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北本自然観察公園 自然観察記録 2005年4月

2005年5月16日更新
                                           埼玉県自然学習センター


【2005年4月30日(土)】
○エドヒガンの近くに、ハナニラが星形で薄紫色の花を咲かせています。南アメリカ原産で明治の中頃、我が国に渡来しました。ユリ科の球根性多年草で、ニラのような線形の葉は直立せず、地面を這うように広がります。そして、高さ10〜15cmの細い花茎を伸ばし、その先に3〜4cmの6弁の花を1個付けます。茎や葉をちぎると、ニラかネギのような匂いがします。花が美しく、ニラに似ているところが命名の由来です。花の形から、スプリング・スター・フラワー(春の星の花)とよばれています。なお、花言葉は、「別れの悲しみ」です。

【2005年4月29日(金)】
○今日は祝日の「みどりの日」です。気温も暖かく、夏のような一日でした。ところでセンター周辺に、ニガイチゴが白い花を咲かせています。本州、四国、九州に分布し、日当たりの良い山野などに生育するバラ科の落葉低木です。高さ30〜70cmで細い刺が多く、直径2.5cmの白い花を1〜2個、上向きに咲かせます。花びらにはシワがあります。初夏に約1cmの果実を赤く熟します。いわゆる木イチゴの一種です。果実は甘いですが、核(種子)には苦味があります。これが、ニガイチゴの命名の由来のようです。別名は、ゴカツイチゴといいます。

【2005年4月28日(木)】
○高尾の森際に、ハナミズキが白色の花を咲かせています。北アメリカ東部原産の代表的な花です。別名は、アメリカヤマボウシといいます。日本の山法師に似ているのところからです。アメリカヤマボウシとハナミズキを合わせて、アメリカハナミズキといわれることも多いですが、正しい名前とはいえません。1909年から数年、当時の東京市長尾崎行雄がアメリカワシントン州に桜の苗木を贈りました。そして、それの返礼として贈られてきたのがハナミズキです。そのため、日米親善の木として有名です。原木は、いまでも東京の小石川植物園に残っているそうです。現在、庭木や街路樹として広く植えられています。春の花だけでなく、秋の紅葉や果実も綺麗です。

【2005年4月27日(水)】
○北里の森に、ヤマツツジがやや小降りで鮮やかな朱色の花を咲かせています。北海道南部から九州に分布し、低山地の疎林などに生育しています。高さ1〜5mの半落葉低木で、夏から秋に出た葉は春に出た葉よりも小さく越冬します。若葉や葉柄に淡褐色の伏した扁平な剛毛が密生しています。葉は互生し、長さ3〜5cmの楕円形です。花はロート形で3〜4cm、先端は5裂し、雄しべは5本、枝先に2〜3個付きます。日本の野生種の代表の一つです。ヤマツツジはヤマザクラと同じく山にあるからという意味でなく、一つの種名です。新緑の中の赤色は、品種改良された派手なツツジよりも感動するという人もいます。

【2005年4月26日(火)】
○センターの周辺で、ドウダンツツジが小さなツボを逆さまにしたような白い花を咲かせています。変わっているのは、花がツボミからぽこっと咲き出す様子です。ドウダンツツジは、季節毎に違った姿を見せてくれます。秋の紅葉、冬の枯れ木のような姿、そして春の花です。ところで、ドウダンツツジの種類は多く、シロドウダンツツジ、ベニドウダンツツジ、サラサドウダンツツジ、チチブドウダンツツジなどがあります。なお、漢字では
「満天星躑躅」と書きますが、白い花が咲きほころぶさまを、満天の星に準えたといわれています。

【2005年4月24日(日)】
○八ッ橋を渡った池際に、クサボケが3cm位のオレンジ色の5弁の花を咲かせています。
日本原産のバラ科の低木で、日本全土に自生しています。日当たりの良い雑木林などに生育し、地下茎を伸ばして広がっていきます。枝には刺があり、葉は光沢のある倒卵型です。ボケに似ていますが、高さが30cm〜1mと低いため、草という形容詞が付けられたようです。夏に3cm位の黄色の果実を付け、果実酒などに使われ、疲労回復効果があるそうです。小振りで実も付けるため、盆栽用としても使われます。別名は、シドミとかジナシ(地梨)といいます。

【2005年4月23日(土)】
○エドヒガンへ向かう園路の林側に、タチツボスミレが薄紫色の花を咲かせています。スミレは種類が非常に多く、国産、外国種合わせて800以上もあるそうです。我が国での代表種は「スミレ」と「タチツボスミレ」の2種です。スミレの名の由来は、諸説ありますが一例に、横から見た花の形が、大工道具の「墨入れ」に似ていることから、スミイレがスミレになったといわれています。また、タチツボのツボは、「坪」を当てていますが、道端や庭の意味で身近に見ることができることを表しています。タチとは花の盛りを過ぎると茎がしだいに立ち上がってくることからです。スミレといえば、芭蕉の「山路きて なにやらゆかし 菫草(スミレクサ)」が思い浮かびます。

【2005年4月22日(金)】
○公園内の草地に、ムラサキケマンが名前のとおりの紫色の花を咲かせています。ケシ科の2年草で、林や草原のやや湿ったところに生育しています。葉は先端が細かく切れ込み、縁はやや茶色くなります。茎の上部に1.2〜1.8cmの大きさで10〜20個のラッパ状の花を付けます。全体は柔らかで、傷つけると悪臭がします。同属のケマンソウに似ていて、紫色ということが命名の由来です。ところで、ケマンとは仏殿の垂れ下がった造花状の飾りのことで、花鳥や天女像をあしらったものが多いようです。黄色の種類はキケマンといいます。希には白色もあるそうです。

【2005年4月21日(木)】
○エドヒガンの先の園路際に、カキドオシが薄紫色の小さな花を沢山咲かせています。アジア原産でシソ科のツル性多年草で、野原や道端に生えます。名前の由来は、花の後で、地面を這うように茎を長く伸ばして繁茂し、垣根をくぐり抜けるほどになることからです。葉を揉むと芳香がします。また、若葉は食用になります。薬効もあり、強壮のほか、胆石、肝臓、泌尿器病に用いられます。別名は、カントリソウ(疳取り草)といいます。子供の疳を取る薬草として使われたことからのようです。

【2005年4月20日(水)】
○木道脇に、ムラサキサギゴケが紫色の層状花を沢山咲かせています。日当たりの良い湿地や水田の畦道などに見られる多年草で、高さは10cm程度です。地面を這うように枝を伸ばして広がっていきます。名前の由来は、花が空を飛んでいるシラサギに似ていて、コケのようにどんどん地面に広がるところからです。白色の種類もあり、こちらはサギゴケといいます。雌しべの柱頭は2裂していて、触ると2裂している柱頭がすぐに閉じます。そのため、オジギソウと並び、動く植物として知られています。なお、似ている花にトキワハゼがあります。ムラサキサギゴケは地際から走出茎を出しますが、トキワハゼには走出茎がないという違いがあります。

【2005年4月19日(火)】
○高尾の森に向かう園路際に、レンゲソウが紫白色の花を咲かせています。花には甘い蜜があり、ハチなどが飛んできています。レンゲソウは中国原産のマメ科の2年草で、我が国にはかなり古い時代に渡来したといわれています。小花が集って咲く様子が、ハスの花に似ていることが命名の由来のようです。根に窒素を固定するバクテリアが付いていて、これが稲の良い肥料になるということで、昔は田植前に植えておき花の後で鋤込んで肥料にすることが行われました。しかし、最近は化学肥料の普及で少なくなりました。別名は、ゲンゲ(紫雲英)といいます。花が一面に咲いているのを遠くから眺めると、低くたなびく紫の雲のように見えるという意味だそうです。

【2005年4月17日(日)】
○公園内各所にヤマブキが咲いています。山の中に生え、花の色がフキに似て鮮やかな黄色(レモン色)であるところが命名の由来だそうです。また、しなやかな枝が風に揺れる様子から「山振」となり、それから転じて「山吹」になったという説もあります。バラ科の落葉低木で、北海道から九州に分布しています。日当たりの良い林の縁などに生育し、高さ1〜2mで短枝の先に一重の5弁花を付け、実もできます。一方、太田道灌でお馴染みの八重山吹は実を付けません。白色の4弁花を付けるシロヤマブキもありますが、別の種類です。一句紹介「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」(芭蕉)。

【2005年4月16日(土)】
○センター周りの園路際に、カラスノエンドウが紫色で蝶型の花を咲かせています。マメ科のツル性植物で、茎は根元で分かれています。草地を這うようにして、巻きヒゲで他の植物に絡みついて上に向かって伸びていきます。葉や茎に柔らかい毛が少し生えています。1〜3個の花が咲き、その後豆のような果実ができ、中に10個ほどの種ができます。よく熟れると、サヤや種が真っ黒になり、それがカラスの名前の由来との説もあります。別名は、ヤハズノエンドウといいますが、葉の先端がくぼみ、矢筈型になることからです。なお、似た植物にスズメノエンドウとカスマグサがあります。カラスとスズメの違いのように、最も小さいのがスズメノエンドウ、中間がカラスのカとスズメのスから命名されたカスマグサです。

【2005年4月15日(金)】
○公園内の園路際で、ヘビイチゴが黄色の小さな花を咲かせています。バラ科の多年草で、高さは10〜20cmです。日本全土の道端や広場などどこにでも生育しますが、日当たりの良い湿った草地を好むようです。初夏から夏にかけて1.5cm程度の「イチゴ」が赤く熟します。イチゴは中がスカスカで味も香りもなく、美味しくありません。そのため、人間は食べずヘビが食べると言う意味で、ヘビイチゴの名が付けられたようです。怖い名前ですが、毒はありません。なお、似たものにヤブヘビイチゴがありますが、見分け方は実が光沢があり、実も葉も大きい方がヤブヘビイチゴです。

【2005年4月14日(木)】
○草原で、ナナホシテントウを見ました。体長は7mm位ですが、赤い羽に七つの黒点がコントラストよく配置され、非常に目立ちます。黒点をよく見ると左右対称で3個づつ、前方の真ん中に1個となっています。テントウムシの種類は多いですが、お馴染みなのはこのナナホシテントウです。テントウムシは漢字で「天道虫」と書きますが、字のとおり太陽のもと枝や葉の上を元気よく歩き回ります。なお、テントウムシは小鳥などに捕らえられて餌になるのを防ぐため、脚の関節から黄色い液を出します。この液にはアルカロイドという物質が含まれていて、特有な臭いと苦味があります。これを小鳥などが嫌うからです。

【2005年4月13日(水)】
○木道脇の湿地に、水仙が白と黄色の花を咲かせています。地中海沿岸が原産で、我が国には平安時代中期に渡来したといわれています。園芸品種もあり、種類は多いですが、日本水仙が最もポピュラーです。英名は、ナルシスといいます。美少年ナルシッサスが水面に映る我が姿に見とれ、そのまま花(水仙)になったギリシア神話に由来するようです。なお、別名は「雪中花」といいます。雪の中でも春の訪れを告げることからです。なお、水仙は当公園にはもともと存在していませんので、何らかの方法で外部から入ったものと思われます。公園の自然を守るため、外来の動植物の持ち込みは絶対にお止めください。

【2005年4月12日(火)】
○公園内各所に、ハナダイコンが薄紫色の花を咲かせています。薄紫色の4弁花でスミレに似ていますが、高さが40cm位とこちらのほうが背丈は大きいです。アブラナ科の越年草で、中国原産です。江戸時代頃に我が国に渡来し、はじめは観賞用だったようですが、その後野生化して、全国に広がりました。名前の由来ですが、葉が大根の葉に似ていることからだそうです。ハナダイコンといっても野菜ではありません。別名は多く、諸葛菜(ショカツサイ)、ムラサキハナナ、ダイコンバナ、オオアラセイトウなどといいます。春の訪れを実感するものは、黄色の菜の花と薄紫色のハナダイコンという人もいるようです。

【2005年4月10日(日)】
○今日も暖かく穏やかで、お花見には絶好の一日でした。ところで、高尾の森へ向かう園路際の草地に、サクラに似た花が咲いています。しかし、樹高がサクラよりもだいぶ小振りで、花もよく見るとサクラとは違っています。確認したところ、5月〜6月頃に赤いサクランボのような実を付けるユスラウメでした。中国北西部原産で江戸時代初期に我が国に渡来したといわれています。全国で広く植栽されていますが、庭木としても人気のあるバラ科の落葉低木です。花は白色か淡紅色の5弁花で、枝一面に密に付くので賑やかな感じがします。名前のユスラは、朝鮮語の「移徒楽(いさら)」がなまったという説もあります。漢字では、「桜桃」、「梅桃」と書きます。幼稚園の土地で、園児が楽しみにしていますので、勝手に実を採らないようにしてください。

【2005年4月9日(土)】
○公園内各所に、紅紫色の花を付けたホトケノザが目立っています。シソ科の2年草で、ヒメオドリコソウに似ていますが、葉が長く、丸い形が見分けのポイントです。名前の由来については、半円形の葉が茎を取り囲んで付く様子を、蓮華座(仏様を安置している台座)に見立てたとか、対生する葉の付け根から仏像のような花が咲くからとかといわれています。なお、春の七草のホトケノザは、タビラコという別の種類ですのでお間違いないようにしてください。別名は、「三界草(サンガイクサ)」といいます。葉が段々になることからだそうです。タビラコの方のホトケノザは食べられますが、こちらは食用にはなりません。

【2005年4月8日(金)】
○あちらこちらで菜の花が黄色い花を咲かせています。気温も暖かくなったので、菜の花やオオイヌノフグリ、ナヅナ、ハコベ、タネツケバナなどの花の周りには、各種のチョウが飛んでいます。ツマキチョウ、キチョウ、ルリタテハ、キタテハ、ムラサキシジミ、モンシロチョウなどが確認できました。本格的な春の到来で、さらにチョウの種類も増加することでしょう。また、草花や樹木もカラフルになり我々の目も楽しませてくれるものと思われます。

【2005年4月7日(木)】
○今日も昨日に続き、2日連続の夏日となりました。そのためか公園内のソメイヨシノも一気に開花しました。ところで、標柱15番先の公園出入り口付近で、ユキヤナギが白い小さな花を群生させ、ほんのりと甘い香りを漂わせています。遠くから見ると、まるで花の噴水のようで見事な風情です。バラ科の落葉低木で、高さは1〜2m程度、中国原産といわれていますが、我が国でも古くから自生しています。ユキヤナギの名前の由来ですが、葉が柳の葉に似ていて細長く、枝いっぱいに白い花が雪が積もったように咲くところからだそうです。別名は、コゴメバナ、コゴメヤナギといいます。白い小花を米に見立てたようです。白色の花が一般的ですが、赤色の花を咲かせるベニユキヤナギという園芸品種もあります。また、4月下旬に似た白い花を八重咲きに付けるのは、近縁種のシジミバナです。なお、10〜11月頃の黄葉も綺麗です。

【2005年4月6日(水)】
○今日は気温がグングン上がり、今年初めての夏日となりました。今朝、公園内を歩いているとベニシジミがオオイヌノフグリの花に止まっていました。近づいても動かずにいたので写真に撮ることができました。ベニシジミは日本全土に分布していて、早春から晩秋まで、道端や草むらなど明るく開けた場所で普通に見ることのできるシジミチョウの仲間です。地面近くを素速く飛びますが、すぐに花や葉に止まります。早朝には草の茎などにつかまってじっとしていることもあるようです。名前のように紅色をした派手なチョウですが、小さいので意外と目立たないようです。チョウの中では、クジャクチョウに次ぐ、派手なチョウだという人もいます。食草はギシギシやスイバなどです。

【2005年4月5日(火)】
○エドヒガンが満開となり、多くの方が鑑賞に訪れていますが、エドヒガンの手前に大柄な白い花を付けたコブシが目立っています。今年は暖冬といわれていた割には、春の暖かさが遅れていたようで、サクラ(ソメイソシノ)の開花も例年に比べ遅れています。しかし、やっとここ数日暖かくなってきたので、コブシの花が一気に咲いたようです。昨年の観察記録にも書きましたが、コブシの花といえば千昌夫の歌う「北国の春」が思い浮かびます。昨年よりは少々遅い「北本の春」ですが、当公園も春らしくなってきて、自然観察に最適な時期です。ぜひ自然観察にお出かけください。

【2005年4月3日(日)】
○遅れていたエドヒガンも数日前からの暖かさでやっと満開に近づきました。ところで、エドヒガンや公園内の花の間をミツバチが飛んでいます。少し小さく黒っぽい色をしているのでニホンミツバチのようです。ニホンミツバチは日本在来種のミツバチで、木の割れ目やウロなどに営巣します。集蜜効率が低く、巣から集団脱走をする習性があるので、養蜂業ではセイヨウミツバチに取って代わられてしまいました。しかし、セイヨウミツバチが冬を越せず、天敵のスズメバチに対する対抗手段をもたないのに反し、ニホンミツバチは冬を越すことができ、スズメバチに対しても効果的な防御方法をもっています。また、ニホンミツバチは花粉を媒介する重要な昆虫です。当公園内にも、桜並木に通じる園路際のエノキにニホンミツバチの巣があります。性質がおとなしく、やたらに刺さないニホンミツバチですが、神経質な面もあります。近くを通る際は十分ご注意をしてください。

【2005年4月2日(土)】
○センター入口前の植え込みで、シュンランが淡黄緑色の地味な花を咲かせています。昔は、雑木林などに自生していて普通に見ることができましたが、最近は盗掘されることが多く、目にする機会も減ってきています。高さ10〜25cmの常緑多年草で、唇弁は白色で濃紫色の斑点があります。その斑点をホクロに見立てて、別名を「ホクロ」といいます。なお、「ジジババ」という別名もあります。シュンランの名前は、春に咲く蘭ということからです。花を塩漬けにして、湯に浮かべたものを「蘭湯(らんゆ)」といい、祝いの席に使うこともあるそうです。また、生食したり、酢の物や天ぷらの材料としても使用されます。

【2005年4月1日(金)】
○草原でカナヘビを見ました。ツヤのない褐色をしています。落ち葉や枯れ草の間で冬眠をしますが、春の訪れとともに目をさましたものと思われます。カナヘビは我が国で最も普通に見ることのできるトカゲの一種です。日本全土の山地から平地の藪や草むらに棲息し、人家の庭などにも出没します。体長は18〜25cmで日本固有種です。小さな昆虫やクモなどを餌にします。そして、危険なめに遭うと、尾を自切しますが、切れた尾は後に再生します。

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