北本自然観察公園日記 2009年7月
【2009年7月31日(金)】
- 今日は昼から雨が上がり、園内を散策してもほとんど汗が出ない涼しい一日でした。 曇りのため、いつもより薄暗い雑木林では、昼間からヒグラシの大合唱が聞こえていました。
- 園路脇のススキの葉っぱの裏で、ちっちゃいけれども目立つ虫を見つけました。体全体がオレンジ色、翅(はね)が透明。名前はアカハネナガウンカ(写真)。この虫、顔をよく見ると垂れ目で笑っているように見えるから面白い! 写真ではわかりにくいので、ぜひ虫めがね持参で実物を見にきて下さい。
【2009年7月30日(木)】
- 今日は、伊奈町公民館のみなさんが来られました。バッタやカマキリ、セミを追いかけ、元気いっぱいに草はらを走り回りました。
- 今朝、センター前の林から「シャヮ、シャヮ、シャヮ、シャヮ」という鳴き声が。なんと、声の主はクマゼミ。もともと埼玉県にはいなかったセミですが、近年、公園近くでも鳴き声が聞かれるようになってきました。温暖化で定着してしまうのでしょうか?
- 本日の写真は、まるで宇宙人!小さなキノコたち(イヌセンボンタケ)です。そういえば、明日スペースシャトルで若田さんが帰還ですね。こんな生きものに会ったかなぁ。
【2009年7月29日(水)】
- 自然学習センターは、ここのところ連日子ども達の声でにぎわっています。今日は南戸守子供会と、草加市立中央公民館のみなさんが来園し、公園の自然とふれあう体験をしました。
- 今日の写真は草はらから見た青空。涼しげな雲が印象的です。園内では、標柱8番付近でミズタマソウ、木道方面でキツリフネなど、湿地の植物が咲き始めています。
- 本日、季節外れの「コモ巻き」をしました。人為的に傷つけられた園路ぎわのクヌギから樹液が出て、スズメバチがやってくるようになったからです。昨年も同様の対策をしたところ、一定の効果があったため、今年も行なうことにしました。2年連続でこのような対策を行なうとは・・・。
【2009年7月28日(火)】
- 今日は第1回目のセミのぬけがら調査を行ないました(写真)。公園内で集めてもらったぬけがらを、種類別に分けてカウント。全部で5種類、385個(内訳:ニイニイゼミ271個、アブラゼミ103個、ミンミンゼミ4個、ツクツクボウシ3個、ヒグラシ4個)のセミのぬけがらを確認することができました。
- 県内の高校の実習助手の皆さんが、研修のために来園。植物や土壌動物を素材に、自然観察の方法について学びました。 今日の経験を、ぜひ学校でも活かしてください!
- ビオトープ見本園に、モンスズメバチが飛んできていました。姿を追って見ていると、木にとまっていたニイニイゼミに覆いかぶさり、大あごで噛みつきました。公園のいろんな場所で、虫たちのドラマが繰り広げられています。
【2009年7月27日(月)】
- 朝日新聞さいたま総局後援の「地球教室」がありました。朝日新聞発行の資料テキストを使いながら、今地球になにが起こっているのか、これから自分たちは、どうしたらよいのかなどを学習しました。ある小学生は「アマゾンの森林伐採」が一番印象に残ったと、感想を述べていました。地球環境を考え、行動するきっかけになったら、うれしいです♪
- 今日の写真は衝撃の一枚!! これまでこの公園で見つかっていなかったお尋ね者のチョウを、ついにスタッフが発見! その名は「アカボシゴマダラ」(写真)。奄美大島などに生息する南方系のチョウですが、10年以上前に人為的な要因によって、関東圏で発見されて以来生息域を拡大してきました。このチョウの食樹は、ゴマダラチョウやオオムラサキと同じエノキのため、在来種への影響が心配されています。公園でこのチョウを見かけた方は、センターまで知らせて下さいね!
【2009年7月26日(日)】
- 今日も雲一つない青空が広がりました。そんな大空を悠々と飛んでいたのはオオタカ、久しぶりの登場でした。
- 巡視中、たくさんのアリの行進に出会いました。よく見ると、卵やさなぎを抱えて引越しの最中。写真は、2匹で運んでいるところです。一匹で運んだほうが楽なのでは?!
- 夏休み昆虫教室(高学年編)を開催しました。捕虫網を使う練習のあと、草はらでレッツ虫取り!!つかまえた虫を食性で分けて見ると草食の虫が多く、肉食の虫はそれよりも少ない結果に。ちょっと難しい生態系のピラミッドのお話も実感してもらうことができました。たくさんの昆虫が生きていける自然の大切さをこれからも忘れないでくださいね!
【2009年7月25日(土)】
- 本日のキッズ生きもの研究室のテーマは「ニイニイゼミ調べ」でした。小さくおとなしい印象のニイニイゼミですが、みんなの殺気が伝わるのか、なかなかつかまりません。苦戦してとらえたセミは全部で18匹。オスやメスの違いを観察して、胸に白色ペンで印をつけて放しました。今後、どれくらい移動するのか、何日くらい生きているのかを調べてみたいと思っています。
- 公園入口のふれあい橋のたもとでは、クサギの花が咲き始めました。純白の花が夏らしい青空に、とてもよく似合います。
- 定例自然かんさつ会では、夏を体感しようということで、地面や木の幹などの温度を放射温度計で測りました。センター前のアスファルトの上は40度以上、逆に陰になっている場所の木の幹は28度でした。さらに、キッズ生き物研究室で印をつけたニイニイゼミをさがしてみると、放した木の上にいるのを見つけることができました!
【2009年7月24日(金)】
- 春日部市から、小中学校の新任の先生達が研修に来てくれました。レクチャーや環境教育プログラムの体験などを通じて、学校で環境教育を進めていく上での基本的な考え方や方法をご紹介しました。最後は、班ごとにオリジナルの環境教育プログラムづくり。夏の暑さに加えて、若い先生たちの熱心な議論で超Hotな1日でした。
- あずまや近くの木道脇にぽつんと1本だけ生えているオオヒナノウスツボに花が咲きました。心無い人に折られてしまい、もうだめかも、と思いつつ支柱でしっかり支えて経過を見守っていましたが、植物のたくましさに感動! です。
【2009年7月23日(木)】
- 昨日に引き続き夏休み昆虫教室(低学年編)を2回開催しました。午前の部では、草はらでの虫とり。さすが小学生、ほとんどの子どもが虫をつかむのもへっちゃらで、中には虫博士もいました。午後の部は雨のため、場所をビオトープ見本園に変更。濡れながらもイトトンボやカマキリ、コオロギなどをつかまえました。
- 標柱5〜6番の間の湿地側で、アキノタムラソウが咲き始めました(写真)。小さな薄紫色の花がたくさんついて可憐な印象です。名前に「アキノ」とつきますが、実は今頃から咲き出します。
- ★第6回ホタル調査の結果★ 212匹のヘイケボタルを確認できました。見ごたえあります!詳しくは、自然学習センター内に掲示している地図をご覧下さい。
【2009年7月22日(水)】
- 今日は日食の日! こんな特別な日にやって来たのは久喜市子ども自然観察会のみなさんです。公園の近くの荒川でいざ日食観察。薄曇りの中にぼんやりと部分日食している太陽を見ることができました。他にも公園内を歩きながらいろんな生きものを観察したり、草はらで虫とりをしたりしました。最後まで元気いっぱいの子どもたちと一緒に、スタッフも楽しい一日を過ごしました。
- 今日は夏休み昆虫教室(幼児編)を開催しました。中には、親子ともに虫に触るのが始めてという家族もいましたが、見て、触れて、捕まえてと、段階をふんで虫と親しむことができました。夏休みは始まったばかり! 今年の夏は、いろんな虫を探して虫博士になってね♪
【2009年7月21日(火)】
- 今日は、鴻巣市の青空子供会のみなさんが遊びに来てくれました。1年生〜6年生までが、4つのチームに分かれて、Q&Aシアター、虫捕り、エゴノキ石けんづくり、紙飛行機づくりを行いました。活動の中で、会話が自然とはずんだり、高学年の子が1年生を気づかったりと楽しみながら親睦も深めることができました。
- 湿地で何やら獣(けもの)の足跡を発見…。アライグマだ〜!指が長くて、人間の手形によく似た形をしているのが特徴です。アライグマは外来生物で雑食性。他の生きものへの影響が心配です。
【2009年7月20日(月・祝)】
- 夏の日差しに、キラッと輝く七色の虫が出現。そう!ヤマトタマムシです。さらに定例しぜん観察会中には、メタリックな緑の体に黄色の斑が特徴のアオマダラタマムシも見つかりました。
- 本日は「夏の自然観察オリエンテーリング」の最終日でした。3連休中は、まずまずの天候で多く方の参加がありました。各ポイントの設問は、夏ならではのものばかり。特に好評だったのは「水鉄砲で水車を回せ!」というポイントでした(写真)。みなさん竹製の水鉄砲で、繰り返しチャレンジしていました。
【2009年7月19日(日)】
- 梅雨明けしたにもかかわらず、連日曇り&ものすごく湿度が高くてビックリ。うちわ片手に散策される方もチラホラ見かけました。確かに涼しいし、蚊よけにもいいかも!
- 三郷市から「夏休み親子環境学習会」の皆さんが、来園されました。園内散策の後、公園内に生えてる竹を使って竹ポックリ作りに挑戦。最後に2階からカイツブリを見ることができました(ちなみに三郷市のマスコットキャラクターは「かいちゃん&つぶちゃん」)。みなさん、また来て下さいね!
- センター脇に生えてきたアキノノゲシにアブラムシやテントウムシが集まっていました。他にも何かいそうな感じがしたので近づいてみたところ、珍しい虫を発見。樹上性で公園内ではめったに見られないササキリモドキ(写真)というキリギリスの仲間です。繊細な姿とは裏腹に、肉食性です。
【2009年7月18日(土)】
- 本日の「生きものいきいき隊」は高尾の森の下草刈り。暑い時期なので作業はゆっくり休みながら。休憩中に参加者のみなさんとクヌギの幼木を見ていたら、アオバハゴロモの幼虫やらヒメクロオトシブミやら、いろいろな虫たちが見つかりました。こんな小さな木でも多くの生きものをささえているんだと、ついつい見入ってしまいました(写真)。
- 湿地を横断する園路の草刈りをしてきました。ヨシが成長しそこにカナムグラがからまる合わせ技。カナムグラの重さでどうしても園路に垂れ下がってしまいます。そういえばこの場所は少し前に草刈りをしたばかり。ほんとうに今の時期の草たちの成長には勢いがあります。
【2009年7月17日(金)】
- 巣立って間もないシジュウカラの若鳥が10数羽の群れになって、木々の間を飛び回っていました。親元から離れて、みんなまだ不安なのかな!?
- 今日の写真は、コロギスのメス。近寄ってカメラを向けると、翅を広げて威嚇してきました。
- 明日からの3連休は、公園内を歩きながらクイズに挑戦する「夏の自然観察オリエンテーリング」と、自分が撮った写真をその場でプリント&展示するフォトコンテストを開催! みなさまのご参加、お待ちしております。
【2009年7月16日(木)】
- いつの間にやってきたのか、センターの事務所の天井にトンボがとまっていました。よく見ると腹部に特徴あるくびれが。山地から丘陵地の清流に生息しているコシボソヤンマです(写真)。おそらく、ヤゴの時に荒川の上流から流されてきたのではないかと思うけれど…?
- マスダクロホシタマムシという、7〜8ミリと小さいけれどとってもきれいなタマムシが見つかりました。光の加減によってきらきら光る緑色、橙色、赤色と、まさに天然の宝石です。
- ★第5回ホタル調査の結果★ 164匹のヘイケボタルを確認できました。見ごたえあります!詳しくは、自然学習センター内に掲示している地図をご覧下さい。
【2009年7月15日(水)】
- さいたまコープの皆さんが来園しました。「自然とは何か」、「環境問題とは何か」といった内容の講義のあと、園内を回って旬の生きものを観察しました。今度は、お子さんや、地域のお友達と一緒に遊びに来てくださいね!
- 今日も暑い!そんな夏の日差しの中を飛ぶモンシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジ、ウラギンシジミ、ルリシジミなどに出会いました。
- 「カァカァカァ・・・」頭上には、カラスがたくさん、園路には所々カラスたちの羽根が落ちています。どの部分の羽根か気になってセンターの羽根図鑑で調べてみると、初列風切羽根でした。多くの鳥は、繁殖を終えると冬までに羽根が生え変わります。そういえば、飛んでる姿もボロボロだ〜。
【2009年7月14日(火)】
- 今日も暑い一日でした。気象庁より、関東地方の梅雨明け宣言(速報)が出ました。
- 巡視中、オオシオカラトンボの青、ショウジョウトンボの赤、オニヤンマのトラ模様と、たくさんの色鮮やかなトンボたちに会いました。昨日は、お客様よりマルタンヤンマの情報も。
- センター前でキンミズヒキ、園内各所でミズヒキが咲き始めました。鮮やかな黄色い花と、小さく可憐な花と、どっちがお好き?
- 標柱7番付近の園路で、羽化直前のニイニイゼミの幼虫に会いました。アズマネザサに登ってひと休み(写真)。そういえば、昨年もここで見たような・・・。意外とセミ羽化スポットかも。
【2009年7月12日(日)】
- 7月1日〜8月31日まで、夏休みの自由研究相談を受けつけています。興味のあるテーマをスタッフと話し合いながら、課題を決めていきます。今日は4件、テーマはセミ、メダカ、雲(気象)、カブトムシでした。みんなが楽しく研究できるようにお手伝いします♪ご予約お待ちしています。
- 標柱5番近くの林縁でヤマユリの白い大きな花が咲いています。とってもいい香り。お早めに、園路からご覧下さい。
- 今日のしぜん工作教室は「ノコギリ教室」、竹で水鉄砲を作りました。小さい子も保護者の方と、ちゃんとノコギリを使って作業しました。そのあとは、的当てゲーム!とっても盛り上がりました。
【2009年7月11日(土)】
- 本日の手作り実験教室は「手すきの紙作り」でした。クワの枝を切って、たたいて、次第に紙になる様子に、子どもたちも興味津々。紙は木からできてると実感でき、「これから紙を大切にしたい」という意見も、たくさんでました。
- 午前中、学習センター上空を100羽以上のムクドリの群れが通過。その中にコムクドリが数羽混じっていました!ひと回り小さく、顔が白っぽい個体です。ムクドリの群れをみたら要チェック!
- 木道わきでタコノアシが咲き始めました。これから8月にかけて、各所で見られます。薄暗い林縁では、ヤブミョウガの花が白く目立っていました。
【2009年7月10日(金)】
- 標柱13番の湿地周辺で、ママコノシリヌグイの花が咲いています(写真はつぼみ)。小さくて、白にほのかなピンクがとても愛らしく、湿地のアイドル的存在! でも茎と葉の裏には、仲間のミゾソバよりもさらにすごいトゲがあって、知らずに触るととても痛い目にあいます。
- 連日、センター前の草地に積んである伐採したクワで、キボシカミキリが見られます。今日もオスメスのペアが2組。メスが樹皮をかじって産卵場所を作っているようです。それにしてもどうやって、このクワの木のありかを探し当てるのか不思議ですね。
【2009年7月9日(木)】
- 昨日の夕方にはヒグラシの鳴き声、今日の巡視中にはアブラゼミの鳴き声を初確認しました。園路にはセミの抜け穴もたくさん開いていて、夏本番に向けて続々とセミ達が羽化しているようです。
- 本日は園内管理ボランティアデー。前回の作業で製作した簡易木道をリヤカーで運び(写真)、標柱8番付近のぬかるんだ園路に敷きました。その後はマダケ林の拡大防止作業。先週スタッフが300本以上ものタケノコと若竹を刈り取ったのに、今回はそれ以上の本数。まさに「雨後のタケノコ」を実感しました。全員全身汗びっしょりになりました。参加の皆さん、ありがとうございました。
- ★第4回ホタル調査の結果★ 68匹のヘイケボタルを確認できました。詳しくは、自然学習センター内に掲示している地図をご覧下さい。
【2009年7月8日(水)】
- 雨のち曇り、夕方には晴れ間。 梅雨らしく、園内のあちこちでカタツムリが活発に活動していました。
- 草刈り作業中に、湿地でギンイチモンジセセリ(環境省・準絶滅危惧)に出会いました。 このチョウは、春と夏、そして稀に秋と、年に2〜3回発生する昆虫です。 公園内では今年2回目の確認。夏の知らせですね。
- 湿地沿いを歩いていると聞こえる「シリ・シリ・シリ…」という声の主はキリギリスの 仲間のヒメギスです(写真)。 葉っぱの上にいると目立つので見つけやすいのですが、逃げ足が速くて写真を撮るのは一苦労です。
【2009年7月7日(火)】
- 蒸し暑い日が続きます。最高気温は34℃! 歩いていて、日陰のありがたさを感じました。
- クモとミツバチ、どっちが強い?今日、目撃した衝撃のシーンは、大きさ3cmほどのイオウイロハシリグモがニホンミツバチの頭に噛みついているところでした(写真)。
- 湿地であれだけ騒々しかったオオヨシキリの声が、すっかり聞かれなくなりました。ただいま子育て中です。草地では3羽の子どもを連れたキジの夫婦を見かけました。無事育ってくれますように。
- 標柱10番付近の梅林の道を歩いていると、足元に小さな虫が少し飛んでは止まり、飛んでは止まりしています。おぉ!これが「道おしえ」をしてくれるハンミョウの仲間か!と感動。トウキョウヒメハンミョウに帰り道を教えてもらいました。
【2009年7月5日(日)】
- 自然に親しむイベントデー・第4回。今日は「七夕飾りの日」でした。竹を切ったあとは、ノコギリをハサミに持ち替えて、切り絵でたんざく作り。これで七夕準備万端♪
- 定例自然かんさつ会のテーマは「竹と竹にまつわる生きもの」。知っているようで知らない竹と笹の違いについては、皆さん「なるほど。」と納得! マダケとモウソウチク、ベニカミキリなどを観察し、最後にみんなでナナフシ探し。その姿から「竹節虫」とも呼ばれています、 というオチがついて和やかに終わりました。
- しぜん工作教室は「いきもの切り絵」でした。切り絵の先生(ボランティアの稲垣さん)作の型紙をもとにして作業開始。足が細長いカマキリやアメリカザリガニなどは、作るのが大変! でも、みんな神経を集中させて作ったので、とてもステキな飾りが出来ました(写真は、みんなの力作です)。
【2009年7月4日(土)】
- 今日の定例自然かんさつ会は、「昆虫さがしゲーム」。見つけた虫の種類によって点数を加算していく競争をしました。1位を目指して大人も子どもも真剣勝負! 歩いた距離は短かったのですが、たくさんの虫が見つかりました。
- クワの実がなくなり、カラスの騒ぎが終わったと思ったのも束の間、今度はウワミズザクラの実を食べにやってきています。樹上にカラスがいると実がポタポタと落ちてくるので、ご注意ください。
- 明日は自然に親しむイベント・デー第4回、「七夕飾りの日」です。竹を切りに行くイベント(当日受付枠あり)や、誰でも参加できる生きもの切り絵などがありますので、みなさん、ぜひお越し下さい!
【2009年7月3日(金)】
- 梅雨の長雨を味方にして、植物がすごい勢いで成長しています。なかでもヨシは見上げるほど。 見上げたついでにトリノフンダマシ(クモ)やテントウムシなどが観察できます♪
- 園路をノコノコと歩く茶色い虫が…よく見るとアブラゼミの幼虫! すぐ近くの地面には直径1cmくらいの幼虫が出てきた穴があいています(写真)。もうすぐ、あの夏らしい声が聞こえてくるでしょう。
- 標柱13番付近でヤブミョウガ、標柱10番付近でミズヒキ、あずまや近くでオニドコロの花が咲き始めました。
【2009年7月2日(木)】
- 雨は午前中で止み、午後はどんより曇り空。梅雨らしい天気でした。巡視中に出会ったアカタテハは、カラムシの葉っぱをあっちにヒラヒラ、こっちにヒラヒラと、せわしなく飛び移りながら卵を産み付けていました。
- 産卵のお話をもう一つ。センター近くの水路からバシャバシャ!と水の音が。よく見ると、ヌマムツという魚が何匹も集まって、水しぶきを上げながら産卵をしていました。ヌマムツは国内移入種といって、本来は埼玉県にいないはずの魚…。ちょっと複雑な気分でした。
- 本日の写真はシラホシカミキリです。他にもルリボシカミキリやキボシカミキリなど、色々なカミキリムシが活発に活動していました。
- ★第3回ホタル調査の結果★ 12匹のヘイケボタルを確認できました。詳しくは、自然学習センター内に掲示している地図をご覧下さい。
【2009年7月1日(水)】
- 巡視中、咲き始めたヌマトラノオを発見!これで、ノジトラノオ、オカトラノオ、ヌマトラノオ3種が咲きそろいました。ほかにもウマノスズクサやアオキ、ヤブガラシなどの花が咲いています。いずれも小さい花がたくさん集まるタイプの形をしています。
- この湿気、センター内のスタッフには大敵ですが、爬・両生類は過ごしやすいようです。ヒキガエルは3月以来で久しぶりに登場、ヒバカリは連日、見つかっています。確かにしっとりお肌・・・byスタッフ
- オオヨシキリやホオジロに混じって、「ホーホケキョ」の声が聞こえました。そう!ウグイスです。お父さん、まだがんばってなわばり宣言中♪いつまで聞こえるかな。
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