北本自然観察公園日記 2019年7月
【2019年7月31日(水)】
- あずまや近くの茂みで、宙に浮く白いうずまきのようなものを発見しました(写真)。これは、ウズグモの仲間が巣の中心に作った「隠れ帯」。これまで、隠れ帯にはさまざまな役割があるとされてきましたが、最近は太陽の光を反射することで、獲物である小さな虫を集める機能があると考えられています。
- 歩くだけで汗ばむ陽気でしたが、標柱16番の草はらの木陰やセンター付近では、咲き始めたばかりの薄紫色のヤブランの花が涼しさを感じさせてくれました。
【2019年7月30日(火)】
- センター近くの木積みでよく見られるカミキリムシと言えば、カタシロゴマフカミキリとナガゴマフカミキリの2種。お互い模様がそっくり。名前の通り、翅の上部に白い紋が目立つほうがカタシロゴマフカミキリです(写真)。
- かえる池でたくさんの水生昆虫に出会えました。まず最初に目についたのは、タイコウチの幼虫。枯れたヨシに紛れて獲物を待ち構えていました。また、ヒメゲンゴロウとコシマゲンゴウが水中を颯爽と泳ぎまわり、お尻を水から出して呼吸する様子が観察できました。
【2019年7月29日(月)】
- 日中は夏本番といった青空が広がりました。しかし、夕方から曇り出し、ゴロゴロと雷の音がしはじめたと思ったら…直後にどしゃぶり! 30分くらい大粒の雨が降りました(写真)。
- カラフルな昆虫との出会いが多かった一日。八ツ橋の池でステンドグラスのような翅のチョウトンボ、標柱5番近くで黄緑色の複眼がトレードマークのマルタンヤンマのメスを発見しました。さらに、夏のピカピカ昆虫No.1といえばこれ! ヤマトタマムシと遭遇しました♪
【2019年7月28日(日)】
- 幼児向けの「夏休み昆虫教室」を開催(写真)。虫とりは初めて! という子も多い中、室内で虫のさわり方を練習してから草はらに出かけました。何度も追いかけ、自分でつかまえたバッタたちでケースがいっぱいになると、みんなとっても誇らしげ♪ 林ではかくれんぼ上手のナナフシやニイニイゼミも登場し、色々な虫にふれることができました!
- かわせみ池近くの雑木林沿いでジクホコリを発見しました! 青や紫色の金属光沢が特徴的で、変形菌界のアイドル(?)とも言われています。
【2019年7月27日(土)】
- 標柱5番でテングタケの幼菌(ようきん)を発見! 近づいて見てみるとちっちゃいカタツムリが傘の表面を食べていました(写真)。きのこを食べるキノコムシはもちろん、きのこ好きな生きものは意外と多いのです!
- エドヒガンの近くを歩いている途中で漂ってきた、甘いジャスミン系の香り。「もしや?」と周囲を探してみると、クサギの花が2輪開花していました♪ 早速、花の周りにはスジグロシロチョウやジャコウアゲハが蜜を求めて集まり、ヒラヒラと舞っていました。
【2019年7月26日(金)】
- 強風で木々は葉をひるがえし、背丈以上に伸びたヨシが大波のように揺れていました。青空に浮かぶ雲がコロコロと表情を変えるなか、林から林へと大群で移動していたのはムクドリたち。一瞬、青空にちりばめられた千鳥模様がきれいでした(写真)。
- 「セミのぬけがら調査」の1回目を行いました。木の幹や足元の草陰、園路脇の杭にまでよ〜く目をこらして、ぬけがらを大捜索! 結果はニイニイゼミがダントツの229個、アブラゼミ17個、ヒグラシ1個でした。ぬけがらの総数は昨年の半分ほど。長引く梅雨の影響で発生が遅れているのかな? とみんなで考察しました。8月の2回目の調査で結果がどのように変わるのか…今から楽しみです!!
【2019年7月25日(木)】
- 小学校低学年向けの「夏休み昆虫教室」を開催(写真)。あしは何本? 昆虫とほかの虫は何が違うの? などのお話のあと、草はらでバッタとり大会を行いました! 最初はかくれんぼ名人の昆虫たちが見つからずに大苦戦でしたが…。探し方のコツをつかむと、ショウリョウバッタ、エンマコオロギ、オオカマキリなどの幼虫を次々に発見!! 最後は、室内で体のつくりをじっくりと観察しました。
- 連日、カラスウリの花が咲いています。夏の夜に開く幻想的な白い花は、一度見たら忘れられない美しさ! センター近くのススキの株に絡んでいるものが、園路から見やすくてオススメ。今日もつぼみがいくつもありました。ヘイケボタルと合わせて観察はいかがでしょうか♪
- ★第7回ホタル調査★ 蒸し暑くて風もなく、絶好のホタル日和! 公園全体で415匹を確認しました。見ごたえ十分です。
【2019年7月24日(水)】
- 黄緑色に輝く上翅がとても美しいハンノヒメコガネ(写真)を見つけました。大きさは1.5cmほど。サクラコガネやヒメコガネなど、よく似た種類が多く見分けにくいグループですが、この種は背中の点刻が大きく粗いのが特徴です。
- さいたま市の保育士のみなさんを対象に「保育士・幼稚園教諭のための自然体験講座」を開催しました。野外実習では童心に返り、草花あそびや虫さがし! 生きものの名前などの難しい知識はぬきにして、葉っぱの香り、鳥やセミの声を感じるだけでも楽しいものです。後半の講義では、毒をもつハチへの対処法など、夏の野外活動時に必要な注意点について一緒に考えました。
【2019年7月23日(火)】
- 午後、曇り空からだんだんと青空に。木道方面のタコノアシの白い花が良く映えていました♪(写真) また、八ツ橋の池ではオオシオカラトンボやギンヤンマがビュンビュンと水面を飛び交い、ヨシの上をギンイチモンジセセリがひらひらと元気に飛んでいました。
- 園内各所でクズ、標柱5番付近でアキノタムラソウが咲いています。どちらもチョウやハナバチとセットで撮りやすい被写体です!
【2019年7月22日(月)】
- ちょっと気が早いかもしれませんが、今年の秋の実りが気になる〜! 公園のあちこちで、どんぐりの赤ちゃんが少しずつ膨らんできました。写真はセンター近くのシラカシです。まだ、5oにも満たない超ミニサイズ! 茶色く熟すのがクヌギやコナラにくらべると遅く、公園では11月ごろから地面に落ち始めます。
- 夕方、林の奥からニイニイゼミとアブラゼミに混じって「カナカナカナ…」とヒグラシの声が聞こえてきました。だいぶ数が増えたようで、まさに“蝉時雨”と呼ぶにふさわしい響きでした。
- ★野鳥情報★ 桜土手付近でアオバトとホトトギスが鳴いていました。
【2019年7月21日(日)】
- 生きもの調べ方講座「変形菌」を開催しました。室内での講義では生態や探し方についてレクチャー。野外では、実践編として雑木林沿いの園路で変形菌調査を行いました(写真)。すぐに見つかったのはツノホコリやツツサカズキホコリ。続いてクモノスホコリやマメホコリを確認しました。驚きだったのは、チョウチンホコリの大発生! 朽木にびっしりと生えていました。最後は、変形菌と森の豊かさの関係性についてもお話ししました。
- 標柱15番付近で、妙にせわしなく働きアリが出入りしている巣を見つけました。クロヤマアリかな? と思い、近づいてよく見てみると…出てきたのはサムライアリ! オスの翅アリは触角と脚が白いのが特徴です。
【2019年7月20日(土)】
- 生きものいきいき隊のテーマは「水辺の希少植物の保全」。八ツ橋の池でヨシやガマを刈り取り、コウホネやミクリに日がよく当たるようにしました。たくさん花が咲くといいな♪ ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました(写真)。
- 標柱3番の北里の森沿いで、ハイカグラテングタケを発見! 最大で高さが30pくらいまで大きくなる種類です。一方、標柱4番〜5番で見つけたのはヒナツチガキ。こちらは1pあるかないかくらいの小さい種類です。色も形も大きさも全然違うきのこたちとの出会いが楽しいです!
- ★野鳥情報★ 夕方、高尾の森からアオバトの声が聞こえてきました。
【2019年7月19日(金)】
- 園内各所でヤブミョウガの花が見ごろを迎えています。なかでも見事なのがエドヒガン前の群生地(写真)。木道からエドヒガンの巨木を望むと、根元までのゆるやかな斜面一面に咲き誇っています。白い花が風に揺れる様がさざ波のようです。
- 北里の森の木の梢にとまる3羽のアオサギを発見! 双眼鏡で確認すると今年生まれの幼鳥でした。3月に繁殖の兆候がありましたが、どうやら無事に巣立ったようです。また、ふれあい橋近くではカワセミの幼鳥が水面をじっと見つめ、ハンティングの機会をうかがっていました。
【2019年7月18日(木)】
- 園内各所の林沿いでミズヒキの花が咲いています。名前は祝儀袋などに結ばれている水引に由来します。ひとつひとつの花は小さいですが、よく見ると半分が赤、もう半分が白く、まさに“水引”を思わせる配色です。たくさんの小さなアリが花に顔をうずめ、せっせと蜜を集めていました。
- センター近くでキタテハとジャコウアゲハを発見しました。しかも、両方とも翅がきれいな羽化したての個体! キタテハはヤブガラシの花へ吸蜜に、ジャコウアゲハは産卵するためのウマノスズクサを探しにきているようでした。
- ★第6回ホタル調査★ 公園全体で247匹確認。調査途中から強い雨が降りました。晴れていたらもっといたかも?
【2019年7月17日(水)】
- 青い空に白い雲! センター横の温度計で最高気温は31℃まで上がりました。ニイニイゼミの声がシャワーのように降り注ぎ、公園は夏らしい雰囲気に包まれました(写真)。
- 最近、標柱2番近くにあるシロダモの葉をチェックするのが日課になっています。探しているのは“ある虫”。巡視中に立ち寄ってみると…いました!! アオスジアゲハの幼虫です。小さなトゲがワンポイント♪ 葉っぱの食べあとを手がかりに探すと見つかります。幼虫は一匹だけでしたが、近くには卵が10個以上ありました。しばらく観察できそうです。
- 公園外のこと。車道をはさんで向かい側の農地からヒガシキリギリスの鳴き声が聞こえてきました。公園内では未記録の種類。荒川の河川敷には生息しているものの、分布は極めて局所的です。
【2019年7月16日(火)】
- 木道方面の草地でノコギリカメムシの姿をよく見ました(写真)。この虫、まさに「名は体を表す」のお手本。頭から腹端に至るまで、ノコギリの歯のようなギザギザで縁どられています。主にウリ科植物の茎から吸汁するので、カラスウリが生えているめだかのT字路付近で出会いやすいです。
- 見ごろが続いている桜土手のハンゲショウに、コガネグモが巣を張っています。少し前までは幼体で体長(頭から腹部の先まで)が1p以下でしたが、今日見たところ2pほどの立派な成体に育っていました! どっしりとした姿で、意外にもファンが多いクモです。
【2019年7月15日(月)】
- 午前中で小雨が上がると、少し空が明るくなりました。写真は、本日が最終日の「夏の自然観察オリエンテーリング」の様子。家族で協力してチャレンジしてくれました!
- 公園を飛び回る鳥たちに、今年生まれの幼鳥の姿が目立ってきました。群れをなしてミズキやウワミズザクラの実に集まるムクドリに、ガアガアとしわがれ声で鳴くハシブトガラス。シジュウカラやエナガ、コゲラなどの小鳥たちは木々の間をせわしなく動いています。どの種類の幼鳥も、成鳥よりも羽の色が淡かったり褐色味がかっていたりするのが特徴。行動もどことなく初々しくて、見ていて飽きません♪
- ヤブミョウガが咲き始めました。白い蝋細工のような透き通った花が、蒸し暑い日に涼しさを添えてくれます。
【2019年7月14日(日)】
- 梅雨時から見られる、ちょっぴり変わったきのこ「クモタケ」(写真)。主にキシノウエトタテグモに寄生するきのこで、生きた昆虫から生える冬虫夏草(とうちゅうかそう)の一種です。標柱18番付近に5本ほど出ていました。
- センター前でメハジキが開花。鮮やかなピンク色が目を引きます。また、木道方面ではタコノアシが咲き進んでいます。
- ★野鳥情報★ 小雨の中、標柱15番の近くでキビタキの声が聞こえてきました♪
【2019年7月13日(土)】
- 手作り実験教室「ミクロワールド探検! 顕微鏡写真を撮ろう」を開催しました(写真)。普段なかなか目にすることができない土の中や水の中の小さな生きものを、公園で採取するところからスタート。その後、顕微鏡を通して写真に撮りつつ、じっくりと観察も行いました。参加者のみなさんから聞こえてきたのは、微生物たちの多様な形や種類の多さに対する驚きの声! たった一握りの土にも、たくさんの生きものたちのくらしがあることを実感しました。
- 今日から「夏の自然観察オリエンテーリング」がスタート!! 草につく雨粒やきのこなどを題材にした、雨が多い今年の夏ならではの設問が満載です♪ 明後日まで開催しています。
- あちこちでカミキリムシの仲間と出会えました。黒光りするノコギリカミキリに、白黒模様のゴマダラカミキリ。クワカミキリとキボシカミキリに加え、鮮やかなブルーのルリボシカミキリは3匹も見つかりました!
【2019年7月12日(金)】
- 標柱5〜6番間のヤマユリが咲きました。しかも5株一斉に! この場所でヤマユリが見つかって以来、5株同時に花をつけるのは初めてのことです。雨続きでうす暗い林縁ですが、ここだけ明るくなったように見えます(写真)。
- ニイニイゼミに次ぐ2番手のセミ、アブラゼミの出現が確認できました。といっても見つけたのは抜け殻。カラムシの葉についていたので、今年羽化したのは間違いありません。鳴くのはいつかな…と思っていたら、夕方に鳴き声が聞こえてきました。今シーズン初確認です。
- ★第5回ホタル調査★ 公園全体で203匹確認。だいぶ見ごたえが出てきました。
【2019年7月11日(木)】
- 今日の写真は雨でしっとり濡れた雑木林。冷たい空気が漂っており、深呼吸すると気持ちいい〜♪
- ここ数日、元気いっぱいなのが菌類たちです。地面からはツチグリ、テングタケ、ベニタケの仲間、枯れ木からはキクラゲ、ツノマタタケ。そしてムラサキホコリやマメホコリなど変形菌もこんにちは! 園内のあちこちで色味豊かでミクロな生きものたちと出会えました。
- ★野鳥情報★ 高尾の池でカワセミ発見! 「キィーッ」とするどい鳴き声が何度も聞こえてきました。
【2019年7月10日(水)】
- ボランティアの皆さんとの園内管理作業で、駐車場トイレの入口にある古くなったロープ柵の張り替えを行いました(写真)。杭をすべて抜き、傷んでいるものを新しい杭と取り換えて打ち直し、ロープもきっちり結びなおしてきれいになりました。さらに、ふれあい橋横の道沿いに繁茂していた外来種のオオブタクサとシンジュを刈り取りさっぱりしました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
- 16番草はらのリョウブが咲き始めました。細長く伸びた花柄に白い花を多数つけています。花には早くもいろいろな虫たちがやってきています。コアオハナムグリ、クロベッコウハナアブ、ハナノミの仲間など。葉を食べにやってくるシラホシカミキリもいるので、しばらく楽しめそうです。
- ★野鳥情報★ 「オーアーオ・オーアーオ」というアオバトの鳴き声が、エドヒガン方面の林と高尾の森から聞こえてきました。標柱6番付近ではキビタキのさえずりが林内に響いていました。
【2019年7月9日(火)】
- 丈の短い草地として管理しているセンター前が、今、バッタ・コオロギを中心とした昆虫ワールドになっています! 幼虫では、エンマコオロギ、ヒゲシロスズ、ハラヒシバッタ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ。成虫では、マダラスズ、シバスズ、キアシヒバリモドキ(写真)などなど。周りのアスファルト舗装のところからでも、お手軽に観察できますよ〜!
- 県外から多摩市立南鶴牧小学校5年生のみなさんが来園。“昆虫グループ”は草はらでトンボやバッタさがし、“草花&野鳥グループ”は色んな香りがする植物や水鳥の観察、“館内見学グループ”は様々な哺乳類のはく製を見たりさわったり。短時間でしたが、たくさんの自然体験をしていただきました♪
【2019年7月7日(日)】
- 一般来園者の立ち入りを制限している場所。いつもならそのまま通り過ぎるのですが、なにか胸騒ぎがしてうす暗い林内へ導かれるように入ってみました。なぜかドキドキしながらぐるっと見渡した視線が、一点にくぎ付けとなりました。あたかもそこだけ日が差したように白く浮き立つ植物。「うそだろう!?」というのが正直な感想。腐生植物で希少種のタシロラン(写真)が10数本。その後、少し冷静になって周囲を調べると約80株が見つかりました。
- ニイニイゼミの声が園内各所で響いています。さらに、湿地ではシリシリシリ…と鳴くヒメギスや、ジ、ジ、ジ、ジキジキ…とリズミカルに鳴くツユムシの声も。巡視をしながら種類をカウントしてみると、春から鳴き続けているキンヒバリやマダラスズなど合わせて10種類近くの虫の声を聞くことができました。
【2019年7月6日(土)】
- 自然に親しむイベントデー「七夕飾りの日」の初日。イベント目白押しの中、朝から夕方までセンターで過ごす家族もいらっしゃいました。館内で開催している「竹博士になろう! クイズラリー」や、竹ぽっくりや水鉄砲の的当てが楽しめる「竹であそぼう!」のコーナー(写真)など、気ままに楽しめる内容も充実♪ 明日も開催しています。
- 標柱6番近くの湿地でカヤネズミと久々の出会い! 秋にボール状の巣が見つかることはあっても、姿が見られるのはごく稀です。ヨシの葉の上にちょこんと乗っていましたが、すぐに俊敏な動きで茂みの中へ入っていきました。
【2019年7月5日(金)】
- 本日の写真は延長開館中のセンター。茜色の美しい夕焼けを楽しむことが出来ました♪(写真)
- 標柱17番付近でドキッとした出会い。コナラの幹にクロメンガタスズメがいました。どっしりとしたボディーに、黒くてシブい色合い…。そしてなんと言っても背面のガイコツの様な模様! なお、オスはこの模様が黒っぽくて目立ちませんが、メスは白く浮かび上がるようにハッキリと現れます。今日見た個体は羽化したてのメス! インパクト大の姿にしばらく見入ってしまいました。
- ★第4回ホタル調査★ 公園全体で79匹確認。順調に増えています♪
【2019年7月4日(木)】
- 標柱16番の草はらで、オオホウライタケが輪をえがくように生えていました(写真)。これは「菌輪:きんりん」という現象です。海外では“フェアリーリング(妖精が輪になって踊った跡)”とも呼ばれています。その他にも、ツノマタタケやフサヒメホウキタケ、ツチグリなど様々なきのこの仲間が見つかりました!
- 標柱7番付近の草はらでノジトラノオの花が咲き始めました。ボランティアのみなさまと一緒に、5月・6月と草刈りを継続してきた成果が現れたと思うと嬉しくなります♪ まだつぼみの株もあり、しばらくの間楽しめそう。園路から少し離れているので、センターで双眼鏡を借りての観察がおすすめです。
【2019年7月3日(水)】
- 梅雨の雑木林には、ひかえめな白い花が多いです。北里の森沿いでハエドクソウ、かわせみ池近くではヤブコウジが咲いています。写真は、パチパチとはじける線香花火のようなミツバの花。標柱19番付近で見られます。ひとつひとつの花は2ミリ程度ととても小さいので、探すときはお吸い物でおなじみの“あの葉っぱの形”が、大きな手がかりになります。
- カイツブリのひながだいぶ大きくなってきました! 親鳥から離れ、八ツ橋の池を行ったり来たり。今日は水中に潜ったかと思うと、くちばしに大きなウシガエルのオタマジャクシをくわえて出てきました! 生まれてからひと月も経っていませんが、もう立派なハンターです。
【2019年7月2日(火)】
- 湿地の近くでは、コシアキトンボ(写真)が増えてきました。黒と白、あるいは黒と黄色のツートンカラーが玄人好み(?)なトンボです。
- 今日は雑節の「半夏生」。桜土手ではハンゲショウの花が見ごろです。この季節に葉が半分白くなる=半分化粧をしているように見えることや、この時期に生えることから名前がついたとされています。ちなみに“半夏”とは薬草のカラスビシャクのことで、今日は、エドヒガン近くでカラスビシャクの花が咲いていました♪
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