北本自然観察公園日記 2021年8月
【2021年8月31日(火)】
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園路脇に生えるアズマネザサの葉っぱの裏に、翡翠色の丸いものがぶら下っていました(写真)。ちょうど葉の葉脈に似た白いすじが入ってカモフラージュしているようです。これはヒカゲチョウ
ヒメジャノメという茶色のチョウの蛹。お尻の先を葉裏に固定してぶら下っています。2021年9月1日:記事を修正しました。 - 園内各所でスズメウリが咲いています。小さくて白い花がカワイイ♪ さらに標柱19番近くの湿地ではミズアオイが咲いています。こちらはシックな青紫色が特徴です。
【2021年8月30日(月)】
- ツクツクボウシの大合唱に、夏の終わりを感じる今日このごろです。夕暮れ時、黄金色の光が空を照らすと(写真)足元からはエンマコオロギの鈴のような音色が聞こえてきます♪
- 標柱6〜7番間にあるハダカホオズキ。今年は絡まるつる植物をまめに刈りとったおかげか、ぐんぐん生長して人の背丈ほどになりました。まだ花も咲いていますが緑色の実もだいぶ膨らみました。このサイズで秋に大量の実が赤く熟すと、壮観になること間違いなし! と、今から期待が膨らんでいます。
【2021年8月29日(日)】
- 標柱19番からかわせみ池にかけての木道沿いの湿地。ついこの間までコケオトギリが咲いていた場所に、今度は同じくらいの大きさの白い花が咲いています。やや湿った場所に生育するハシカグサです(写真)。花の直径は3mmほど。この可憐な花に出会いたい方は、木道をゆっくりゆっくり歩いてみてください。
- 南口付近の園路ぎわのキツネノマゴが大盛況! 数が増えてきたイチモンジセセリ、チャバネセセリに混ざり、希少種のオオチャバネセセリも複数見つかりました。どれもよく似た見た目ですが、後翅の白い斑紋の並び方で見分けられます。
【2021年8月28日(土)】
- 今日もよく晴れて、タカの仲間の観察日和に♪ 朝、センター上空ではサシバ7羽、トビ5羽、ツミ2羽が集まって“タカ柱”となっていました(写真)。大小さまざまな種類が入り乱れながら右へ左へ飛ぶさまは、見ごたえ十分。運よく出会えたら大きさや体型、尾羽の形などに注目して、ぜひ種類の見分けにも挑戦してみましょう!!
- 標柱15番や16番の林の周りで、ノシメトンボやコノシメトンボがよく見られるようになりました。なかには赤い個体もいて、残暑厳しいながらも、季節が秋へと移り変わっていることを感じます。そんななか、ひときわ小さく鮮やかなトンボを発見! ぐっと接近してみると、水色の顔が特徴のマイコアカネでした。
【2021年8月27日(金)】
- 来園者の方から情報をいただき、ヤブガラシで吸蜜するアオバセセリを確認!(写真) 埼玉県では主に丘陵から山地に生息しているチョウで、食樹のアワブキが少ない低地では、生息地から飛来した個体がごく稀に見られるのみ。公園初記録です。本種の特徴である青い翅はだいぶ色あせてしまっていますが、ここまで飛んできた貫禄を感じます。
- 秋になると増えてくる紫色の花々。標柱7番付近でツルボ、あずまや近くの園路ではフジカンゾウが咲きはじめ♪ 湿地ではツルマメやコナギの花が見られます。
- ★第12回ホタル調査★ 今年最後の調査。公園全体で31匹でした。
【2021年8月26日(木)】
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、標柱20〜21番にかけての園路の補修を行いました。雨で流出した土をスコップで戻して固め、土留め柵を新設。暑い中ご参加いただきありがとうございました!(写真)
- 北口近くの林沿いの杭の上に、ちょこんとニホンアマガエルが乗っかっていました! 英語で“ツリーフロッグ”。あまり知られてはいませんが、じつは森林性のカエルです。4〜7月の繁殖期は田んぼや湿地で生活するものの、夏になるとこうして周辺の草はらや森林に移って様々な昆虫を食べます。
- ★野鳥情報★ めだかのT字路上空を7羽のサシバが舞っていました。
【2021年8月25日(水)】
- めだかのT字路付近で、ヒメガマ葉上のアブラムシに集まっていたのは体長3mm程のシベリアカタアリ。久しぶりの出会いでちょっとうれしくなりました。というのも、アリというとどれもモノトーンで似たものばかりですが、このアリは黒い頭部、赤褐色の胸部、そして黒い腹部には黄色い斑紋が4つとカラフルないで立ちをしています(写真)。朽ち木や枯れ枝に巣をつくります。
- 林縁各所でジョロウグモがせっせと蜘蛛の巣を作っていました。お尻から出した糸を後ろ足で縦糸に絡めながら右に左に移動し、あっという間に編み上げていきます。その様子はまさに職人技!
【2021年8月24日(火)】
- 北口付近を巡視中、池の水面に細かく波紋が広がっているのが気になって近づいてみると…。何やらたくさんのアメンボが1か所に固まり、おしくらまんじゅうのような状態になっていました!(写真) 池に落ちた昆虫を捕らえるために、一斉に集まってきたようです。写真を見返して数えると、15匹ほど確認できました(今日の写真をクリック)。
- 園内各所でヌスビトハギの花が見ごろです。ピンク色の小さな花に加え、ちょっと変わったカタチの実もポイント! 熟すと動物の毛や洋服に付いて運ばれる“くっつき虫”になります。
【2021年8月23日(月)】
- いつも薄暗いところにいるヒグラシのオス(写真)が、細い枝にとまっていました。バックは雲がかかっているものの明るい空。こういう条件下では腹部が透けて見え、中が空っぽなことがよくわかります。ここは「共鳴室(きょうめいしつ)」という、音を大きくする役割をもつ部分。セミの大きな鳴き声の秘密が垣間見えました。
- 北里の森沿いでシラヤマギクの花が咲き始めました。花は2cmほどと小さめですが、背丈は1メートル以上にもなり存在感があります。同じ野菊の仲間だと、桜土手でユウガギク、センター前でカントウヨメナが咲いています。
【2021年8月22日(日)】
- キッズ生きもの研究室第2回目を開催。昆虫を題材に「生物多様性」について考えました。雑木林と草はらで昆虫採集を行い、なぜ草原にはバッタが多いのか? といった疑問などを様々な観点から考察。さらに顕微鏡を使った観察やスケッチを通して、昆虫の形態と生息環境の関わりについても調べました(写真)。
- 蒸し暑〜い日だった今日は、公園内にきのこがにょきにょき! 鮮やかな朱色が目を引くヒイロベニヒダタケ、朽木にギッシリ生えるイヌセンボンタケ、ちょっぴりホラーな感じのツクツクボウシタケなどと出会えました♪
【2021年8月21日(土)】
- ふれあい橋近くのカラスウリの葉に、クロウリハムシ(写真)が集まっていました! その名のとおり、ウリ科の植物の葉が好物。翅の色は漆黒…に見えますが、光の当たりかたや角度によっては藍色の光沢が現れます。公園では普通種ですが、色合いが目を引くので、出会えると毎回「おっ!」とうれしくなります♪
- 園路から少し離れた木積みの上を滑るように動く影。近づいてみるとその正体は、150cmはあろうかという立派なアオダイショウでした! どこに向かおうかと思案しているかのように、頭をもたげてあっちへ行ったりこっちへ行ったり…。やがて、ゆっくりと林の奥へと消えて行きました。
【2021年8月20日(金)】
- 朝からよく晴れ、高尾の池も数日前とは打って変わって穏やかな表情(写真)。池のまわりでは、カルガモたちが泳いだり、木陰で休んだり、思い思いに過ごしていました。
- 標柱10番付近で、まさに羽化の真っ最中のツクツクボウシに出会いました。基本的にセミの羽化は、天敵に襲われにくい夕方から早朝にかけて行います。稀に、雲が多く気温が低い日中に羽化する個体がいますが…今日のようなお天気の日には珍しいことです。雨続きで、土の中から出てくるタイミングが上手く合わなかったのかもしれませんね。懐中電灯を使わずに観察するセミの羽化に、なんだか不思議な気持ちになりました。
- ★第11回ホタル調査★ 公園全体で68匹でした。そろそろ終盤です。
【2021年8月19日(木)】
- 巡視中、一夜堤のキツリフネの群落に近づいたとき、その中で気になる植物を発見。葉の形は公園内のいたるところで見られるカラムシにそっくり。ひとつ異なるのは葉の付け根(→葉腋ようえき)にむかごがついていること。ムカゴイラクサ(写真)です。自分の記憶では初確認でしたが、通りがかった常連さんに聞くと昨年も生えていたとのこと。センターに戻って調べると過去に記録はなく、正式な記録としては公園内初確認でした。主に山地の湿った場所に生育します。
- 久々に澄んだ青空! すると…センター近くのクスノキには、黒地に青いラインが印象的なチョウ、アオスジアゲハが産卵に訪れひらひら♪ 高尾の池では、同じく輝く青色の羽が美しいカワセミが見られました。
【2021年8月18日(水)】
- 強い雨が降ったり止んだりの園内(写真)。雨続きの中でも、秋の植物たちはぐんぐん生長しています。標柱10〜11番ではトネアザミが開花! 八ツ橋の池には例年になく、たくさんのワタラセツリフネソウが生えています。9月中旬頃の花の見ごろが今から楽しみになりました。
- 北里の森沿いの木で大きなコメツキムシを見つけました。全身に黄褐色の毛をまとったオオクシヒゲコメツキです。コメツキムシというとだいたい15mm前後の種が多いですが、このコメツキムシはその倍、優に30mmを超えます。よく灯火にもやってきます。
【2021年8月17日(火)】
- センター前で、ソメイヨシノの幹についているミンミンゼミを発見。そ〜っと近づいてみると… あれ? 全然逃げないし、なんだか様子がおかしい?! よく見ると脚から無数の白いトゲが! 冬虫夏草(とうちゅうかそう:主に昆虫に対し、生きている時から寄生するきのこの仲間)のセミノハリセンボンになり始めている個体でした(写真、クリックすると拡大)。将来的には全身トゲトゲの姿になります。どのように変身していくのか、しばらく観察してみましょう。
- 標柱13番からめだかのT字路にかけて、ママコノシリヌグイのピンクの花が目立ってきました。よく似た花にミゾソバがありますが、本種は茎や葉の裏に多数のトゲがあり、ここが見分けポイントになっています。
【2021年8月16日(月)】
- 標柱7番付近を巡視中、にぎやかな声が近づいてきたな…と思ったら、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、コゲラの30羽ほどの混群がやってきました。枝から枝へ食べものさがし。怖いもの知らずのヤマガラの幼鳥は、なんとアブラゼミを抱え込んで大格闘していました!(写真)そして、その中にセンダイムシクイが1羽。秋の渡りの季節の始まりです。
- 雨が降りやむと、にわかに虫たちが活動を始めます。センター周辺を飛び交うウスバキトンボや、せっせと網を補修中のジョロウグモに出会いました。
【2021年8月15日(日)】
- 公園入口の地図看板に、大きめのガが止まっていました。正体はキシタバ(写真)。前翅は木目模様がシブい感じですが、後翅は虎のような、黄色と黒色のしま模様をしています。名前を漢字で書くと「黄下翅」ですので納得。また、かわせみ池近くでは、枯れ枝そっくりの見た目のムクツマキシャチホコを発見しました。
- 標柱20番近くでエナガの群れに出会いました。木に止まって、草むらで見つけたらしきイモムシをもぐもぐ。スタッフも草むらに何かいないか探してみましたが、イモムシは見つからず…かわりに大小さまざまなサイズのヒダリマキマイマイがいました。
【2021年8月14日(土)】
- 野外の危険学習講座「ハチへの対処法」を行いました(写真)。室内で、ハチの生態や刺されないためにとるべき行動、刺された場合の対処法などを学んでから野外実習へ。ヤブガラシの花にやってきたコガタスズメバチ、キイロスズメバチ、クロアナバチなどを実際に観察しました。ハチに刺されないようにするためには、まずはその習性を知ることが大切です。
- 鮮やかな色彩で鳥たちを誘うアオハダやエノキの実。雨のしずくで輝きが増して、巡視中のスタッフもついつい引き寄せられてしまうほどの美しさ…。実りの秋はもうすぐそこです。
【2021年8月13日(金)】
- 八ツ橋の池で繁茂していたウキヤガラやヒメガマ、ヨシを刈りました(写真)。希少植物のアサザを残すための大事な作業。しっかりと日が当たるようになりました。しかも! 作業途中に開花しているミズアオイを発見。これまで八ツ橋の池には生えていませんでした。少しずつふえてきているようです♪
- 一日中しとしと雨模様…。標柱13番付近で、園路を横切るトウキョウダルマガエルの上陸幼体を発見。雨の日ならではの出会いでした。
- ★第10回ホタル調査★ 調査途中から雨が本降りとなり、公園全体で126匹でした。
【2021年8月12日(木)】
- 巡視中、たまたま目の前に落ちてきた葉っぱ付きどんぐり。ヒョイと拾い上げてみると、ハイイロチョッキリのオスがくっついていました。もしかして、どんぐりごとメスに落とされたのでしょうか…。びっくりしていたのか、しばらく動かずにじっとしていました。
- 高尾の森の近くで、アカスジキンカメムシの幼虫を発見。カメムシの仲間は、大人と子供で姿が変わる種類も多いのが魅力のひとつ。そんな中でも、本種は完全に別の虫といってもいいくらい大変身します。普段は、主に樹上でくらしていますが、雨上がりには下草でよく見つかります。
【2021年8月11日(水)】
- 八ツ橋の池はいつも通り、ギンヤンマとシオカラトンボ、オオシオカラトンボが縄張り争いをするように、互いを牽制しつつ飛び回っています。そんななか、真っ赤な体で目を引いたのがショウジョウトンボ。久しぶりの登場です。ヨシにつかまりながらゆらゆらと揺れていました(写真)。
- 標柱16番付近で、茶色いお団子のようなものを発見。ツチグリの幼菌です。何日かすれば表面の皮がパカッと開いて、見慣れたヒトデっぽい形に変身します。
【2021年8月10日(火)】
- 台風一過、朝から澄んだ青空が広がりました。一方で、気温はぐんぐん上昇。午後、センター横の温度計は40℃を指していました。時折吹く強い風に、木々は葉裏をひるがえし、ヨシは大きくなびいていました(写真)。
- 木の実・草の実が熟してきました。八ツ橋から見られるのは、ミズキとウワミズザクラ。木陰ではヤブミョウガが艶やかな藍色に。そして注目は、標柱5番付近のハナイカダ。葉の上にまん丸い実がなる、ちょっと不思議な植物です。
【2021年8月9日(月)】
- センター近くに生えているクサギの葉に、長さ5cmほどの白いチョークのようなものが乗っていました。第一印象はクワコの幼虫。けど、それにしては大きい…。何だろうと思い、近づいてみると交尾中のモンクロシャチホコ(ガの仲間)であることがわかりました。両端のモコモコしているところが頭で、おそらく左上がメス、右下がオスです。
- 標柱2番付近の園路で、足元を飛ぶクロアナバチに出会いました。体長は3cm近くある大型の狩りバチです。しばらく様子を見ていたら、草の生え際に潜り込みました。どうやら営巣中で、人が近づいたため右往左往していたようです。このハチは地中に穴を掘って巣を造り、キリギリス類を狩って幼虫の食べものにします。
【2021年8月8日(日)】
- 手作り実験教室「ミクロワールド探検! スマホを顕微鏡にしてみよう」をオンラインで開催しました(写真)。スマホを顕微鏡として使うための実験道具や観察資料は事前に郵送。そして今日、実験のコツや屋外での微生物の採取方法についてZoomで紹介しました。実験の後の振り返りでは、参加者のみなさんと「飼っている鳥の羽根がきれいだった」「普段使っているお札のヒミツが見られたよ!」などの工夫を共有できました♪
- 雨が降ったりやんだりの薄暗い天気でした。いつもは夕方に「カナカナカナ・・・」と聞こえてくるヒグラシの声が、今日ばかりは他の種類を圧倒するほどの大合唱でした。標柱15番付近の林では1本の木に5匹も止まっているのが見られました。
【2021年8月7日(土)】
- 日中は気持ちのいい青空となり、八ツ橋上空をオオタカがくるりと旋回していました。が、昼すぎからだんだん雲が出てきて…夕方には大雨になりました。(写真)
- 機敏に飛びながら、ときどき急停止してホバリングしている昆虫を発見。正体はホシホウジャクで、ガガイモやヤブガラシの花から吸蜜していました。秋になるとワタラセツリフネソウに集まる姿が見られます。
【2021年8月6日(金)】
- 標柱5番付近の朽木が、変形菌&きのこパラダイス♪(写真) 胞子が飛んだあとの扇風機のような見た目がユニークなクモノスホコリ、アイスキャンディーみたいなシロウツボホコリ、赤くてモコモコとしたウツボホコリ、そして鮮やかなオレンジ色のビョウタケの仲間…。1か所にギッシリ生えていました!!
- 木陰が続く北里の森沿いは、今の時期にぴったりのお散歩コース。アキノタムラソウ、ヒメヤブラン、コバギボウシといった紫色の花が涼しげに咲いています。
- ★第9回ホタル調査★ 公園全体で376匹確認しました。なるべく短時間での観察にご協力をお願いします。
【2021年8月5日(木)】
- 雲一つない青空!(写真) 快晴無風で暑い一日となりました。巡視中に空を眺めていたら、めだかのT字路でオオタカとトビの飛翔が見られました。
- 標柱20番付近でナツアカネ、センター近くでコノシメトンボのオスを発見。赤とんぼらしく色づいてきました♪ また、ビオトープ見本園のハンノキの樹皮にはミドリシジミの卵が産み付けてありました。新鮮でツヤツヤ! 産みたてです!!(今日の写真をクリック)
【2021年8月4日(水)】
- コナラやクヌギのどんぐりが大きくなってきました。すると、活発に動き出すのがハイイロチョッキリという小さな昆虫。なかなか姿は確認できませんが、園路のそこここに落ちている葉っぱつきのどんぐりに痕跡が見つかります。どんぐりの帽子の部分に目をこらすと…小さな穴!(今日の写真をクリック) 卵を産んだ痕です。館内には生態にまつわる展示もあります。散策と合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね♪
- 池が鳥たちでにぎわっていました! 群れで泳ぐカルガモに、青々としたヨシ原を背景にたたずむダイサギ、そして“水辺の宝石”カワセミ。こんな暑い日は、水辺で過ごす鳥たちがうらやましくなります。
【2021年8月3日(火)】
- 標柱12番付近から見える薄暗い高尾の森で、木の幹にとまるホシウスバカゲロウを見つけました(写真)。大きさは4cmくらい。ウスバカゲロウやコウスバカゲロウと異なり、触角が細長く、翅の先に模様があります。いわゆる「アリジゴク」の仲間ですが、本種の幼虫はすり鉢状の巣をつくりません。
- もうすぐ立秋! 秋の七草のひとつ、クズが公園のあちこちで花盛りとなっています。つる植物なので周りの草木に絡みついて伸びていき、見上げるような高い場所や、やぶの奥で咲いていることが多いのですが…。今日、イチオシの観察場所を発見! 標柱16番の草はら周辺では、低いところでいくつも花が咲いていて間近に見られます♪
【2021年8月2日(月)】
- セミの大合唱が響き渡る園内。連日のように暑い日が続いていますが、こんな日は木陰に置いてあるベンチがおすすめ♪ 特に標柱21番に向かう途中のベンチ(写真)では木漏れ日がキラキラ輝き、静かな時間を楽しめます。
- 標柱5番の雑木林沿いを歩いていると、湿地の流れの中に鳥が佇んでいました。双眼鏡で見ると未だ翼に白い斑が目立つ若いツミでした。水浴びに来ていたのでしょう。こちらに気付いているようにチラチラ見ていましたが、サッとは逃げず、しばらくの間観察できました。
【2021年8月1日(日)】
- 標柱2番付近や、標柱7番〜南口にかけての園路沿いに生育するカラムシ。その中に、両端が合わさって袋状になっているものが見られます(写真)。これは、オレンジ色の翅が美しいチョウ、アカタテハの幼虫の巣。ひとつの袋の中に、1匹の幼虫がくらしています。葉の裏側が白いので遠くからでもよく目立ちます!
- センター前や標柱20番付近で、クサギが見ごろを迎えています。マスク越しでも分かるくらい、あたり一面あま〜い香りでいっぱい♪ 白い花びらが光を浴びてキラキラと輝いていました。
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