北本自然観察公園日記 2013年10月
【2013年10月31日(木)】
- さいたま市立神田(じんで)小学校2年生が、北本市内にあるグリコピア・イーストを訪問後、お昼ごはんと自然観察のために来園しました。バッタやカマキリ、どんぐり、キヅタの花に集まるハチなど、短い時間の中でたくさんの生きものに出会いました。
- 巡視中、なにかいないかな〜と探していたら、足元の落ち葉が急に飛び立ちました。よくよく見てみると、クロコノマチョウ(写真)。夏に成虫になる個体はシブい黒色をしていますが、秋に発生する個体は薄茶色をしています。ナガサキアゲハと同様に南方系のチョウで、暖冬の影響によって徐々に分布を拡大していると言われています。う〜む…。
【2013年10月30日(水)】
- 3団体が来園。北本市からは石戸小学校2年生が春に続き町探険に、中丸小学校2年生は秋の生きもの探しに公園を散策しました。天気に恵まれたおかげか、シジュウカラやモズの鳴き声に高尾の池のカモ、お腹の大きなオオカマキリやニホンアカガエルなどが次々と見つかりました。三芳町からは唐沢小学校3年生が遠足に。「ふれる」をテーマにワタラセツリフネソウ、コバネイナゴ、ジョロウグモ、そして一番人気シマヘビにタッチ。積極的な子、勇気をふりしぼって触る子…。多くの児童が初めての体験となりました。
- 公園の木が黄葉を始めています。公園正門の大きなユリノキはひときわ目立つ黄色になり、ケヤキやクワも色変わり。そんな今日の写真はエドヒガンザクラ。スッキリとした青空にやわらかく色づいた葉が、いかにもこの季節らしい表情です。
- ★野鳥情報★ メジロの群れに出会いました。ジョウビタキも最近ではよく見られるようになり、いよいよ野鳥の季節だと実感します。そんな中、高尾の池でオオバンが登場。この公園では珍しい! 双眼鏡が手放せません。
【2013年10月29日(火)】
- 川越市立芳野小学校3年生のみなさんが来園。理科の延長として、昆虫と植物のタネを中心に解説しました(写真)。カマキリのギザギザ付きの前脚や、イヌシデの実が風に乗って遠くに飛んでゆく様子を観察。生きものたちの“生きてゆくための工夫”を学習しました。木の実や草の実をひとつひとつ手に取って、興味深そうに見ている子どもたちの目が印象的でした。
- アオジがやってきました。チッチッと鋭い声で鳴いています。ほかにツグミやクロジ、カシラダカの情報をいただきました。さらに7番上空をアマツバメが通過。こちらは南へ渡る途中かな〜。
【2013年10月27日(日)】
- 清水建設株式会社関東支店の皆さんが来園。社会貢献活動として園内管理作業を行っていただきました。子どもと保護者の皆さんは正門近くの外来植物ニワウルシの駆除を担当。刈り取った葉っぱをそのまま捨ててしまうのはもったいないので、染め物の材料として活用しました。一方、屈強な男性社員の皆さんは、竹林の手入れ(写真:クリックすると集合写真になります)。台風で大荒れだった林内が、あっという間にすっきりしました。毎年ご協力いただき、本当にありがとうございます。
- 初心者向けバードウォッチング(1)カモなど水辺の鳥たち編を行いました。今年はカモの渡りが遅れていて、どうなるかと心配していましたが、マガモ、コガモ、カルガモあわせて40羽ほどが高尾の池に集まっていました。今日が初めてのバードウォッチングという子どもたちは、双眼鏡や望遠鏡を通して見るカモやカイツブリの姿に「きれい」「かわいい」と興奮した様子でした。
- すっきりと晴れた青空の下で、蜜を吸う虫たちがとても活発でした。センター横のキヅタでは、クロスズメバチやホソヒラタアブなどたくさんのハチやハナアブが、メダカのT字路のセイタカアワダチソウではキタテハやハナアブがたくさん群がっていました。キタテハは全部でなんと20匹! 今までどこに隠れていたのでしょう。
【2013年10月26日(土)】
- キッズ生きもの研究室「イカのからだ調べ」はスルメイカの解剖に挑戦!(写真) 大きな目玉を切り開いてキラキラの水晶体を取り出すところや、胃から腸へ内容物を押し、そのまま排泄腔から出してみる場面が特に盛り上がりました。イカに触るのを嫌がっていた子も、終わってみれば「解剖しなきゃわからないことが、たくさんあって楽しかった」とニッコリ。家でイカを料理する時には、是非お手伝いをしながら今日のことを思い出してください。
- 今日の様なお天気の日はやっぱりでる…朽木の上でブヨブヨしているアメーバ状の“あの生きもの”。巡視中、あちこちで白や黄色の粘菌(変形菌とも呼ばれます。うす〜くのばしたゼリーのような姿です)を発見しました。形を変えながらゆっくりと移動し、胞子(植物でいうタネ)を飛ばすときは、全く違う姿に大変身! 雨が降ったあとに、どこからともなく現れます。
【2013年10月25日(金)】
- 地元、北本市の西中学校1年生が総合学習の時間で来園しました(写真)。テーマは、埼玉県や日本全体と比較した北本の自然の特徴。まずは室内でお話した後に、野外へ出ました。雨の中でも公園を代表する生きもの、ニホンアカガエルやカルガモの登場にみんな興味津々の様子でした。
- 赤い実をたくさん発見! 北里の森と高尾の森の地面ぎわの低い所にヤブコウジの実が赤くなっていました。森の中の高い所にはガマズミの実が、標柱7番付近にはヒヨドリジョウゴやハダカホオズキの実が。秋の赤い色の代表、カラスウリもさすがの貫録! どれも真っ赤でとってもきれい♪ 赤い木の実は、鳥たちに食べてもらってタネを遠くまで運んでもらうのを待っています。
【2013年10月24日(木)】
- ふじみ野市立鶴ヶ島小学校3年生のみんなが来てくれました。国語で習った「因幡の白うさぎ」のガマの穂、理科で習った「昆虫の体のつくり」をバッタを捕まえて観察。教科書の内容を実物で確認でき、みんな目を輝かせていました。また、来てくださいね。
- 高尾の池が賑やかになって来ました。カルガモ35羽、コガモ15羽、マガモ1羽に加え、ヒドリガモも2羽登場! その他カイツブリやバン、アオサギにカワセミ…。まだ他にもいるかな〜とじっくり観察していると、何羽ものカモが一斉に体全体を池に沈めたり、求愛・交尾をしたりと、あまり普段見られない行動を見ることができました。交尾は時期的に早すぎるので、練習なのかな?
- 午後からは霧雨。こんな日は「毛もの」がキレイ。チカラシバの毛に雨粒がビッシリとついてキラキラと輝いています(写真)。
【2013年10月23日(水)】
- 埼玉県、北本市、消防署の立会いのもと、災害時非常用井戸の操作確認を行ないました。いざという時にすみやかに使用できるように、一つ一つ手順を確認しながら真剣に操作。でも、使う機会がないことが一番です。
- ガマの穂が開いて綿毛が飛び出し始めています。お客さんから鳥の巣みたいなものが落ちていると教えてもらい、行ってみるとガマの綿毛のかたまりでした。たしかに巣にこれがあれば気持ち良さそう。
- ★野鳥情報★標柱7番付近でカッコウの仲間を発見(写真)。背中だけでは種を決めるのは難しいです。一夜堤付近ではクイナの声が聞こえました。
【2013年10月22日(火)】
- 2つの小学校、合わせて200人以上の子どもたちが来園しました。ふじみ野市立さぎの森小学校3年生は学校で習った昆虫や植物のタネの広がり方を復習しながら公園の自然を観察。上尾市立富士見小学校2年生は、草花あそびや、葉や実のにおい、モズの鳴き声など五感を使って秋を感じてもらいました。両校ともお昼ご飯は野外で。食欲の秋、自然の中で味わうお弁当はおいしかったかな。
- 標柱9〜10番間やかわせみ池の前で、チャノキの花がひっそりと咲いています(写真)。今なら花とつぼみ、熟した実、若い実を同時に見ることができます。
- ★野鳥情報★ジョウビタキのオスが登場しました。今シーズン初。エゴノキのそばでは実をコツコツと割るヤマガラの姿も。両方ともオレンジ色が美しかったです!
【2013年10月20日(日)】
- 雨がしとしと。最高気温は15℃止まりと肌寒い一日でした。
- 待ってました! マガモが3羽、そしてオナガガモも3羽、高尾の池に今季初飛来しました。マガモは昨年より1か月以上遅れましたが、繁殖羽に変わりつつあるオスとメスです。2階から望遠鏡をのぞくのが楽しくなってきました。
- いきもの講座のテーマは「木の実 草の実」。植物が子孫を残すための様々な工夫を実物を交えて紹介しました。続く定例自然かんさつ会では、ワタラセツリフネソウの実をさわってたねが弾け飛ぶ様子を体験したり、ヌスビトハギやキンミズヒキの実を顕微鏡で拡大して表面のフックを観察したりしました。今日の写真はヤブガラシの実。公園では普通に見られますが、関東で実がなるのは珍しいといわれています。
【2013年10月19日(土)】
- 巡視中、モズの高鳴きに混じって聞こえてきたのは、ウグイスのさえずり。しかし、聞こえてきた声は「ホ〜ホケフケフ! ホ〜ケフ!」といったヘンな感じ…。早春と勘違いしたのかな? 幼鳥がさえずりの練習をしていたのかな?
- 生きものいきいき隊は、センター横の緑のカーテンの撤去を行ないました。使っていたのは、すべて園内に自生している植物。全部で14種類ありました。木本植物のアケビとノブドウは、つるを残すために切らずにネットから外しました。力仕事が多いいつものいきいき隊とは違い、のんびりとした手作業でした。皆様のおかげで、来年の再設置に向けてタネの回収もできました。ご協力ありがとうございました。
【2013年10月18日(金)】
- ふじみ野市からは上野台小学校3年生、北本市からは栄小学校2年生の2団体が来園しました。上野台小は「植物のたねの広がり方」をテーマに生きもの探し。ドングリの丸さやニワウルシの羽の薄さ、ワタラセツリフネソウのたねがはじける様子などをじっくり観察しました。栄小は総合学習。普段の団体では通らない桜土手を回るロングコースを歩きました。一番人気は、ウメの木の木登りとフジ蔓のブランコ(写真)。全身を使って、ヘトヘトになるほど自然体験をしてもらいました♪ 皆さん、また来てくださいね!
- 秋らしいさわやかな空気の中、木道にパッと飛び出した赤茶色のチョウの影。後翅に短い尾があるのでムラサキツバメとわかります。名前の由来の紫は翅(はね)が開くと見えるのですが、残念ながらチラリとしか見せてくれません。何とか撮れないかと思案していると、すぐそばに、尾のないムラサキシジミが登場。こちらはバッチリと紫の翅を開いて見せてくれました。
【2013年10月17日(木)】
- 清美幼稚園の年長さんが、親子遠足で来園しました。テーマは秋の生きもの探し。昨日の台風で落ちたどんぐりをいっぱい拾い、おおきなジョロウグモにタッチし、バッタやカマキリをつかまえました。写真は、赤トンボに熱い視線を注ぐ子どもたち。いい顔してる♪ スタッフは、その顔を見るのが何よりの喜びです。また遊びに来てくださいね!
- 埼玉大学工学部環境共生学科3年生の演習で、32名が来園しました。公園の環境をより良くするプロポーザルを作るための1回目として、公園を見て回りました。どんな提案を頂けるのか楽しみです!
- 今夜は栗名月。先月の十五夜と共に仲秋の名月の一つです。お月見のお供と言えばススキ。草原では綿毛が開いてフワフワした金色の穂が秋風になびいてとても美しい! 更に草原の奥の方ではオギの穂が銀色に。良く似た植物ですが今なら見分けやすいです。
【2013年10月16日(水)】
- 台風26号の風雨により、園内では冠水や木が倒れるなどの被害がありました。スタッフ総動員で修復作業に追われた一日でした。
- 水路の落ち葉さらいをしていたところ、巨大ミミズ発見! 「ノラクラミミズ」という変な名前のミミズです。スタッフの指の太さに比べると、太くて大きいこと!(男性スタッフです。指の細い女性ではありません。念のため) 写真は、力仕事を忘れて、ミミズのヒンヤリとしたさわり心地を楽しんでいる一コマです。
- 午後になると、青空が広がり風も弱まりました。すると、今がチャンス! とばかりに、ホソヒラタアブやアシブトハナアブの仲間、イチモンジセセリたちがミゾソバにたくさん群がって吸蜜しはじめました。また、アキアカネの大群が飛び交っていたのも印象的でした。
【2013年10月14日(月)】
- 見事な秋晴れに飛び交う無数のアキアカネ。気温・湿度ともに低めでとても気持ちのいい天気でした。たくさんの方々が来園し、大きなカメラで野鳥撮影、爽やかにジョギング、ファミリーでお散歩…思い思いに休日を楽しんでいました(写真)。
- 少しずつコガモの数が増えてきました。今日はふれあい橋上流の池で11羽。まだ夏羽のままなので、オスメスの区別はつきません。次にわたってくるのはどのカモかなと首を長くして待っているスタッフです。
- 自然に親しむイベントデー「きのこの日」は本日で終了。子どもから大人までたくさんの“きのこファン”が集まり、そして、“ニューきのこファン”が増えた3日間でした。定例自然かんさつ会では、園内に生えているきのこを探しながら、ひとつひとつ解説。特に人気だったのは、お椀の様な形のオオゴムタケ。ブニョブニョした不思議な触り心地を参加者みんなで共有しました。
【2013年10月13日(日)】
- しぜん工作教室は、自然に親しむイベントデー「きのこの日」にあわせてペーパークラフト「とびだす きのこのえほん」を作りました。きのこをハサミで丁寧に切り取って絵の中の森にペタリ(写真)。地面の中で菌糸をのばして植物と養分をやり取りするきのこ、セミやカメムシなど他の生きものからのびるきのこなど、いろんな生きものときのことがつながっていることがわかる見開き絵本が完成しました。
- 標柱9〜10番間で、キクの仲間シロヨメナが咲きはじめ、チャノキの花が見頃です。どちらも白い花で、森の緑の中で目をひいています。
- ★野鳥情報★草はらの上空で、チョウゲンボウがすぃーと飛んでいました。細く尖った翼がカッコいい! この公園では冬に見られるキセキレイも登場しました。
【2013年10月12日(土)】
- 自然に親しむイベントデー「きのこの日」の第1日。館内入口の「マツタケ栽培すごろく」が大人気です!顕微鏡コーナーでは、シイタケの内側のひだやベニテングタケの傘の白色の模様など、普段見られない「きのこのミクロの世界」に大人の方もビックリ! 両コーナーともこの3日間限定です。この機会をお逃しなく!
- 手作り実験教室「公園の草木で染め物づくり」を開催しました。今回は、クサギの実と外来種セイタカアワダチソウの2種類を使いました。もちろん、セイタカアワダチソウは参加者の方に抜き取ってもらい、そのまま鍋へ。一方、クサギの実を使った方は、美しい「空色」に(写真)。模様を確認した時には全員から歓声が上がりました。自然の恵みを実感する2時間となりました。
- ここ数日、体の節々から白い綿のようなものを出したカマキリの死体をいくつか見かけました。これは、ボーベリア菌という病原菌(かびの仲間)に感染し、死んでしまったもの。強力な捕食者のイメージがあるカマキリですが、こんな最期もあるんです。
【2013年10月11日(金)】
- 三芳町立竹間沢小学校の2年生が遠足で来園。午前中は2階から望遠鏡でコガモを、午後は野外で秋の生きものを観察しました。盛り上がったのは、草原で見つけたニホンアカガエル。「水がないところにカエルがいる!」や「おなか大きいから卵が入ってるの?」などの声が上がりました。そうなんです、ニホンアカガエルは冬に卵を産むため、虫の多い草原で栄養を蓄えているのです。なかなか鋭い視点を持った子どもたちでした。
- 明け方までの小雨で園内の草木はしっとりと濡れ、標柱6番近くではハダカホオズキの実が、7番先ではヒヨドリジョウゴの実(写真)が赤く熟し、みずみずしく光っていました。
- カワセミを園内いくつかの池で目撃! かわせみ池、ふれあい橋横の池、八ツ橋の池それぞれでよく見られます。 明日はどこに現れるかな〜。
【2013年10月10日(木)】
- 初任者研修で県内の小学校の先生方が来園。環境教育のためには、先生が笑顔で生きものに触ることが大切。ということで、みんなで手渡しでヘビ(ヒバカリ)を触っていくと(写真)、生きものが苦手だった先生からも「意外とかわいい〜」なんて感想が。また、オオカマキリがバッタを食べるシーンに出会った時には「教わるより何十倍もためになる」と体験の重要性を再確認していました。その「生きた体験」を、次は子どもたちにさせてあげてくださいね♪
- 上尾市立大石小学校2年生のみなさんが来てくれました。今日のテーマは「秋さがし」。赤やオレンジ色の実、くっつく種子、飛ぶ種子、黄色い葉や赤と緑が混じった葉などたくさんの色々な「秋」を見つけることができました。学校でも探してみてね。
- ★野鳥情報★鳴き声をたよりに探したら、高尾の池下流側の湿地でアリスイ発見。園路周りの林ではヤマガラをよく見かけました。
【2013年10月9日(水)】
- 上尾市立大石北小学校2年生が「生きものとのふれあい」をテーマに来園しました。公園では五感を使ってたっぷり自然体験。センター内では、はく製を使ってキツネとタヌキの毛の柔らかさ比べや、木に隠れて止まっている鳥探しなどを楽しみました。最後には秋風を感じながら子供公園まで楽しくハイキング。是非またお家の人と遊びに来てくださいね!
- 桜土手で白いツユクサ発見(写真)! ツユクサの色変わり品種です。ふつうは力強い青が印象的なツユクサですが、こちらは清楚な感じがします。センター脇にはギンミズヒキと呼ばれる白いミズヒキも咲いています。
【2013年10月8日(火)】
- 大きめのうろこ状の雲が空に流れているときは、虹色の雲「彩雲」が見られるチャンス! 太陽の近くで出やすいんだよな〜なんて空を見上げていたら、他のスタッフが別方角を指さし声を上げました。その先にはトビの姿が。この公園ではあまり見かけない猛禽類です。ちなみに彩雲は13時ごろ、太陽の周りに環状になって見えたよ、とお客様から情報をいただきました。
- 北本市から石戸小学校、川越市からは川越第一小学校、それぞれの3年生が来園しました。地元石戸小学校は6月に来たことがあるので、その頃との自然の変化を調べ、第一小学校は五感を使って秋のいきものとふれあいました。今日の写真はそんな団体対応中の一コマ、湿地の花を観察している様子です。秋風と青空が清々しい!
【2013年10月6日(日)】
- 日本野鳥の会埼玉の探鳥会がありました。渡りの途中の鳥が見られるかなと園内をまわりました。期待に応えてくれたのはコサメビタキ。サービスが良かったのは高鳴きをするモズ。オスメスを見分ける翼の白斑や顔の黒い模様などじっくり観察することができました。どんな鳥が見られるか、わくわくする季節が続きます。
- 定例自然かんさつ会では、水の中の生きものをつかまえて“ミニ水族館”をつくりました。メダカやドジョウ、シオカラトンボのヤゴなどを捕獲。水槽はとってもにぎやかになりました。少し残念だったのは、誰かが捨てたと思われるヒメダカ(黄色いメダカ)も見つかったこと。ペットは最期まで飼いましょう。
- 本日の写真は、地面にまき散らしてしまったお饅頭…ではなくヒメツチグリの仲間(きのこ)。コミカルに見えるくらいたくさん出ていました(写真)。昨日から今朝にかけての雨で元気になったようです。
【2013年10月5日(土)】
- 午前中は本降りの雨。晴れている時は暑さをしのぐためにお尻を上に向けて止まるアキアカネは、逆にお尻を下に向けて体についた水滴を落としていました(写真)。キチョウは葉っぱの下で雨宿り。そんな中でも、ホシホウジャクは雨を気にする様子もなく花から花へと飛び回って吸蜜していました。雨の日の過ごし方は、虫それぞれです。
- 秋の花が続々と咲いています。あずまや手前ではヤマハッカ。薄暗い林内に青紫色の花を咲かせ幻想的です。あずまや先の園路沿いでは、メナモミの花が見頃になりました。一夜堤の近くではアキノキリンソウの黄色い花が鮮やかです。
【2013年10月4日(金)】
- 17名の方にご協力いただいた園内管理作業は、まず側溝のメンテナンスからスタート。溜まった土砂を土のう袋に詰め、雨で削れてしまった斜面の補修に当てました。バッチリ土のうを積んだところでハイチーズ(写真)! その後は、ビオトープ見本園の草刈り。繁茂している草を刈ったところ、咲き始めたばかりのコナギがとても見やすくなりました。ありがとうございました。
- 地元北本市から南小学校2年生のみなさんが「地域の人に会いに行こう」というテーマで来てくれました。生きものについての質問だけでなく、「何時から何時まで働いているの?」なんてスタッフへの質問も。ボランティアのみなさんがビオトープ見本園の草刈りをしている場面も見学し、地域の方によって守られている公園であることを知ってもらいました。公園を見る目がちょっと変わったかな?
【2013年10月3日(木)】
- 園内巡視をしていると、季節が一日一日進んでいるのを感じます。木道方面のミズキはわずかに黄色く、イノコズチの葉はうっすら赤くなってきました。足元にはいろいろな色・形をしたきのこが生えてきているのに気づきます。今日も、小さい秋み〜つけた♪
- ふじみ野市立福岡小学校3年生が来園(写真)。学校の授業で習った昆虫の体のつくりや、花のつくりについて、実物を野外で見て確認しました。バッタの脚の数や口の位置を確認したり、ツユクサに花粉がついている様子をじっくり観察。その他、つかまえたトノサマバッタが、手を放すと予想以上に遠くまで飛んでいったこと、ワタラセツリフネソウの花の筒状の部分をかじって蜜を盗もうとするハチがいること、教科書だけではなかなか感じられない「リアル」をたくさん感じてもらいました。
【2013年10月2日(水)】
- ふじみ野市立西小学校3年生が来園しました。「生きものの秘密を探る」をテーマに、雨にも負けずしっかり公園を探索(写真)。動けない植物が花粉やたねを遠くまで広げる方法や、バッタとコオロギのくらす環境の違いなどを観察、体感してもらいました。生きものの形に意味があることを知り、自然にますます興味を持ってもらえたようです。
- 地元北本市より食生活改善推進員協議会の皆さんがウォーキングにきました。普段食育などに関わっている方々なだけに、マメ科の植物やキノコなど食材つながりの物は目ざとく発見! 雨が降る中でも散歩を存分に楽しんでいただきました。
- ニホンアカガエルがピョンピョン。園内各所で園路を横切る姿がよく見られました。大きいものは6cmほど。雨を浴びて気持ち良さそう。
【2013年10月1日(火)】
- 都民の日に合わせて、練馬から旭町南地区区民館のみなさんが来園。昆虫の観察がテーマでしたが、他の生きものとのふれあいもた〜くさん♪ アマガエルの鳴き声に耳を傾けながら、ワタラセツリフネソウやミゾソバの花を見て歩き、カナヘビにもタッチ! ヨシ原から飛び立つカワセミと出会えた子どもたちもいました。
- 巡視中、標柱21番手前で吸蜜中のアサギマダラと遭遇。あずまやの近くでは、コウヤボウキが咲き始めました。
- 今日の写真は、ふれあい橋の池にいたアオサギ。クールな立ち姿と、キリッとした表情がカッコいい!! クリックすると、さらにキリッとします。
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