北本自然観察公園日記 2017年7月
【2017年7月31日(月)】
- 目黒区から「親子ふれあい自然体験」参加者のみなさんがいらっしゃいました。夏らしい青空とセミの大合唱を背景に、親子で草花あそびや生きもの探し!(写真) 色鮮やかなキノコや、水面を低く飛ぶギンヤンマとウチワヤンマ、小さなカナヘビの赤ちゃんにも出会いました♪
- ふれあい橋周辺のクサギが白い花を咲かせ始めました。近くを通ると、ふんわりと甘い香りに包まれます。蜜を求めて訪れる昆虫たちの観察も楽しい! 今日はキアゲハと、丸っこい体型の大人しいハチ、キムネクマバチがやって来ていました。
【2017年7月30日(日)】
- TBSテレビの「サンデーモーニング」生中継で、公園でこの時期よく見られる「とんぼ」について紹介していただきました。雨の中、目を皿のようにしてようやく探し出したのはシオカラトンボとウスバキトンボ。ずっと葉に止まっていたものが、放映直前でアブに驚いて逃げてしまうなど、テレビ制作の大変さを垣間見ました(写真)。昨日からの雨で公園が潤ったので、次の晴れ間には水辺で多くのトンボが飛び交いそうです。
- ここ最近、マユミの木で見つかるキバラヘリカメムシ。幼虫から成虫まで成長過程が分かるほど、いろいろな段階の幼虫と、さらにその脱皮殻まで観察できました。体の模様が黄と白と黒を基調としたスタイリッシュなデザインなうえ、青リンゴのような爽やかな匂いのカメムシ。マユミの木があったら、ちょっと立ち止まって見てみましょう♪
【2017年7月29日(土)】
- 今日の写真はハラビロカマキリの幼虫です。カラムシの葉の陰でゆらゆらと体を揺らしていました。ハラビロカマキリはオオカマキリより幅広い腹部が特徴。よく似た外来種のムネアカハラビロカマキリとは前肢基節の突起の数で見分けます。この幼虫の前肢を観察すると突起は3つ。ほっと胸をなでおろしました。
- 標柱8番近くのヨシ原でよ〜く目をこらしてみると…カヤネズミの巣を発見♪ 遠目から見て「あれ、草が絡まってるのかな?」と思ったら、双眼鏡をのぞいてみましょう。 巣は草の葉を編んで作られているので、巣の可能性大ですよ!
【2017年7月28日(金)】
- 園内各所で鈴なりになっているエゴノキの実。近づいてよく見てみると、意外と穴があいているものがあります。これはエゴヒゲナガゾウムシの仕業。実をかじり、お尻をブスッとさして産卵するためです(写真)。今日は、標柱15番近くの林沿いで見られました。
- 園内各所の園路脇でフサヒメホウキタケがにょきにょき。名前の通り、ほうきの様な姿が特徴的。針葉樹から生えるため、ヒノキやイチョウの間伐材で作られた園路脇の土留めが観察ポイントです。クヌギやコナラの雑木林の中では、あまり見られません。
【2017年7月27日(木)】
- センター横の温度計は、最高気温25℃。連日の蒸し暑さがうそのように涼しく、過ごしやすい日でした。
- セミのぬけがら調査の1回目を行いました。今年初確認のツクツクボウシの鳴き声を耳にしつつ、調査ルート上のぬけがらをくまなく回収(写真)。羽化中のアブラゼミとニイニイゼミにも遭遇しました! 蛍光色に輝く体がとっても幻想的。これには大人も子どもも一時手を止めて見入っていました。気になる結果は、ニイニイゼミ429個、アブラゼミ115個、ミンミンゼミ2個、ヒグラシ10個、ツクツクボウシ3個の計559個。ぬけがらの数や種類を調べることで季節の変化や環境の違いが分かります。次回の調査は8月18日。どんな結果になるのか楽しみですね。
- ★第6回ホタル調査★ ちょっと涼しかったためか、公園全体で263匹を確認しました。
【2017年7月26日(水)】
- ノイバラに大きな赤い実のようなものがなっていました(写真)。まだ熟すには早すぎる気がして近づいていくと、実と思われたものがくっついていたのは、枝先ではなく葉っぱの裏側。つまり虫こぶでした。小さなとげがあってまるで金平糖のようですが、中ではバラハタマバチというハチの幼虫がすくすくと育っています。
- 巡視中、草むらから若いキジが飛び出してきました。次々と出てきて全部で3羽。さらにそのあとを母親があわてて追いかけて行きました。やんちゃ盛りの子どもを育てるのは、鳥も大変そうですね。
【2017年7月25日(火)】
- 園内管理作業で、標柱20番先の園路の補修を行いました(写真)。一輪車で砂を運び、土のうを積んで路肩を保護した後に、木を沿わせて作業完了。蒸し暑い中での作業となりましたが、ご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
- 八ツ橋でウワミズザクラとミズキの実が競演中! 黄色・赤のウワミズザクラ、白・紫・黒のミズキと、カラフルな水玉模様が楽しめますよ♪ 雨で水滴に包まれていた今日は、一段と輝いて見えました。
【2017年7月24日(月)】
- 今日の写真はスケバハゴロモ。7月に入ってから、よく見るようになったハゴロモの仲間です。大きさは1pくらい。翅(はね)に模様があるベッコウハゴロモと違い、黒い縁取りがある透明な翅を持っています。クワなどの若い枝に止まって口吻(こうふん:ストローのような口)を刺し、植物の汁を吸います。
- センター横に設置している緑のカーテンは、自生するツル性の野草でできたセンターオリジナルです。ウマノスズクサ・センニンソウ・ヤマノイモなど多種多様な植物で構成されていますが、今年、主に日よけになってくれているのはヤブガラシ。関東では、あまり実がならないとされていますが、緑のカーテンではたくさん実が付き始めています!
【2017年7月23日(日)】
- 公園内でよく見られるコガネムシのひとつ、サクラコガネ(写真)。黄褐色の体には淡い緑色の光沢があります。昼間は広葉樹の葉かげにじっとしていることが多いです。よく似たハンノヒメコガネとは胸部の点刻の大きさで識別できます。
- 林縁ではアキノタムラソウやヒヨドリバナの花が咲き始めました。また草地ではヤブマオやメヤブマオにも花穂がでています。春や秋に比べると目立つ花の少ない時期。派手さはありませんが、こんな花々も季節のうつろいを教えてくれます。
【2017年7月22日(土)】
- 「保育士・幼稚園教諭のためのしぜん体験講座」を開催しました。最初は幼児期における自然体験の重要性や、野外における危険生物への対処法などをレクチャー。その後の野外実習では、自分たちでつかまえた昆虫を手に取り、生きものとふれ合うことの大切さについてお話ししました(写真)。
- 湿地でマツカサススキが花穂をつけ始めました。穂がないと同じ場所に生えるウキヤガラによく似ています。どちらもカヤツリグサの仲間で、茎の断面が三角形をしています。
【2017年7月21日(金)】
- まるで倒立のようにピーンとした姿勢で、枝に止まっているナツアカネを見つけました(写真)。これは「オベリスク姿勢」と呼ばれる、晴れて気温が高い日に見られる行動。体温の上昇を防ぐため、太陽が真上にある時間帯は腹部の先端を上に向け、日光に当たる面積を少なくしていると考えられています。「日陰に行けばいいのでは!?」ということは置いといて、トンボなりの暑さ対策です。
- 青く熟し始めたミズキの実を、ハシブトガラスが食べに来ています。その中に、くちばしの中が赤い個体がいたら今年生まれの若鳥。成鳥よりもにごった声で「ガーア」と鳴きます。見られる野鳥の種類が少ない夏は、鳥好きにとって少〜しさびしい季節…。でも、そんな時期こそ身近な野鳥をじっくり観察するチャンスだと思うのです!
【2017年7月20日(木)】
- クヌギから出る樹液の甘酸っぱい香りには、蛾の仲間もやってきます。標柱10番近くの木には、枯葉そっくり!のカキバトモエが来ていました(写真)。夜行性なので昨晩からずっといるのでしょう。明るくなるまで残っているとカラスに食べられてしまうことがよくありますが、みごとな擬態で免れたのかも知れません。
- ★第5回ホタル調査★ 公園全体で442匹を確認。とても綺麗です!
【2017年7月19日(水)】
- 幼児を対象とした夏休み昆虫教室を開催しました。上手な虫のさわり方を練習したら、草はらにゴー! 手をつき、ヒザをつき、全身を使ってぴょーんと跳ねまわるバッタを追いかけました♪(写真) 途中、見つけたキイロスズメの幼虫をなでると…ぷくぷくとした初めての触りごこちに、大人からも子どもからも「わあーっ」と歓声が上がりました。
- クワの枝に白い綿のようなもやもやがよくついています。じっと見つめていると、そこには同じ色の虫がいるのがわかります。これはアオバハゴロモというセミに近い虫の幼虫。指先を近づけるとじわじわ横に動きます。そして危険を感じると、ぱっと一瞬のうちに飛び跳ねて逃げてしまいます。
【2017年7月18日(火)】
- 雑木林の中の倒木が白っぽくなっていたら、近づいて観察してみましょう。氷で作られたような、小さな森が広がっている時があります。これはナミウチツノホコリ(写真)。大きさは2〜3oくらいで、粘菌のツノホコリの仲間です。その日のうちに枯れてしまうことが多いため、出会えたらラッキーな生きものです。
- あずまや付近でヤブラン、標柱5〜6番の園路沿いでヒメヤブランの花が咲いています。小柄で繊細な印象のヒメヤブランに対し、花の数が多いヤブランはゴージャスな感じ。どちらの花も、夏にぴったりの涼しげな薄紫色です♪
【2017年7月17日(月)】
- 昨晩ザーッと強く降った雨で、しっとりとした公園。写真は標柱3番付近で見つけたニッポンマイマイです。首を伸ばした先のキノコには、食べ跡がくっきり! 実際には静かな食事シーンですが、むしゃむしゃ…という音が聞こえてきそうなほど、見事な食べっぷりでした。
- 芝生など丈の低い草地に住む小型のコオロギ、シバスズがもう成虫になっていました。公園内ではキンヒバリの声が少なくなり、ヒメギスやヤブキリの鳴き声が多く聞こえるようになっています。そんな鳴く虫の声に、少しづつ季節が移り変わっているのを感じます。
【2017年7月16日(日)】
- 夏の水辺はトンボが主役!ということでいきもの講座のテーマは「トンボ」。トンボの形態、生態について基礎を学んだあとは、定例自然かんさつ会でトンボ探し。まず向かった先は雑木林の木陰。こういう場所には、まだ未熟なアカトンボがいます。ここではナツアカネ、コノシメトンボ、ノシメトンボを間近に観察しました。最後はやはり水辺の主役ギンヤンマの雄姿を見に八ツ橋の池へ。ちょっと遠かったですが、ガマに止まったところをみんなで見ることができました(写真)。
- 地図を片手にポイントをめぐる「夏の自然観察オリエンテーリング」の2日目♪ 聞こえてくる虫の声に耳を澄ませ、花の香りを感じ、刻々と変わる空模様をスケッチし…。様々な角度から夏を感じられるこのイベント! 明日までの開催です。
【2017年7月15日(土)】
- 生きものいきいき隊は、標柱19番付近の湿地で自生しているミズアオイ(埼玉県 絶滅危惧TA類)周辺の草刈りと、7月6日に流入が確認された油状物質の除去、および、魚の救出を行いました。ミズアオイに日が当たるよう、茂っていたヨシを刈った後、ふれあい橋の上流でミナミメダカ(埼玉県 絶滅危惧U類)などをすくい上げて、きれいな水辺に放流しました。同時に汚れた泥をかき取りました。炎天下のもと、公園の生きものたちを守るために作業を行いました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!(写真)
- ウスバカゲロウの成虫がよく目につくようになりました。といっても林の中や林縁のササなどの茎にとまっているので、気を付けていないと見つかりません。この仲間は夜行性で、日が暮れるとどこからともなく飛び立ち、絹でできたような柔らかな翅で漆黒の空間を優雅に飛びます。
- 今日から始まりました「ホタル解説ナイト」。観察時のコツやマナーを公園正門近くでお話しします。16日(日)、22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)も18:15〜19:30の時間帯で随時開催します。一回5分程度です。お出かけの際は、ぜひ服装や持ち物の準備をお願いします。
【2017年7月14日(金)】
- 連日の蒸し暑さで、雑木林沿いはきのこ&変形菌だらけ! 今日の写真は変形菌のクモノスホコリです。大きさは約2oくらいで朽木の上に生えます。先端からぶら下がっている“かご”は、もともと胞子(植物でいうたね)がギッシリ詰まっていたところ。かごが細かい蜘蛛の巣状になっているのは、胞子が無駄なく、効率よく風にのってばらまかれるようにするためです。ちょうどケーキの上に粉砂糖をかける、ふるいに似た役割で、ミクロな生きものの工夫が宿っている形状なのです。
- 園内各所でアゲハの夏型が飛んでいます。春に観察できるタイプより大型で、翅の黒いすじが太くなっているのが特徴。ヤブガラシの花などに吸蜜に来ます。
【2017年7月13日(木)】
- 響き渡るセミの声、大きな雲が立ち上る青空(写真)。いかにも夏らしい一日でした。
- 標柱5番付近で、小川の上をすいすいと飛び回るオニヤンマのオスを観察することができました。オニヤンマは縄張り意識が強いトンボで、ココ! と決めた場所をパトロールし、メスが来るのを待ちます(オスが来たら猛烈なケンカがはじまります)。この時期は、日陰になっている流れのある水辺にいますが、季節が進むと日向でも見られるようになります。
- ★第4回ホタル調査★ 公園全体で302匹を確認。見ごたえ十分です!
【2017年7月12日(水)】
- 標柱11番付近などで、オニドコロが細長い花穂をつけています(写真)。近づいてみると、ひとつひとつの花には六枚の花被片(かひへん)が細く放射状に伸びていて、まるで雪の結晶のようでした。
- 園路で見かけるカマキリもバッタも幼虫がだんだん大きくなってきました。足元の草から勢いよく飛び出したショウリョウバッタは、オスらしくチキチキと音をたてて羽ばたいていました。
【2017年7月11日(火)】
- 藪の中から何かが微笑みかけている? あまりの暑さにまぼろしを見たのかと思いきや、目の前にあったのはウマノスズクサの花(写真)。正面から見ると「何かが」口をあけて笑っているように見えました。でもそう見えたのはやっぱり暑さのなせるわざなのかなあ。。。
- 油状物質の流入で心配される生きものたちへの影響。特に水質の影響を受けやすく、希少なエサキアメンボは大丈夫か気になり、ヨシをかき分けそっと水面をのぞいてみました。するとそこには銀白色の縁取り鮮やかなこのアメンボが3個体。少しだけ胸をなでおろしました。
【2017年7月9日(日)】
- つる植物が次々と花を咲かせています。ヤブガラシ、ノブドウ、ヘクソカズラ、ウマノスズクサ、夜にはカラスウリ。見過ごしてしまいそうな小さな花でも、様々な昆虫が集まってきます。
- 今日の写真はミスジマイマイ。クワの葉の裏にぴったりくっついていました。
- 木曜日より、木道方面の湿地で油状物質の除去作業を実施しています。委託業者による緊急の吸引作業は本日でいったん終了し、通行止めの箇所は解除となりました。人力による除去やオイル吸着マットの設置など、今後も引き続き対応を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【2017年7月8日(土)】
- 朝から強い日射しとニイニイゼミの声。気温は昼過ぎまでぐんぐん上がり、センター横の温度計は35℃を記録しました。
- 手作り実験教室で「公園の木から紙を作ろう」を開催(写真)。紙を作って、草はらの維持管理もできちゃう一石二鳥のイベントです♪ 材料は和紙の原料でもあるコウゾの仲間、クワの樹皮。そして今回は特別! ソメイヨシノも材料にして、紙のすき比べをしてみました。脱色せず樹木の本来の色で作るため、クワは鮮やかな緑、ソメイヨシノは赤みのある茶色い紙へと変身。色だけでなく質感も違い、「同じ部分を使ったのに〜!?」と自然の不思議の一端を見る機会となりました。
- 初夏に白いブラシ状の花を咲かせていたイヌザクラ。小さな実が赤や黄色に色づき始めました。低い枝で観察できる、あずまや先の園路がおすすめのポイントです。
【2017年7月7日(金)】
- 公園の水路に油状の物質が流入したことが、昨日発見されました。主に木道方面の湿地で被害が確認されています。調査するとともに、オイルマットを設置し、汚染物質の除去に着手しています(写真)。生きものなどへの影響が広がらないよう、対応を進めてまいります。公園利用者の方には作業等でご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
- ★第3回ホタル調査★ 公園全体で120匹のヘイケボタルを確認。見ごたえが出てきました。
【2017年7月6日(木)】
- 園内管理作業では、南口付近で見ごろを迎えているノカンゾウの周辺に、観察のための木道を設置しました(写真)。踏み付けを少なくし、周辺の植物に対する影響をやわらげるための作業です。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
- クワの葉の上で、立派な翅を持つヤブキリの成虫を見つけました。タンポポの花の上にちょこんと乗っていた幼虫とは、すっかり姿が変わりました。一方、根元の草むらで跳ねるオンブバッタやササキリの幼虫は、まだ小指の先ほどの大きさです。
【2017年7月5日(水)】
- さいたま市の先生を対象とした「保育士・幼稚園教諭のための自然体験講座・夏編」を開催しました。座学では幼児期に自然とふれあうことの発育上の意義に加え、この季節に特に重要なハチやヘビ、熱中症など野外活動中のリスクへの対処法を解説。後半の実習は先生たちが童心に返って、昆虫の見つけ方・つかまえ方を中心に体験しました(写真)。
- 台風一過の青空! 草木の葉が洗われ、太陽に反射した水滴がキラキラ。標柱16番の草はらではキヌガサタケがレースを広げ、リョウブの白い花が咲き始めていました。
【2017年7月4日(火)】
- 雑木林に生える小さな木、ヤブコウジ(十両)。冬には赤い実がよく目立ち、お正月飾りに登場しますが、意外とその花は知られていません。というのも小さいうえに、地面すれすれの所で下向きに咲くため、なかなか気づかれないのです。ちょうど今、かわせみ池の山側の道で数輪咲き始めています(写真) 。また近くにはカラタチバナ(百両)も開花しています。
- センター前のクヌギの株から、たくさんの若い枝が伸び、そこに色々な種類の昆虫が集まっていました。ヒメカメノコテントウやマメコガネ、ヒメクロオトシブミ、ゴマダラカミキリ…。たった一本の木でも、たくさんの生きものたちが利用しているということに、改めて気づかされました。
【2017年7月2日(日)】
- 自然に親しむイベントデー「七夕飾りの日」を開催しました。公園管理の体験を兼ねた「竹を切ろう」では竹林から七夕飾りの材料を調達! 続く「短冊づくり」ではセンター内に設置した大竹に、生きものたちでいっぱいの魅力的な公園であり続けるようにと、みんなで生きもの切り絵付きの短冊を飾りました(写真)。
- 夏至から11日目、季節を表す雑節で半夏生と呼ばれるとおり、桜土手でハンゲショウが見頃になっています。花に近い葉を半分白くお化粧し、昆虫に向けアピールする変わった植物です。
- 一夜堤の方からミンミンゼミの鳴き声。今シーズン初記録です。夕方にはヒグラシも鳴いていて、後はツクツクボウシの登場を残すのみとなりました。
【2017年7月1日(土)】
- 本日、センターと公園はオープン25周年を迎えました!! 記念のスペシャルイベント、野あそび教室「どろんこで工作をしよう」は、特別にいつもより大人数でお祝い(写真)。ゲストの“どろんこマン”と一緒に、おにぎりやお団子を作ったり、どろんこ池を思い〜っきり泳いだり! ぺたぺた、にゅるにゅる、ひんやり…泥の感触を全身で感じつつ、途中「見つけた!」と、オケラとミミズ探しに熱中する場面もありました♪ 自然の大切さを伝える施設として、これからも自然学習センターをよろしくお願いします。
- 定例自然かんさつ会でスペシャルな出会い! 八ツ橋の池のヒメガマの花の上に、シックなオレンジ色が特徴のムモンチャイロテントウがいました。埼玉県では準絶滅危惧とされている希少な昆虫。体長4mmくらいの小さな種類なので、立ち止まってじっくりと探すのが出会うコツです。
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