの黄金色が楽しめる標柱16番草原周辺の雑木林もおすすめです(写真)。
- 杉戸農業高校造園科2年生のみなさんが来園。将来、造園や農業などの職を希望する皆さんだけあって、公園管理や自然保護の話しに大いに関心を寄せていました。人が手を加えることで維持される自然や、守られる生きものがあることを実際に観察してもらいました。この体験を生かして、いろいろな形で環境に関わる未来を描いてください。
【2013年11月19日(火)】
- 日中は少し暖かく感じるくらいのポカポカ陽気。そんな今日は、木道や園路で日向ぼっこしているカナヘビをたくさん発見しました。あっちでもこっちでも、陽をあびてのんびりした様子でした。さらに、ふれあい橋の下では、同じく日向ぼっこ中のイタチをお客さんが発見。教えていただいた時には藪の中にいましたが、再び出て来たところを急いで激写!(写真) つぶらな瞳がカワイイ〜!
- ★野鳥情報★ 園内各所でジョウビタキの鳴き声が響いています。さらに今日はシロハラの鳴き声も♪ お客さんからは、アリスイの情報もいただきました。
【2013年11月17日(日)】
- 地域の自然 調べ方実習「フィールドサインの調べ方」を開催しました。室内では講義に加えて、動物のフンや食べ跡などさまざまなフィールドサインを観察。野外では、豊かな自然の象徴であるキツネやウサギの足跡が確認できた反面、外来種アライグマの足跡もたくさん見つかり、公園の問題点も見えてきました(写真)。皆さんがお住まいの地域でも、動物たちのくらしぶりを調べてみてください。
- 定例自然かんさつ会のテーマは「たね」でした。一番盛り上がったのは、ガガイモの実を開いた瞬間。真っ白な綿毛をつけたたねが次から次へ出てきて歓声が上がりました。かすかな風に乗り、ふわふわと参加者の頭の上を舞い上がっていきました。
- ★野鳥情報★ 高尾の池の下流側の湿地で、ベニマシコのペアを発見! ここのところ、お客さまから情報はいただいていたものの、スタッフもやっと見ることができました。
【2013年11月16日(土)】
- 生きものいきいき隊では、高尾の森でササ刈りを行ないました(写真)。放置するとササだけの林床になってしまいます。木漏れ日の心地よさを感じながら作業を進めていくと、ヤブランやジャノヒゲが群生している場所が次々出てきました。途中リンドウを発見! これまで生きものいきいき隊やボランティアの方の作業のおかげで明るい林床が維持できている証です。ご協力ありがとうございました。
- 湿地に生えていたフランクフルトが綿あめに変身中! …というのはガマの穂の話。子供公園近くの湿地で見られます。かえる池の手前では、まだ穂がフランクフルト状の物も。園路の隅には大量の綿がたまっているので一粒一粒のタネをしっかり観察するにはおすすめポイントです。
- ★野鳥情報★ 高尾の池に、ハシビロガモのオスが出現! 歩いていると、かえる池でウソの声が聞こえてきました。今年もウソのシーズンの始まりです♪
【2013年11月15日(金)】
- 昼から降り始めた雨が夕方に上がりました。靄(もや)で包まれた公園に夕日が差し込むと、辺り一面が黄金色に(写真)。空気まで色づいたような幻想的な時間でした。太陽が林に隠れはじめると、今度は池が紫色に染まりました。
- 冬、鳥は地鳴きといわれる単純な声で鳴きます。「チッ、チッ」とアオジ。「チチッ、チチッ」はホオジロ。今日よく聞こえてきたのは「チャッ、チャッ」とウグイス。似たような声ばかりですが、声を頼りに待っていれば、草刈りが終わってすっきりした園路沿いに、ひょこっと出てくるかも。
- 吉見町立東第二小学校の1〜2年生が来てくれました。9月に引き続き、2回目の来園で、夏と冬直前の園内の様子を比べてもらいました。夏にはたくさん発見できたトンボやバッタが、ほとんどいなくなり、逆に、夏にはいなかったマガモの群れに驚いていました。ぜひ他の季節の公園も見て、変化を探してくださいね。
【2013年11月14日(木)】
- 林沿いではヤブコウジなどの赤い実が目立ちますが、黒く色づいたヤブランのタネも目に付きます。つやのある黒色は鳥に食べてもらうため。赤色だけではなく鳥は黒も好んで食べるのです。でも、タネだけなので鳥にとっておいしい実の部分はついていません。だから、鳥はたねを遠くへ運ぶだけ。ちゃっかり者のヤブランです
- 初心者向けバードウォッチングを開催しました(写真)。双眼鏡の使い方、野鳥の探し方を解説したあと公園に出発! まずは、お決まりのメンバーであるカルガモ、コガモ、マガモを見ました。ラッキーだったのは、高尾の池でバンとオオバンが同時に現れたこと! 色の違うくちばしをじっくり観察できました。
【2013年11月13日(水)】
- すっきりと晴れた青空にトビがぐるりと輪をかいていました。
- この冷え込みで落葉が進み、光が園路まで差し込むようになりました(写真)。黄葉した葉やもうすぐ黄色になる葉、オギやススキの穂などを光に透かせてみると、とてもきれいです♪
- 今日はひなたぼっこをしているカナヘビやルリタテハ、アキアカネに会いました。爬虫類や昆虫はそろそろ越冬準備に入ったり、産卵を終えたりしています。そろそろ見納めですが、本格的な冬が来る前の今なら、まだ出会えますよ。
【2013年11月12日(火)】
- 北本市立北小学校2年生のみなさんが校外学習で来園。「秋さがし」をテーマに公園を散策しました。カマキリやマガモを観察したり、ジョロウグモにタッチしてみたり。最後は、植物のタネが、どうやって風に乗って飛んでいくのかを工作を通して学習しました。今日の写真は、完成したばかりの紙で作ったタネの模型を「とんでけ〜!」と空に向かって投げた時のひとコマです。
- 風もなく静かな公園。湿地で耳を澄ますと色々な音が聞こえてきました。モズやジョウビタキなど小鳥の鳴き声はもちろんのこと、シジュウカラがヨシをついばむ音。そして湿地でヤブマメなど豆類の鞘がはぜる音…。この音は今日のようにカラッと晴れた日に、自然が奏でる秋ならではの音楽です。
【2013年11月10日(日)】
- 定例自然かんさつ会は「ひろってみよう!」がテーマ。赤や黄色の落ち葉や、種類の違うどんぐりなど、いろいろ拾ってじっくり見てみました。なかでも大物はアカネズミの死体! こちらはビニール袋に入れて、毛並や長い前歯を観察しました。
- 栃木県真岡市から、里山を管理しているグループが来園しました。園内の管理がボランティアの方に支えられていることや、具体的な管理方法について熱心に聞き入っていました。真岡市の雑木林管理のヒントになりましたら幸いです。
- ケヤキの紅葉がきれいです。特に、標柱1番近くでは、落ち葉がじゅうたんのように敷き詰められていておすすめ。日中は夜のうちの雨でしっとりした園内でしたが、午後になると一瞬陽が差し、青空と紅葉のコラボレーションが楽しめました♪(写真)
【2013年11月9日(土)】
- 野あそび教室のテーマは「みんななかよし きのことともだち」。きのこについてクイズや紙しばいで紹介した後に、みんなで外に探しに行きました。「これ私が見つけたの!」と家族ごとに紹介してもらったり、箱の中に入れたきのこを触って、その触り心地だけでどのきのこだったのかを探したり(写真)。見て触ってにおいを嗅いで、きのこを存分に楽しんでもらいました。
- 今年も見つかるかな?とんぼ池の周辺に生えているハンノキでミドリシジミの卵を探して見たところ、ありました。まずは幹にひとつ。他にはないかな、と視線を上に向けると、うわっ! そこにはドクガの幼虫の集団がいました。ここはひとまず撤退。ドクガは幼虫で冬を越しますので、ご注意を。
【2013年11月8日(金)】
- 県立総合教育研究センターが主催する小中学校教員初任者研修が開催され、たくさんの先生方が来園しました。最初は、環境教育や生物多様性に関する講義。その後の野外活動では、きのこや落ち葉など、この季節ならではの素材をつかって、自然体験の重要性を解説しました。自然とつきあう大切さを、生徒たちにどんどん伝えていってくださいね。
- 熊谷市立市田小学校3年生の皆さんが来てくれました。クサギの葉のにおいをスナック菓子と表現したり、バッタをたくさん見けたり、ざらざらのムクノキの葉で指の爪をぜ〜んぶみがいたり、色んな楽しみ方で自然観察を行ないました。また来てくださいね〜♪
- 今日の写真は、真っ赤なマユミの実。園内各所で目立ちます。
【2013年11月7日(木)】
- 吉見町より北小学校2年生が初来園。午後から雨が上がる予報だったので、担任の先生と相談し、急遽午前午後のプログラムを入れ替えました。はく製を触り、ヘビのお話を聞き(写真)、望遠鏡をのぞいて、鳥の紙工作…。たっぷり館内を堪能していたら、予報通り午後には雨が上がり、しっとりとした秋の公園を満喫できました。
- 富士見市議会議員の方々が視察のために来所。センターでの環境教育活動や、公園の管理方法などについてお話ししました。富士見市にも北本市にも、市民の皆さんが自然とふれ合える場所がもっともっと増えていくといいですね♪
- ふわりと小さな白い虫が飛んでいました。近づく冬を彷彿とさせる風物詩…雪虫です。実はエノキワタムシやケヤキワタムシなどのアブラムシの仲間で、この季節に有性生殖をするために翅をつけて飛びはじめます。白い綿毛のようなワックスをつけて飛ぶので雪のように見えます。
【2013年11月6日(水)】
- 狭山丘陵いきものふれあいの里センターのボランティアの皆さんが研修のために来園。雑木林、湿地、草原といった自然の管理方法などを解説しました。北本自然観察公園も、狭山丘陵も県内に残された貴重な自然です。お互い、大切に守り育てていきたいと思います。
- 巡視中、交尾中のオンブバッタに出会いました。でも近くに怪しい動きのオスがもう一匹。単独のオスがゆっくり近づいて行ったなと思ったら、交尾中のオスにアタ〜ック。しかし、ペアになっているオスはそれを逆に後あしで跳ね飛ばしてしまいました。背中に乗っているだけのように見えて、実は気苦労が絶えない…?!
- 今日の写真は、スッキリとした秋晴れと色づいて来た公園の木々、そしてたくさんのカモ達! カモのオスはきれいな冬羽に変身中。動物も植物も、日々の変化が楽しいです!
【2013年11月4日(月)】
- 三井住友信託銀行大宮支店のみなさんがCSR(企業の社会的責任)活動のため来園しました。センターでは、毎年12月に竹林の拡大を止めて草原を守ることを目的に、門松作りのイベントを開催しています。今日は、その前段階のお手入れとして、枯れ竹の片付けをしていただきました。初めてノコギリを握った方から、力強くどんどん伐採していく人までさまざま。みんな夢中になって作業してくれました。短い時間だったのに、林内がすっきりしました。この活動は、今年で8年目になります。毎年のご協力、感謝申し上げます。
- 朝、センターから高尾の池を見ると、カモが68羽。半分がマガモ、残りがカルガモやコガモ、ヒドリガモでした。毎朝のカウントで合計10〜40羽で推移していたのに、急に増えてビックリ! 昼間には、ハシビロガモやバン、オオバンも確認できました。
【2013年11月3日(日)】
- 定例自然かんさつ会のテーマは秋の虫「アリとカマキリ」。今日ぜひ見てもらいたかったのは、ちょうど草が枯れてタネを落とす頃、姿をあらわすクロナガアリ。別名「収穫アリ」というように植食性のこのアリは、草のタネをせっせと巣に運びます。体長5mmのこのアリを観察するには腹ばいになるのが一番。下見の時、草はらで腹ばいになって写真を撮っていたら、常連のお客さんから「だいじょうぶですか?!」と声をかけられました。どうやら巡視中に倒れたのかと思われたようです。写真はアキメヒシバのタネを運んでいるところです。
- 耳を澄ませば、林の中から「カラン、カラン」とドングリが落ちる音。センター近くの標柱17番では、小さめで色の濃いシラカシのドングリが頭上からたくさん落ちてきていました。カケスなどの鳥やネズミなどが、持っていって食べるかな〜?
【2013年11月2日(土)】
- この3連休は秋の自然観察オリエンテーリングを開催! 参加者の皆さんには植物が赤や黄色に色づいてきた園内を、地図を片手に散策してもらいました(写真)。各ポイントでクイズの答えを探して自然を見れば、「まだこんなに虫がいる!」「見た目と感触が違う」などなど、普段では気付かなかった生きものの姿に驚きの声。フォトコンテストも同時開催していますので、カメラを持ってぜひご参加ください。
- ほとんど陽が射さない曇りの1日。虫たちの動きもにぶく、コバネイナゴの色もあせてきたように見えました。色鮮やかになってきたのは植物で、カラスウリ、ヒヨドリジョウゴ、シロダモなどに続いて、マユミの苞がようやく桃色に色づいて割れ、赤い実が顔をのぞかせました。
- ★野鳥情報★ 八ツ橋をわたっていると、「ヒッヒッ」と高い激しい声が。ジョウビタキのオスが、縄張り争いをしていました。標柱21番近くの梅林では、シメを発見! きりっとした顔がカッコいい♪
【2013年11月1日(金)】
- テクノホルティ園芸専門学校のみなさんが授業の一環で来園。ビオトープ見本園をご案内しました。「園芸」を目指す学生らしく、どこの土を使っているのか、草刈りは1年にどれくらいやるのか、ということに興味を持って話を聞いていました。将来、ビオトープにかかわる仕事をする時に思い出してくださいね。
- 今日の写真はベニヒダタケ。上から見れば黄色一色ですが、名前のとおり“ひだ”の部分(かさの裏側)がうっすら赤いという、ツートンカラーのオシャレきのこです。初夏〜初冬まで発生するので、まだまだ見られます。ただし、とても壊れやすいので、そっと観察してみましょう。
- ★野鳥情報★ ハシビロガモ3羽、北の国からやって来ました。今年初確認です。オオバンは今日も滞在中! マガモも徐々に個体数が増えて、やっと10羽を超えました。これからが楽しみです♪
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