北本自然観察公園日記 2020年8月
【2020年8月31日(月)】
- めだかのT字路でツルマメが花ざかりです(写真)。小さく可憐な花ながら、ヨシの茎にぐるんぐるんと巻き付き伸びる様子はたくましさ満点! 大豆の原種といわれ、秋が深まる頃には見慣れた形の実ができます。
- 標柱10〜11番間で咲き始めたトネアザミの花に、セセリチョウの仲間が吸蜜に来ていました。コチャバネセセリやイチモンジセセリ…の中に、一回り大きな個体を発見。もしやと後翅の白斑を見ると、やはり希少種のオオチャバネセセリでした! しかも2個体! 昨年に続いて今年も確認できました。この調子で頑張って増えるんだぞ!! と、心の中で応援するスタッフでした。
【2020年8月30日(日)】
- 特別講演「南極大陸の自然と生きもの」を、午前・午後の2回に分けて開催しました。第61次南極地域観測隊の一員として陸上生物調査を行ってきたスタッフによる講演会。南極観測の歴史や意義、基地での生活や野外調査の様子を、図や写真をお見せしながらたっぷりと解説しました! また、センター初の試みとして、YouTubeでのライブ配信も実施! しばらくの間、自然学習センターYouTubeアカウントで視聴が可能です。興味のある方は、ぜひチェックしてみて下さい♪
- 一夜堤付近でノコギリカメムシの幼虫に出会いました。その名の通り、ノコギリの刃のような腹部が特徴。成虫だけでなく、幼虫までこんなにギザギザしているとは…驚きです!
【2020年8月29日(土)】
- センター前のハチ宿にムツバセイボウ(写真)がやってきました。全身メタリックな緑色! 腹部の先にトゲトゲが6個あり、ここから六歯(むつば)と名付けられました。
- 自然学習センターでは、特別講演「南極大陸の自然と生きもの」の関連展示を行っています。第61次南極地域観測隊の活動や、センタースタッフが参加した陸上生物調査班についてパネルで解説! また、南極で実際に使っていた装備品もあります。展示期間は9/13(日)までの予定です。なお、明日の講演会はお申込み済みの方が対象ですが、講演会の様子をYouTubeライブで配信します。どうぞご視聴ください!
【2020年8月28日(金)】
- 写真は、標柱10番付近で出会ったアマガエル! 夜から朝方にかけて降った雨をきっかけに出てきたのでしょうか? 葉の上にちょこんと乗っかるポーズが、なんとも可愛らしいです♪
- センター前のススキの株に金色の穂が出始めました。秋の七草のひとつ“尾花”は、このススキのこと。連日の暑さに、夏がいつまでも続くような気さえしますが、季節はちゃんと進んでいるんだなあ…と、何だかホッとします。湿地ではヨシの緑色の穂が揺れ、ガマの穂は早くも一部が綿毛を飛ばしだしました。
- ★第12回ホタル調査★ 公園全体で21匹でした。そろそろ見納めです。
【2020年8月27日(木)】
- 朝、センターに着くと、もくもく湧き上がる入道雲が徐々に広がり、太陽に迫っていました(写真)。その様子を見て「今日の天気は変わりやすい」と言っていた天気予報を思い出しました。そして巡視に行くために外へ出ると、すぐに雨が勢いよく降り始めました。
- クズの花が咲き始めると、なんとなく足を止め、ウラギンシジミの幼虫を探してしまいます。今日もしばらく眺めていたのですが、卵は見つかるものの幼虫の発見には至らず。でも、その代わりに同じく花を食べて成長するルリシジミの幼虫を見つけました。
【2020年8月26日(水)】
- 園内各所の草はらでショウリョウバッタの成虫が見られるようになりました。オスは「チキチキチキ…♪」と音立てながら飛んでいきます。一方で、今日であったのはツチイナゴの幼虫。成虫で冬越するため、ちょうど今の時期は育ち盛りです。近づいてみましたがクズの葉っぱに夢中で、こちらにはおかまいなし。じっくり観察できるチャンスです♪
- 標柱12番付近で、アオハダの実が赤く目立つようになってきました。さらに、センター周辺では満開のセンニンソウの花や、クズの花の香りが楽しめます♪
【2020年8月25日(火)】
- 日向は暑かったものの、時折、カラリと乾いた風が吹く気持ちのいい一日(写真)。湿地の近くでは風に乗ってウスバキトンボが舞っていました。
- 標柱20番付近で日向ぼっこ中のヒガシニホントカゲを発見! しかも、しっぽがメタリックブルーの若い個体。公園内では数が少ないため、ラッキー! と感動しているうちに、草むらへ走っていってしまいました。
【2020年8月24日(月)】
- 一昨日の雨のおかげで、様々なきのこが生えています。標柱21番の近くではイグチの仲間がにょきにょき! 薄暗い雑木林沿いの園路で、赤い傘がひときわ目立ちます(写真)。また標柱17番付近ではツクツクボウシタケもコンニチハ。散策の際は、足元に注目してみてください♪
- かわせみ池から標柱20番の間のマユミに実がたくさんなっています。そして、その実にキバラヘリカメムシが来ています。お腹側は黄色、背中はシックな黒色。体の側面と脚は縞模様でとにかくカラフル。しかも体からは青リンゴの香りを放つという、魅力あふれる? カメムシです。
【2020年8月23日(日)】
- キッズ生きもの研究室2回目を開催しました。昆虫をテーマに「観察と採集の方法」「観察器具の取り扱い」「スケッチ」などを学習。研究する生きものを自ら採集する(写真)ことで、どのような環境に生息しているのかを体感し、室内ではそれを実体顕微鏡で観察しました。研究において重要な「観察力のアップ」の回になりました。
- 八ツ橋を渡っていてふと思い出したのは、3年前に八ツ橋の池で作業中に見つけたミゾホオズキ。その時の発見が公園では20数年ぶりのことでした。記憶をたよりに、橋の上から探してみると、水際で黄色い花が一輪咲いているのが見つかりました。細々とではありますが、まだ生育していてくれてほっとしました。
【2020年8月22日(土)】
- 公園のあちらこちらから、鳴く虫たちの声が聞こえてきます。草からはエンマコオロギやカンタン、アズマネザサが生えている園路脇(写真)からはササキリやハタケノウマオイなどなど。秋の気配が感じられました。
- かわせみ池近くでイタチがいました。やぶの中をそろりそろりと歩いていると思ったら、急に水辺にダッシュ! 次の瞬間には、大きなドジョウをくわえていました!
- ★野鳥情報★ センター上空を飛ぶサシバを発見。同時にトビも見られました。
【2020年8月21日(金)】
- 標柱6〜7番にはヤマノイモの仲間のニガカシュウが生育しています。よく似たオニドコロより、葉は大きく厚みがあります。今の時期にはむかごが付いていて、その形が金平糖そっくり!(写真) ヤマノイモのむかごは食べられますが、ニガカシュウのむかごには毒があり、食べられません。
- 秋を彩る花、野菊の仲間が咲き始めました。北里の森沿いではシラヤマギク、桜土手ではユウガギクが見られます。館内では似たもの同士の識別に役立つ「公園内の野菊の見分け方」の展示を開始! 精巧なレプリカとイラストを参考に、この秋“野菊マスター”を目指しませんか♪
- ★第11回ホタル調査★ 公園全体で86匹でした。そろそろ終盤です。
【2020年8月20日(木)】
- 日中は透き通った青空。夕方になると、黄金色の美しい夕焼けになりました(写真)。八ツ橋の上空では、マルタンヤンマをはじめ様々なトンボたちが飛び交っていました。
- 園路を歩いていると、葉裏に翅をぴたっと広げて止まるフタテンシロカギバに出会いました。カギバガの仲間の多くは、前翅の先が鉤状に突き出た形をしていますが、本種はそれがなくカギバガらしくありません。名前の通り、前翅に二つの黒点があるのが特徴で、食樹のミズキの周辺でよく見られます。
【2020年8月19日(水)】
- 一夜堤でカワセミに出会いました(写真)。それもけっこう近い枝の上! 緑の葉と、青い羽根の共演がなんとも涼やかです♪ ときおり、枝から枝へと移動して獲物探しをしていました。
- 一夜堤から桜土手にかけての薄暗い林縁にはヒカゲイノコズチよりも葉が細長いヤナギイノコズチが多く見られます。ヒカゲイノコズチやヒナタイノコズチのような普遍的な種ではなく、見られる場所は限られます。
【2020年8月18日(火)】
- 標柱12〜13番の間で、真っ赤に染まったナツアカネのオスに出会いました(写真)。胸にある黒い3本線のうち、真ん中の線の先端が尖っていればアキアカネ、角ばっていればナツアカネです。連日、各所でコノシメトンボも目撃されています。そろそろ赤とんぼのシーズン到来です。
- 標柱7番付近の園路沿いでツルボの花が見ごろです。木漏れ日とのコラボレーションが良い雰囲気♪ スタッフにとっては絶好の撮影スポットですが、虫たちにとってはちょうど良いお食事処のようです。早速、イチモンジセセリが蜜を求めてやってきました!
【2020年8月17日(月)】
- お盆休みが終わって大渋滞!? 車ではなく、セミの抜け殻の話です(写真)。標柱10番〜11番間でふと見上げた枝の先に、ずらっと一列に並んでいました。数えてみると、ひとつ、ふたつ…全部で7つ! 先頭にふたつ重なっています。
- 標柱19番の木道沿いの湿地で、ミズアオイの花が咲き始めました♪ 周辺のヨシ刈りなど、ボランティアのみなさまと管理作業を続けている場所です。咲きそうなつぼみもいくつかあります。これから楽しみです!
- ★野鳥情報★ めだかのT字路の上空をサシバが1羽通過していきました。
【2020年8月16日(日)】
- じりじりと照りつける太陽に、雨が恋しい今日このごろ。巡視中、目の前にキジバトがふわりと降り立ったかと思うと、そのまま水辺へ一目散! 美味しそうに水をゴクゴクと飲んでいました。また、日陰の葉裏にはミスジマイマイがくっついて、暑さをしのいでいました。
- 野外の危険学習講座「ハチへの対処法」を開催しました。まずは室内で、ハチの種類や生態、そして出会った時にとるべき行動についての講義(写真)。野外では、スズメバチに遭遇する可能性が高い樹液が出ている木や、ムモンホソアシナガバチの巣を実際に観察。実際の野外活動で、どういった場所に気を付けるべきなのかを学びました。
- ★野鳥情報★ 子供公園口の上空を5羽のトビが舞っていました。
【2020年8月15日(土)】
- 「セミのぬけがら調査」の2回目を行いました。家族ごとに散らばって大捜索!(写真) ぬけがらを入れる牛乳パックが満杯になりそうなほど、たくさん見つかりました。センターに戻ってから、集めたものを種類ごとに分けて集計すると…。結果は5種類、合計769個! 前回と比べて種類も数も増えていました! 梅雨が開けて気温が一気に上がったため、羽化のタイミングが集中したようです。
- ヤブミョウガの実が熟し始め、緑色から真っ白に、そしてさらに紺色から黒色になってきました! ツヤツヤの実はまるで宝石のような美しさ。一夜堤や標柱20番近くで見られます。
【2020年8月14日(金)】
- とんぼ池付近で大型のキリギリス、サトクダマキモドキが横たわっていました。少し近づくと、スローモーションで宙に浮き上がり、移動していくではないですか! あれ、どういうこと? そっと近づいてよく見ると…黒っぽい大型のハチ、オオハヤバチがこの獲物を運んでいるところでした(写真)。がっちりした体形をしたアナバチの仲間で、地中に巣をつくり、幼虫の食べものであるキリギリス類をハンティングします。
- 南入口近くでフジカンゾウが開花。淡い紫色が目を引きます。マメ科の植物なので、花一つ一つは、同じ仲間のヌスビトハギやフジにそっくりです。
- ★第10回ホタル調査★ 公園全体で283匹を確認しました。
【2020年8月13日(木)】
- 写真は「定例自然かんさつ会」の様子。普段は土・日・祝日に開催していますが、明日まで「ふるさと北本ウィーク」として平日にも開催します♪ 今日はクロコノマチョウの幼虫やウスバキトンボ、ショウリョウバッタなどの昆虫を観察しました。
- 標柱3番付近で目立つのが、園路上に枝ごと落ちた若いどんぐり。これは、ハイイロチョッキリがどんぐりに卵を産んだあと、枝をかじって切り離したものです。どんぐりはたくさん見つかりますが、ハイイロチョッキリ自体を見かける機会はあまり多くありません。…というわけで、館内に標本を展示中です! 気になる方はぜひ見に来てください。
- ★野鳥情報★ かわせみ池近くの林でツミと出会いました。
【2020年8月12日(水)】
- 連日の猛暑ですが、林沿いを歩くと少し暑さが和らぎます。スタッフも巡視中、一夜堤の木陰でほっと一息…。池には青空と白雲がくっきりと映り、水面をスーッと滑るアメンボたちがまるで空を飛んでいるようでした(写真)。
- 標柱12番付近で久々にヤマガラの姿を見かけました。熟し始めたエゴノキの実を目当てにやってきたようです。その近くをシジュウカラやエナガ、メジロ、コゲラも食べものを探して思い思いに飛び回り、20羽ほどの混群になっていました。
- センター周辺や草はらでクズの花が咲き始めました。濃いピンク色が鮮やかです♪
【2020年8月11日(火)】
- 朝から青空が広がりました。暑い!! 八ツ橋の池を気持ちよさそ〜うに泳ぐメダカがうらやましくなりました。
- 標柱21番でコノシメトンボを発見! 真っ赤な体と、翅の先端の模様が特徴です。開けた湿地を好むため、その近くの林沿いを歩いていると枝先に止まっている個体を見かけます。
- 園内各所で、朽木からフサフサと生えたチョビヒゲ…ではなく、変形菌のムラサキホコリの仲間が見られました。標柱3番付近には真っ白なツノホコリも生えていました♪
【2020年8月10日(月)】
- センターの延長開館は本日が最終日。かえる池からはきれいな夕焼けが見られました♪
- 小学校高学年向けの「夏休み昆虫教室」を開催。捕虫網を使った採集がイベント最大の魅力です。網の持ち方や振り方を学んでから、みんなで挑戦! 草はらでクルマバッタモドキや、上空を自在に飛び回るシオカラトンボを捕まえました。また、ワナを使う方法としてベイトトラップ(エサを入れたペットボトルを土に埋めた落とし穴式のトラップ)を紹介し、オオヒラタシデムシやセンチコガネを採集&観察。環境による昆虫の種類の違いを感じました。
- ★野鳥情報★ 標柱15番の草はらの上空をサシバとチョウゲンボウが舞っていました。
【2020年8月9日(日)】
- 「夏の夕暮れ観察会」を開催。昼から夜に移りかわる時間帯に見られる生きものたちを探しました。写真は、夕日に照らされながら鳴いているヒグラシを観察している一コマです。夕暮れ観察会は明日と、14日(金)、15日(土)も行います。どうぞ、ご参加ください♪
- 薄暗い北里の森沿いで、エントツドロバチの姿をよく見ました。どの個体も、地面に降りて、がけの土と唾液を混ぜ、巣材となる泥団子を造っていました(写真をクリック)。このハチは群れでくらすハチではないため、母バチは巣づくりをするのも、幼虫の食べ物を狩るのもすべてやらなくてはなりません。頑張るお母さんなのです。
【2020年8月8日(土)】
- 野あそび教室「ふしぎいっぱい 雑木林の生きもの」を開催しました(写真)。セミの声をシャワーのように浴びながら、林の中をいざ探検! 緑色のどんぐりや、枝そっくりのナナフシが見つかりました。そして、足元の落ち葉をどけると…元気いっぱいのミミズたちが登場!! つかまえて透明のケースに入れ、お部屋に戻ってからじっくりと観察。目はある? 口はどこ? などなど、たくさんの“ふしぎ”にふれました♪
- 木道沿いで、タコノアシの花が見ごろを迎えています。青空にすっと伸びた赤みを帯びた茎と、白い花のコントラストが鮮やかです!
【2020年8月7日(金)】
- 今日の写真はクワカミキリ。クワの枝をパリパリとかじっていました。大きさは4pくらい。黒地に金色の細かい毛が生えた姿がカッコイイ!
- 今日は立秋、暦の上では秋の始まりです。ということで、少しだけ秋探しをしてみました。まずは標柱4番付近でシラヤマギク、桜土手でユウガギクが咲き始め。淡い紫がきれいなコバギボウシやフジカンゾウも開花しました。今年は梅雨明けが遅かった分、これからが夏本番といった感じですが、植物たちは確実に秋へと向かっています。
- ★第9回ホタル調査★ 公園全体で354匹を確認しました。
【2020年8月6日(木)】
- 標柱3番近くで、朽木の上にギッシリと生えるアミホコリの仲間を見つけました(写真)。ルーペを使って観察してみると、まるで変形菌の森のよう♪ 小さくなって探検してみたくなりました。
- ここ最近、地面を“走っている”ハチをよく見かけます。正体はオオモンクロクモバチ。今日は標柱7番の近くで、自分の体よりずっと大きいイオウイロハシリグモを捕まえて、幼虫のために巣穴へ運び入れていました。
【2020年8月5日(水)】
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、標柱9〜10番間の園路整備を行いました。モグラがあけた穴や、雨に削られてできた凸凹に土を入れて補修。また、標柱13番付近で外来種のオオブタクサの抜き取りも行いました(写真)。暑い中ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!
- かわせみ池から標柱20番に向かう途中、木の幹に止まるゴマダラシロエダシャク(写真をクリック)を見つけました! 自然界では目立ってしまいそうな、白黒の斑模様が特徴。県内では丘陵地から山地にかけて生息していて、低地では珍しい種類です。クスノキ科のヤマコウバシなどを食樹としています。
【2020年8月4日(火)】
- さいたま市の先生を対象とした「保育士・幼稚園教諭のための自然体験講座」を開催(写真)。幼児期における自然体験の意義や、野外活動時に気を付けたい生きものたちへの対処法をお話ししました。ぜひ、園の活動に活かしてください!
- 巡視中、2頭のフクラスズメを発見。染み出る樹液へストローを伸ばし、仲良くお食事中でした(写真をクリック)。本来夜行性のガなのですが、お腹が空いて出てきてしまったのでしょうか?
【2020年8月3日(月)】
- 先週までの雨とここ数日の陽気のおかげで、雑木林沿いは変形菌がたくさん♪ 標柱3番近くの朽木では、ナミウチツノホコリやクモノスホコリを発見。さらに銀色のツヤエリホコリがびっしり生えていました(写真)。大きさは2oくらい。日が当たるとキラキラ光って見えます。
- 高尾の池から「バッシャーン!」とすごい音! 何事かと見に行くと…ちょうどオオタカの若鳥が水面から飛び立っていくところでした!! どうやらハンティングを試みて失敗したようです。オオタカが去ったあと、間一髪逃げおおせたカルガモやカイツブリたちが騒がしく鳴きながら集まってきて、池は一時騒然となりました。
【2020年8月2日(日)】
- 長梅雨から一転、晴天の公園はトンボパラダイス!! 標柱13番付近の池を飛び交うシオカラトンボやギンヤンマに、子どもたちが熱視線を送っています(写真)。林縁にハグロトンボ、木道沿いにはオニヤンマ。そして、高尾の池の縁ではオオヤマトンボが見られました! 姿がそっくりなオニヤンマが流れのある小川に生息するのに対し、こちらは開けた水面を好みます。
- 木陰に入るとひんやりとした空気が心地が良いです。標柱5番付近の足元ではアキノタムラソウの紫色の花が揺れ、より一層涼しげな雰囲気を醸し出しています♪
【2020年8月1日(土)】
- 夏空広がるめだかのT字路。ハッカ周りのヨシを刈ったおかげで水面が見え、水辺の生きものの良い観察ポイントになっています♪ ミナミメダカの群れが涼しげにスイスイ…。近くではナガコガネグモが立派な網を張っていました(写真)。
- 小学校低学年向けの「夏休み昆虫教室」でのこと。標柱16番の草はらで、いの一番に現れたのは何と夜行性のコロギス! 上から見るとコオロギ、横から見るとキリギリスという変わった虫です。しかも飛び切り獰猛で、敏捷な動きとするどい大あごが要注意! 素手でつかむのを躊躇するほどです。冷や汗を流しながらスタッフがなんとか捕獲して、みんなで観察しました。
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