北本自然観察公園日記 2023年4月
【2023年4月30日(日)】
- 今日の写真はめだかのT字路の風景。ヨシがぐんぐん生長し、いつの間にかスタッフの身長を超える高さに! 葉に乗った雨粒がきれいだなあと見ていると、歩いてきたのは一匹のアリ。水滴を避けるのかと思ったらその逆で、それぞれの水滴に立ち寄りながら葉先へ向かい、飲み歩きをするかのような動きでまた元の茎の方に戻っていきました。
- 園内の各所でエゴノキが咲き始めました。一番よく咲いていたのは、標柱15番の草はらにある木。一気に5分咲きになっています。葉にはくるりと巻かれたエゴツルクビオトシブミの揺籃(ようらん)が。一方、標柱16番の草はらのクヌギでは、ヒメクロオトシブミの揺籃が見られます。今日は成虫の姿もありました!
- ★野鳥情報★ 標柱2番付近のヨシ原にオオヨシキリがいました。今シーズン初確認です。
【2023年4月29日(土)】
- 北本市子供公園で開催された「こどもとみどりのフェスティバル」にブース出展しました(写真)。センターの活動や公園の生きものについて紹介するパネルと合わせて、キツネのはく製も大人気! 地域に残る貴重な自然について、来場のみなさんにPRしました。
- 北アメリカ原産の外来種、ハルジオンがそこここで満開になっています。この花にはいろいろな昆虫がやってきます。多いのはホソヒラタアブなどハナアブの仲間やクロハナムグリなどコガネムシの仲間。そして今日はカミキリムシの仲間、ツマグロハナカミキリもやってきていました。
【2023年4月28日(金)】
- 標柱16番の草はらで、クリの木の枝先がぷっくりと赤く膨らんでいるのを見つけました。これはクリタマバチの幼虫が作ったクリメコブズイフシと呼ばれる虫こぶです(写真)。前年の夏に新芽へ産み付けられた卵が孵化し、越冬した幼虫が春になると新芽をふくらませて成長を再開するという、長い時間を経て作られます。虫こぶは不思議な形をしたものが多く、新緑のシーズンにオススメの観察対象のひとつです。
- センター前のベンチに、ヒオドシチョウの幼虫がいました。食樹のエノキから落ちてしまったのかな? と心配になるところ... ですが、この幼虫は蛹(さなぎ)になる前に木を降り、良い場所をさがしで歩き回る習性があります。これからの時期、園路や壁にいるのを見かけるかもしれませんが、そっと見守っていきましょう。
【2023年4月27日(木)】
- 武蔵野銀行の新入行員のみなさんが「生物多様性」について学ぶ研修の一環として来園しました。埼玉県内の生物多様性保全の取り組みの例を室内でお話したあと、野外へ(写真)。今や絶滅が危惧されている里山の生きものミナミメダカを観察し、シュレーゲルアオガエルの鳴き声に耳をかたむけ…。自然を守る大切さを感じる時間となりました。
- 標柱5番付近のコナラの実生の上に、ポツンと止まるハネナシコロギスの幼虫を発見しました。この虫は夜行性で、夏のイベント「夜の鳴く虫観察会」の際はたまに姿を現していましたが、昼間に姿を見ることはめったにありません。成虫になっても翅がないのが特徴です。
【2023年4月26日(水)】
- 所沢市立中富小学校3年生のみなさまが来園しました。あいにくの雨... でしたが子どもたちはへっちゃら! カッパを着て、新緑の園内を元気いっぱいに散策しました(写真)。ぷるぷるのアラゲキクラゲをさわってみたり、大きなミスジマイマイの動きを観察したり、雨の日ならではの出会いを楽しみました♪
- 雑木林の斜面に生える木の根元は、雨が当たりません。そういった場所では、アリジゴクが作ったすり鉢状の穴が見られます。雨の日なら、濡れていない場所が一見してわかりやすい! 今日は標柱5〜6番でいくつも発見できました。
【2023年4月25日(火)】
- ふだんは池の中にいることが多いダイサギが、珍しく木の高いところに止まっていました。お腹の羽の間から黒いものが見え隠れしています(写真)。枝でも引っかかっているのかと一瞬ドキリとしましたが、よくよく見ると、脚を折り曲げて羽の中にしまっていたのでした。まさか、あんな高い場所で優雅に片足立ちとは! ちょっとスタッフには真似できそうにありません…。
- 標柱5番付近でヤマガラに出会いました。枝の上でしきりに何かをつついています。ヤマガラの好物といえばエゴノキの実ですが、今日は緑色のイモムシをくわえていました。
- 巡視中、標柱20番付近で公園内ではあまり見かけないトラフシジミを見つけました。名前の由来となった、翅の裏の虎斑(とらふ)模様がオシャレです。
【2023年4月23日(日)】
- 小学校4〜6年生対象の連続講座「キッズ生きもの研究室」がスタートしました。初回はプランタービオトープ作りを実施。タコノアシやミズアオイなどの希少植物の生育場所である、標柱19番の湿地から泥を採取しました。「水が深いところや浅いところ、陸地も作った方がいろいろな植物が生えるかも…?」と、グループごとに泥の盛り方を工夫。子どもたちが作ったプランタービオトープはセンター入口付近に設置しました。これから最終回となる11月まで、変化を観察し、記録してゆきます。
- 白く長いヒゲを空中に漂わせて飛ぶヒゲナガガの仲間。ついこの前まではクロハネシロヒゲナガが飛び交っていましたが、今日見つけたのは前翅に白い帯のあるホソオビヒゲナガ。今月の始めに登場した第2のヒゲナガガ、希少なミドリヒゲナガを挟んで、第3のヒゲナガガの登場です。
- ★野鳥情報★ ふれあい橋近くにカワセミがいました。
【2023年4月22日(土)】
- 初夏といえば、新緑に映える白い花。あずまや付近でサワフタギ、標柱17番ではカマツカが開花しました。先日、スタッフのオススメ花見スポットとしてご紹介した八ツ橋のミズキもいよいよ満開(写真)。今シーズンは全体的に季節の進みが例年よりも早い傾向にあり、スタッフも「えっ、もう!?」が口ぐせになりつつあります。みなさんも観察はお早めに!
- この時季、公園で美声を響かせるのは鳥たちだけではありません。湿地周辺では「コロロ…コロロ…」とシュレーゲルアオガエルがよく鳴いています。夕暮れ時、草やぶの中からはシブイロカヤキリとクビキリギスが「ビィ〜〜…」「ジーー…」。そして、ヨシ原からは「リーッリッリッリー…」とキンヒバリの涼しげな鳴き声が聞こえてきます♪
【2023年4月21日(金)】
- 最高気温は29℃まで上がり、日向を歩くだけで汗ばむくらいの陽気でした。先月まで水面が見えていた湿地もヨシがぐんぐん生長し、すっかり初夏の装いに(写真)。ずいぶん伸びたな〜と眺めていると、ヨシの間からひょっこり顔を出したニホンカナヘビと目が合いました。
- かわせみ池近くの木道沿いにあるクヌギの葉に、小判型のシルエットを発見。裏側を見ると、その正体はウラナミアカシジミの幼虫でした。あまり大きくない若いクヌギを好むため、雑木林を象徴するチョウのひとつです。特に開発の進んだ埼玉県の平野部では、生息地が急速に減少しています。成虫になるまでそっと見守りましょう。
【2023年4月20日(木)】
- スタッフが見守ってきたホオノキが、ついに大きな花を咲かせました!(写真) ここは標柱15番の草地の奥で、2014年3月に高木を伐採して林を更新した場所です。それから発芽、生長し、9年の歳月を経てようやく開花に至りました。木に花が咲くということは、大変なことなんだな... と改めて実感。まだつぼみがついているので、これからしばらく花が楽しめそうです。
- 標柱16番の草はらのクヌギに見慣れないチビタマムシが止まっていました。翅の先端側にある太い波型の斑紋が特徴のダンダラチビタマムシです。似た模様の多いチビタマムシの仲間の中では見分けやすい種類。コナラやクヌギなどの葉で見つかりますが、個体数は多くありません。
- ★野鳥情報★ 標柱17番付近でキビタキのさえずりが聞こえました。
【2023年4月19日(水)】
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、センター周辺の「カントリーヘッジ」の整備をしました。集めた落ち葉などを溜めて腐葉土として土に還すための場所です。古くなった簡易木道の一部を再利用して枠組みを作り、新しい設備が完成! 周辺の外来植物の抜き取りも実施しました。ご協力ありがとうございました。
- 標柱5番で地表すれすれを飛ぶ虫を発見。飛び方からどうやら甲虫類だし、そろそろ“あの虫”が出るころかなあ、と思っていたら地面近くに止まりました。そっと近づくと…やはりキスジコガネ。公園内でも特にこの付近でよく見られます。
- ★野鳥情報★ 巡視中、公園内5か所以上でセンダイムシクイのさえずりが聞こえました。また、ふれあい橋上空をサンショウクイが飛んでいきました。
【2023年4月18日(火)】
- 北口付近のハンノキの葉で、白いふわふわをまっとたイモムシの集団を見つけました(写真)。体をロウ状物質で覆うシロアシマルハバチの幼虫です。園内ではよく似たクルミマルハバチの幼虫も見られますが、食べる木の種類が異なります。今日見つけた個体はまだ1cmほどと小さいですが、成長するにつれロウが長く伸びます。5月には綿菓子のような姿へと変身することでしょう。
- 園内の各所でミズキとフジの花が見頃を迎えました。スタッフのオススメ花見スポットは、八ツ橋から見上げる北里の森沿いのミズキ。フジの方は、桜土手からの眺めが見ごたえアリ! 一方、かわせみ池の水面にしだれる様子も趣があります。
【2023年4月16日(日)】
- 生きもの調べ方講座「ゲンゴロウとガムシの仲間」を開催。多種多様な水生昆虫の中からゲンゴロウとガムシに注目し、実際に公園内の湿地で調査を行いました。結果、マメゲンゴロウやキベリヒラタガムシ、米粒よりも小さなコツブゲンゴロウなど6種類が見つかり、種類ごとに集計し環境を評価しました。ゲンゴロウやガムシを守るためには、水辺の植物など環境の多様さ、その場所だけではなく周辺の環境の豊かさも重要であることを確かめました。
- めだかのT字路付近の湿地で、シオヤトンボが飛び交っていました。混ざって飛んでいたシオカラトンボは、茶色かった腹部が青くなってきてお馴染みの姿に! ヨシにとまって交尾するホソミイトトンボも見られ、水辺のにぎわいが楽しい季節になりました。
【2023年4月15日(土)】
- 久しぶりにまとまった雨が降り、新緑が一層濃く感じる一日となりました(写真)。こんな日は素敵な出会いがたくさん♪ 木の幹をゆ〜っくりと移動するミスジマイマイや、ぷるぷるのタマキクラゲ。ユニークな形のヒメコウゾの花は、水滴をまとってキラキラと輝いていました。
- 一夜堤付近にあるイヌシデの葉が筒型に巻かれていました。近くを見るとそれがいくつもぶらさがっています。これはコナライクビチョッキリの揺籃(ようらん )。中には卵が入っています。普通はコナラの葉を巻くことが多いですが、シデ類など他の広葉樹を巻くこともあります。
【2023年4月14日(金)】
- 巡視中、ノイバラの葉陰から顔をのぞかせるニトベエダシャクの幼虫を見つけました(写真)。黄色い頭と白い体が目を引きます(写真クリックで全身)。驚くと体を丸める習性があり、ぶよっとした質感と黒い点の模様と相まって、ハバチ類の幼虫とよく似ています。
- 草木の花がかわるがわる咲いては散って行きます。林縁では、コアジサイやカマツカの蕾が目立ってきました。めだかのT字路では、マッチのようなエゴノキの蕾もたくさん! 今年も花のトンネルが見られるかな? と期待が高まります。
- ★野鳥情報★ 来園者の方より、標柱15番付近でセンダイムシクイの鳴き声の情報をいただきました。
【2023年4月13日(木)】
- 新緑の季節(写真)。木々の枝先など、高いところについつい目がいきますが、じつは足元にも輝くばかりの緑が広がっています。標柱16番近くの木陰で、まるで絨毯(じゅうたん)のように見えるのはコツボゴケ。都市から山地まで、湿った場所に広く見られる種類です。手のひらで優しく触れるとふかふかの感触が楽しめます♪
- チョウの種類が増えてきました! 今日はツマキチョウ、ベニシジミなどの春先から現れる種類に加え、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、キアゲハ、クロアゲハなどが観察できました。
- ★野鳥情報★ ふれあい橋の上空をツミが飛んでいました。
【2023年4月12日(水)】
- 朝、高尾の池に大型でくちばしが黄色い亜種ダイサギ、ふれあい橋近くにくちばしの黒い亜種チュウダイサギがいました。巡視を終えて再びふれあい橋に戻ってくると…なんと、2羽がひと所にいるではないですか(写真)。冬鳥として大陸から渡ってくる亜種ダイサギ(写真手前)は、間もなく渡去します。冬鳥と夏鳥が入れ変わるこの時期ならではの邂逅(かいこう)でした。
- 公園内では珍しいヤマグワに花がつき始めました。場所は標柱20番から21番へと向かう途中の道路沿い。道を挟んで左側に雄株、右側に雌株があります。マグワと識別するには花が咲いている時がチャンスです!
【2023年4月11日(火)】
- 標柱16番のエノキで、新葉を重ねて作られた巣が点々とありました(写真)。もしやこれはミツボシキリガの巣かな? とそっと中を覗くと、いたのは緑色をした別の幼虫。同じヤガ科のニレキリガでした(クリックすると幼虫)。食草はミツボシキリガと同じエノキで、幼虫の習性もよく似ています。
- センター前の園路を挟んだ草地でオヘビイチゴが咲き始めました。今の時期、似ている黄色い花が公園内にいくつも咲いていて紛らわしいことこの上ありません。ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、ミツバツチグリなどなど。この中ではオヘビイチゴだけ小葉が5枚あるので、見分けが容易です。
【2023年4月9日(日)】
- めだかのT字路でアゲハの集団吸水を見ることができました(写真)。吸水をするのはほとんどがオス。ミネラルや体温を下げるために必要な水分を摂取するための行動と考えられています。単独で行っているところは比較的よく観察できるのですが、こうして複数匹が集まっているのは珍しいです。
- 標柱20番近くの木道の脇で、ジロボウエンゴサクの花が咲いていました。公園内で間近に観察できるのはここだけ。一方で、よく似たムラサキケマンは園内各所で花盛り! 一部はもう実をつけ始めています。
【2023年4月8日(土)】
- 園内各所でウワミズザクラが満開! いまが見ごろのピークです。見上げるほどの高い木に、ブラシのような白い花が無数に咲く様子は圧巻(写真)。標柱20番や八ツ橋付近が特に見事です。
- 南口近くでモグラの死体を見つけました。そして、その近くにはヨツボシモンシデムシが3匹。主に哺乳類の死体に集まる種類です。普段見かけることは少ないですが、さすがにプロフェッショナル、いち早くやってくるものだと感心しました。こうした生きものたちのおかげで、自然がめぐってゆくのですね。
- 小雨が降る中、枝先に姿を現したのは1羽のウグイス。スタッフの目の前にとまり、その美声を響かせてくれました♪
【2023年4月7日(金)】
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、センター前の草地で増えている希少種のクララの移植を行いました(写真)。また、観察しやすい園路脇のエリアに出始めている芽のまわりには、うっかり踏んでしまわないようにロープ柵を設置! 夏に向けて事務室の窓際に“グリーンカーテン”も設置しました。ご協力ありがとうございました。
- 少し前に、倒れたエドヒガンザクラの現状をご紹介しましたが…。今日は洞の奥にヒガシニホントカゲがじっと身を隠しているのを見つけました。倒れてもなお、生きものたちのすみかとして役割を果たしています。
- 北口付近でクサノオウ、標柱15番付近でウラシマソウ、センター周辺でヒメコウゾなどなど…。色も形もユニークな花々が次々に咲いています♪
【2023年4月6日(木)】
- センター前のクスノキの下には、このところたくさんの落ち葉が。常緑樹ですが、春の若葉が出るころ古くなった葉をどんどん落とします。赤みがかった新しい葉の上には、もう小さな蕾が準備されていました(写真)。
- 6回目のニホンアカガエルの卵塊調査を実施しました。残念ながら新たな卵塊は見つからず、累計は前回と変わらず354個のまま。ボランティアのみなさま、ご協力ありがとうございました。
- ★野鳥情報★ 標柱16番の草はらで「ケーン ケーン!」というキジの声。優雅なオスの姿も見られました。
【2023年4月5日(水)】
- 久々に高尾の池(写真)がにぎやかに。コガモが優雅に泳ぐ横では、カワセミがヨシからヨシへと飛び移り、その後ろにはダイサギとアオサギ。なかなか見られない4ショットとなりました。
- 薄暗い林間を飛ぶ小さなガ。長いヒゲがやけに目立つのでヒゲナガガの仲間だとは想像できます。翅は全体が金緑色の光沢を放っていて、とてもきれい。公園内ではまだ1例しか見つかっていないミドリヒゲナガでした。まだ幼虫の食草が未知という、生態が謎につつまれた種類です。
【2023年4月4日(火)】
- 八ツ橋の池でアサザの新葉が目立ってきました(写真)。そのそばで水面が細かく波打ち、そこから泳いできたのはミナミメダカの群れ。よく見ると水底の方にモツゴも発見。ちょうど葉が陰になって、魚たちに人気の隠れ場所のようです。
- 標柱3〜4番間の園路から北里の森を見上げてみました。芽吹いたばかりだと思っていた木々の葉が、日毎に広がり茂って行く様子に驚かされます!
【2023年4月3日(月)】
- 標柱15番の草地では、アカネが姿を見せ始めました(写真)。根が茜色の染料になる植物です。四角い茎にハート型の葉を四輪生するのが特徴。茎には下向きの細かいトゲが生えており、他の植物に寄りかかるようにして伸びていきます。
- 標柱20番先で、園路をゆっくり飛んできたのはアカハネムシの仲間。少し先のカナムグラに止まりました。見ると、たいていはつけまつ毛のような触角を斜め前に広げていますが、今日は頭上にぐいっと持ち上げていました。正面からみると、兜をつけた武将のような勇ましさでした。
【2023年4月2日(日)】
- お昼ごろに晴れ間が広がると、雑木林沿いの園路にはやわらかな木漏れ日。休日とあって多くの方が散策を楽しんでいました(写真)。標柱5番ではオトコヨウゾメの白い花が咲き、ヤマツツジの蕾も大きく膨らんできました。サクラのシーズンが終盤を迎え、初夏の花へと見どころが移り変わっています。
- 冬鳥のツグミやシメが群れとなって公園を後にしようとしています。一方で留鳥のカワラヒワやホオジロは、あちこちの木の梢で美しい歌声を響かせていました。また、今日は夏鳥の一番乗り、ツバメも観察できました♪
【2023年4月1日(土)】
- 今日から新年度! 気持ちの良い青空で4月がスタートしました。少し汗ばむような陽気に、昆虫たちもイキイキ♪ 草はらの上を低空飛行していたのはビロードツリアブ。湿地のフトイやヨシの上ではフトネクイハムシが見つかりました。
- ニホンアマガエルは変身の名人。標柱11番の梅林の中を歩いていたら、落ち葉の下から全身白いニホンアマガエルが出てきました(写真)。そっとその後を追いかけると、今度はおなじみの黄緑色の1頭が出現! やがて2頭が目の前で交錯しました。まるで別の種類のようですがそうではなく、このカエルは背景によって体色を変えることができるのです。
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