今日の北本自然観察公園〜公園日記〜
【2026年8月15日(土)】
- 開館時間中、雲は多めながらも雨は降らず(写真)。生きものたちが活発に活動していました。めだかのT字路で咲き始めたハッカの花の近くをギンイチモンジセセリが飛び、センター前のクサギには、ホシホウジャクとクロアゲハが代わる代わる吸蜜にやって来てひらひら。各所の草むらにニホンカナヘビもいました!
- 標柱17番の園路沿いの朽木で、変形菌の仲間が見られました。シロウツボホコリ、エダナシツノホコリ、マメホコリ、ムラサキホコリの仲間…。ほんの数メートルの範囲で色々な種類が観察できるイチオシスポットです。

【2026年8月14日(金)】

- 昨日から一転、昼間は澄んだ青空が広がりました。湿地ではヨシが緑色の穂を出し始め、その下ではタコノアシやミゾソバ、ツユクサの花が咲いています。
- お盆の時期の恒例イベント「里山自然かんさつ会」は“身近に見られる植物や昆虫”にスポットを当てて行いました(写真)。まずは、ソメイヨシノにいたイラガの幼虫の紹介。毒ケムシとしても、冬に見つかる白黒の繭でもおなじみです。その後は、子どもたちとショウリョウバッタを触ったり、ムクノキの葉で爪磨きをしたり…。最後にアブラゼミを網で捕まえて、翅の構造や複眼、その間にある単眼をじっくりと観察。午前中ならではの光線のもと、新鮮な目で自然を見つめることができました。
- ★第11回ホタル調査★ 公園全体で47匹。夕立の後だったことも影響してか少なめでした。シーズン終盤です。

【2026年8月13日(木)】
- 休館日明け、スタッフは台風15号が過ぎ去ったあとの後片付けに追われました。園路に落ちた枝をどけたり、垂れ下がったつるを切るために引き寄せたりする作業の途中、地面や葉の上にはちょくちょくヒダリマキマイマイやミスジマイマイがいて、久々の出会いにほっこり。天気は終日不安定で、夕方からはバケツをひっくり返したような雨になりました(写真)。
- センター周辺のクズの花も台風の影響で大部分が散り、残っているのはわずかな花と蕾のみとなりました。その先端をよ〜く見ると、2pほどのウラギンシジミの幼虫が一匹! あの風雨によく耐えたなあと感動しました。

【2026年8月11日(火)】
- センター横のグリーンカーテンにジャコウアゲハのメスがやってきました(写真)。飛び去った後に卵を産んでいないかウマノスズクサを探すと、なんと幼虫を9匹も発見! 気づかぬ間に卵が産み付けられていたのですね。
- 標柱4番〜めだかのT字路間などでキツネノマゴが花をつけていました。5〜6mmほどの小さな花。しゃがみこんでじっくり観察すると、紫紅色の花弁に枝分かれした白斑があっておしゃれでした。これから秋にかけて、ハナバチやチョウの仲間が吸蜜にやってきます。
- 台風15号の接近に伴い、園内の安全確認作業を実施しました。また、倒木の恐れのある枯れ木があるため、標柱9〜10番の園路を当面の間通行止めとします。ご不便をおかけしますが、迂回にご協力をお願いします。

【2026年8月9日(日)】

- 自然に親しむイベントデー「夜森ミュージアム」の2日目。夜の自然をテーマに、様々な標本やはく製を展示し、スタッフが解説しました(写真)。雨でも楽しめる「館内クイズラリー」も大人気でした! 11日も開催します。
- 高学年向けの「夏休み昆虫教室」を開催しました。昆虫を調査するの方法のひとつとして、ベイトトラップを実践。結果、高尾の森ではアオオサムシに加え、センチコガネやコブマルエンマコガネなど、いわゆる「糞虫」と呼ばれる甲虫類を多数捕獲できました。昆虫の性質によって適した捕まえ方があることや、環境ごとに見られる種類の違いまで解説しました。
- めだかのT字路ではスズメウリが開花。小さな星型の花が特徴です。また、その近くではハッカがつぼみをつけていました。園内では希少な植物です。

【2026年8月8日(土)】

- 「セミのぬけがら調査 」の2回目を行いました(写真)。集まったぬけがらは、ニイニイゼミ42匹、アブラゼミ474匹、ミンミンゼミ33匹、ツクツクボウシ4匹、ヒグラシ4匹の合計557匹。昨年や一昨年は調査の直前に雨が降り、数は少なめでしたが…。今年はたくさん見つかったので、種類やオス・メスの見分けはけっこう大変でした! 家族で協力し合い、時にはスタッフも手助けしながら調査を進めました。
- ふれあい橋の下流側の湿地でオモダカの花が咲いています。長さ30pはあろうかという大きな矢じり型の葉が特徴ですが、園路から離れているので、観察には双眼鏡があると便利。今日の「定例自然かんさつ会」では、望遠鏡を使いました。水面からスッと伸びる茎と白い花がなんとも涼しげです。ちなみに、本種の改良品種はおせち料理でおなじみのクワイです。

【2026年8月7日(金)】
- これ、いったい何の葉?? と思うような不思議な形になっていたのは、一夜堤にあるフジの葉。縁の部分がことごとく丸く切り取られていました(写真)。これはおそらくハキリバチの仲間のしわざ。葉を切り取って巣材として利用するハナバチの仲間です。今日は二十四節気の立秋。早くも「芸術の秋」を感じたスタッフでした。
- 標柱5〜6番間の樹木伐採によって明るくなった場所で、オオヒナノウスツボが増えています。草丈が1mを越える大型の草本で「埼玉県レッドデータブック2024植物編」で絶滅危惧U類の希少種です。その開花が始まり、つぼ型をした赤紫色の小さな花がぽつ、ぽつと見られ始めました。近くではオトギリソウも咲いています。
- ★第10回ホタル調査★ 公園全体で134匹でした。まだ見られます。

【2026年8月6日(木)】
- 標柱5番付近でまだまだ見ごろのアキノタムラソウ。今日は白い花をつけた株も見られました(写真)。花に集まるルリモンハナバチやトラマルハナバチなどを観察していると、じっと獲物を待ち構えるアズチグモを発見。すると、ちょうどやってきたオオモンシロナガカメムシを捕らえました。通常は地上を歩いていることの多いこのカメムシですが、茎を登ってしまったのが運の尽きだったようです。
- 標柱19番付近の園路をアブラゼミの幼虫が歩いていました。通常夜に地中から出てきて朝までに羽化を済ませるのですが、時々昼間に出てくるうっかりさんもいます。踏まれてしまわないか心配でしたが、自力で道の脇まで歩いていきました。また、センター前や標柱3番ではクマゼミの鳴き声が聞こえました。

【2026年8月5日(水)】
- めだかのT字路を歩いていると、成虫になったショウリョウバッタたちが「チキチキ!」と音を鳴らしながら跳ねました。他にもバッタがいないかと草はらに目を向けていた時、地面を横切ったのは黒い影。ふと見上げると、まばゆく輝く太陽の下をアゲハが飛んで行きました(写真)。
- 樹間を抜けて降り注ぐ光のもと、雑木林全体にアブラゼミやミンミンゼミ、ニイニイゼミの声が響き渡っていました。まさに「蝉しぐれ」の表現がぴったり。一方、そんなにぎやかさには我関せずといったように身じろぎせず、コシロシタバが樹皮に溶け込んでいました。

【2026年8月4日(火)】
- 暑さが少し落ち着き、季節が一歩先に進んだような空気感。八ツ橋の池(写真)ではチョウトンボが翅を休めていました。今日は巡視中のスタッフも、じっくりと腰を据えて花を愛でる余裕がありました。北里の森沿いではコバギボウシとヒメキンミズヒキ、一夜堤ではミズタマソウの花がそれぞれ見ごろです。
- 公園で一番大きなトンボとえばオニヤンマ。「今年は全然見かけないねえ」とスタッフ同士で話をしていましたが、かわせみ池や公民館口付近などで、4回も出会うことができました! 園路や水路の上を悠々と飛ぶ姿はまさにトンボの王様です。

【2026年8月2日(日)】
- 木道を歩いていると、湿地際の足元からバサバサッと鳥が飛び立ちました。コジュケイか何かかなと思いつつ目を向けると、赤い頭部に緑色の体と翼。アオゲラです! 慌ててシャッターを切りましたが、捉えられたのは残像のみ(写真)。普段は樹上にいる鳥ですが、この暑さで水を飲みにやってきていたのでしょうか?
- 標柱6番のシラカシに4cmほどのイモムシがいました。大型のイモムシだとスズメガの仲間がまず思い浮かびますが、尾角がないので別のグループ。体の側面に並んだ気門(呼吸をするための穴)が赤いことから、セダカシャチホコの幼虫だとわかりました。クヌギやコナラなどのどんぐりの木の葉を食べて育ち、里山の雑木林ではおなじみのガです。

【2026年8月1日(土)】
- 8月1日は「水の日」! 写真は高尾の池です。水の使用量が特に多い8月に水循環の重要性について理解と関心を深める日として位置付けられ、今年で50回を迎えます。さて、今日の巡視中に出会った水辺の生きものは…? ゆるやかな流れに沿ってふわふわと舞うハグロトンボに、産卵中のギンヤンマ。八ツ橋の池ではヘラオモダカが小さな白い花を咲かせていました。
- 林沿いの園路に、ハイイロチョッキリが落とした枝つきのコナラのどんぐりが転がっていました。帽子の黒い点は産卵痕。まだ色は緑色ですが、いつの間にかこんなに大きく生長していたんだなあとびっくり。ミズキやエノキの実も各所でカラフルに色付いています。あと一週間ほどで「立秋」です。

過去の観察記録
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