北本自然観察公園日記 2020年1月
【2020年1月31日(金)】
- 午前中、公園全体がうなるほどに風が吹いていました。激しく枝を揺らす木々の中で、特に目を引いたのがハンノキの雄花(写真)。ここ数日の陽気で一気に開花したようで、黒褐色の状態から、春らしい萌黄色に変わっていました! また、標柱16番の草はら奥ではウグイスカグラも咲き始めました。こちらは明るいピンク色です♪
- 北口付近のコナラの幹に、シモフリトゲエダシャクのオスがとまっていました。モスグリーンがかった翅を広げると大きさは4センチほど! オス・メスともにフユシャク類の中では最大級で、シーズンの後半に出現する種類です。
- ★野鳥情報★ ふれあい橋近くで亜種リュウキュウサンショウクイ。高尾の池周辺の湿地では、ベニマシコのオスが見られました。
【2020年1月30日(木)】
- 予報通りあったか〜い一日♪ 赤ちゃん連れのお母さんや、のんびり散歩をするご夫婦、ジョギングを楽しむ方などたくさんの方がいらっしゃいました。ウメが咲き始めた標柱10番の梅林は、日当たりも良くテーブルもあるので大人気!
- 期待していたニホンアカガエルの産卵は…残念ながらスタートならず。あちこちの湿地を目を皿のようにして探しましたが、見つかったのは親ばかり。代わりにミナミメダカやモツゴ、タイコウチなど水の中の色々な生きものに出会えました。写真はどじょう池付近で日向ぼっこしていたヒメゲンゴロウです。
- ★野鳥情報★ 公民館口付近でミソサザイが見られました。
【2020年1月29日(水)】
- 昨夜の激しい雨が過ぎ去ってみると、1月下旬とは思えぬ暖かさがやってきました。センター脇の温度計は19℃まで上昇。昆虫が活動し始めるのが14℃くらいからなので、成虫越冬しているウラギンシジミやキタテハは、まるで春が来たかのように飛び交っていました。そして桜土手ではモンキチョウも! こちらは幼虫もしくは蛹で越冬するチョウなので、春を待たずに羽化してしまったということ。ちょっと罪作りな暖かさかなあ。。。
- 写真は水をたたえた湿地(めだかのT字路付近)の風景です。明日も引き続き気温は高めの予報。そうなると期待が高まるのはニホンアカガエルの産卵が始まるかどうか。ビオトープ見本園では水中でなにやらうごめく気配がありました。明日の朝が楽しみです。
- ★野鳥情報★ 青空をオオタカが舞っていました。
【2020年1月28日(火)】
- 夜の降雪で公園は今シーズン初の雪化粧(写真)。しかし冬らしいこの景色も午前中の間だけ。朝から続いた雨で積もった雪はどんどん溶けていきました。
- 気温は寒いが、八ツ橋の池と高尾の池の間の湿地部分はとってもホット! ここ数日、イタチのハンティングが頻繁に目撃されています。水の中に飛び込んで、上がってきた時には銀色に輝く魚を咥えていることも。もちろん毎回出会えるわけではありませんが、別の時間に見に行ったら、今度はカワセミとダイサギのハンティングを見ることができました。
【2020年1月26日(日)】
- 公園入口の門柱はフユシャクガの観察ポイント! 今シーズン初、シロフフユエダシャク(オス)が登場しました(写真)。このガのオスの見どころは翅(はね)の模様。個体によって千差万別で、黒っぽいものから白っぽいものまでバリエーションに富んでいます。この種類が見られるようになるとフユシャクシーズンも中盤から後半に突入です。(1/28種名誤字修正しました)
- 標柱15番付近のコナラの幹にとまっていたのは、甘い花の蜜が大好物な野鳥メジロ。なんでそんなところに? としばらく観察していると、幹についている黒い染みに、くちばしを何度も出し入れしていました。あれ、樹液が出ている?! メジロが去ってから木に近づいてみると、甘酸っぱい香りが漂っていました。
【2020年1月25日(土)】
- 今日の写真は公民館口付近で出会ったルリビタキ。背景のヤブツバキが良いアクセントになってくれました♪
- 「冬の昆虫探し」をテーマに定例自然かんさつ会を行いました。キノカワガやウラギンシジミをはじめ、どれもみんなかくれんぼ名人。「教えてもらったからいることに気づいた」レベルから「教えてもらっているのに分からない」ものまで、10種類の昆虫を観察できました。「自分で見つけられると感動ものだねっ」と子どもも大人も大興奮。明日も同じテーマで行います!
- ★野鳥情報★ 標柱16番の草はらでトラツグミが見られました。
【2020年1月24日(金)】
- 春のような暖かさ! センター横の温度計は最高気温15℃に。日向ぼっこするキタテハやテングチョウ、動き回るナミテントウのほか、ガサゴソ落ち葉を揺らすカナヘビにも出会えました。
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で標柱10番梅林の剪定と標柱9〜10番間の園路補修を行いました(写真)。脚立に乗って徒長枝や枯枝を切っていると、うっすらと汗が…。ふと枝先を見ると、2輪ほどウメが咲いていました。 ボランティアのみなさま、ご協力ありがとうございました。
- ★野鳥情報★ 公民館口付近でタシギ、北口付近の湿地でミソサザイが見られました。
【2020年1月23日(木)】
- 北本市が進めている森林セラピーガイドの養成。3月下旬の森林セラピー基地グランドオープンに向けた実地研修として、市との共催で森林セラピーガイド向けワークショップを行いました(写真)。第1回目は各自の得意分野などを共有するための自己紹介と、ガイド同士の親睦を深めるための自然散策。セラピーロードが設定されている公園からは、春先の公園の様子や観察のポイントなどを紹介しました。
- 冬にも強い縄張り性を持つジョウビタキ。今シーズン、センター周辺ではなかなかオスに出会えませんでした。今日は一夜堤と標柱13番付近それぞれでオスに遭遇。カラスウリのようなオレンジ色のおなかと真っ黒な背中に2つの白斑がトレードマークです♪
- ★野鳥情報★ 高尾の森でアカゲラを確認しました。
【2020年1月22日(水)】
- 寒〜い朝。センター横の温度計では夜間の最低気温はマイナス2℃を記録しました。高尾の池も久しぶりに半分ほど凍結。野鳥の気配も少なく、園内を散歩中の方から鳥の行方を度々尋ねられました。でも鳴き声がしないだけで、枯草にそっくりな配色の小鳥が湿地の中にはたくさん。今日の写真の中にも…カシラダカが5羽も隠れています♪
- 常緑樹の葉の裏を越冬場所にするウラギンシジミ。今年は暖冬の影響か、少し暖かい日があると違う場所に移動してしまうことがよくありました。探し出すには曇りの日がチャンス! 薄暗い方がつやつやとした葉の照り返しがないため、銀白色の翅が晴れの日よりも目立つのです。 センター前のヤマモモと標柱20番付近のシラカシで見つけることができました。
- ★野鳥情報★ 一夜堤付近で亜種リュウキュウサンショウクイに出会いました。
【2020年1月21日(火)】
- 本日の写真は、何の変哲もない小枝…? にしか見えないほどの見事な擬態! クワエダシャクの幼虫(尺取虫)です。食樹であるクワの枝にしっかりとつかまり、体をピンと伸ばして何とも辛そうな体勢。頭や脚は枝先の冬芽にそっくりです。虫と気付かずに、土瓶を引っ掛けようとすると落ちて割れてしまうことから「土瓶割(どびんわり)」の異名も。人間をもあざむくその芸当は、まるで昆虫界の大道芸人です!! 標柱17番近くで見られます。
- 明るい太陽の下では、鳥たちの羽が一層鮮やかに見えます。一夜堤でジョウビタキのオス、標柱9番付近でカケスの群れ。めだかのT字路周辺では、ベニマシコのオス・メスが木の芽をほおばっていました♪
【2020年1月19日(日)】
- いきもの講座は「鳥の鳴き声」をテーマに開催しました。鳥はなぜ鳴くのか? という基本から、種類によって鳴き声が異なる理由、似ている声を聞き分けるコツなどをお話。その後の定例自然かんさつ会では“耳を使って”バードウォッチング♪(写真) 口笛のようなベニマシコの声、コゲラの濁った声、近くに来たモズを警戒するシジュウカラの声などなど…。意識を変えると、目だけで探すよりも多くの鳥に出会えることが実感できました!
- 草はらに生えているマグワの低木に注目! もう葉が落ち切ったはずの木にまだ枯葉がぶら下がっていれば、そこにはクワコという蛾のまゆがついている可能性が大です。クワコはまゆを作るとき、周辺の葉や枝を糸でぐるぐる巻きにするので冬になっても落ちないのです。
【2020年1月18日(土)】
- 日中全く気温が上がらず、お昼前には今シーズン初の雪が一時間ほど降りました。
- 生きものいきいき隊で「ビオトープ見本園のお手入れ」を行いました。池にたまった落ち葉や泥の除去(写真)と、池の周りに生えていたセイタカアワダチソウなどの刈り取り作業。水中からはクロスジギンヤンマのヤゴやヒメミズカマキリ、ヒメゲンゴロウなどが出てきました。作業の合間には池のすぐ脇のハンノキでミドリシジミの卵も観察。トンボやミドリシジミが元気に育ってくれますように! ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
- ★野鳥情報★ 南口付近で、40羽ほどのカシラダカの群れが見られました。
【2020年1月17日(金)】
- ここのところ増えていたイタチの目撃例。今日は八ツ橋の池付近で冬毛の美しい個体に出会いました(写真)。しかもやぶに紛れるでもなく、走り去るでもなく、目の前で何度も水に飛び込んでは小魚をくわえ出て来るということを繰り返していました。水面から飛び出すと、頭、胸、胴という順に体を震わせ水切り! びっしょりの身体が一瞬で水滴が吹き飛んでいました。なるほど、これなら冷たい池のなかもへっちゃらなわけですね!
- 落ち葉が多いこの時期、水路は落ち葉上げなどのメンテナンスが欠かせません。そんな作業中、スタッフの心を和ませてくれるのが鳥の声♪ 高尾の池の周辺は、ヤマガラやアオジ、カワセミやトビの声で常に賑やかでした。
【2020年1月16日(木)】
- きれいな青空が広がりました(写真)。前日が雨で上々の天気となれば、これは猛禽の観察日和になるぞ♪ と平日午前のバードウォッチングに臨みました。すると開催直後からふれあい橋上空にノスリが登場。めだかのT字路ではオオタカとトビ、標柱15番の草原付近ではハイタカと、4種類もの猛禽に出会え、初心者の方にもそれぞれの違いを比べてもらうことができました。
- センター前の草地は草本類のロゼットを観察するのによい場所となっています。えんじ色をした大きめのオニタビラコや、長い柄の先に丸っこい葉をつけたキュウリグサのロゼットが見つかります。
- ★野鳥情報★ 標柱21番付近にアカゲラがいました。
【2020年1月15日(水)】
- “枯芒(かれすすき)”は冬の季語。秋、黄金色の穂を揺らしていた公園のススキも、タネが飛んでしまった今では寂しい眺め…。ところが、雨滴をたっぷりと付けた今日はいつもより華やか!(写真) まるでビーズをまとっているかのようでした♪
- 冬の野鳥観察の楽しみは、やはり“混群”との出会いでしょう。混群とは、違う種類の鳥たちが集まった群れのこと。主に林にくらす小鳥で見られ、ある定義では「2種3羽以上、互いに25m以内、最短5分間は維持され、同じ方向に30m以上移動する」とされています。珍しい種類が混じっていることもあるので、出会うたびにワクワク・ドキドキ! 今日はシジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、コゲラの混群に、亜種リュウキュウサンショウクイが1羽混じっていました。
- ★野鳥情報★ 標柱16番の草はらにトラツグミがいました。
【2020年1月13日(月)】
- 標柱5〜6番間の北里の森で、ヒサカキの根元に山盛りになった木くずを見つけました。よく見るとただの木くずではなく、みな直径5mmくらいの球形。その直上の幹には穴が2ヶ所あいていて、どうやらそこからパチンコ玉のように出てきたようです。実はこれ、ゴマフボクトウという蛾の幼虫が出した糞(ふん)。この幼虫は生きている木の内部を食べて育ちます。
- コウヤボウキの綿毛が見ごろ♪ 標柱3番〜あずまやにかけての園路沿いが観察しやすいです。綿毛が飛んだあとの総苞(そうほう)も花のようで可愛らしいので、この時期、ちょくちょく様子を見に行きたくなる植物です。
【2020年1月12日(日)】
- 標柱6〜7番の間を巡視中、イタチがさっと園路を横切っていきました! まだ近くにいるかと消えていった辺りに慌てて駆け寄り、アズマネザサの茂みを覗くと…小さなトンネルを発見(写真)。「けもの道」です。周りの植物が枯れ、見通しがよくなる冬が観察のチャンス! ヨシ原でもよく見つかりますよ。
- 最近、シメがよく地面に下りています。シメはこの公園では冬鳥。主に草木の種子を食べるため、枝先に木の実が残っている秋ごろは樹上で、木の実が地面に落ち切ってしまうこの時期になると地上でよく見られるようになります。生きものたちの行動でも、季節の移り変わりを感じます♪
- ★野鳥情報★ 標柱21番付近でカケスの群れが見られました。また来園者の方から、めだかのT字路でミソサザイ、あずまや付近でルリビタキの情報をいただきました。
【2020年1月11日(土)】
- 今日の写真は「冬の自然観察オリエンテーリング」のひとこま。鳥の声に耳を傾けながらアオジやツグミ、ジョウビタキ、カワセミなどを見つけたり、冬の虫を探したり。…草原では、やりなげに興じる子どもたちの声が響き渡りました。13日(月祝)まで開催です!
- 南入口付近で木の上に小鳥の群れが止まっていました。何かに刺激されたのか一斉に飛び立ち、あっちへ行こうかこっちへ来ようか右往左往という状況。ようやく落ち着いたところを双眼鏡で見てみると、その正体はカワラヒワの群れでした。その数約40羽。久しぶりに見た大きな群れでした。
- ★野鳥情報★ 高尾の池の湿地でベニマシコのオスが見られました。
【2020年1月10日(金)】
- 日ざしが暖かく、お散歩が気持ちのいい一日でした♪ そんな中、気になって見に行くと…やはりありました! 標柱16番の草はらの奥で、ウグイスカグラの小さなつぼみをひとつだけ発見! 公園に早春の訪れを告げる花です。園内各所の梅林のウメのつぼみも、徐々に赤みを帯びて膨らんできています。今年の開花はいつでしょうか…?
- 今夜は、2020年最初の満月です(写真)。黄昏時に外に出ると、月の光が木々の枝をすり抜けて園路や池を照らす幻想的な風景を楽しめました。
- ★野鳥情報★ 朝、ふれあい橋付近で亜種リュウキュウサンショウクイを確認。標柱20番付近の上空をハイタカが舞っていました。
【2020年1月9日(木)】
- 2020年最初の園内管理作業で、ボランティアのみなさまと一緒に竹林の整備を行いました(写真)。イベントで出た端材や切り株を細かく切って整理。冷たい風が吹くなかでの作業でしたが、おかげできれいに片付きました。作業中、草はらでは新しいノウサギの糞を発見! 陽だまりにやってきたムラサキシジミも観察できました。ご協力ありがとうございました。
- 昨日、公園の水路に油状の物質が流入しました。木道方面の湿地および八ツ橋の池周辺で被害が確認されています。オイルマットの設置等、汚染物質の除去に着手し、生きものなどへの影響が広がらないよう対応を進めています。公園利用者の方には作業等でご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
- ★野鳥情報★ あずまや付近でミソサザイに出会いました!!
【2020年1月8日(水)】
- 朝からしとしと雨模様。湿地に立ち並ぶハンノキを見ると(写真)、房状に伸び始めた雄花から、ぽつりぽつり…と雨滴がしたたっていました。公園全体がひっそりとする中で、元気だったのがきのこの仲間! 園路脇の枯れ枝にはスエヒロタケ、標柱3番付近では久々にツチグリが外皮を広げていました。
- 来園者の方から情報をいただき、今シーズン初となるチャバネフユエダシャクのメスを確認しました! 場所は標柱15番付近のケヤキの木の幹。フユシャクガのメスの中でも大型で、白黒模様がハッキリとしていて見ごたえがあります! 正門では、引き続きイチモジフユナミシャクのメスが観察できました。
- ★野鳥情報★ かわせみ池付近でキセキレイとツミ。めだかのT字路付近では、今日もアリスイが見られました。
【2020年1月7日(火)】
- ここ数日「めだかのT字路」付近でカワセミがよく見られます。今日は湿地内のヤナギの枝から獲物探しをしていました(写真)。置物のようにじ〜っと動かない状態から、目にもとまらぬスピードでダイブ! 次の瞬間には長いくちばしにキラリと輝く小魚をくわえ、湿地奥へと飛んでいきました。
- 七種(ななくさ)の日。残念ながら公園にはカブやダイコン(すずな・すずしろ)がありません。ならばと七つの色の実を探してみました。ノイバラの赤、カラスウリの橙、カナムグラの黄、ヤブランの黒、ジャノヒゲの青、コナラの茶、最後はまだ熟していないアオキの緑色の実でコンプリート! あれ? 案外簡単に見つかりました。今度は七色の野鳥でも探してみようかしら?!
- ★野鳥情報★ めだかのT字路でアリスイの声、桜土手付近からはベニマシコの声が聞こえました。
【2020年1月5日(日)】
- 霜が降り、池が結氷する冬真っただ中。ウスモンフユシャクの羽化したてのオス(写真)に出会いました。いつもは背中で重ねている翅(はね)をチョウのように閉じていました。フユシャクシーズン的には中盤に登場する種類です。一方で、ハンノキは雄花の房を垂らし始め、春を迎える準備が始まっていました。
- 午後、北本市役所で開催する展示の設営をボランティアの方々と行いました。おかげさまで、たくさんの写真額もスムーズに配置ができました。ありがとうございました! 展示の期間は1/6(月)〜1/10(金)です。ご来場のみなさまには新発売のポストカードの中から1枚プレゼントします。ぜひお立ち寄りください。
- ★野鳥情報★ 今日も、センター近くの上空をヒメアマツバメが飛んでいました。
【2020年1月4日(土)】
- 初イベントは「家族で楽しむバードウォッチング」。小さな子どもも双眼鏡を持って公園に出かけました。1時間のうちで出会った野鳥はなんと21種類! しかもどの鳥も新年サービスと言わんばかりにじっとしていたので、みんなしっかりとピントを合わせられました。オオタカが上昇気流に乗ってどんどん小さくなっていく様子、モズの尾を回す習性などの動きの面白さまで楽しめました。
- 今日の写真は夕暮れ時のクヌギ・エノキです。このまま夜中まで雲が少なければ、三大流星群である「しぶんぎ座流星群」が見られるはず♪ 24時ごろには月も沈み条件はさらに良くなります。予報では流れる星は1時間に20個ほど。防寒対策を十分にして、北の空を見上げてみてください。
【2020年1月3日(金)】
- お正月らしく、縁起物や干支にまつわる生きものを探してみました。ネズミモチの実や子孫繁栄のお守りであるカマキリの卵鞘が思い浮かびましたが、巡視中、ぱっと目に飛び込んできたのはユズリハ(写真)でした。お正月飾りとしてダイダイ、ウラジロとともに飾られます。赤い葉柄がおめでたい感じ♪ 観察するなら標柱13・17番付近がおすすめです。
- 氷点下まで下がっていた気温も、お昼ごろにはセンター横の温度計で12℃まで上昇。多くの方が双眼鏡やカメラを手に野鳥観察を楽しんでいました。めだかのT字路周辺ではカシラダカやアオジ、バンが頻繁に登場。小さなお子さんにも見つけられたようで、鳥の動きをじ〜っと見つめていました。
- ★野鳥情報★ 標柱3番付近でルリビタキ、標柱5番付近でアカゲラが見られました。
【2020年1月2日(木)】
- 公園全体に霜が降り、吐く息も白く寒い朝でした。高尾の池も8割ほど結氷。マガモやコガモ、カルガモがわずかに残った水面にぎゅ〜っと集まっていました。やがて、ダイサギやアオサギ、カワセミまでが大集合! 一度に観察できて、なんだかお得な気分でした♪
- 本日の写真は、遠くからでもピンク色が目立つマユミの実。朱色の仮種皮に包まれた種子が鳥たちに食べられて、外側だけが残されていました。まるで、一足早く紅梅が咲いたかのよう! 青空を背景に眺めると、おめでたい雰囲気がより引き立ちます!
- ★野鳥情報★ 標柱6番付近の湿地でベニマシコの声。あずまや近くでヤマガラの群れに出会いました。
【2020年1月1日(水)】
- 新年明けましておめでとうございます。2020年の初日は好天に恵まれ(写真)、多くの来園者の方で賑わいました。本年も、埼玉県自然学習センター・北本自然観察公園をどうぞよろしくお願いいたします。
- 昨日の強風でいっそう見通しが良くなった林は、日々、新たな発見ができる楽しい観察ポイントです。今のおすすめはキイロスズメバチの古巣。標柱3番の近くは巣の外側(外皮)が取れて巣盤が9枚(層)以上あるのが分かるのに対し、標柱9〜10番の湿地側の巣は、外側がまだ残っていて丸いボール状です。
- ★野鳥情報★ 高尾の池でカワセミ、標柱10番でキクイタダキが見られました。また、来園者の方より亜種リュウキュウサンショウクイの目撃情報(10番付近、センター前)をいただきました。
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