北本自然観察公園日記 2008年8月
【2008年8月31日(日)】
- 夏休み最後の今日は、いわし雲が浮かぶさわやかな青空が広がりました。いわし雲は、正式には巻積雲(けんせきうん)といい、秋の空を代表する雲です。夏もそろそろ終わりですね〜。本日の写真は、しぜん工作教室「ストーンペインティング」のひとこま。
- 夕方からは雨模様。ここ3日のおきまりパターン?です。最終回となった「夏の夕暮れ観察会」は、出発時からかなり真っ暗。小雨でも虫たち(特にアオマツムシ)は大合唱で、一足早い「秋の夜の観察会」となりました。
- センター玄関付近の壁に、キゴシジガバチが巣を作っています。泥で筒型の部屋をつくり、中に幼虫の食べものとなるクモを入れ産卵したら、泥でフタをして完了! 定例自然かんさつ会で紹介している間にも、何度か巣に泥を運んでくる様子が観察できました。
【2008年8月30日(土)】
- くもり→晴れ→雨→くもりと、いそがしく変わる天気。雨の中スタートした、定例自然かんさつ会のテーマは「生きものの大きさをはかってみよう!」。いろんな生きものを見つけるたびに、定規を当ててみました。ショウリョウバッタのなが〜い後ろ脚は、9cm。道沿いに生えていたキノコは16cm。チャンピオンはシマヘビ。全長102cmでした。必死に計測(写真;ミミズを測ってます)しているうちに雨も止み、いつの間にか生きものに大接近していた子どもたちでした。
- うれしいニュース♪ 木道方面で、トウキョウダルマガエルの若い個体が見つかりました。連日の雨で流されてきたのか? ここで今年生まれたのか?? いずれにしても、園内で元気に暮らしてほしいですね!
- 北里の森沿いで、秋の花・シラヤマギクが咲きはじめました。園路では、同じくキクの仲間のカントウヨメナの花も見られます。
【2008年8月29日(金)】
- 昨晩の大雨で、一夜堤と桜堤間の園路が水没。簡易木道もほとんど流されてしまいました。このため、現在、園路は通行できません。明日、復旧させるまでご不便をおかけしますが、ご了承ください。
- 天気予報に反して、昼頃から青空が広がりました。それを待っていたかのように、オオタカやチョウゲンボウなど、タカの仲間がセンター上空を飛んでくれました。思う存分、羽を伸ばせたようです♪
- 北里の森沿いの園路で上を見上げると、アオハダの実が赤くなっていました(写真)。ちょうどヤマガラが実をくわえていました。
【2008年8月28日(木)】
- 川越市伊勢原公民館「小江戸塾」のみなさんが遊びに来ました。日中はムシムシとしたくもり空でしたが、お天気もなんとか持ち、いろいろな生きものに出会うことができました。カルガモやアカガエル、カナヘビ、カタツムリにミミズなどなど。「生きものたちのすみか」という視点で、家の周りの自然も見つめ直してみてね!
- 湿地の一区画が、ママコノシリヌグイ(タデ科)でちょっとしたお花畑になっています。モンシロチョウやセセリチョウなど、たくさんの蝶が集まっていました。でも花の下には、彼らにとっての危険も潜んでいます。。。捕食者・オオカマキリです(写真)。花に集まるのは蝶だけではないんですね。
【2008年8月27日(水)】
- 久々に青空が広がり、さわやかな陽気の一日でした。こんな日によく日光浴しているのがニョロちゃん♪ 目撃情報をいただき現地に行ったところ、縞模様がきれいなシマヘビがはっていました。週末までセンター受付にて展示しています。
- 園内管理ボランティアでは、林の竹垣の改修作業と、毎年恒例のドングリネット(落ちてくるドングリの数を調べるための捕集網・写真)の設置を行いました。一昨年は大凶作、昨年は豊作。さて今年はどうなるでしょうか!? ご協力いただいた10名の皆さん、どうもありがとうございました。
【2008年8月26日(火)】
- 今日も雨。「一日中雨」の日が3日も続いています。。。
- 午前中、第2回セミのぬけがら調査を実施しました(写真)。結果はニイニイゼミ37個、アブラゼミ186個、ミンミンゼミ7個、ツクツクボウシ48個、ヒグラシ15個の合計293個。7月の1回目にはニイニイゼミばかりがたくさん見つかりましたが、今回は色々で面白い♪ でもその分、室内での見分けが大変でした(笑)
- 巡視中、木道の上でイタチのフンを見つけました。ここしばらく、草が伸びたせいか出会うことがなかったのですが、しっかりと存在をアピール!してくれていました。
【2008年8月25日(月)】
- 雨で来園者が少ない、さみしい公園。意気消沈のスタッフを尻目に、いきいきと動き回っているのはカタツムリたち。常連のミスジマイマイやヒダリマキマイマイに加えて、いつもは倒木の下などに隠れているキセルガイの仲間(写真)も、ハイスピードで移動していました。
- 雨のおかげ・その2! 色々なきのこが園内各所で見られます。木道のすきまには黄色いツノマタタケ。園路にはシロハツの集団。落ちた枝には、アラゲキクラゲやウチワタケの仲間などなど。天気予報を見る限り、しばらくの間「キノコワールド」が満喫できそうです。
- 湿地ではツルマメ(大豆の原種と言われている植物です)の花が咲き始めました。5mmほどの紫色の花です。
【2008年8月24日(日)】
- 「うゎー。ドッキングした!」。本日の「キッズいきもの研究室」のテーマは、水の中の生きもの。前日に仕掛けた「かごわな」を引き上げると、モツゴやアメリカザリガニなどなどが捕れていました。なかでも、参加者の注目を集めたのはヒルの仲間。ハイイロゲンゴロウの体に吸いつく様(冒頭の発言です)をじっくり見ることができました。本日の写真は、トンボ池で採水をしているところです。
- 肌寒い雨模様にもかかわらず、午後の「しぜん工作教室」では、初挑戦の水鉄砲を作りました。完成後、ここ2、3日でたっぷりたまった雨水を使って、お待ちかねの射的ゲーム! だいたい、うまくいきました(時期的に、来月再登場なるかどうか、微妙なところです)。
- 花かおる“クサギレストラン”もそろそろ閉店。最後の追い込み?? 朝・夕を中心に、オオスカシバやホシホウジャク、ベニスズメなど、いろいろな種類のスズメガたちが、忙しそうに花の蜜を集めていました。
【2008年8月23日(土)】
- 終日、小雨が降り続き、肌寒い一日でした。館内の扇風機は久しぶりのお休み。昼間はセミの声もほとんどせず、雨の音が静かに園内を包みました。
- その静寂を破る「ニィーニィーニィー!」と威勢のいい声。昨日の公園日記で話題にあがったヤマガラです。メジロやシジュウカラにまざり、センター周辺で元気に鳴いていました。
- 「ピーーーッ!!」さらににぎやかなひとときが。定例自然かんさつ会では、身近な植物を使った草花あそびをしました。写真はツバキ笛を作る参加者のみなさんです。
- 秋に向けて、公園ではたくさんの花が咲いています。コバギボウシやキツネノマゴなどのほか、ママコノシリヌグイやセンニンソウは群生していて、とても見ごたえがあります。
【2008年8月22日(金)】
- 日中の最高気温は、一時期の最低気温よりも低い25℃。過ごしやすい一日でした。
- 今日はみつばちキッズのみなさんが遊びに来てくれました。公園をゆっくりお散歩して、カルガモやチョウの仲間を観察。ラッキーなことに、羽化している最中のツクツクボウシに出会いました! 涼しい風が吹く中、楽しく散策することができました。
- 木道の上に、茶色くなったエゴノキの実が落ちていました。ちょっと前までうす緑色だったのに、もうすっかり熟れていたんですね。冬にヤマガラなどの小鳥が好んで食べます。
- ★ヘイケボタル情報★今夜の調査では17匹を確認できました。今週末がラストチャンス!? かもしれません。
【2008年8月21日(木)】
- 今日の天気は、晴れのち曇り 所々蝉時雨。お盆は過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きそうです。
- 「近頃、猛禽類見ないね〜」なんて話をしていたら、飛んでくれました! センターの上空を悠々と旋回。遠くだったので断定は出来ませんが、トビのようでした。次は、サシバかなぁと大きな声でつぶやいてみたりして。
- クモ 対 毒ケムシではどちらが強いのでしょうか? 勝負がついた瞬間を発見。今回はクモの勝ちでした。また違う場所では、ベッコウバチの仲間がクモを捕らえていました(写真)。公園内のあちこちで、食う食われる(食物連鎖)の関係を実感できます。
【2008年8月20日(水)】
- 午前中、茨城県の牛久自然観察の森で植生管理ボランティアをされている方々が、研修でいらっしゃいました。1時間ほど野外を案内し、園内管理の現状をお話しました。スズメバチの対応や雑木林の管理など、共通の課題がいくつもあり、お互いのより良い公園づくりにむけて、思いが新たになりました。
- 午後は、鴻巣市教育委員会の研修でたくさんの先生方がいらっしゃいました。環境問題やビオトープについてお話し(写真)した後に、自然とふれあう体験として、五感を使った観察やクズ鉄砲、虫探しを楽しんでもらいました。今回の研修で感じた「自然の楽しさ」が、鴻巣市の子ども達へと伝わりますように!
- 北里の森沿いの園路でクロコノマチョウを見つけました。開園した当時は見られなかった、南方系のチョウです。近年は分布を北へ広げているようで、園内では年に数回、記録があります。
【2008年8月19日(火)】
- ヨシ原の中から、「ギョ、ギョエ!」という変な声がきこえてきました。そう、この聞き覚えのある声の主は、6月頃まで公園をにぎわしていたオオヨシキリです。今年生まれの幼鳥かもしれません。
- 午前中、研修の先生方と一緒に、8月16日の大雨で崩れてしまった水路の補修をしました(写真)。足場が不安定な中、重たい土を盛って固めるという重労働でした。お疲れさまでした! 今日も夕立ちの予報が出ていますが・・・きっとこれで大丈夫なはず!!
【2008年8月18日(月)】
- 青空が広がりましたが、日中の最高気温は30℃止まり。さわやかな陽気でした。林沿いの道を歩けば、ヒグラシの声のシャワー(カナカナカナ・・・)。一夜堤の木道では、涼しい風に吹かれてゆれるヌスビトハギ(写真)。早くも、秋のおとずれを感じる一日でした。
- 巡視中、ムモンホソアシナガバチの巣の状態をチェックしていると・・・オオスズメバチがやってきました。人間には目もくれず、アシナガバチの巣に急接近したり離れたりを何度も繰り返していました。巣にいる幼虫を狙って、攻撃を仕掛けようとしていたのでしょう。しかも今日は、園内の他の場所でも同じような場面に出くわしました。これからハチの数が多くなる時期ですので、散策の際には、白っぽい服装+帽子がおすすめです。
【2008年8月17日(日)】
- 終日、小雨が降り続きました。最高気温も22℃止まりで、この夏一番の涼しい日でした。
- スタッフはというと、案の定、昨日の大雨の対策に追われました。水路のみならず園路や湿地内に、たくさんの水が一気に流れた爪痕がくっきり。。。本日の写真は、園内の標柱10〜11番園路沿いの湿地。2005年までホタルが多く見られた場所ですが、2006年の梅雨に大雨の影響を受けてから、ほとんど見られなくなっています。
- 「最近虫にかたよりすぎかな〜?」というわけで、定例自然かんさつ会では草花をじっくり観察することにしました。ツユクサ(花)、ミクリ(実)、クサギ(花)、ヨウシュヤマゴボウ(花)、キンミズヒキ(実)、ヘクソカズラ(花)などなど。地味で目立たない花が多いですが、よく見るとユニークなものが多いですね〜。
【2008年8月16日(土)】
- 今日の定例自然かんさつ会のテーマは「水辺の生きもの」。小川や池の中を網ですくって、オニヤンマのヤゴやホトケドジョウ、モツゴやメダカなどの魚を観察しました。
- 夕方には雷と共に激しい夕立がありました。雨どいから大量に流れる水を見ながら「貯水しようか」ということになり、バケツを設置(写真)。40リットルのバケツが、ものの5分ほどで満杯に!明日はこれで、打ち水かな。
- なんてことを思っていたら、突然の停電。しかし館内は非常灯で普段より明るい?!まもなく、2分ほどで復旧しました。
【2008年8月15日(金)】
- サクラの木の周りをうろついていたスズメバチが、突然すごいスピードで落下!! 何ごと?と地面を見ると、ニイニイゼミを押さえつけていました。ハンティングを目撃した瞬間でした。5分ほど、ひたすらかみ続け、お腹だけかじり取ると、重たそうに上昇。フラフラと飛び去っていきました。
- カラムシの葉の上で、アオマツムシの幼虫を見つけました(写真)。アオマツムシといえば、鳴き声が木から聞こえてくるという印象が強いのですが、今の幼虫の時期には、草むらでもちらほらと見かけます。
- センニンソウの花第一号を見つけました。園内の標柱18番付近です。真っ白な花が強い日射しの中とてもすがすがしく見えます。つぼみがたくさん見られるので、これからが楽しみです。
【2008年8月14日(木)】
- 北里の森沿いを歩いていると、園路一面にドングリが枝ごと落ちていました。犯人はハイイロチョッキリ。若いドングリに穴をあけて卵を産んだ後、口で器用に枝ごと切り落とします。なかなかの知恵者ですが落ちた先が園路なのは、想定外?!
- 今日の最高気温は36度。 暑い!しかし水辺なら・・・ということで、研修で来ている先生方と一緒に、湿地の外来種駆除を行いました。水辺といえども暑さは変わらず、泥に脚をとられながらの苛酷を極めた作業でした。でも頑張った甲斐があり、ウシガエルのオタマジャクシとアメリカザリガニ合わせて16.5キロを捕獲することが出来ました。(オタマジャクシだけで2000匹以上!)これで、メダカなどの生きものが安心して暮らせるといいなぁ。
- ★第12回ホタル調査の結果★今夜の調査では69匹のホタルを確認できました。今週末はまだ観察できそうです。
【2008年8月13日(水)】
- 本日の写真は、「定例自然かんさつ会」のひとこま。子どもたちに網で虫を捕まえてもらい、それをみんなで観察しました。セミやバッタ、トンボなど色々な虫が捕れて、子どももおとなも大興奮でした。
- 研修中の先生方と一緒に園内巡視をしている時、「クワの木にキイロスズメバチが止まっている!」 との声。でも、よく見るとトラカミキリでした。他のカミキリムシよりも、動きがキビキビとしているように感じました。
【2008年8月12日(火)】
- 高尾の池では、ここ何日か、常連のカルガモに混じり、ダイサギ、カワセミが見られます。夕暮れには別名、夜ガラスの名を持つゴイサギが鳴きながら飛んでいます。いずれの光景も、夏の風情を感じさせてくれます。
- 公園や館内では、夏休みらしく、平日でも子どもたちの姿が目立ちます。虫捕り(持ち帰ることはできません)や散策、自由研究相談など。夏休みもあと半分、公園でもたくさんの思い出を作ってくださいね。
- 暑いですが、たくさんのチョウと出会いました。キアゲハやクロアゲハ、イチモンジチョウ、ゴマダラチョウ(写真)、ヤマトシジミなどに混じり、ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモンの姿も見られます。温暖化に伴い分布が北上しているとのことですが、暑い中でも悠々と飛んでいるように見えたのは気のせい?!
【2008年8月11日(月)】
- クサギの花にクロアゲハやクマバチが来ていました。みつを吸いに来たのね♪と思ったのですが、チョウのようなストローを持たないクマバチは、花の付け根をかじってみつにありつきます(写真)。花にとっては、花粉を運んではもらえないというちょっと困った存在。クマバチが去った後に花をよく観察すると、やはり傷が。ずるいというのか、賢いというのか。。。
- 今週は「ふるさと北本ウィーク」。毎日、「定例自然かんさつ会」と「夏の夕暮れ観察会」を実施します。 14時からの「定例自然かんさつ会」では、野外で見つけた生きものを室内に持ってきて、実体顕微鏡で観察してみました。拡大した「甲虫のはね」や「カマキリの目」などに歓声があがりました。
- 最高気温35℃。こんな暑い日にも、公園の管理作業はたくさんあります。今日は、研修でいらした先生方と一緒に、ハリエンジュやシンジュなどの刈り取り作業を行いました。蚊にじゃまされながらの作業は、まさに戦い(!?)。研修初日からお疲れさまでした!
【2008年8月10日(日)】
- 最高気温32℃。過ごしやすく感じる曇り空でした。
- 朝、林沿いの園路を歩いていると、心地よい風が吹き抜けているスポットに出会いました。風に乗って、「カナカナカナ・・・」というヒグラシの声。自然があることのありがたみを感じる瞬間でした。
- 今日は第2日曜日、「いきもの講座」の日です。テーマは「鳥の羽のふしぎ」。今回のために集めた羽根を大公開(一部お借りしました。ご協力をいただいたみなさんに感謝です)。 キレンジャク、ハリオアマツバメ、サシバ、オオタカなど、なかなかお目にかかれないものもあり、おかげさまでちょっとした展示会のよう。羽根を使った毛針作りの実演もありました。本日の写真は、トビの羽根をご紹介しているところです。
【2008年8月9日(土)】
- 野あそび教室「夏の林たんけん」では、色々な林の中へ入って草木や土などを観察しました。その後は、管理作業で伐採した木を利用して“木のおうち作り”に挑戦! わくわくドキドキの楽しい時間を過ごしました。“木のおうち”は明日まで残しておきますので、是非見に来て下さい。
- 園内の草刈り作業中に、スタッフをず〜っとつけてくる黒い影が2つ…。カラスです。作業に驚いて飛び出す虫を狙っていたようです。う〜む、さすがカラス。賢い。
- ★第11回ホタル調査の結果★昨夜の調査では72匹のホタルを確認できました。少しピークは過ぎたようです。観察の前にはセンターで地図と情報を入手して下さい。
【2008年8月8日(金)】
- のびのびキッズ(親子の子育てサークル)の皆さんが遊びにきてくれました。セミやトンボ、カエルなど色々な生きものを捕まえて触ってみました。今度は、みんなのお家の周りにどんな生きものがいるか、探してみてくださいね〜!
- のびのびキッズの皆さんと一緒に、公園では珍しいマイコアカネというアカトンボを見つけました。赤いお腹と青みがかった顔のコントラストがちょっとオシャレな感じのトンボです。
- 本日は園内管理ボランティアの日。雨水で土砂が流され、園路に出来た溝を埋め戻しました。場所は標柱2番付近です。非常に暑い中、作業して下さいました皆さん(写真)、ありがとうございました。
- 本日から始まりました! 「夏の夕暮れ観察会」。夕焼けを見ながらセンターを出発しました。40分の散策を終えて帰ってくると・・・あらピッタリ♪ ホタル観察に出かける時間です。通常開催(8月末までの金・土・日曜)と来週の「ふるさと北本ウィーク」を合わせて、まずは17日まで連続開催しています。
【2008年8月7日(木)】
- ひさびさに気持ちのよい青空が広がりました(写真)。気温もぐんぐん上がって、センター近くの温度計では38℃を記録! その暑さを盛り上げるかのように、ミンミンゼミの声が公園あちこちで聞こえました。
- 空気も音も暑いならば目だけでも涼もうと、水辺をのぞいてみました。すると、たくさんのメダカの群れ。流れに逆らって、いっしょうけんめい泳いでいました。大きなメダカに交ざって、今年生まれの子メダカの姿も。気持ちよさそうだな〜。ヒメアカネ湿地近くがおすすめです。
【2008年8月6日(水)】
- 本日の写真は、道沿いにひっそりと咲くミズタマソウです。園内の標柱8番や11番の近くで見られます。花のつけ根のふくらみ(果実になるところ)から、「水玉」の名が付けられました。見頃のミズヒキやダイコンソウ、イノコズチなどと同じように、熟すとズボンなどによくくっつきます。
- 午前中は、雨がふりそうな曇り空。空を見上げると、スーッと一直線に飛ぶ白い姿が目にとまりました。久しぶりのオオタカです。飛んでいった方向は、八ツ橋の池方面でした。ま、まさか、カルガモをねらいに!?
【2008年8月5日(火)】
- どんよりとした曇り空、午前中からヒグラシが鳴いていました。
- なかよしクラブのみなさんが、自然とふれあいに来園。実は昨年もお会いしたメンバーです。野外での生きもの探し、ウラギンシジミ幼虫の保護色にみんなビックリ。そして花の香りを嗅ぐ、虫に触る、草笛をならすなど五感を使って自然を楽しみました。
- アキノタムラソウ、コバギボウシが5番から6番で咲き始め、立秋を目前にして一足早く「アキ」の声。
【2008年8月4日(月)】
- 地元の東原子供会の皆さんが遊びに来てくれました。キイロスズメバチを観察したあと、スズメバチの紙模型を作って飛ばしました。こわ〜いスズメバチも自然の中では大切な役割があることを分かってもらえたかな?
- 今日の写真はオニヤンマ。巡視中に小川沿いで何度も出会いました。オススメ観察ポイントは標識3番付近(そこから4番方向へは園路通行止め)です。
- 通行止めにしている園路わきの池では、このところカルガモがよく見られます。今日はなんと10羽も! 人が通らなくなったので、安心して休んでいるのかな。
【2008年8月3日(日)】
- 手作り実験教室のテーマは「夏こそエコ! エネルギーの科学」。手作りソーラークッカー(太陽光調理器:写真)を使っての”ゆで卵”作りや風力発電の実験を通して、地球に優しいと言われているエネルギーについて学びました。でも、やっぱり一番のエコは節約です。この夏は、普段のエネルギーの使い方についても考えてみて下さいね!
- 「日本野鳥の会埼玉県支部」の探鳥会があり、スタッフが同行しました。園路でコジュケイを見つけた時は、一家6羽が通り過ぎるまで全員が立ち止まっていました。観察会のキーワード「やさしい気持ち」の実践です。鳥ではありませんが、南方系のチョウ、ナガサキアゲハにも出会うことができました。
- 湿地で、カヤツリグサの仲間が”ひとかたまり”生えているのに気がつきました。もしや、と手で触って見ると、やはり角の先端が平たくつぶれた「タタラカンガレイ」でした。埼玉県では絶滅危惧種になっている希少種。ヒメアカネ湿地でまたまたうれしい発見です。
【2008年8月2日(土)】
- 行田市生活課のイベント「親子で平和と自然を考えるツアー」にご参加のみなさんが、来園しました。公園にくらすたくさんの生きものたちを探し、ふれあい、その役割を一緒に考えました。どの生きものも、生態系にとって欠かすことのできない大切な存在です。そんな少し難しいお話も熱心に聞いてくれた、元気いっぱいの小学生のみなさん。ありがとう!
- 本日の定例自然かんさつ会は、「緑のカーテン」として最近注目のつる植物がテーマ。まずは車庫脇のフェンスまで移動して何種類あるか、探してもらいました。結局見つかったのは7種類。狭い範囲でも意外と多いんですね。
- 本日の写真は・・・「ここは兼六園?」「コモ巻きって今の時期でしたっけ??」両方とも違います。一夜堤付近の木が人為的に傷つけられた結果、スズメバチがやってくるようになったため、試行錯誤の末、対策としてコモを巻いたのです(せっかくの風景が…残念です)。しばらく様子を見たいと思います。
【2008年8月1日(金)】
- 先生方の環境教育の研修が続いています。本日は、お隣の桶川市から小中学校の先生が来られ、熱心に環境問題について学び、自然体験をされました。
- 巡視中のこと。ビチビチッ!! 激しくゆれる水面を、よ〜く見てみると、70〜80匹もの、大きなオタマジャクシたちが元気に動き回っていました。外来種であるウシガエルの子です。遠くから親たちの低い鳴き声が響く中、ためいきをつく指導員なのでした。
- コナラの枝先に小さくてかわいいドングリが付いているのを見つけました(写真)。夏真っ盛りの中、着実に秋に向けて準備を進めているのですね。今年も豊作だといいな〜♪
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