北本自然観察公園日記 2012年7月
【2012年7月31日(火)】
- 県内各地の高校から、8名の先生方が5年次の社会貢献活動体験研修に来ています。午前中は園路の補修や外来植物の駆除など、公園管理作業を兼ねた巡視(写真)。午後は、普段はなかなか出来ない館内の徹底的な清掃をしました。また、明日までの2日間で先生オススメの生きものの観察ポイント看板を作成し、より利用者の方が公園の自然と親しくなれるようなお手伝いをしていただく予定です。
- トンボ池近くで、メスのミドリシジミと出会うことができました。夕方になると高いところに飛び立ってしまいますが、午前中は低いところの葉っぱにとまっているので、お昼前くらいが観察のチャンスです♪
【2012年7月30日(月)】
- 「ホー、ホケキョ♪」 夏の日差しに似合わない声が園内で聞こえます。声の主はもちろんウグイス。春のイメージが強い鳥ですが、一回目の繁殖に失敗したり、相手が見つからなかったりして、夏でもさえずっています。ミンミンゼミの声も混ざってきたセミの大合唱に負けじと鳴いています。
- エドヒガンより先の水路ではオニヤンマがよく見られます。自分のなわばりを行ったり来たりしてパトロール中しており、一回見つけたらたいていまた飛んできます。大きさが魅力的で、その姿をくり返し見せてくれるサービスのいいトンボです。
- 今日の写真はヘイケボタルの観察ポイントである標柱5番付近の昼間の風景です。アキノタムラソウが木陰で涼しげに咲いています。
【2012年7月29日(日)】
- 最近よく目にするようになったフワフワの綿毛を着込んだ虫と、ガとセミを足したような虫。実はハゴロモの成虫と幼虫なんです。成虫はベッコウハゴロモ(写真左)で幼虫はスケバハゴロモ? (写真右)。今日は並んでいるのを写真に収めることが出来ました。
- 木の上にお豆?! よーく見てみるとネムノキの実が大きくなっていました。ネムノキはマメの仲間ですが、大きな木になる植物。大きいさやがぶらさがっていて、その中に小さなたねが入っています。ふれあい橋のたもとでみなさんをお出迎えしています。
- 定例自然かんさつ会では参加者の皆さんに園内の温度を測ってもらいました。アスファルトの上はなんと60℃! 木陰は26℃と入った途端にすずしさを感じます。温度の上昇を防いでくれる木や草のありがたみを感じた観察会となりました。
【2012年7月28日(土)】
- キッズ生きもの研究室は「カナヘビ調べ」。木道の上でじっとしているカナヘビは何をしているのかだろう? 獲物さがし? 体温調整? 予想を立て、確かめる方法を考え、結果から考察を導きました。結論! カナヘビは体温調整のために木道の上にいる。手順を踏んで一つの「研究成果」を得ることができました♪
- 川越市古谷小学校学童保育所のみなさんが来てくれました。「みんなでなかよくむしをたくさんみつけよう」という班の旗を作ってきてくれた子どもたち。普段、あまり虫とりをしたことがないという子もあっという間にコツをつかみ、中にはカマキリを一人で3匹も捕まえたつわ者も! 旗の目標は、見事に達成です。
- 巡視中、なにやら腹部に特徴的なくびれがあるトンボが・・・もしや、と思い近づいてみると山地から丘陵地の清流に生息するコシボソヤンマでした。おそらく、ヤゴの時に荒川上流から流されてきたのではと思います。
【2012年7月27日(金)】
- 「ミーン、ミンミンミン、ミーン」とミンミンゼミの声を標柱6番付近で確認。アブラゼミの声も園内各所で聞こえるようになってきました。これからそれぞれの声がどんどん大きくなって、セミの大合唱になるのももうすぐです。
- 高尾の池でカワセミがダイビング。見事キャッチした魚を杭の上で丸飲みしていました。その他に子連れのカイツブリ(写真)や子どもが大きくなったカルガモ一家が見られました。炎天下に比べて5℃も涼しい園路の木陰からの観察がおすすめです。
- ★第4回ホタル調査★ 592匹のヘイケボタルを確認しました。過去最高記録♪ 発生のピークを迎えているようです。
【2012年7月26日(木)】
- 園内管理ボランティア作業では、めだかのT字路付近の湿地に生育する希少植物を育むために、ヨシなどの背の高い植物を刈り取りました。現場はまさに炎天下。とにかく暑い…!! 10分も作業をすれば汗だくです。でも、作業にビックリした大きなメスのニホンアカガエルが飛び出したり、公園ではちょっと珍しいコロギスという昆虫が現れたりと、楽しい出会いが参加者の心を和ませてくれました。ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
- 5月から高尾の池で抱卵を続けていたカイツブリに、ようやくヒナが誕生しました!! 余りに抱卵期間が長いので、何回かふ化に失敗していると思われますが、それを乗り越え生まれてきました。スタッフも、今年は無理かとあきらめかけていただけに、非常にうれしい出来事でした。今日は、2羽のヒナたちにせっせとエサを与える親鳥の姿が見られました。
【2012年7月25日(水)】
- ちょっと面白い光景を目撃しました。オオモンクロベッコウ(ハチの仲間)が捕まえたハシリグモを、なんと近くにいたカナヘビがいきなり強奪&逃走!(写真) ハチは「ちょっと!それアタシのよ!!」と言わんばかりの勢いで追いかけていきました。しばらくの逃走劇の後、カナヘビがあきらめたようにクモをはなし、獲物は持ち主の元へ。めでたしめでたし。
- ふるさと幼稚園の年中さんが夏の自由登園という行事で来てくれました。草原でバッタを追いかけ、クサギの匂いにしかめっ面をして、先生の頭にとまったトンボに大騒ぎして、声をたよりにセミを探しました。五感を使って夏の自然をめいっぱい楽しむことができました♪
【2012年7月24日(火)】
- 夏だ! 虫だ! 昆虫教室だ! 今日は「夏休み昆虫教室」の初日でした!(写真) 午前は幼児を対象に「虫にさわってみよう!」がテーマ。でっかいウスバカミキリやツチイナゴで、虫をつかむ練習をしたあと、草原でいざ実践。最初はドキドキでさわれなかった子どもたちも、最後は自分がつかまえたバッタを自慢げに見せてくれました。続いて午後に「虫を捕まえられるようになろう!」をテーマとした小学校低学年向けを開催。虫採り網を使ってチョウやトンボ捕りに挑戦しました。オスのスジグロシロチョウのにおいには歓声が上がりました。
- 南入口付近で、久しぶりにホトトギスの鳴き声をきくことが出来ました♪ ただ、今年はまだ園内でカッコウの声が聞こえないのが残念です・・・。
【2012年7月23日(月)】
- 北本市教育委員会の小中学校教員初任者研修を行いました(写真)。持続可能な社会とはどんなものなのか。日本、世界レベルで今どんな環境問題が起こっていて、どんな解決法があるのか。そして、子どもたちにそれを伝えるためにはどんな手法が効果的なのか、実践的なプログラムを考えてもらいました。地元北本ですから、次はぜひ子どもたちを連れて校外学習にきてください! お待ちしています。
- まだかまだかと待ちに待った、鮮やかな青色の昆虫・・・ルリボシカミキリを今シーズン初確認しました〜!! 他にも標柱20番近くでは黄色模様が美しいキボシカミキリも。観察するには、ルリボシカミキリは朽木の近く、キボシカミキリはクワの木の周辺がねらいめです♪
【2012年7月22日(日)】
- 第一回目の「セミのぬけがら調査」。例年よりもセミの出現が遅れているので、一体いくつ見つかるか心配していたのですが、蓋を開けてみればニイニイゼミ216個、アブラゼミ6個、ヒグラシ5個の計227個! 去年とほぼ同じくらいになりました。小さくて丸いニイニイゼミのぬけがらを両手いっぱいに持って「かわいー」なんて言ってる子も。ぬけがらの数や種類を調べることで季節の変化や環境の違いなど色々なことが分かります。
- しぜん工作教室では竹を切って水鉄砲を作りました。慣れないノコギリも親子共同作業で何とか使いこなし、最後はカッパを着こんだスタッフめがけて「撃てー!」(写真)。夏休みの自由工作はコレがおすすめ!
【2012年7月21日(土)】
- 生きものいきいき隊のテーマは「湿地の管理」。湿地についての講義の後、ヒメアカネが来ることを期待して、標柱19番付近の湿地の草刈りを行いました。雨が強くなり途中で中止となりましたが、ぬかるみに足を取られながらも丁寧に作業を進めていただきました。参加された皆さま、ありがとうございました。
- ふるさと上谷沼地域創造塾の皆さんが勉強会のために来園。生物多様性や生態系サービスの考え方、それを踏まえての公園管理の方法などをレクチャーしました。地域創造塾の皆さんは、地元で実践的な環境保全をされている方々。少しでも活動の参考になれば幸いです。お互い、持続可能な埼玉県をつくるために頑張っていきましょう!
【2012年7月20日(金)】
- 涼しい一日でしたが、ニイニイゼミは今日も大きな声で鳴いていました。特に標柱6〜7番では会話が聞き取りづらいほど。その大きな声の方向を探してもなかなか見つからないのは木の皮と同じ色をしているから(写真)。写真のように、鳴く時は少しはねを広げています。
- 園内で見頃のヤブミョウガをよく見ると、花と実が一緒についています。まだ熟していない今は真珠のようなつやのあるきれいな実です。園路では他にもムラサキシキブ、オオバジャノヒゲ、ガマズミなど緑色の実が見られます。これから熟して色が変わっていくのが楽しみです。
- ★第3回ホタル調査★ 296匹のヘイケボタルを確認できました! 見ごたえ抜群!! とってもキレイです♪ 天気が良ければもっと見れるかも!?
【2012年7月19日(木)】
- 今日も変わらずの暑い1日でした。日の下はじりじりと焼け付くようですが、木の陰は少し気温が低く心地よい。そんなすずしい木陰から園内のぬけるような青空と夏真っ盛りの濃い緑をパチリ。
- 子育て真っ最中のオオスズメバチがサーカスさながらの曲芸を見せてくれました。後脚1本でクモの巣にぶら下がりながら、宙吊り状態でもくもくと幼虫のえさにする肉団子づくり。作り終わると巣に足をとられながらも、団子を大事そうに抱えて林の奥の方へ。生きものたちが活発なこの季節。あちらこちらで命のつながりを目の当たりにすることができます。
【2012年7月18日(水)】
- 日差しはきびしいものの、時々乾いた風が吹く一日でした。それはつまり・・・お洗濯日和!! ということで、普段なかなか洗えない虫あみなどを大洗濯。これから夏休みを迎える子どもたちが気持ちよく使えるよう、洗濯が不得意な男性スタッフが、汗だくで頑張りました。
- センター前で、黄色の小さい花をたくさんつけるキンミズヒキ(写真)、木道方面で、小ぶりながらも、透明感のある白い花のヘラオモダカが咲き始めました。
【2012年7月17日(火)】
- 連日の強烈な暑さ!! 真夏らしいスカッとした晴天のもと今日も35℃を超え、猛暑日となりました。そんな中、八ツ橋の池でハンティングするカワセミを発見! 水にぬれて飛びあがる姿は空よりも青く、輝いて見えました。あまりの美しさに、思わず暑さを忘れてしまう出会いとなりました。
- ジッとしているトンボを見かけたら、そっと近づいて見てみましょう。もしかしたら、お食事中かもしれません。今日の写真は、カマキリの幼虫を頭からバリバリと食べているオオシオカラトンボ。あの細い体のどこに入るのか、本当に不思議です・・・。
【2012年7月16日(月・祝)】
- 夏のオリエンテーリング最終日。今日も暑い中、参加者で賑わいました♪ 特に注目だったのが、めだかのT字路に設置した「ウキヤガラの葉っぱでできた巣はだれのおうち?」の問題。カヤネズミの巣でした〜! の解答にみなさん驚かれていました。
- 定例自然かんさつ会は「いきものクロスワード」に挑戦!(写真) メハジキの花、ヤマコウバシのにおい、ヒメギスの鳴き声、ヨウシュヤマゴボウの実などをチェックし、でてきた答えは“キョウハ ウミノヒ”・・・「今日は、海の日」でした! 最後までわからなかった子どもたちは「あ〜そうかぁ〜!!」とちょっと悔しそうでした。
- ヘビDAYといわんばかりに、たくさんのヘビと出会うことが出来ました。あずまや近くでヒバカリ、桜堤でシマヘビ、ビオトープ見本園でアオダイショウを2匹発見しました。みんな毒のないヘビなので、もし見かけたらよく観察してみましょう。
【2012年7月15日(日)】
- 定例自然かんさつ会のテーマは、「水の中の小さな生きもの」。今日は暑さを避けて、後半は室内で顕微鏡を使って観察しました。ピンピンはねるもの、くるくる回るもの、形が変わるもの、高尾の池が赤くなる原因の生きものであるアカマクミドリムシ(写真)など、普段見られない色々なプランクトンの姿を発見することができました。
- 地域の自然 調べ方実習「ウシガエル・ザリガニの調べ方」を開催しました。外来生物の問題点、防除に関連する法律などについてお話しした後、実践的な捕獲法をレクチャーしました。湿地に仕掛けたカゴ網を引き上げてみると、ザリガニやウシガエルのオタマジャクシがどっさり。人間の身勝手で増えてしまった外来生物ですが、在来の生きものを守るためには心を鬼にしなければいけないときもあります。参加者の皆さんも、複雑な心境だったようです。
【2012年7月14日(土)】
- 野あそび教室「ひら、ひら、ミドリシジミ」を行いました。卵、幼虫、蛹、成虫とミドリシジミの一生を体操で体験(写真)。幼虫の食樹であるハンノキを探したり、この夏産んだ卵を観察したり、結婚相手を探すゲームを行ったりと、遊びを通して、埼玉県の蝶ミドリシジミについて学びました。
- かえる池周辺のヨシ原に大量のちまきが発生?! 正体はヨシの葉を器用に巻いたヤマトコマチグモの巣でした。ヨシの葉を三角形に折りたたみ、卵を産むための産室をつくります。その折り方は本当に丁寧で、小さいクモが1匹でつくったとは思えないほど。一見の価値ありです。
【2012年7月13日(金)】
- 標柱19番付近でミツバの花が咲き始めました。お吸い物に入れるあのミツバです。同じ仲間のセリも木道脇で見頃です。セリは小さな花がかたまってつくので目立ちますが、ミツバはセリとちがって花がまばらについており、とーっても控えめに咲いています。
- トンボ池周辺のハンノキの幹に小さな白いつぶつぶが。よーく見ると、ミドリシジミの卵でした。近くに古い卵の殻も残っていますが、今日みつけたものは明らかにフレッシュ! これから来年の春まで卵のまま過ごします。小さいので観察する時は虫めがねのご用意を。
- 八ッ橋の池でミクリの花が終わり、その名の通りのクリのようなイガイガの実をつけています。本物のクリはというと、今は緑色した小さな実をつけており、ちょうどミクリの実とそっくりの時期です。
- アブラゼミの声が森から聞こえました。木にはしっかりと抜け殻も(写真)。昨年より10日ほど遅い確認です。
- ★第2回ホタル調査★ 247匹のヘイケボタルを確認できました。気温と湿度が高い好条件で数が一気に増えました!なかなかの見ごたえです!
【2012年7月12日(木)】
- 午前中は小雨。午後からは雨が降ったり止んだりの風が涼しい一日でした。エドヒガンザクラ前の草むらでは、昨日までつぼみだったヤブミョウガが一気に開花(写真)! 白い小さな花が風に揺られてキレイでした♪
- 巡視中、標柱7番付近のところで園路わきに小さな生きものの気配が・・・よく見てみると、トウキョウヒメハンミョウがじっとこちらを向いていました。一歩近づくと、ハンミョウもぴょんと一歩離れる。雨の中ハンミョウとの追いかけっこを楽しみました。
- 標柱6番付近で、ニイニイゼミの抜け殻を見つけました。そしてセンター近くではヒグラシの鳴き声も。夏休みが近づくにつれて、だんだんと数が増えてきています。
【2012年7月11日(水)】
- 日中はむしむしとした暑さでしたが、時おり爽やかな風が吹きました。園内で会ったお客さんも「木陰や風が、涼しくて気持ちいいですね」と、森の近くで涼をとりながら、散策を楽しんでいました。今日はそんな、サワヤカ園路をパチリ!
- 夏の花々が出そろい始めています。八ツ橋の池近くでは、真っ白なリョウブ、うす紫のチダケサシ、湿地ではママコノシリヌグイ、桜堤ではイヌゴマが。そしてセンターに設置した緑のカーテンでは、ガガイモが咲きました〜♪
- 標柱7番の湿地の中で、何やらけものが動いている・・・。よくよく見たら、でっかいウシガエルをくわえたイタチでした!! あまりの大きさに、かなり動きづらそうでしたが、しっかりくわえて湿地の奥に走って行きました。今日はごちそうだぁ〜!!
【2012年7月10日(火)】
- 梅雨あけちゃいました? と思いたくなるような真っ青な晴天! 気温もぐんぐん上昇し30℃を越えました。日差しがマブシイぜぇ〜!! な一日でした。
- いきがい大学伊奈学園のOB「彩央会」の皆さんがボランティア作業で来園。公園入口で繁茂していた外来植物のシンジュ、オオブタクサ、セイタカアワダチソウの抜き取りを行いました。結果的に除去した量は、なんとリヤカー10杯分に! 「これ抜き取りよりも、運ぶ方が大変なんじゃない!?」のひとことに、皆さん大笑いされていました(写真=これが一杯分です)。作業後は、コウホネやアサザの花を観察しました。暑い中の作業、ありがとうございました。
- ひと月前はまだ小さかったヒメギスも成長し、「シリリリリリ♪」とよく鳴くようになりました。湿地周りの草むらから聞こえてくる軽快な鳴き声に、ちょっと癒されてしまいます。
【2012年7月8日(日)】
- 20周年を迎えたセンターと公園。先週の感謝祭に続き、本日は北本市文化センターで記念フォーラムを開催しました。ブータン王立自然保護協会のラム・ドルジ氏をお招きした講演のほか、利用者からのメッセージ、日頃お世話になっているボランティアの方々への感謝状の贈呈(写真)など、もりだくさんの内容でした。たくさんのご来場をいただきありがとうございました。
- 木道方面では、ミズヒキが花を咲かせています。水引(みずひき)とは贈り物や祝い袋などにつける紙の紅白のひものこと。上から見ると赤色、下から見ると白色の可愛い花です。
- 午後には、梅雨の合間のきれいな青空が広がりました。巡視中、「せっかくだから、おめでたいものはないかな〜」と探すと・・・いました。ジンガサハムシ、ギンヤンマ。ミズヒキの紅白に加え、金・銀そろいました!!
【2012年7月7日(土)】
- 第3回目の“すくすくくらぶ”では、雨の中をお出かけ!(写真) カラムシの葉裏に隠れているフクラスズメの幼虫を探したり、キンヒバリやオオヨシキリの声に耳を澄ませたり、熟したヤマモモの実を食べたり。幼児ができる五感を使った生きものとのふれあい方について伝えました。これからも雨の日を楽しんでくださいね。
- 今年のヤマモモの実は大豊作。地味な花からは想像もできないほど、華やかな赤い実がたくさんなっています。木の実は年によって豊凶があり、気候を始め、個体差、花の量、花粉の良し悪し、病虫害などによって実の量が左右されます。おいしい実に誘われてやってくるのは、スズメやカラス。運がよければ、器用に実をつまむ採餌シーンが見られるかも!
【2012年7月6日(金)】
- 連日のむしむしとした暑さどおり(!?)、巡視中、いろんな虫に出会う頃ができました。標柱2番付近のウマノスズクサが生えている場所は、ジャコウアゲハの成虫。探すと、真っ赤な色をした卵も。今なら、卵も蛹も観察できますよ♪
- このところ、草はらの上を20〜30匹で群れ飛ぶウスバキトンボが見られます。そして、今日の写真はコオニヤンマです! う〜む、小さめな頭と対照的ながっしりとした胴体が不思議な印象です。よりによって、止まっている場所も・・・。子供公園の近くでパチリ。
- ★第1回ホタル調査★ 33匹のヘイケボタルを確認できました。雨の影響もあってかちょっと少なめ。晴れたらもっとみれるかも!?
【2012年7月5日(木)】
- 元気いっぱい! 植竹幼稚園年長組のみんなが来園しました。外へ行く準備が出来たら、クラスごとに草原へしゅっぱ〜つ! バッタやカマキリなどの虫を手づかみでとることに挑戦しました。最初は「こわ〜い」と言っていた子どもたちも、最後の方は「みてみて!バッタつかまえたよ!」と笑顔に(写真)。また遊びに来てくださいね♪
- センター周辺を飛ぶ大きなトンボを発見! オオヤマトンボでした! オニヤンマのようなでっかい体と、黄色と黒のシマシマ模様。そして、メタリックグリーンに光る胸が、なんともイカしているトンボです。
- 駐輪場脇のカントリーヘッジにキイロスズメバチの巣が出来ていました。場所的にいずれ引っ越すと考えられますので、本日、駐輪場の周りにハチ保護ネットを設置しました。人と生きものが共存する公園として、ご理解下さいますようよろしくお願い致します。
【2012年7月4日(水)】
- 園内管理ボランティアでは、マダケの間引き作業を行いました。今季初確認のノコギリカミキリとの出会いがあったり、ハッカのさわやか〜な香りをかいだりと、終始楽しく行うことが出来ました。 大変蒸し暑い中、ボランティアのみなさま、いつもありがとうございます。
- センターに設置した緑カーテン。ガガイモ、センニンソウ、ヤブガラシがぐんぐん成長してきています! ヒルガオは花をちらほらつけ始め、緑以外の彩りを加えてくれています♪ さらに目を引くのは、ヤブガラシについているセスジスズメの幼虫。黒いお肌に赤の水玉模様・・・何とも不思議カラーです。
【2012年7月3日(火)】
- センター前に設置してある竹製の蜂宿(はちやど)。最近、入居希望バチで賑わってきました。その巣の周辺で、キラリと光る飛行物体を発見! 玉虫のような七色の輝きを放つムツバセイボウ(写真)でした!! 大変きれいなハチですが、ドロバチなどの寄生蜂として知られています。大きさは1p位です。
- 南入口近くでノカンゾウが咲き始めました。オレンジ色の大きな花で見ごたえ抜群! また、標柱5番付近の林床ではヤブコウジも。こちらは小さいのであまり目立ちませんが、かがんで見ると味のある可憐な花です。
【2012年7月1日(日)】
- 本日、センターと公園はオープンから20周年を迎えました! これを記念して開催した感謝祭は、獅子舞(写真)! 江戸神楽! ブータン民族衣装試着! 北本の野菜販売! 七夕かざり! と丸一日イベント盛りだくさん♪ お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。これからも、自然学習センターは人と自然がなかよくなれるお手伝いを続けていきたいと思います。
- 夕方になると、「カナカナカナ・・・」とヒグラシの鳴き声が聞こえるようになりました。そして「チィーーーー!」とニイニイゼミの声も。夏の風物詩の登場です♪
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