北本自然観察公園日記 2024年2月
【2024年2月29日(木)】
- 育ちの森幼稚園から年少組のみなさんが来園しました(写真)。小さな春を探して草はらをお散歩していると、落ち葉の上を歩くに越冬から目覚めたナナホシテントウがあちらこちらに! 手に乗せてみんなでじ〜っと観察。それよりも小さなヨツボシテントウダマシを見つけた子は「テントウムシの赤ちゃんだ〜!」とうれしそう♪ ススキのトランポリンや丸太の平均台で遊び、元気いっぱいに自然を楽しみました。
- 標柱15番近くのコスミレに続き、木道沿いの湿地でアオイスミレが咲き始めました。目立たない場所に小さく咲いているので、観察ポイント看板を目印に探してみてください。可憐な花はもちろん、その名の由来となったカンアオイに似た葉もみどころです。
【2024年2月28日(水)】
- 一週間ほど前に越冬から目覚めたコガタルリハムシ。桜土手では、あちらこちらのギシギシの葉で成虫がみられ、本格的に活動再開といった様子。中には交尾をしているペアも見られました。じっくり写真を撮ろうと、葉の一枚を持ち上げると、そこには半透明の卵の塊がたくさん!(写真をクリックで拡大)産み付けられてから2週間ほどすると、卵は塊ごとに一斉にふ化します。観察はお早めに。
- あずまや付近のコウヤボウキの冬芽がふくらみ、薄い黄緑色になってきました。その周りをふんわりと包む、綿のようなふわふわの毛が暖かそう! まるで、おくるみに包まれた赤ちゃんのようでした。
- ★野鳥情報★ 標柱10番のサワラの木で、キクイタダキが見られました。
【2024年2月27日(火)】
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業は、標柱3〜4番間の傷んだ土留め柵の補修。使わなくなった簡易木道を再利用して斜面の崩れを防止しました(写真)。八ツ橋の手すりも掃除し、おかげで明るい木肌になりました♪ 寒い中、ご協力ありがとうございました。
- 強い風が1日中吹き荒れ、揺れる木々は咆哮(ほうこう)を上げるように鳴り響き、池や湿地の水面は白く波立っていました。そんななかでも鳥たちは食べもの探し。15番付近の林内ではエナガの群れがせわしなく飛び回っていました。
【2024年2月25日(日)】
- 細雨でセピア調の景色の中で、木々の芽吹きの鮮やかさが際立っていました。センター前ではイボタノキ、かわせみ池ではゴマギが葉を広げつつあります。標柱3番近くのアオキは蕾をつけていました。
- 公園の自然の魅力をPRすべく、北本市西部公民館で行われた「西部地域コミュニティまつり」に出展(写真)。センターの活動を紹介するパネルや四季折々の写真を展示し、スタッフが解説しました。立ち寄った地元の方々からは、カヤネズミの写真やキツネのはく製を前に「よく散歩しているけれど、こんなに色々な生きものがいるなんて知らなかった!」と驚きの声があがりました。
- 南口でウグイスがさえずっていました。今シーズン初確認となった2月17日に聞こえてきた声は、少々たどたどしい感じでしたが…。今日はしっかり「ホ〜、ホケキョ♪」と聞こえました。
【2024年2月24日(土)】
- 午前中、まだ気温が上がる前でしたが、スイバの葉上にハスジカツオゾウムシ(写真)がとまっていました。公園内でよく見られるカツオゾウムシより一回り大型で、体長は14mm。上翅に逆ハの字型の模様があり、幼虫はキク科植物の茎を食します。カツオゾウムシの名の由来は粉をふいた鰹節に似ているためですが、削り節が一般的な昨今では、もはや死語になりつつあるのでしょう。
- 今日の「定例自然かんさつ会」のテーマは“目覚めはじめた生きもの”でした! 移りゆく季節の狭間ならではの出会いを求め、参加者のみなさんと一緒に青空のもとへ。新たに見つかったニホンアカガエルの卵塊や、膨らんできたシュンランの花芽、地面からほんの少しだけ頭を出したツクシなどを観察しました。
- ★野鳥情報★ 八ツ橋の池にカワセミがいました。
【2024年2月23日(金)】
- 日中の最高気温は4℃。冷たい雨は一時雪になりました。園内を散策する人が少なかったこともあってか、めだかのT字路ではアオジやヤマガラが園路の上で食べものを探すなど、普段よりも近くで観察できました。
- 去年の12月に、駐車場の奥のクヌギに産み付けられていたクヌギカメムシの仲間の卵。今日見ると、1mmほどの小さな幼虫たちが卵を囲んでいました(写真)。一方、成虫で冬を越すチャバネアオカメムシやクモヘリカメムシにも出会いましたが、雨滴をまとってじっと寒さに耐えていました。
- ★野鳥情報★ 標柱6番の近くでルリビタキ、標柱5番でアカゲラが見られました。
【2024年2月22日(木)】
- 昨日、公園内で今季初確認されたニホンアカガエルの卵塊。外来種のアライグマなどによる捕食から守るため、かごで卵塊を覆いました(写真)。公園では初めての取り組みですが、年々減少傾向にある卵塊が少しでも増えることを期待して取り組んでいます。あたたかく見守ってください。
- 朝から気温が上がらず、寒い1日でした。そんな中、足元にはみずみずしい若葉を広げるケキツネノボタン。湿地に生えているアカメヤナギの枝先では新芽が膨らみ、少しずつ黄緑色に変わってきました。今日のように薄暗い中でも枝先だけがひときわ明るく春の兆しを感じました。
- 夕方、標柱4〜6番間の園路の通行止めを解除しました。長い間、ご協力ありがとうございました。
【2024年2月21日(水)】
- 満開を迎えていたウメにとっては花を散らす雨に(写真)。一方で、雑木林や湿地の木々は若芽を一層膨らませていました。桜土手の近くには、そんなヤナギの仲間の芽をついばみにベニマシコのオスとメス、シジュウカラ、ヒヨドリが集まっていました。みな一様に萌黄色の欠片をくちばしにくっつけて、モグモグ…パクパク…。羽の上を転がる雨滴も気にする風もなく、ず〜っと食べ続けていました。
- いよいよニホンアカガエルの産卵シーズンが始まりました! スタッフが各所の湿地を確認したところ、合計13個の卵塊を今シーズン初確認。まだ数が少なく園路から観察できるものが数個しかないので、今週末、館内で実物を展示します! ぜひ近くで観察して下さい。
【2024年2月20日(火)】
- 最高気温が23℃に達し、歩いていると少し汗ばむほどの陽気になりました。林縁の落ち葉の上には日光浴をするニホンカナヘビの姿があちらこちらに。ウラギンシジミやキタキチョウ、キタテハなど、成虫で冬を越すチョウたちも活発に飛び回っていました。
- 巡視中、背の低い草地にコガタルリハムシがいました。大きさは6mmほど。かがんでよく見ると近くにも数匹。たくさん出てきたなあ、と観察しながら歩みを進めると、標柱9番に差し掛かったところで、一回り大きなハッカハムシ(写真)を発見。その名の通り、ハッカの仲間やホトケノザなどシソ科の植物を食べます。コガタルリハムシのように群れていることは少なく、出会えるとちょっぴり嬉しくなるハムシです。夏の盛りには休眠をするため、草が生い茂る前の春先が探しやすいです。
【2024年2月18日(日)】
- 生きもの調べ方講座「地衣類」を、東京農業大学の田留健介氏を講師に迎えて開催しました(写真)。地衣類が菌類に分類されるまでの変遷、極地における生態などの講義のあとにルーペを持って野外へ。コフキメダルチイ、シロフチイボゴケなど街中でも見られる身近な種類を中心に観察しました。雑木林では、里山の自然が広がる公園ならではの出会いも。大気汚染の影響を受けやすいウメノキゴケの手のひらよりも大きなコロニーが見つかり、環境指標生物としての側面も解説しました。
- 桜土手のソメイヨシノにハラビロカマキリの卵鞘がついていました。公園内ではよく似た外来種ムネアカハラビロカマキリの卵鞘もよく見つかります。こちらは短辺が枝についているので、煙突のような形になります。センターでも対策を実施していますが、なかなか減少していないのが現状です。なので、在来種の卵鞘を見つけると「まだ頑張ってくれている」と少しほっとします。
【2024年2月17日(土)】
- 「生きものいきいき隊」で、高尾の森の落ち葉かきを行いました。12名の方にご参加いただき、作業は順調に進行! 同時に落ち葉をためて腐葉土を作る「カントリーヘッジ」も新たに増設しました(写真)。作業中、林内を飛び交うエナガや落ち葉の陰で越冬中のクビキリギスが観察できました。みなさまありがとうございました。
- 標柱9番の近くの園路沿いで、タチツボスミレが葉を広げていました。花はまだかな? とじっくり見ると、葉の付け根に小さなつぼみが出来ていました。また、標柱15番付近のケヤキの根元では、コスミレがほころびかけていました。明日には可憐な花が咲いていることでしょう。
【2024年2月16日(金)】
- 冷たい北風が吹き荒れていた午前中。生きものたちの姿もまばらでしたが、正午頃には風が落ち着いてきました。すると、八ツ橋の池には「おなかすいた〜!」と言わんばかりに食事に夢中のマガモたち(写真)。泥の中から虫をさがし出すツグミや、ウメのつぼみをついばむヤマガラなど、各所で野鳥たちのお食事シーンに出会えました。
- 湿地では細〜いタケノコのようなヨシの芽生えが目立ってきました。タケもヨシも同じイネ科の植物、と考えれば似ているのも納得。水も温んできたようで、ミナミメダカたちが活発に泳ぐ様子も見られました。さて、次の雨でニホンアカガエルは卵を産むでしょうか?
【2024年2月15日(木)】
- 関東地方で春一番が吹きました! 夜、辺りがすっかり暗くなってから外に出ても、顔に当たるのはぬる〜い風。ちっとも寒さを感じませんでした。日中も散策日和(写真)。湿地の脇ではナズナが白い花を咲かせ、地表に落ちたカナムグラの種子が一斉に芽吹いているのに気付きました。今日見つけた芽吹きたちは、すでに細長い双葉の間から縮れた本葉をのぞかせていましたが…。その一歩手前、丸い種子を持ち上げたユニークな姿も、周りを探すと見つかるかもしれません!
- 駐車場の生垣の側で久々にトンボの仲間を発見。成虫で越冬するホソミオツネントンボでした。まるでストレッチをしているかのように体をくねらせたあと、どこかへ飛び去って行きました。
- ★野鳥情報★ めだかのT字路にタシギが3羽いました。
【2024年2月14日(水)】
- 最高気温18℃と、春本番のような陽気になりました。標柱16番の草はらの奥では、ウグイスカグラが3輪開花。また、園内各所でキタテハやムラサキシジミがヒラヒラと舞っていました。
- 巡視中、ケヤキの幹でじっとしているオカモトトゲエダシャクを見つけました(写真)。年に一度、3月上旬頃に羽化するのですが、昨日と今日の陽気がきっかけになったのか早めの登場。チョウのように翅を立てていることから、どうやら羽化したての様子。15分ほどして再び見に行くと、まるで扇子のように翅を折りたたんだ本来のポーズに変身! これはオカモトトゲエダシャクの習性なのですが、何かに擬態をしているのか別の理由なのか、本当に不思議です。
- ★野鳥情報★ 標柱10番でキクイタダキの情報をいただきました。
【2024年2月12日(月)】
- バレンタインデー目前、鳥たちに恋の季節♪ めだかのT字路ではホオジロのさえずりを今シーズン初確認。林をせわしなく飛び回るエナガを双眼鏡で追うと、樹皮に貼りついたクモの糸を懸命に引っぱっていました。どうやら巣作りを始めたようです。高尾の池ではオスとメスのマガモが向かい合い、ハートマークっぽく!? なっていました(写真)。
- 先日の雪で園路に落ちた枝は、スタッフが園路の脇や林の奥など、通行の妨げにならない場所に移動させています。そのうちの一つ、センター裏のハンノキの枝をふと見ると…。撤去作業中には気が付きませんでしたが、垂れ下がった雄花と、その近くには赤っぽい小さな雌花がついていました。高さ10mを超える高木なので、こうして間近に見られる機会はなかなかありません。しばらく良い観察ポイントになりそうです。
【2024年2月11日(日)】
- 今朝、水辺にはほとんど氷が張りませんでした。高尾の池は雪どけ水をなみなみとたたえ水盤のごとし。水面に群青色の空を映していました。マガモ、コガモ、カイツブリ、アオサギ、カワセミなど、その周辺では水鳥たちがよく見られました。先日の雪でヨシが倒れて一層見通しが良くなったことも、観察しやすさの一助になっているようです(写真)。
- 午後のあたたかな日ざしを受けて、センター前のシロバナタンポポがきれいに花を咲かせました。全部で5輪! また、園内各所のウメが三〜五分咲きとなり、標柱10番の梅林ではベンチに腰かけて梅見を楽しむ方がいらっしゃいました。
【2024年2月10日(土)】
- 自然に親しむイベントデー「野鳥の日」がスタート! 朝の「だれでもバードウォッチング」を皮切りに、イベント“目白押し”の一日でした。「館内クイズラリー」や「スタンプラリー」の参加者プレゼントも、野鳥がテーマ。ウメとメジロの消しゴムはんこを組み合わせて、オリジナルのしおりが作れちゃいます♪ 写真は展示解説でのひとコマ。40種以上が大集合したはく製コーナーを前に、くちばしや羽根など細部の観察を通して、鳥の生態についてお話しました。12日まで開催します!
- 標柱11番付近のアカシデで、果穂(かすい)と冬芽が同時に見られます。果穂はたくさんの果苞(かほう:小さい葉のような部分)からなっており、その基部には果実がついています。アカシデの果苞には大きなギザギザがあることが、近縁種イヌシデとの大きな違いです。
- ★野鳥情報★ かわせみ池近くにツミがとまっていました。
【2024年2月9日(金)】
- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、園路のメンテナンスを行いました。めだかのT字路付近では、ぬかるみ対策の砂入れ(写真)。また、隣接私有地のナラ枯れによって通行止めとなっている範囲のうち、伐採が終わった標柱4番付近の園路まで利用できるように整備しました。途中、すぐ脇までやってきたモズやタシギを観察。咲き進んだウメの花の下で休憩をはさみつつ、無事終了しました。ご協力いただき、ありがとうございました。
- かわせみ池近くの落ち葉の上で、キンヒバリの幼虫がぴょんと跳ねました。今の時期は幼虫の状態で越冬をしていますが、早い年では4月にはもう「リーリッリッリー♪」という成虫の声が確認されています。別の場所でも落ち葉をどかしてみると、3〜5mmほどの幼虫がたくさん見つかりました。
【2024年2月8日(木)】
- 巡視中、標柱10番付近の林の中から「カサッ、カサッ」と落ち葉をめくる音が聞こえました。シロハラかな? と音のする方に目を向けるとシメでした。地面のエノキの枝から実を1粒ずつくわえ、丈夫なくちばしで「パキッ」と割って食べていました(写真)。木の上に食べものが少なくなるこの時期、野鳥たちが下に降りてくるので、いつもより近くで観察できるかも知れません。
- 今回の雪は広く園内を覆い尽くし、3日過ぎても日陰には雪が残っています。標柱15番の草はらではノウサギの足跡がくっきり! 間隔の広さからピョンピョンと跳ねて行ったことがわかりますが、計ってみるとおよそ2m〜2m半ほど! 改めて跳躍力のすごさを実感しました。
- ★野鳥情報★ 南口付近でジョウビタキのオス。めだかのT字路ではジョウビタキのメスが2羽で縄張り争いをしていました。
【2024年2月7日(水)】
- 雲一つない青空が広がりました。午後を少し過ぎた頃、標柱16番の草はらにできた雪のスクリーンにケヤキの影が映し出されていました(写真)。ケヤキは直立した枝ぶりなのに対し、影の先にあるエノキは枝を大きく広げた円蓋形(ドーム状)。両方の特徴をじっくり比較できました。
- 暖かな日差しが雪をじんわり融かしてくれたので、再度凍らないよう追加の雪かきを実施。標柱10番付近で作業中、ウメの花にメジロがやって来ました。別の場所では、ウメの幹を歩くアカホシテントウを発見。カメラで追うのが大変なくらい、ちょこちょこと歩き回っていました。
【2024年2月6日(火)】
- 昨日の昼頃から夜にかけて、雪が降りました。常緑樹や竹類が大きな影響を受け、スタッフは朝から総出で作業に追われました(写真)。センター前のベンチに積もった雪の厚さは15cm! センターが谷底にあるせいか、いつも市内のほかの場所よりも積雪量が多い傾向にあります。園内の各所にカモやタヌキの足跡が多数。雪が降った後にできたモグラ塚など、動物たちのフィールドサインが観察できました。
- 雪かきの終わったセンター前では、地面で食べものをさがすアオジやシメに出会えました。センターの2階からビオトープ見本園を見下ろしていたら、シロハラが丸太の上と凍った池をせわしなく行ったり来たりしていました。
【2024年2月4日(日)】
- 立春。1月の中旬と比べると、八ツ橋の池には黄緑色の植物プランクトンが広がっていて、春の兆しが感じられました(写真)。
- 風もなく穏やかな一日でした。おかげで、センター主催のバードウォッチングイベントや巡視、団体対応など、ゆっくりと野鳥観察ができました。高尾の森ではアオゲラの姿。八ツ橋の池では久しぶりにカイツブリが見られ、なんと大きなドジョウをくわえていました! スタッフと来園者の方々の情報を合わせて、公園全体で37種類の野鳥を確認できました。
【2024年2月3日(土)】
- すっきりとした青空(写真)の週末とあって、野鳥観察のため訪れた多くの方でにぎわいました。そんな中、観察を楽しみつつ参加できる「冬の小鳥スタンプラリー」が今日からスタート! 参加した方からは「かわせみ池の近くにミソサザイがいたよ〜」など、嬉しい出会いのご報告もありました♪ 今月末まで開催します。
- 今日は節分! ということで、巡視中、名前に“豆”を冠する生きものを探してみました。木道からちょっと身を乗り出して観察すると、水中を自由自在に泳ぎ回っていたのはマメゲンゴロウ。水生昆虫の中でも寒さに強く初春に繁殖する種類です。また、昨年の秋に標柱15番のススキで見つけたマメイタイセキグモの卵のうを久々に見に行くと、まだ同じ場所にくっついていました!
- ★野鳥情報★ 高尾の池の近くにカワセミ。標柱11番の梅林にヤマガラがいました。
【2024年2月2日(金)】
- 朝から曇り空の寒い一日となりました。今日は標柱4番の湿地にタシギが2羽。いつもはせわしなく動いているのに、この寒さのためか長い嘴を羽の下に入れて、じっと動きませんでした。八ツ橋の上空では、アオサギがゆったりと飛んでいました。
- センター前で、2種類の植物の葉痕が並んでいるミラクルポイントを発見!(写真) 王冠のような冬芽を頭に乗せたクワと、ニッコリ顔のクズ。どちらも1pに満たないので、ルーペがあると便利です。
- ★野鳥情報★ 高尾の池にヒクイナがいました。
【2024年2月1日(木)】
- センター裏、クワエダシャクの幼虫がいるクワの木の近くのササやぶに、キタキチョウがいました。秋にヤマハギで発生し、こうして成虫で冬を越します。枯野の中でも目を引くレモンイエロー(写真)。夕方、木々を激しく揺らす強風に、何となく様子が気になって見に行くと…。風を避けてか、やぶの少し奥に移動していました。
- そこから20mほど東に歩いたところ。ヒノキの幹に止まっていたのはヒロバフユエダシャクのオス。冬尺蛾シーズンの後半、2月頭ごろに羽化する種類です。翅を広げると4cmほどと冬尺蛾の中では大型で、活動しない昼間でも見つけやすい種類。ソメイヨシノなどのサクラ類の葉を幼虫が食べるため、桜並木や住宅地の公園など、身近な場所にもくらしています。
- ★野鳥情報★ 桜土手上空をノスリが飛んでいました。
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