北本自然観察公園日記 2011年6月
【2011年6月30日(木)】
- 晴れわたる午前中に公園に来てくれたのは、上尾市のみやした幼稚園の年長さん。ヤマモモの実の汁でお絵かきをしたり、クズの葉っぱでお面を作ったり(写真)、エゴノキの実で泡を作ったり。道具がなくても、自然の中ではいろんな遊びができることに気づいてもらいました。
- 一方午後からは通り雨に雷。そんな中、植竹幼稚園年長さんが遊びにきてくれました。雨音を聴いたり、カエルをつかんだりと、五感を使って雨の日ならではの内容で楽しみました。また遊びに来てくださいね♪
- 今年もセミが鳴き始めました! 聞こえたのは「チィ〜〜〜♪」と鳴くニイニイゼミの声。昨年より8日遅い記録となりました。
【2011年6月29日(水)】
- 今日の写真は、思わず「夏だーっ!」と叫びたくなるような1枚。青い空、照りつける太陽、草木の濃い緑色。梅雨明けはまだ先のようですが、園内は夏の気配たっぷりです。
- そんな夏を感じる昆虫のひとつ、ルリボシカミキリを今シーズン初確認しました。クワの木の周辺がねらいめです。
- 上尾市から平方幼稚園の年中さんが遠足で来てくれました。「生きものどうしのつながり」をテーマに、公園をお散歩。すると子どもたちは、葉っぱを食べるあおむしやミミズを食べるアリなど、積極的に見つけてくれました。また公園に遊びに来てね♪
【2011年6月28日(火)】
- オスのスジグロシロチョウが同じところをずっと飛び回っていました。どうやら、葉っぱにとまったメスにアピールしているご様子。が、メスは腹部を真上にもちあげ、はねを広げて「お断り」のポーズ!(写真) この交尾拒否行動は、モンシロチョウやキチョウなども行います。
- 夕方、ビオトープ見本園にトンボのぬけ殻を集めに行ったところ、ハンノキのこずえ辺りをひらひらと飛ぶトンボが1匹。公園内では今年初見のチョウトンボでした。そして、足もとにはマルタンヤンマとヤブヤンマのぬけ殻。夏のトンボが出そろってきました。
- ★第1回ホタル調査★ 5匹のヘイケボタルを確認できました♪
【2011年6月26日(日)】
- 団体利用が2件あり、にぎわいました。NEC埼玉のみなさんはエコウォーキングで来園しました。いきもののつながりをテーマに、土をさわり比べたり、危険とばかり思われがちなオオスズメバチを遠くから観察して、自然が私たちに多くの恩恵を与えてくれていることを紹介しました。
- もう1件、ボーイスカウト伊奈1団カブ隊(写真)にはミクロの世界を紹介! 室内で顕微鏡を使って、食虫植物のタヌキモ、土の中の小さな生きもののトビムシ、ダニ、ムカデなどをじっくり見ました。
- 草はらでネジバナ、標柱3番付近でオオバジャノヒゲの花が目立ってきました。
【2011年6月25日(土)】
- 昨日より気温が10℃以上も下がり、吹く風も涼しかったです。林縁のムラサキシキブの花には、みごとにハチに擬態した、横縞もようのヨツスジハナカミキリがきていました。
- キッズ生きもの研究室の3回目。今日のテーマは「動物しらべ」でした。公園に生息する生きものの生態や特徴を図鑑で調べ(写真)、それを基に「ヒントで動物あてクイズ」を作りました。たとえば「体の色は赤と黒で、足は6本、お尻が光る生きものは?」といった感じ。生きもののくらしや、生態について楽しく学べました。
- センター前の草はらでは、アカトンボの仲間のアキアカネとノシメトンボが見られました。昨年より5日遅い確認です。
【2011年6月24日(金)】
- 連日猛暑が続く中、とうとう最高気温が40℃を記録しました。ちょっとの風でも吹くとうれしい、そんな一日でした。
- 標柱20番付近の林縁でミドリシジミに似たチョウを見つけました。写真を撮って、センターに戻ってから調べてみると、なんとオオミドリシジミ!!! 雑木林にすむミドリシジミの仲間で、県内の低地では生息数が減少しています。公園内でも久しぶりのうれしい記録となりました。
- 行田市から、富士見ヶ丘幼稚園の年長さんが遠足で公園に遊びに来てくれました。クスノキの葉っぱの匂いをかいだり(写真)、キツネアザミの種を飛ばしたりして遊んだら、次はいろんな虫さがし。「暑〜い! でも楽しい〜!」とみんな最後まで笑顔でした。
【2011年6月23日(木)】
- 最高気温は36℃。真夏日が続いていますが、園内を歩けば木道方面で咲き始めたミゾソバのピンクがきれいとか、産まれたばかりの1cmほどのカマキリの赤ちゃんがたくましい! とか、“暑い”以外のことをたくさん感じられます。
- さいたま市立日進小学校の4年生が、社会科見学でやってきました。暑い中でも元気よく園内散策にレッツゴー! 枝にそっくりのナナフシや、背中にハートの模様があるエサキモンキツノカメムシを紹介すると、虫が苦手な子も興味深く観察していました。自然に親しむきっかけになると、うれしいです。また来てね♪
- 「ミドリシジミがいるよ!」と常連の方から情報をいただきました。さっそく草はらにかけつけると、クリの花にいました! 翅のおもてが地味な色合いのメスでした(写真)。さらに夕方、標柱12番の付近でもミドリシジミが2匹確認できました。
【2011年6月22日(水)】
- 今日も気温計は35℃越え!「暑い!!」の一言につきる一日でした。少しでも涼しい場所を求めて、鳥も人も林の木陰で一休みです。
- すくすくくらぶ夏編の第2回を開催。草原で虫とりをしました(写真)。虫とりには、動きの予測や、つぶさない力加減など、幼児には難しい動作が必要です。親子で楽しく練習することができました。
- 標柱15番付近ではミズイロオナガシジミが、草はら周辺ではアカシジミもみられました。
- 館内では節電のためにエアコンは極力使わず、出入り口のドアを開けています。今日はコシアキトンボと、スズメまで入ってきました。そっとつかまえて、外に放してやりました。
【2011年6月21日(火)】
- 朝から湿っぽい陽気で、センター前の最高気温は何と34℃まで上がりました。蒸し暑い一日でしたが、湿地からはすがすがしい景色がのぞめました(写真)。
- そんな陽気だったので、虫たちはとっても元気♪ センター裏湿地では、7、8匹のコシアキトンボが園路の上を群れるように飛び回って虫を捕まえていました。 他にも、コオニヤンマ、ショウジョウトンボ、オオシオカラトンボ、クロスジギンヤンマ、ウスバキトンボなど、たくさんのトンボが飛んでいました。
- 標柱7番方面の湿地ではキツリフネが咲き始めました。鮮やかな黄色が夏を感じさせます。園路から少し離れているので、観察には双眼鏡がおすすめです!
【2011年6月19日(日)】
- 講座「地域の自然 調べ方実習」の2回目のテーマは、外来植物。草はら周辺で植物相調査を行い(写真)、環境の指標となる外来種の比率を算出しました。確認した植物の種数は、午前・午後とも100種類前後で、そのうち外来種は午前22.8%、午後18.8%でした。公園全体では約15%ですので、外来種が入りやすい草はらは、少し高い数値になりました。
- 館内で飼育しているピンク色のシマヘビの公開身体測定を行いました。結果は、全長52cm。前回の測定日1月27日から、約10cmも大きくなりました! すくすくと育っています♪
- 初夏を彩る県の蝶、ミドリシジミの成虫が、クワの実の汁を吸っていました。まだ出始めと思われます。
【2011年6月18日(土)】
- 「生きものいきいき隊」では、センターのイベントとしては初めての試みとなる、池で増えている外来動物の捕獲を行いました。結果は、アメリカザリガニ10匹、ミシシッピアカミミガメ1匹、ウシガエルの幼生3匹でした。ほかにクサガメやドジョウ、モツゴなどが確認できました。今後も継続していきたいと思います。参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
- 定例自然かんさつ会は、表面に文字のような細かい模様がある「モジゴケ」という地衣類に注目しました。地衣類は、木や石の表面にへばりついている原始的な生きものです。野外で実物を見た後、顕微鏡で拡大して観察しました。「ん」、「と」、「ル」、「の」、「へ」といった色々な字を見つけることができました♪
- 今日の写真は、タカトウダイです。茎の先から伸びる花が、星を散らした花火のよう。ひとつの花に見える部分は、雄花や雌花が組みあわわさってできています。標柱7番付近の園路沿いで見られます。
【2011年6月17日(金)】
- 吉見町立南小学校5年生のみなさんが、総合学習で公園に来てくれました(写真)。今回のテーマは「身近な自然と環境問題」。ヨシにやってきたテントウムシを素手で取って模様を調べたり、葉笛で遊んだりしながら自然に親しみました。一方で、外来植物のハリエンジュが在来の生きものたちを脅かしていることなど、環境問題についても考えてもらいました。
- 小雨の中、草原で倒木の上に立つオスのキジに出会いました。しっとりと雨に濡れた瑠璃色や濃緑色の羽と、赤い頬の艶やかさに思わず息をのみました。よっ♪ 水も滴るいいオトコ!!
- 成長してきたヨシの葉がちまきの様にくるりと巻かれています。これはヤマトコマチグモの巣。そのすぐ近くには鳥の糞そっくりのシロオビトリノフンダマシがとまっていました。草はらのススキではエックス字状の白い隠れ帯が目立つコガネグモの姿も見られました。虫が増えてきたせいか、クモの仲間も多く見られるようになってきました。
【2011年6月16日(木)】
- 今日は、ミズイロオナガシジミ、ベニシジミ(写真)、アサマイチモンジ、アゲハチョウなどの色鮮やかなチョウチョを見ることができました。優雅に舞う姿を見ていると、どんよりとした曇り空とは裏腹に、気分は晴れやかになりました♪
- かわいらしい赤いカサのベニタケが園内各地で目立つようになりました。雑木林沿いの園路を可憐に彩ってくれています。
- ふれあい橋の脇の草むらで、オカトラノオが咲き始めました。風が吹くと、あたかも白いしっぽを振っているように花序が揺れていました。
【2011年6月15日(水)】
- 一日中、灰色の厚い雲におおわれていました。でも時折吹く風が心地よく、いろいろな虫と出合いました。センター前のカントリーヘッジ(落ち葉貯め)では、モンキゴミムシダマシが体の何倍もある大きなキノコをお食事中。標柱19番付近では、産卵管が10cm近くもあるオナガバチの仲間を見つけました。
- さらに、ウグイスカグラの枝ではコウモリがぶら下がっている・・・ようにみえるイチモンジチョウのさなぎを発見! 八ツ橋付近では、ナツアカネの情報をいただきました。
- あずまや〜標柱5番付近の園路わきではハエドクソウ、一夜堤ではニガナの花が咲き始めました。
- 今日の写真はオオヨシキリ。羽づくろいをしたあとの、のんびりショット♪
【2011年6月14日(火)】
- 雨上がりの園路に、20cmを超える黒くて細長い生きもの! その正体はクロイロコウガイビルです。普段は朽ち木の下に潜んでいますが、雨が降ったあとに地面をはい回って移動します。ヌメヌメしたからだでウネウネと動く姿に、気持ち悪いけど見入ってしまいました。
- 八ツ橋から見える北里の森の林縁では、リョウブの木の白い花が目立ってきました。その先のあずまや付近では、ムラサキシキブの小さな淡い紫色の一輪目を見つけました。低木なので、ちょうど大人の目の高さくらいで見られます。
- 今日の写真は、アマチャヅルの葉。水滴が鋸歯(きょし)に集まり、おもしろい水玉模様ができあがっていました。8月頃に小さな白い花を咲かせる、つる植物です。
【2011年6月12日(日)】
- 園内各所でツユクサやヒルガオといった初夏の花が咲き始めました。センター前の草地では、たわわに咲くクララの花にトラマルハナバチが訪れていました。(写真)
- 定例自然かんさつ会は「ナミテントウのもよう調査」を行いました。ナミテントウの体のもようは4種類。そのうち、どのもようが一番多いか調べました。捕まえた32匹中、二紋型が20匹、四紋型と紅型が5匹ずつ、斑紋型が2匹という結果になりました。夏眠に入る前の今が、調べどきです!
- 6月5日(日)に累計来館者数150万人を突破したことを記念して、先着150組様に北本産トマトとセンターオリジナルのポストカードをプレゼントしました。これからも自然学習センターは、自然の魅力や楽しさを発信できるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
【2011年6月11日(土)】
- 今日もじっとり、蒸し暑い一日でした。こんな日はみずみずしいコケ類やキノコ類が目につきます。色もオレンジ、白、黒、緑など様々で、その存在をカラフルにアピールしています。
- 標柱18番付近では、ニワトコの実が赤く色づいてきました。雨で濡れて一段とツヤツヤに! サンゴみたいです。
- 手作り実験教室は「公園の草木で染めもの」。材料には外来種オオブタクサを使いました。ビー玉などを輪ゴムで縛って模様つけ(写真)。さていったいどんな模様ができたのか、ほどいて、広げる時が緊張の瞬間です。ハート型など予想外の模様もできました。外来種を減らしたうえに、思い思いの染め物もでき、まさに一石二鳥でした。
【2011年6月10日(金)】
- 終日曇り空で湿度も高くじめじめ。そんなどんよりした天気でも、湿地のヨシからはキンヒバリの「リッリッリー♪」という涼しげな虫の音が聞こえています。
- 八ツ橋上流の湿地ではガマの穂が伸び始めています。ミクリの花(写真)も先月のヨシ刈りが功を奏して、今年はたくさん咲いています。草原では、ミクリならぬクリの花も満開です。
- センターで展示しているカイコの幼虫が、養蚕家の方の予想通りの日程で、今日「まぶし」とよばれる箱の中に自分から入っていきました。糸を口から出してまゆを作っている様子が、明日ならまだ見られるかも!?
【2011年6月9日(木)】
- 汗ばむ陽気の中、園内管理ボランティアでは、外来種のキショウブ抜きとカントリーヘッジの作り替えを行いました。繁殖力が強いキショウブがこれ以上拡大しないように、地中に硬く張った根までしっかりと抜き取りました。力のいる作業でしたが、みなさんのおかげで予定よりも早く終えることができました(写真)。
- 午後からもボランティアの方々のご協力を得て、ニュースレター夏号の発送作業を行いました。中には午前中から続けて手伝ってくださった方も! 本当にありがとうございました。
- 湿地でオオヨシキリがさえずる中、「ギョギョピリリ」とちょっと違った鳴き声。実は最近、来園者の方からコヨシキリの情報をいただいていました。近年園内ではほとんど見られない鳥なので、もしや!? とドキドキしながら探してみると、黄色い口の中を見せながらさえずっているコヨシキリの姿をヨシの合間に見ることができました。
【2011年6月8日(水)】
- 午前中ぱらっと雨が降ったものの、午後からは清々しい青空となりました。エノキ周辺ではゴマダラチョウが、ヤナギの周りではコムラサキのオス同士が激しく追いかけ合って、縄張り争い。天気とともに、メスを獲得するためのバトルはヒートアップしているようです。
- すくすくくらぶ・夏編の第1回目を行ないました(写真)。前半は幼児期における脳の発達と、五感を使った自然体験の関係性のお話しをしました。そのあとは、クワの実を味わい、クサギの葉っぱのにおいをかぎ、オオヨシキリの鳴き声を聴いたり、メダカやドジョウを見て、さわってみたりと、五感をフル活用! 生きものとふれあう時に必要な「優しさ」を、大人の手から子どもの手へ伝えることができました♪
- 育ちの森幼稚園の年長さんが遠足で来てくれました。テーマは、テントウムシ! 春に生まれた赤ちゃんが一斉に羽化し、いっぱい見られる時期なのです。最初はクイズに答えてもらい、ちょっと詳しくなったところで外へGO! 色々な模様をしたテントウムシを手にとりながらじっくり観察しました。「テントウムシ、初めて触った〜」なんていう子も、帰る頃にはテントウムシ博士でした♪
【2011年6月7日(火)】
- 心地よい風が林縁を吹き抜けていく、過ごしやすい一日でした。
- 標柱3〜4番では、米粒大の白い花が園路に散らばっていました。見上げて目をこらすと、緑の葉の中に房状のネジキの花が咲いていました(写真)。さらに園内各所でドクダミの花が咲き始めています。
- 歩くのが大好き「かごはら歩こう会」のみなさんが北本駅から歩いてきてくれました。ご希望により、公園内のほぼ端から端までウォーキング! 園内では、今が旬のクワの実を「懐かしい!」と言いながら味見してみたり、オオヨシキリの鳴き声に耳を傾けたりなど、昔の豊かな自然を思い出してもらいました。
- 昨年の冬(2010年11月26日)に公園日記で紹介したジャコウアゲハのさなぎがやっと羽化しました! といってもスタッフが確認できたのは、抜けたあとの空っぽのさなぎ。しかし、常連の方から羽化直後と思われる写真をみせていただきました。無事に羽化できてなにより♪
【2011年6月5日(日)】
- 本日、埼玉県自然学習センターは、平成4年7月1日のオープン以来の入館者が150万人に達しました! 記念すべき150万人目の入館者、上尾市在住の鈴木碧天(すずきあおい)君には、目録と記念品を贈呈し、みんなで写真を撮りました。これからも自然学習センターをよろしくお願いいたします。
- 自然に親しむイベントデー「クワの実ジャムの日」の2日目でした。「外来種を抜いてクワの実つみ」では、一輪車からあふれるほどのセイタカアワダチソウとオオブタクサを抜いてもらいました。その後はクワの実つみ。みんな手を紫色に染めながら、美味しい実を見つけつつ摘んでいました。
- サンコウチョウの目撃情報をいただきました。さっそくスタッフが確認に行くと、聞こえてきたのは「ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイ♪」のステキな鳴き声。見上げると、木の枝に1羽発見! 青いアイリングがきれいでした。
【2011年6月4日(土)】
- 今日と明日は自然に親しむイベントデー「クワの実ジャムの日」。今年はクワの実が熟すのが遅くてやきもきする毎日でしたが、ここ2、3日でどんどん色づいて、無事にイベントを開催することができました。
- “摘んで楽しい、作ってうれしい、食べておいしい”と毎年人気の「クワの実ジャムを作ろう」では、摘みたてのクワの実を鍋でグツグツ、シャモジでグルグル(写真)。あまぁ〜いジャムを完成させました♪ 今年も自然のめぐみに感謝です。
- 落ちているクワの実が歩いている! と思ったらオオヒラタシデムシの成虫と幼虫でした。さらに西部公民館方面の湿地では別名、ミミズの鳴き声ともいわれるケラの鳴き声が響いていました。地面近くもにぎやかです。
【2011年6月3日(金)】
- 最高気温は27℃、蒸し暑い! サラサヤンマ、コガネムシ、キンボシハネカクシ(写真)などの虫たちをはじめ、夏毛のタヌキを2頭目撃! シロキクラゲ、ツチグリ、キツネノタイマツなど、キノコの仲間も生き生きして見えました。
- 浦和区から電車とバスを乗り継いで、ひなどり保育園のみんなが遠足にやってきました。草はらでは、ウサギになったつもりでぴょんぴょん跳び。敵であるキツネに扮したスタッフが近づくと、一斉に走って逃げ回る♪ 子どもたちの歓声でにぎやかな園内でした。
- 標柱1番でイボタノキ、八ツ橋の池でミクリの花が咲き始めました。さらに園内各所でソメイヨシノが赤い実をつけています。食用ではないとはわかっていても、ちょっと味見したい気分になります。
【2011年6月2日(木)】
- ほぼ一日雨が降り続き、肌寒さを感じました。
- そんな中、総合学習で来てくれたのは北本市立石戸小学校3年生。今回は「興味のある生きものを見つける」をテーマに散策しました(写真)。写真を見ながら同じ形の葉っぱを探したり、フナやメダカなど、本物の魚を見比べながら口のつき方を調べました。その中で特に子どもたちの目を引いたのは、色々な模様をしたカタツムリでした。みんな興味のある生きものは見つかったかな?
- もう6月だというのに、今日もマガモのカップルが八ツ橋の池で見られました。この公園では通常冬鳥として飛来し、この時期にはとっくに北方へ帰っているはずです。いったい何故!?
【2011年6月1日(水)】
- 最高気温は19度。太陽もほとんど顔を出さず、涼しい一日でした。
- そんな、運動に最適の日に来て下さったのはウォーキングの会「ウォーク60」のみなさん。オオヨシキリやホトトギスの声が響くなか、センターから桜土手までの一周、約2キロをご案内しました。
- さらに北本市立北小学校の3年生が総合的な学習で来園しました。アリやアシナガバチなどの虫、クワやコウホネといった植物、ほかにもメダカやマガモなど、たくさんの生きものを紹介しました。興味をもった生きものをぜひ詳しく調べてみてね♪
- 今日の写真はイチモンジカメノコハムシの幼虫です。脱皮がらを体の上にのせて目立たぬようにカモフラージュ。それにしてもムラサキシキブの葉がボロボロになるほどの食欲にもビックリ!
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