北本自然観察公園日記 2013年4月
【2013年4月29日(月)】
- 最高気温25℃! 半袖でお散歩している方もいらっしゃいました。そんな今日は、センターの裏でシマヘビに出会うことができました。日陰でひっそりとしていたところからするに、シマヘビ的にも涼しい所で過ごしたいお日柄だったようです。
- 定例自然かんさつ会は「虫さがし」がテーマ。草はらでじっくり一時間、虫あみを使って昆虫採集をしました(写真)。主に確認できたのはベニシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミといったチョウの仲間や、コロギス、ヒメギスなどのキリギリスの仲間。変わりダネでは、参加者の子どもが「へんなムシ〜!」と言って、見せてくれたクロボシツツハムシ(ナナホシテントウに似た、おしゃれ模様のハムシ)やヤマトシリアゲ、さらに、大きさが5oくらいのヒシバッタなども。大勢で虫あみを使うと、こんなにも観察できる虫の種類が多いんだなとスタッフも驚いてしまいました。
【2013年4月28日(日)】
- じっとしているのがもったいないほどの晴天。めだかのT字路ではシオヤトンボがお尻を水に打ち付けて産卵していました。標柱5〜6番付近では「ポポ、ポポ」とツツドリの声。草はら付近でサンショウクイ。高尾の池ではほぼ毎日見られるカワセミに加え、婚姻色がばっちり出ているダイサギ。生きものたちもじっとはしていません。
- ミズキの花が満開です! 新緑を背景に真っ白な棚を作るように咲いています。八つ橋から、あるいはセンター2階からが観察ポイント。また、センター周辺ではうす紫色のフジがほのかに甘い香りを漂わせています(写真)。今年はフジの当たり年だあ!
- 新緑オリエンテーリング、大好評開催中です♪ 耳をすませたり、水の中をのぞいたりして、クイズに答えながら、みどころいっぱいの園内をまわります。今日もたくさんのご家族に参加していただき、答え合わせに一喜一憂している姿が見られました。明日(そしてゴールデンウィーク後半の5/3〜6)も、みなさまのご参加おまちしています!
【2013年4月27日(土)】
- 「キッズ生きもの研究室2013」がスタート! 第一回目の今日は、11月まで継続して観察するプランタービオトープを作りました(写真)。湿地の土を掘り出すと、中にはミミズやゴミムシ、オケラなどがワラワラ。こんな生きものがすみついてくれるといいなぁ…と願いながら土と水だけをプランターに入れました。本当に生きものが集まってくるの? と半信半疑な子がいる一方、夏休みの自由研究に使おう♪ なんてチャッカリな子も。玄関横で展示中ですので、どうぞご覧下さい。
- 満開のフジの花に集まっているのはクマバチ。大きさはスズメバチにも負けないほどで、ずんぐりした形をしています。迫力満点で、一見怖そうにみえますが、とてもおとなしい性格の虫。大きな体で器用に蜜を集める姿に感心しきりです。
- ★野鳥情報★標柱16番近くで、オオルリと遭遇! このところ、さえずりを聞くことはありましたが、スタッフが姿を見たのは、今シーズン初。ゴールデンウィークの初日にうれしい出会いでした。
【2013年4月26日(金)】
- 今日はお昼過ぎまでは春らしいぽかぽか陽気でした。ところが、夕方から一転、強い風が吹いて雷雨になりました。
- 今年度2回目の園内管理作業を行いました。12名のボランティアの方にご協力いただき、セリバヒエンソウなどの外来種の草取り。少し動くと汗ばむ陽気の中、ウグイスのさえずりが励みになりました♪ その結果、取った草の量がナント、一輪車13台分! 皆さま、ありがとうございました(写真)。
- 北本市の食生活改善推進員協議会のみなさんが来園しました。元気いっぱいのみなさんと新緑の中をウォーキング! 普段は健康によい食事の提案をされている方々だけあって、オニグルミやウグイスカグラなど、食べられる植物に興味津々。1時間半と少し長めの散策でしたが、「気持ちよくって、あっという間に時間が過ぎた」との感想をいただきました。
【2013年4月25日(木)】
- 元気いっぱい! 育ちの森幼稚園の年中組のみなさんが来園。まずはセンターの2階から、公園の新緑を観察しました。1月に来たときよりもず〜っと増えた緑を見た後、公園に出発! 草はらでシロバナタンポポを探したり、バッタとりなどをしました(写真)。最後はビオトープ見本園で、オタマジャクシ観察。春を体いっぱいに感じて遊びました。
- 湿地から「ピルッピルッ」というコガモの声。その声に合わせるように「コロロ、コロロ」とシュレーゲルアオガエル。コガモは冬鳥なのでもうすぐ渡って行ってしまいます。つまり季節の変わり目ならではのちょっと変わったコーラス。この混声が聞けるのもあとわずかです。
- 一日中ぽかぽか陽気。たくさんの昆虫に出会えました。センター前では、ナミアゲハやシオカラトンボが飛んでいました。
【2013年4月24日(水)】
- 一雨ごとに緑が濃くなっていく公園。湿地にニョキニョキ生えたヨシはもう大人の腰丈を超えてしまいました。冬に真っ平らになるまで刈りこんだ草原のススキも、丸い株立ちが判るほどに成長。花ばかりに目が行きがちな春の公園ですが、緑の成長も楽しい観察ポイントです。
- 昆虫好きなスタッフは、こんな雨の日でも虫探し。ベニシジミやツバメシジミは葉っぱの下でじっと動かないので、翅の模様をじっくり観察できます。お、こっちの葉っぱの裏にはアリが雨宿りしてる…と思ったらアリにそっくりなアリグモでした(写真)よく見るとクモの証、脚がちゃんと8本あるのが分かります。うっすら網を張っているのも観察できました。写真をクリックして拡大してみてください。
【2013年4月23日(火)】
- 今日の写真は満開のマルバアオダモ。まるで、白い線香花火のようです。標柱5番の園路脇で、お散歩中の人々の目を楽しませていました。
- 園内では他にも見ごろの花がたくさん♪ 標柱9番と18番付近ではフジがたわわに花をつけ、センター前ではコウゾリナとオヘビイチゴが黄色い花を咲かせています。春真っ盛りのこの季節、いろんな花たちが入れ代わり立ち代わり、美しい姿を見せてくれます。
- ★野鳥情報★木道ではセンダイムシクイやオオルリ(情報)のさえずりが聴こえました♪ 標柱9番近くで、巣立ったエナガのひなの目撃情報も。渡りの前のシロハラやシメともまだ出会えます。
【2013年4月21日(日)】
- いきもの講座「春の草花」を開催。春に草花が多い理由や、昆虫に花粉や種子を運ばせるための工夫などを紹介しました。その後の定例自然かんさつ会では、見ごろの花々の解説にくわえ、カキドオシやツボスミレのハニーサイン(昆虫に蜜の位置を知らせる模様)、ウラシマソウの雄株・雌株の違いなどをじっくりと観察しました。
- 日本ビオトープ管理士会の講座「今すぐできる 子どもたちのための ビオトープ」がありました。園庭ビオトープに力を入れている幼稚園の先生や、こども環境管理士・ビオトープ管理士の方々による講演とディスカッションに加えて、センターのスタッフによる野外講義も行う盛りだくさんの内容(写真)。講座終了後には質問も相次ぎ、参加者のみなさんの熱意がとても感じられました。学校・園庭ビオトープの活動、みんなでどんどん広げていきましょう!
- ここ数日でナナフシ(ナナフシモドキ)の幼虫をよく見かけるようになりました♪ 大きさは3cmくらい。エノキ、コナラ、桜などに多いです。
【2013年4月20日(土)】
- 最高気温がたったの10℃! 手がかじかむほど寒い一日でした。こんな日に昆虫を見るとしたら幼虫観察がベストです。ノイバラを丹念に探すとキエダシャクの幼虫を発見。体のトゲがまるでノイバラそっくりのかくれんぼ名人です。
- 今年度第一回目の生きものいきいき隊。テーマは、希少な湿地性植物の保護。めだかのT字路付近で、丈の低い湿地性の植物に日が当たるようにヨシを一部、刈りました(写真)。この作業中には、ヘラオモダカ、タコノアシ、オオアブノメ、イヌスギナなどの希少種が見つかりました。参加された皆さん、ありがとうございました。
- あずまや先のサクラが3分咲きになりました。今頃? と思われるかもしれませんが一般的な桜ソメイヨシノではなく、この公園で一番最後に咲くイヌザクラの話です。真っ白で小さな花が房状につきます。
【2013年4月19日(金)】
- 気持ちのいい晴れ! しかし、強い風が園内を吹き抜ける一日でした。イヌシデやアカシデの花がはらはらと散り、水面を覆っていました。
- この季節、草原では入れかわり立ちかわりで花が咲いています。今の主役はカントウタンポポとエゾタンポポ! まるで、お花畑のようです(写真)。花の上では、ヤブキリの幼虫がお食事中だったり、ヤマトシジミが蜜を吸いに来ていたり。タンポポに集まる生きものの観察にももってこいです。
- 木道の上に丁寧に巻かれた葉っぱがポトリ。巻き方や大きさから、昆虫が卵を産み付けて作ったもののようです。オトシブミの仲間か、ハマキガの仲間か…。若葉が出てくると、それを利用する生きものも増えてきます。標柱13番から14番では、ヒメクロオトシブミが葉っぱで卵を包んだ揺籃(ようらん)も発見! 作っている最中のシーンに出会えるかもしれません。
【2013年4月18日(木)】
- 標柱14番で、ツマキチョウやキタキチョウに混じって黒い影! ジャコウアゲハでした(写真)。去年より、11日早い確認です。これまで観察できたチョウよりも、大きくて見ごたえがあります。また、めだかのT字路ではギンイチモンジセセリと出会いました。
- 桶川植物愛好会のみなさんが来園しました。ウワミズザクラとイヌザクラの樹皮の違い、カタバミとオッタチカタバミの茎の違い、ムラサキサギゴケとトキワハゼの花の違いなどなど、植物を観察するポイントを解説しました。オオイヌノフグリの花びらは4枚に見えて、実は1枚だったということにみなさん驚かれていました。
- ★野鳥情報★高尾の池でカワセミ発見。また、夏鳥のサンショウクイが「ピリリ、ピリリ」と鳴きながらセンター上空を横切って行きました。
【2013年4月17日(水)】
- 一日中曇り空で、しっとりとした空気。午前中に晴れ間がのぞいた瞬間、スギナに降りた朝露が宝石のようにキラキラと輝いていました(写真)。
- ヨシ原から聞こえてきたのは「リ〜ッ、リッリッリッリ〜♪」の美声。キンヒバリが鳴き始めました。夏に鳴く虫というイメージが強いですが、幼虫で越冬するコオロギなので、夏よりちょっと前(普通だと5月くらい)に成虫になります。最近暖かい日が続いたおかげか、ひとあし早く“耳を使った昆虫観察”ができました。
- ★野鳥情報★センダイムシクイの声が盛んに聞こえてくるようになりました。さらには一夜堤から南入口方面では、虫のような声のヤブサメ、夏山を思い起こさせる澄んだ声のアカハラのさえずりも。通過してゆく夏鳥、移動前の冬鳥のさえずり…耳を澄ますと、今ならではの声が聞こえてきます。
【2013年4月16日(火)】
- 桶川市立川田谷小学校5年生の皆さんが総合学習のために来園しました。目的は、夏の林間学校(長野県の志賀高原)に先立ち、まずは地元の自然を知ること。野外ではニホンアカガエルのオタマジャクシやメダカといった身近な生きものを探したり、館内で飼育中の埼玉県の魚ムサシトミヨをじっくり観察したりしました。志賀高原も北本自然観察公園も、比べる事のできない大切な自然。林間学校の前に、学校や家の周りでも自然の魅力を見つけてくだいね♪
- 標柱5番近くでオトコヨウゾメが咲き始めました。またエドヒガンザクラの横ではウワミズザクラが見ごろです。どちらも純白の白い花が新緑に映えます。
【2013年4月14日(日)】
- 定例自然かんさつ会では、子どもも大人も協力して「緑のカーテン」を設置しました(写真)。昨年の撤去の時にとっておいたガガイモの実を開くと、中から真っ白な綿毛のついたタネが一気に飛び出し、手品のような様子に歓声が上がりました。ガガイモやカラスウリのタネをまき、ヒヨドリジョウゴやアケビを植え、脚立にのってネットをかけました。植えた植物がこれからネットを上っていくのが楽しみです♪
- ボーイスカウト鴻巣第4団ビーバー隊の皆さんが来てくれました。生きもの大好きの子どもたち。赤・青・山吹色・紫色・緑の草花を見つけたり、ニワトコの花に集まるアリやアブラムシを観察したり。様々な生きものがいることに気付くことができました。
【2013年4月13日(土)】
- 「保育士・幼稚園教諭のための自然体験講座」にひかりの子幼稚園の先生方が参加されました。全4回講座の春編ということで、「夏編以降に、自然の変化を感じるため、今の景色を覚えておいてください」とお願いしたところ、スマートフォンが登場してパシャパシャ! さすがは、若い先生。次回の講座に活かしてください♪
- 手作り実験教室「樹皮からつくろう 紙すき体験」を開催しました(写真)。材料を調達するところからやるのがセンター流。スタッフが脚立に登って枝を切り出すと、「本当に木から紙を作るんだ…」と驚きの声があがりました。その後、皮を削ぎ、叩き、剥いて、煮てと…と〜っても苦労して作ったMy和紙、子どもたちも紙を大切に使う意味を感じ取っていたようでした。
- 一夜堤で、「ジェジェ、ジェジェ、ピリーポーピージェジェ」と木の上の方から鳴き声が聞こえてきました。姿は見えませんでしたが日本三鳴鳥の一つオオルリです! 声だけでも美しいのですが、やっぱり姿も見たい。
【2013年4月12日(金)】
- 今シーズン初確認が2つありました。まずは木道方面でシオヤトンボ。春、まっさきに出現するトンボです。もうひとつは、あずまや近くのタチヤナギから飛び出した“柳絮(りゅうじょ)”。白い綿毛をつけた種子が、ふわふわと舞っています。柳絮は昨年より13日早く観察されました。
- ★野鳥情報★公民館口の近くでアカゲラ、標柱5番近くでシメに遭遇しました。この公園では冬鳥であるシメと春の新緑との組み合わせは新鮮♪(写真) また、南入口でミヤマホオジロのメスを目撃したとの情報が寄せられました。
【2013年4月11日(木)】
- 午前中はお日様が出て青空が広がりましたが、冷たい風が吹き、ちょっとさむ〜く感じました。午後はお昼過ぎからどしゃ降り! ゴロゴロと雷までなったと思いきや、その後また青空に。なんだか、お天気の移り変わりが激しい一日でした。
- 10回目(最終回)のニホンアカガエル卵塊数調査を行いました。産卵シーズンも終わりに近づき、今回見つかったのは10個。今期の累計は1590個という結果になりました。調査当初に発見された卵塊は、ほとんどがオタマジャクシになって、湿地の中を元気に泳いでいます。
- 昨晩の雨で、心なしか園内の植物がツヤツヤと潤っているように見えました。標柱5番付近ではヤマツツジが開花(写真)。新緑につつまれた森の中で、朱色の花がとってもマブシイ! ハッとする鮮やかさを放っています。
【2013年4月10日(水)】
- 今年度最初の園内管理ボランティアは、エドヒガン前の仮設木道の撤去と園路の補修。重い砂や長い木材を運ぶのはとても大変でしたが、涼しい風が吹き、葉桜となった木の下で気持ち良く作業ができました。ボランティアのみなさま、ありがとうございます(写真)。
- 一夜堤近くで、草にしっかりつかまっているオナガミズアオを見つけました。羽化したばかりで、新緑に負けないくらいのとてもきれいなうすい黄緑色の翅(はね)でした。
- エドヒガンそばで変なムラサキケマンを発見。なんと、ムラサキケマンの白花タイプ♪ さらにその近くのベンチ脇には白いヒメオドリコソウ。両方見つけられたらとってもラッキー!?
【2013年4月9日(火)】
- 「花つむぎ会」の皆さんがバードウォッチングと植物観察に来園。ポカポカ陽気のなか公園に出てみると、ドングリをつつくヤマガラ、高尾の池をスイスイと泳ぐコガモ&マガモなどに出会うことができました。また、タチツボスミレやクサボケなど、園路脇を彩っている花々を紹介しました。今日は絶好の散策日和♪ 時間を忘れてしまうひとときとなりました。
- 今週土曜日開催「手づくり実験教室『樹皮からつくろう 紙すき体験』」の試作をしました。今日の写真は、スタッフとボランティアさんとの作業中のひとコマ。採集した木の枝から、紙の原料となる繊維を取り出しています。ベテランのボランティアさんのアドバイスを参考に、楽しいイベントになるよう準備しました。引き続き、参加者募集中です!
【2013年4月7日(日)】
- 午前中は気持ちのいい青空が広がりました。しかし昼前から風が強くなり、秩父の方からもくもくとあやしい雲が…。午後は短時間でしたがザザーっと強い雨が降り、その後は再び青空に。天気の移り変わりが激しい一日でした。
- 巡視中出会ったのは、ナナフシ(ナナフシモドキ)の子ども! 大きさは2pくらいでしたが、成虫さながらユラユラ動いて、風にゆれる枝に擬態していました(写真)。さらに湿地からは「コロロロロ♪」とシュレーゲルアオガエル、木道方面から「チヨチヨ、ビー」とセンダイムシクイの鳴き声が聞こえました。さらにさらに、エドヒガンザクラのお隣ではウワミズザクラ、園内各所でニワトコが開花しました。
- 「日本野鳥の会埼玉」の探鳥会がありました。今シーズン初確認の夏鳥・サシバを含め、31種類を観察することができました。
【2013年4月6日(土)】
- 鴻巣市より居宅介護支援センター翔裕園の皆さんが来園されました。桜の花びらが舞う中、車いすの方と一緒にゆっくりじっくり散策(写真)。春の生きものを楽しみながらも環境問題、たとえばタンポポなどの外来種の問題、ニホンアカガエルの減少なども話題に上がりました。「パソコンばかり見ていないで、たまにはこうして自然と向き合うべきなんですねぇ」という職員さんの言葉に、ちょっとドキッとさせられたスタッフでした。
- 草原では濃い紫色の「スミレ」が咲き始めました。そばにはよく似たノジスミレもあるので、見比べやすいポイントになっています。
- コクーン新都心で行なわれた、「春休み生きものふれあい体験会」に出展してきました。連れて行ったのはキツネやタヌキの剥製のほか、ニホンアカガエルの卵塊やオタマジャクシとその成体。こわごわカエルにさわる子やキツネの毛並みにうっとりする方、たくさんの人でにぎわいました。明日も出展していますので、近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
【2013年4月5日(金)】
- スカッと気持ちいい晴れ! 若葉が伸びて、増えてきた緑と青空が気持ちいい一日でした(写真)。
- 標柱5番近くを歩いていると、ツピツピ、チィーチィーといきなり周りがにぎやかに♪ 周りを見渡すと、シジュウカラとヒガラの混群に囲まれていました。すごくよく似た両種ですが、ヒガラには首からお尻にかけての黒い模様がなく、ちょっと小さめ。小鳥たちは、複数の種類で集まって群れをつくることがあります。群れの中にどんな鳥たちがいるか、探すのも楽しみです。
- 春の黄色い花、オオジシバリが桜土手入口付近で、ヤマブキがエドヒガン近くとセンター裏で咲き始めました。標柱3番では、ピンクのウグイスカグラがたくさん花をつけ、まさに見頃。たくさんの花たちが園内に彩りを添えています♪
【2013年4月4日(木)】
- 昨日の雨から一転、すっきりと晴れて、気温もぐぐっと20℃越え! 新緑や野の花を楽しみながら散策する人たちでにぎわいました。
- 色とりどりのチョウたちも、この陽気に誘われて、園内をひらひら。ふれあい橋近くでルリタテハ、桜堤でツマキチョウ、標柱13番付近でトラフシジミ、木道方面ではキタテハ、キタキチョウ、スジグロシロチョウが。チョウとの出会いが楽しい一日でした♪
- 9回目のニホンアカガエル卵塊数調査を行いました。今回見つかったのは176個! 今シーズンの累計は1580個になりました。先日から降り続いた雨で、今まで干上がっていた池や水路にも水が入り、プリプリの新しい卵塊を発見することができました(写真)。なんと、包接中のペアにも遭遇! まさに「恵みの雨」ですね。
【2013年4月3日(水)】
- 昨日から降り続いた雨で水路や湿地は水でいっぱいに。池の堰を少し崩して水量を調整するなど、水回りの対応に追われた日となりました。一夜堤付近では水があふれて一部通行止めにしました。
- 午後、開智ボーイズのみなさんが来園しました。好運にもちょうど雨が上がり、勇んで外へ! キジの鳴きまねをしていたら本物が草やぶから出てきたのにはみんなビックリ。たっぷり自然と触れ合った後は、管理のために切ったマダケを使ってけん玉作りに挑戦しました。
- 今日の写真は見ごろのまま持ちこたえたセンター前のソメイヨシノ。落ちた花びらは雨で地面に張り付き、強風で舞う花びらと合わせて上も下もピンクの世界に。雨上がりに来園されたお客さんはその美しい光景に見とれていました。
【2013年4月2日(火)】
- 朝から雨模様。ちょっと寒いくらいでした。公園もひっそり…と思いきや、木道方面ではいたるところから「クックックック」の声が。池をのぞいてみると、あっちにもこっちにもニホンアカガエルの姿がありました。また、園路脇ではタマキクラゲやアラゲキクラゲといったキノコの仲間も、モリモリと生えていました。雨だ〜いすき♪ な生きものにとっては、恵みの雨だったようです。
- 同じ幼稚園を卒園した子どもたちとその家族のグループ「なかよしクラブ」さんが来園しました。カッパを着て、ビオトープ見本園で水の中の生きもの探し。雨が降る中での活動でしたが、大人も子どももみんな元気! 夢中で、ミズムシやヤブヤンマのヤゴをつかまえました(写真)。その後、室内でじっくり観察。ヤゴのあごが伸びる様子や泳ぐオカメミジンコを見て「初めて見たー!」との声があがりました。季節が変わったら、また遊びに来てくださいね。
【2013年4月1日(月)】
- 「チュルリ、チュルリ、チュリ、チュリ」と上空から鳥の声。日晴(ひばれ)が語源と言われるヒバリが、久々に晴れた今日、八ッ橋の空高く一点に止まってさえずっていました。公園で見かけることは珍しいです。
- 日の光にひときわ輝いていたのが、葉を出したてのコナラの若葉。表面に銀色の毛がふさふさと生え、光を反射してキラキラ(写真)。季節が進み、葉が大きくなると毛も少なくなり、緑色に。今ならではの美しさです。
- イタドリハムシが見られるようになりました。黒地にオレンジ色の斑紋。この模様は毒を持つテントウムシに似せて、鳥の目をだますためのものです。今日はエイプリルフールですが、例年に比べて早い時期にイタドリハムシが見られたという情報はウソじゃないですよ〜♪
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