北本自然観察公園日記 2019年8月
【2019年8月31日(土)】
- クズの葉っぱの上で見つけた小さなカメムシ。腹部の周りに花びらみたいな突起があって、なんともかわいらしい姿をしていました(写真)。翅が短かったので、まだ幼虫。この姿からは、なかなか成虫の形が想像できず、図鑑で片っ端から調べてみたら、黄土色で丸い姿のマルカメムシであることがわかりました。カメムシの仲間は幼虫と成虫でガラッと姿が変わる種類が多く、いつも驚かされます。
- ここ数日の雨で園内各所で、きのこがニョキニョキ出現中です。標柱7番付近の枯れ木にずらりと並んでいたのはフサヒメホウキタケ。アップで見ると白い枝珊瑚みたい♪
【2019年8月30日(金)】
- 富士見市から諏訪小学校3年生のみなさんが校外学習のため来園しました。雨が弱まったタイミングで、公園へレッツゴー!(写真) ショウリョウバッタやオオカマキリといった、この季節に見られる昆虫を中心に観察。また、植物のタネがどうやって飛んでいくのかを実物と工作を通して学びました。
- あずまや先でカヤネズミの巣を発見! ボールの様な形で、ウキヤガラの葉を編んで作られています。園路から少し離れた湿地の中にありますので、センターで双眼鏡を借りての観察がおすすめです♪
- ★第12回ホタル調査★ 公園全体で6匹でした。今年のホタルシーズンは、もうそろそろ終了のようです。
【2019年8月29日(木)】
- スッキリとした青空! 真夏の頃よりも心なしか雲が薄く、空が少し高くなったよう。八ツ橋では膨らんできたコナラのどんぐりや、ヨシの穂が出てきた様子が観察できました(写真)。
- ピンクの花が見頃です。おすすめは南口のフジカンゾウ。10株ほどがたくさんの花をつけています。園路各所でキツネノマゴやヌスビトハギ。どれも一つ一つの花は小さいのですが、まとまっているところは見ごたえがあります。
【2019年8月28日(水)】
- 連日の雨…今日も蒸すなぁとうなだれていたら、驚きの発見! スズキセミタケと思われる冬虫夏草がありました!! (写真:正確な種類を調べるには、顕微鏡で胞子を観察する必要があります)このような状態のものは、滅多に見られません。“空中湿度が高い森の中で、半分日陰になっている地面に少し体が埋まっているセミノハリセンボンが熟すと生える”…という、かなり複雑な条件がそろっていないと発生しないとされています。
- ★野鳥情報★ 桜土手で30羽ほどのシジュウカラ、エナガの混群に出会いました。群れの中にムシクイの仲間も1羽いました!
【2019年8月27日(火)】
- 標柱15番付近でサトクダマキモドキの成虫を発見(写真)! 5pを超えるビックサイズのキリギリスの仲間です。大きさに似合わず、チ・チ・チ…とささやかな声で鳴きます。
- あずまやの近くで、アオハダの実が真っ赤に色づき、見ごろとなっています。枝いっぱいに実り、鮮やかな緑色の葉とのコントラストが美しい♪ 葉が落ちても残るので、しばらく楽しめます。
【2019年8月26日(月)】
- 巡視中、標柱7番付近の園路で子ダヌキと出会いました。「一頭だけで大丈夫?」と心配になりましたが…。近くにいた来園者の方が撮った写真を見せてもらうと、隣にはちゃんと親の姿があってひと安心! 親から様々なことを学び、秋に独り立ちします。
- 標柱16番の草はらでコガサタケの仲間が菌輪を作っていました。輪の直径は1メートルほど。観察する時はうっかり踏まないようにお気をつけください♪
- ★野鳥情報★ 高尾の池でカワセミがハンティング! ふれあい橋上空をトビが通過していきました。
【2019年8月25日(日)】
- 小学4〜6年生対象の連続講座「キッズ生きもの研究室」。環境調査の基礎や得られたデータの読み取り方を学びました。注目したのは今が旬のセミ。公園にいた証「ぬけがら」を集め、種別に個数を調査、グラフ化しました(写真)。さらに採取数が種によって大きく異なる理由を考察し、その仮説を確かめるための実験方法まで考えました。グラフやみんなの仮説を館内に展示します。家の周りでも調査して比べたら、新しい発見・研究につながるかもしれませんね!
- センター前草地のハチ宿は千客万来。オオフタオビドロバチ、オオハキリバチ、エントツドロバチ、コクロアナバチといったご常連が、巣材や幼虫の食べ物運びで大忙しでした。そこに今日は、メタリックブルーと虹のような光沢を持つ極彩色の人気者、ムツバセイボウが2匹!(本日の写真をクリック) 美しい外見とは裏腹の寄生蜂です。
【2019年8月24日(土)】
- 細長い松葉のようなオナガグモ。図鑑には「他のクモを捕食する」と書かれていますが、あの華奢な体で? と少々信じられない気がしていました。ところが今日、偶然見つけてしまいました。空中に浮いているように見えるこのクモの目前に、糸にくるまれた別のクモの姿が(写真)。どう考えてもオナガグモの仕業。いったいどんな技を使ってしとめたのでしょう。
- めだかのT字路のヨシ原内に色鮮やかな水生シダ、ミズワラビが生えていました。夏も終わりにさしかかり、木々の緑が少し色あせてきた中、ミズワラビの緑はひときわ新鮮かつ爽やかに感じました。
【2019年8月23日(金)】
- 雨上がりの森がにぎやか♪ ミンミンゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシが一斉に鳴き始めます。しっとり濡れた緑あふれる様子は、写真でこそ静かな雰囲気ですが、森に一足踏みこめば、まさに蝉しぐれに包まれます。
- 標柱13番付近のアケビにアケビコノハの幼虫がついていました。ちらっと見ただけでも数匹いたので、腰をすえて探してみたところ、なんと14匹も見つかりました! たくさんの目玉模様と目が合って、ちょっとドキドキ?!
- ★第11回ホタル調査★ 公園全体で29匹確認しました。見納めです。
【2019年8月22日(木)】
- 何日か雨が降ったおかげで、様々なきのこが生えています。標柱19番〜エドヒガンの間の道沿いで目立つのはアイカワタケ(写真)。黄色い大きな扇子が重なり合ったような姿が特徴的です。
- まるで葉脈標本の様なコナラの葉がありました。ハチかガの幼虫が食べた痕でしょうか? 葉脈ってこんなにきれいな網目になっているんだ! と驚く一方、誰がどうやって食べたんだろうと不思議に思ってしまうスタッフでした。
【2019年8月21日(水)】
- 今日の写真は、八ツ橋の池で出会った今年生まれのバン。全身の色合いこそ若鳥らしい感じですが、成鳥と同じくらいの大きさに育っており、池から上がっている時は長い趾(あしゆび)が観察できます。
- センター周辺でニホンカナヘビの赤ちゃんを多く目にします。頭のてっぺんから尾の先まで、せいぜい7〜8pでも、なかなかすばしっこい。こちらに気が付くとさっと物陰に隠れます。
【2019年8月20日(火)】
- 夕方に猛烈な雨! 上がった直後は大きな虹が見られました♪(写真)
- 生活クラブ生協のみなさんが来園しました。今回は「木から紙を作る体験と森を知る講座」がテーマ。野外でのきのこ観察では、オレンジ色のツノマタタケや不思議な形のエリマキツチグリ、ツクツクボウシタケを手に取って解説しました。また室内では、公園のクワの木を材料に紙作り体験にチャレンジ。森の生きものどうしのつながりや、自然からの恵みについて一緒に考えました。
- 園内各所でススキの穂が見られるようになりました。秋の気配が感じられます。
【2019年8月19日(月)】
- 八ツ橋の欄干からすぐのヨシの葉がハシゴ状に綴られていました(写真)。作者はタテシマノメイガという1.5cmほどの小さなガの、さらに小さな幼虫。小さな体で長いヨシの葉を器用に二枚ずつ綴り合わせ、その中で葉を食べて育ちます。ヨシが伸びるとまた一段上にと、それを繰り返すことでハシゴのような形が段々と作られていきます。植物を切ったり折ったりと加工をする昆虫は多くいますが、この巣の規則立った様子は、まさに自然が作り出す工芸品です。
- 標柱7番付近でオオヒナノウスツボの花が咲き始めました! 1cmほどの大きさのえんじ色の花。公園内では数か所でしか見られません。園路から少し離れているので、センターで双眼鏡を借りての観察がおすすめ♪
【2019年8月18日(日)】
- 「野外の危険学習講座」は、夏から秋に数が増えるスズメバチなど「ハチへの対処法」がテーマ。まずは刺すハチ・刺さないハチ、攻撃性のあるハチ・ないハチなど基本的な知識と、野外で危険なハチに出会った時の対処法についてレクチャー。そのあと野外へ出かけ、樹液に集まるスズメバチや、竹筒で営巣するドロバチなどを観察しました。ハチに限らず危険生物とうまく付き合うには、相手をよく知ることが大切です。
- 公民館口近くの池沿いを通る園路で、枯れ木からにょっきりとマメザヤタケが生えていました(写真)。黒く固い炭質でちょっと不気味ですが、よく見るとなかなかユーモラス。基本はこん棒型ですが、先が膨らんだり、曲がったり、徳利型だったりします。英名を直訳すると「死者の指」と呼ばれますが、本日見つけたのは風化が進んだ3体のお地蔵さんが路傍で寄り添っているように見えました。
【2019年8月17日(土)】
- 巡視中、足元からバッタが飛び立ちました。その正体はクルマバッタモドキ。写真を撮ろうと近づくと、さらに先へ。何回か繰り返しながらも、毎回草やぶには入らずに土の上に着地。体が灰色っぽいこのバッタにとっては、園路の上にいた方が「隠れているつもり」なのかもしれません。
- 子どもと保護者向けの「夜の鳴く虫観察会」を開催しました。エンマコオロギやハヤシノウマオイなど、この時期の代表的な5種類を室内で予習してから、いざ出発! あたりが暗くなるにつれて、聞こえてくる虫の声は、セミから今夜の主役たちにバトンタッチ。ミツカドコオロギ、ササキリなどの声をたよりにその姿を探し、クツワムシもじっくり観察できました(写真)。次回8/31の大人向けの頃には、鳴く虫の種類はどう変わっているでしょうか?!スタッフも楽しみです♪
【2019年8月16日(金)】
- そろそろ終わりかな…という雰囲気のクサギの花に、スズメガの仲間、ホシホウジャク(写真)とオオスカシバが訪れていました。特徴はなんと言っても見事なホバリング! 飛びながら長い口吻(こうふん)を伸ばし、器用に花の蜜を吸います。昼行性のスズメガの仲間は園内に4種類いて、最も見る機会が多いのがホシホウジャク。体が黄緑色ならヒメクロホウジャク、他種より一回り小ぶりならホシヒメホウジャクです。
- 一夜堤から桜土手の間でミズタマソウが咲いています。白い花のあとにできる実はいわゆる“くっつきむし”! 花の付け根で膨らみつつある小さな実をよ〜く見ると、かぎ状の毛がびっしりと生えているのが確認できます。
- ★第10回ホタル調査★ 公園全体で35匹でした。そろそろホタルシーズンは終盤です。
【2019年8月15日(木)】
- 台風10号の影響で風が強い一日になりました。青空…かと思うと瞬く間にどしゃぶりの雨と、天気も目まぐるしく変化。雑木林の木々はうねり、白い葉裏をひるがえしていました(写真)。
- 真夏の日ざしにさらされた、標柱16番の草はらのススキ。その葉陰には、さまざまな生きものたちの姿が見られました。平べったい体が特徴のエビイロカメムシ。夜行性のクモ、シロオビトリノフンダマシ。ヒラタグンバイウンカやタテスジウンカなどセミに近い仲間。そして「お盆トンボ」とも呼ばれるウスバキトンボも、時折その仲間に入って休んでいました。
【2019年8月14日(水)】
- 第2回セミのぬけがら調査を行いました。1回目と比べてぬけがらの数がぐっと増え、一つの枝に鈴なりに付いていることも! ニイニイゼミのぬけがらが木の根元付近で見つかるのに対し、アブラゼミは手の届かない高い場所にもあるといった違いも発見しました。途中で雨に見舞われ、調査は仕方なく終了。結果は総計で384個、内訳はニイニイゼミ39個、アブラゼミ321個、ミンミンゼミ8個、ツクツクボウシ13個、ヒグラシ3個でした。採集時間が半分削られたにも関わらず、初夏に発生するニイニイゼミのぬけがらが去年の3倍以上見つかり、今年のセミの発生が遅れていたことが結果から読み取れました。
- 水辺にコゴメガヤツリが生えています。カヤツリグサの仲間はどれもよく似ていて、しかも地味。もっとも種類が調べにくい植物のグループです。コゴメガヤツリもこれという形態的特徴はありませんが、おもしろいのはそのにおい。茎を折ってかいでみると、ほのかに甘い香りがします。公園内では標柱13番近くの湿地周辺で多く見られます。
【2019年8月13日(火)】
- カマキリはご存じの通り肉食の昆虫で、目の前を動くものなら、たとえ同じカマキリでもスズメバチでも獲物として捕獲します。でも、甲虫の仲間にはさすがに歯が立たないだろう、と思っていました。ところが信じがたい光景を目の当たりにしてしまいました。まだ幼虫のオオカマキリが鎌で抑え込んでいたのは、なんといかにも堅牢(けんろう)なノコギリカミキリ。そして硬い鞘(さや)ばねの間に頭を差し込み、やわらかい背中にかみついていました!(写真)
- 「ふるさと北本ウィーク」が始まりました。普段は土・日・祝日に14時から行っている「定例自然かんさつ会」を8月15日まで毎日開催します♪ 今日は、日陰で羽繕いをするカルガモとバンたちをじっくり観察。涼し気な様子でうらやましい・・・。めだかのT字路では、ハッカのいい香りも楽しみました。
【2019年8月12日(月)】
- 木陰が涼しい一夜堤を歩いていると、イチモンジチョウに出会いました(写真)。どうやらスイカズラに産卵にやってきたようです。葉にとまっては飛んでを繰り返していました。幼虫が生まれると葉っぱに特徴的な食べあとが残るので、それを探すのも楽しいです!
- 草木の実が色付いてきています♪ エノキは黄色やオレンジに、 ヤブミョウガは藍色に、そして アオハダは鮮やかな赤に! センター近くで甘い香りをふりまいていたクサギの花も、そろそろ終盤。がくに包まれた小さな果実ができていました。
【2019年8月11日(日)】
- 「夜森ミュージアム」の2日目! 館内には、キツネやタヌキ、フクロウのはくせいや骨格標本がずら〜り…。優しいオレンジ色の光に照らされると、昼間とは違った表情に見えるから不思議です。また、展示についてスタッフが随時解説しています(写真)。イベントは明日が最終日! ぜひ懐中電灯片手に遊びに来てくださいね♪
- ユーモラスなクモの仲間にたくさん出会いました。 桜土手ではトリノフンダマシとシロオビトリノフンダマシ、標柱13番付近ではオオトリノフンダマシ。そして16番の草はらではマメイタイセキグモ! どれも一見するとクモとは思えないような姿をしています。
【2019年8月10日(土)】
- 野あそび教室「それゆけ! 夏の林たんけん隊」を開催(写真)。林の中にはいろんな生きものがいーっぱい。ナナフシを見つけたり、セミの合唱を聞いたりして、ワクワクしながら向かった先には落ち葉がたくさん。外に出る前にみんなに出したクイズ「ミミズやダンゴムシが食べるのは緑の葉っぱかな? それとも落ち葉かな?」子どもたちは迷わず落ち葉をどかし、夢中になってつかまえていました♪
- 最近の来園者との挨拶は「暑いですね」が決まり文句。「でも、こちらは木陰が多いから助かります」と、ときどき森のありがたさを語ってくれる方々に出会います。そこで、雑木林とふれあい橋、木道などの地表面温度を測ってみました。すると、日射しが当たる木道が65.3℃、レンガタイルのふれあい橋が55.6℃、森の木陰が28.5℃。その差はなんと最大35℃以上! 改めて森の大切さが実感できました。
【2019年8月9日(金)】
- 本日から4日間連続で行う、夏の夕暮れ観察会(写真)。今回は羽化する前のミンミンゼミの幼虫や、夕空を飛ぶマルタンヤンマを観察しました! 明日からの3連休、自然に親しむイベントデー「夜森ミュージアム」も開催します。展示やイベントを通して、夜の自然にふれるチャンス! ヘイケボタルの観察と一緒に楽しめますよ♪
- 未来の環境を担う高校生集合! 総合教育センター主催の「高校生環境講座」がありました。県内各施設を回りながら荒川の自然を学ぶイベント。当センターでは荒川流域の動植物の観察のほか、将来の環境系職種への就職も見据え、自然と人間、両方の観点から公園を見学しました。…でも、みんなの心に強く残ったのは、木陰の涼しさや、クズの花の甘い香りだったかな? これからもいろいろなボランティア活動などの体験を通して、自然を守る仲間になってほしいです。
- ★第9回ホタル調査★ 公園全体で153匹でした。今週もまだ多く見られました。
【2019年8月8日(木)】
- 日に日にセミの鳴き声が大きくなってきています。公園を歩くと、木や草にぬけがらがびっしり! そんな中、面白い場所で羽化したニイニイゼミのぬけがらを見つけました(写真)。なんとそれはアブラゼミのぬけがらの上!! こうして見ると、大きさの違いが際立ちます。
- 雑木林の花も増えてきました。おすすめは標柱5番付近の北里の森沿い。アキノタムラソウに続き、ラッパのような形のコバギボウシや小さく可憐なシラヤマギクも開花。毎日歩くのが楽しくなります♪
- ★野鳥情報★ エドヒガン近くでアオバト、高尾の池でカワセミを発見。また、標柱3番付近では久々に数羽のヤマガラと出会いました。
【2019年8月7日(水)】
- 写真は雑木林の風景。すぐそばを流れる小川の水の音色が心地よいです♪
- 北本市主催の「子ども大学きたもと」がありました。今回が、夏の間に4回開催される連続講座の最終回。「カイコのまゆから絹糸づくり」に挑戦し、私たちの暮らしを支える“自然のめぐみ”について学びました。
- エドヒガン近くの草はらでスジグロシロチョウがよく見られます。今日はイヌガラシの葉に産卵しているメスも多くいました! 腹部をぐいっと曲げ、1個ずつ丁寧に産み付けていました。卵はクリーム色で楕円形をしています。大きさは1oほどです。
【2019年8月6日(火)】
- 写真はセイヨウミツバチ。とんぼ池付近のしっとりぬれたコケの上で、吸水していました。特に暑〜い日は、このように水辺に集まっている様子が見られます。とっても涼しそう?!
- 巡視中、真っ赤なナツアカネと出会いました。未熟の時は黄色っぽい姿ですが、成熟すると赤色に変身します。赤とんぼと言えばアキアカネですが、こちらも負けないくらいの見事な鮮やかさです♪
【2019年8月5日(月)】
- ボランティアの方々との園内管理作業で、八ツ橋の池のヒメガマとヨシの刈り取りを行いました。開放水面を好む生きものたちのために、また、秋から冬にやってくるカモたちに備えて、毎年、夏のこの時期に行っています。暑い日差しが降り注ぐなか、汗まみれになっての作業となりましたが、途中、チョウトンボやギンヤンマなどに出会えました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!(写真)
- センター近くの園路を歩いていたら、近くの茂みがガサガサと動きました。何か出てくるかな…と思い、しばらく待ってみたところひょっこりとニホンイタチが出てきました! 大きさは20p弱だったのでメスと思われます(オスは約30p〜40p)。あたりを見回した後、園路の反対側の草むらに向かってピョンピョンはねていきました。
【2019年8月4日(日)】
- 足元にハラヒシバッタが2匹並んでとまっていました。もしかして交尾するのかな、と興味がわき、一歩近づきました。すると向きが互い違いなことが分かり、たまたま2匹いるだけか、と少々がっかり。でも同じ画面に2匹写るのは珍しいから撮っておこう、とさらに一歩近づいてようやく気づきました。よくみると片方の背中がぱっくり割れています(写真)。ということは抜け殻。あーすっかり騙されてしまいました。ちなみに、写真右側の一回り小さい方が抜け殻です。
- 今、イチオシの観察ポイントは、センター近くの草地に設置した「ハチ宿」。ドロバチ類をはじめ、数種類のハチが巣造りに勤しんでいます。中でも注目はエントツドロバチ。竹筒の中から泥で造った「エントツ」が飛び出してきて、少しづつ伸長しています。巣作りのあとは幼虫に食べものを運び子育てをする、働きもののハチです。
【2019年8月3日(土)】
- センター周辺の草地では、濃いピンク色のメハジキの花が目立つようになってきました。この花が咲くと、ハナバチの仲間がよくやってきます。毎年楽しみなのは鮮やかなブルーの毛を身にまとったルリモンハナバチ。今年はいつ姿を見せてくれるでしょうか…? 近くではクズやヌスビトハギの花も咲いていて、こちらもピンク色です♪
- 写真は夕方の八ツ橋の池。照り付ける日ざしが和らぎ、林から降ってくるヒグラシの鳴き声をBGMに散策を楽しむ方もいらっしゃいました。
【2019年8月2日(金)】
- 巡視中、ふと目をやったスイカズラの葉を思わず二度見! なんと、全身長い毛に覆われたオビガの幼虫がバリバリと葉を食べていました(写真)。大きさは、毛も含めると約8cmとなかなかの迫力。刺されるとさぞかし痛いのだろう…と身構えてしまいますが、毛はふさふさと柔らかく毒はありません。成虫は枯れ葉にそっくりです。
- めだかのT字路近くでスズメウリの実がゆれています。今はまだ青々としていますが、熟すと白くなります。まあるい実をスズメの卵に見立てたことが名前の由来というのも納得の変身っぷり! 今なら、白い小さな花も一緒に観察できますよ♪
- ★第8回ホタル調査★ 公園全体で334匹でした。見ごたえバッチリです!
【2019年8月1日(木)】
- 大ニュースです! ナナフシモドキのオスが見つかりました!! 通常、本種はメスだけで単為生殖を行うため、オスが見つかるのはごく稀です。公園では、2015年6月に見つかって以来2例目となります。しばらくの間、受付近くでメスと一緒に飼育展示を行います(写真)。ぜひ、違いを見比べてみて下さい。
- 高学年向けの「夏休み昆虫教室」を開催しました。網を使わない昆虫採集の方法として、エサを入れたプラスチックカップを土に埋めて落とし穴のようにした「ベイトトラップ」を紹介。アオオサムシやセンチコガネなど、普段見られない虫たちが観察できました! また、雑木林と草はらで昆虫の種類を比べることで、環境による違いを実感する機会になりました。
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