北本自然観察公園日記 2015年12月
【2015年12月31日(木)】
- 日差しの暖かな冬晴れ(写真)。園内を歩いていると常に鳥の鳴き声が聞こえ、まさにバードウォッチング日和でした。お客さんからも「クイナが見られました!」、「アオゲラが撮れたよ!」等々たくさんの野鳥情報をいただきました。
- 北里の森沿いでは、コウヤボウキの綿毛があちこちで見られます。干支のヒツジを連想させる白いぽわぽわの綿毛を見て、一年間の早さを感じるスタッフなのでした。今年も北本自然観察公園と自然学習センターをご利用いただき、ありがとうございました。皆さま、良いお年をお迎えください♪
【2015年12月30日(水)】
- はやい! はやすぎる!! 木道方面でウメが開花しました。2006年以降の開花状況をさかのぼると、2011年1月4日の開花が最も早い記録でしたが、今シーズンの開花で記録が塗り替わりました。これから咲きそうなつぼみもちらほら。暖かい日が続けば、年末年始で“ウメのお花見”が楽しめそうです。
- 年末年始企画「ピンクのシマヘビ『ももちゃん』のぬけがら&ミニマスコットの販売」の初日でした(写真)。開館前から行列ができ、お昼過ぎには1日分(100セット)が完売。テレビ埼玉の取材があり、夕方のニュースでご紹介いただきました。今回が最後です。お早目にどうぞ♪ 明日の31日(木)、年明けの1月2日(土)も開催します。
【2015年12月29日(火)】
- 朝の冷え込みで、八ツ橋の池と高尾の池が全面結氷(写真)。いつもは池で魚を探しまわっているアオサギも、池のほとりの木の上に止まってじっとしていました。
- 巡視中、“働いていないクロヤマアリの働きアリ”を見つけました。このアリは春〜秋に活動する種類で、冬は地下で過ごします。活動期は巣穴が埋まらないように、働きアリがせっせと土を運ぶのですが、冬になるとほったらかしになり、巣穴は雨や風で自然に埋まってしまいます。そして、そのまま地中で春を待ちます。巣穴の近くで働きアリがぼ〜っとしているという事は、今日で仕事納めなのかもしれません。
【2015年12月27日(日)】
- 『竹を切ろう「門松づくり」』の最終日でした(写真)。竹林管理も合わせたこのイベント、全6回の開催で169名のみなさんに参加していただき、茂っていた竹林もスッキリしました。また、ボランティアの方々のフォローもあり、全員が立派な門松を完成させました。お家で飾れば、福を呼ぶ歳神様を迎える準備も万全です!
- 定例自然かんさつ会のタイトルは「年末に見ておきたい生きもの ゆく年くる年2015」でした。縁起物の植物やカマキリの卵鞘(らんしょう)を観察。途中、キジを間近に見ることもできました。今年園内で初確認された生きものも紹介し「来年もたくさんの生きものとの出会いがありますように!」と祈りつつ、今年最後のかんさつ会を終えました。
- 一夜堤近くで20羽くらいのシジュウカラの群れに遭遇しました。1羽1羽よ〜く見てみると…お! いたいた!! ヒガラ発見。シジュウカラと違い、胸の黒いネクタイ模様が無いのが特徴です。
【2015年12月26日(土)】
- 気持ちのいい青空&風のないおだやかな一日。八ツ橋の池上空でトビとオオタカが見られ、湿地からはベニマシコの声が聞こえました。さらに、一夜堤上空をくるくる旋回するノスリ、雑木林からひょこっり出てきたルリビタキ。たくさんの野鳥に出会えました♪
- センター2階で写真展「北本自然観察公園 季節のうつろい2015」が始まりました。スタッフが撮影した写真で振り返る公園の自然。生きものや風景の美しさをギュギュッと詰め込んだ展示となっています。さらに新コーナー「生きものトピック2015」では、今年、公園で新たに記録された生きものなどを紹介しています。イベントの参加者の皆様にも早速ご覧いただきました(写真)。
【2015年12月25日(金)】
- 昨夜の雨で園内はしっとり。クリスマスツリーのてっぺんに飾る星にそっくりなツチグリがはえていました。 クリスマス気分で観察してみると… 金色に輝くヤマノイモの実や越冬中のテントウムシはかわいらしいオーナメントに! ジョロウグモの卵のうは白い雪のよう。身近な観察も視点を変えて見てみると、いつもと違った楽しみ方ができます。
- 休館日だった昨日はスタッフ総出でセンター内の大掃除を行いました。続いて今日は公園も。道路沿いに設置している動物注意の看板を清掃しました(写真)。次の年に向けて、一年間の汚れを丁寧に落としました。
【2015年12月23日(水)】
- 冬でも出会えるチョウといえばウラギンシジミ。ちょっと頑張って探した結果、5個体を発見しました。ポイントは常緑樹の葉裏。センター近くではコンクリート壁沿いのキヅタで2個体。他の3個体はいずれもシラカシに止まっていました(写真)。天気のよい日はコントラストが強く、葉の陰に見事に隠れてしまいます。むしろ今日のような曇りの日の方が、銀白色の翅が目立って探しやすいです。
- 竹林管理イベント「竹を切ろう 門松づくり」を開催しました。草はらに侵出してきたモウソウチクを伐採し門松に。竹が音を立てて倒れるたび、その迫力に歓声が上がりました。初めてノコギリをさわる子どもも多い中、家族一丸となって難しい竹の斜め切りに挑戦。立派な門松ができたかな?! なお、午前の様子が明日のケーブルテレビJ:COMで放映される予定です。17時からの「デイリーニュース」を是非ご覧ください。
【2015年12月22日(火)】
- 地面に下りて草の種をつつく2羽の鳥を見つけました。片方はサイズとシルエットからツグミかなと思ったのですが、もう1羽はどうやら一回り小さめ。さてこちらは何かな? と双眼鏡をのぞいたところ、ビンズイでした。夏の間は亜高山帯でおなじみの鳥ですが、この公園では冬の間まれに見られます。
- 例年ならもう散っているはずのムラサキシキブの実がまだきれいに残っています。でも同じ枝の先にはちゃんと冬芽ができていました。ムラサキシキブの冬芽は鱗片をまとわず、葉が縮まった状態の裸芽です。いつもより暖かくてもさすがに備えは万全です。
- 今日の写真は、19日の日記でご紹介したオカヨシガモのオスです。マガモの群れに混じって泳いでいました。
【2015年12月20日(日)】
- 朝の最低気温は0℃! 足元には霜柱、さらに八ツ橋の池や高尾の池が8割ほど凍り、その上を歩くコガモやハクセキレイが観察できました。
- いきもの講座「お正月にまつわる生きもの」を開催しました。まずは「お正月」という行事の成り立ちについてのお話し。その後、 センリョウ、マンリョウ、ナンテンなど、縁起の良い赤い実の写真での見分けに挑戦してもらいました(写真)。定例自然かんさつ会では、来年の干支にちなんでサルノコシカケ、正月飾りに使われるユズリハなどをご紹介。お正月のおめでたい雰囲気にぴったりの生きものをたくさん見つけることができました♪
- 巡視中、ふわふわと舞うクサカゲロウの仲間を見つけました。大きさは2pほど。成虫で冬を越します。透き通ったライムグリーンの体と、繊細な網目模様の翅(はね)が特徴。夏期に見られる卵は“うどんげの花”と呼ばれています。
【2015年12月19日(土)】
- 「生きものいきいき隊」は高尾の森のお手入れを行ないました。増えすぎてしまったシラカシ、アオキといった常緑樹の幼木とアズマネザサを刈り取り、林床の植物に陽が当たるようにしました。休憩中は、ノウサギの食痕をはじめ、林内にすんでいる生きものの痕跡を観察。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!(写真)
- 高尾の池には100羽程のカモが来ています。その中で本日見られた少数派はオカヨシガモ。オスが1羽いました。マガモやコガモのオスのような派手な模様はありませんが、よく見ると胸の細かい模様や羽の茶色など、なかなか味わいのある色模様をしています。しばらくいてくれるといいなあ。
【2015年12月18日(金)】
- 東京のあきる野市から五日市小学校5年生のみんなが総合学習で来てくれました(写真)。この公園と同じくらい自然豊かな地域の小学校。平野の自然との違いを中心に、生きものの多様性や保全の意味などもお話ししました。学校周辺にはないカモの浮かぶ池や、湿地のガマやヨシの穂は特に興味を引いたみたいです。身の周りの自然を見直すきっかけにしてね♪
- センター前の草原でアカハラとジョウビタキを発見。2羽とも慌てるようにやぶに入って行ったと思ったら、その直後、真上をオオタカが超低空飛行で通過! さらに、センター上空でトビが2羽、一夜堤上空をノスリが3羽旋回している様子も見られました。冬晴れにふさわしい猛禽デーになりました。
- 一夜堤付近でイタチに遭遇。ふっさりとした赤茶色の冬毛が美しい! 鳴き声を上げて園路を横切っていきました。
【2015年12月17日(木)】
- 木の葉が舞い散るのも、もう終盤。落ち葉が園路に厚く積もっています。歩くたびにサクサク鳴るのが気持ちいい♪
- ボランティアのみなさんと行う園内管理も今年はこれで最後。エドヒガン裏の竹林の大掃除をしました。枯れて横たわっている木や竹、切り株などを力を合わせて次々撤去。作業中には、お腹が卵で膨れたニホンアカガエルが観察されるなど嬉しい出会いもありました。みなさんのおかげで竹林がスッキリ!(写真) 一年間どうもありがとうございました。
- ★野鳥情報★ 高尾の池に風変わりなカモが登場。体がマガモ、顔はカルガモ。マガモとカルガモの雑種のようで、このような個体はマルガモと呼ばれています。自分ではマガモのつもりなのか、マガモの群れに混ざってのんびりしていました。
【2015年12月16日(水)】
- 気持ちの良い晴れ間が広がり、日中は暖かく感じました。センター前ではシロバナタンポポが開花。日当たりの良いところでは成虫で越冬するキタキチョウ、ムラサキシジミ、ナミテントウなどが活動していました。
- 木々の葉が落ちてくると、今まで気づかなかったものが見つかります。今日の写真は、あずまや近くで発見したヤママユというガのまゆです。本来なら薄緑色なので、色合いからすると昨年のものでしょう。つまり…一年間同じ場所にあったということ! 糸の丈夫さに驚いてしまいます。なお、同じような状況で見つかるウスタビガのまゆは、上の両端がとがった形をしているのが見分けポイントです。
【2015年12月15日(火)】
- 高尾の池では様々なカモが観察できます。そんな中、今日はトモエガモのオスを確認しました! 公園ではめったに見られない種類です。他のカモたちに混じり、朽木の上に乗って休憩しているところをパチリ♪(写真中央) 顔を横にした瞬間に見られた緑色と黄色の巴(ともえ)模様がとてもきれいでした。
- 雑木林沿いを歩いていたら、足元の落ち葉だまりからパタパタパタ…と音がしてきました。何だろうと思い、目を向けてみたところアケビコノハを発見。はばたいている時は後翅(うしろばね)が目立つのでどこにいるか分かるのですが、飛んで移動した先で翅を閉じると、もうどこにいるかわからない! 木の葉のような前翅で、周囲に溶け込んでいました。
【2015年12月13日(日)】
- 北本総合公園で開催された「きたもと駅伝競走大会」に「北本自然観察公園チーム」として今年も参加しました(写真)。男子チームは雨の中のレースで激走23位。女子チームはなんと優勝。さらに4区で区間賞を獲得しました! また公園のPRキャラクター、カルガモくんも大活躍。センターや公園のアピールとランナーのみなさんの応援で大いに大会を盛り上げました。ボランティア走者のみなさん、応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
- NPO法人自然観察指導員埼玉のみなさんが今年2回目の研修でいらっしゃいました。テーマは「虫たちの越冬戦略を学ぶ」。気温が下がると動けなくなる昆虫は、冬、外敵に見つからず温度変化の少ない場所に隠れています。そんな環境のひとつが落ち葉の下。ゴマダラチョウの幼虫を探して落ち葉をめくっていたら、アカスジキンカメムシの幼虫や、ヒメカメノコテントウが出てきました。
【2015年12月12日(土)】
- 手作り実験教室「公園の植物でほうき作り」を開催しました(写真)。美しい黄葉と青空の下、ほうきに使われている植物を探しに公園へ。オギやススキの他、マダケやアズマネザサ、シュロを観察しました。草はらでは参加者みんなでススキの株の刈り取り。ほうきの材料採取だけではなく、来年の春、芽吹きを促すためのお手伝いにもなりました。また、作業中はススキの種を運ぶクロナガアリ、オオカマキリやオオトリノフンダマシの卵のうも見られました。
- 朝からぽかぽか陽気。巡視中は、様々な模様のナミテントウや大きさが1cmもあるカメノコテントウ、キラキラ紫色がきれいなムラサキツバメや朱色で目立つアカタテハなど、成虫で越冬するたくさんの昆虫たちに出会えました♪
- めだかのT字路付近は空がひらけているので、これからの時期は猛禽類の観察にオススメのスポット! 今日はオオタカとノスリが悠々と舞っていました。
【2015年12月11日(金)】
- 午前中は猛烈な雨! しかし、お昼くらいには晴れになり、ぽかぽか陽気になりました(写真)。暖かい風が気持ちよく、午後は園内をお散歩する方が多くいらっしゃいました。
- 風の子第二保育園のみなさんが遠足に来てくれました。カッパを着て長靴をはいて「雨の日さんぽ」の準備はカンペキ! 分厚い落ち葉のじゅうたんは、しっとりソフトな踏み心地♪ キクラゲはぷるぷるの手触りなどなど…雨の日ならではの自然を楽しみました。
- 巡視中、南入口付近の草はらで、数十羽のカシラダカとアオジの群れを発見。また、その近くの木でエナガの群れにも出会えました♪ みんなで木の実・草の実をもぐもぐと食べていました。
【2015年12月10日(木)】
- ニュースレター冬号の発送をボランティアのみなさんと行いました(写真)。今季はヤマガラをあしらったピンクの表紙。イベント案内ページに来年の行事がずらりと並んでいるのを見て、思わずみんなで「もう今年も終わりかぁ…。」印象深かったイベントの思い出話や、来年に向けての企画のアイディアが次々飛び出しながらの作業になりました。
- ジョロウグモの卵のうが増えてきました。梅林を一歩づつ歩くごとに「ここにも!」「またここにも!」と次々に見つかります。遠くからは白い綿のようですが、顔を近づけてよ〜く見ると、その奥につぶつぶの卵があるのがわかります。
- ★野鳥情報★ 11番の梅林でイカルの群れ、めだかのT字路でベニマシコが連日確認されています。
【2015年12月9日(水)】
- 朝は冷え込み、センター脇の温度計は0℃になっていました。そして、高尾の池や八ツ橋の池にはうっすらと氷が張っていました。(写真)
- 園路近くで、地面におりているツグミが確認できました。冬鳥として渡ってきた直後は木の高いところにとまっていることが多いのですが、慣れてくると徐々に下に降りてきます。また、ジョウビタキ、アオジ、カシラダダカといった冬鳥も少しずつですが近くで見られるようになってきています。こちらが何もせずに、そっとしてあげれば、じっくり観察できますよ♪
【2015年12月8日(火)】
- 高尾の森がようやく色付き、公園の黄葉が最高潮に! 日なたはポカポカと暖かく最高のお散歩日和でした。木道方面では、枝だけになったエドヒガンザクラの隣で、まだ葉が残っているウワミズザクラがオレンジ色に輝き、その存在を際立たせていました。
- ボランティアのみなさんと作った落ち葉プールに、パリッパリの葉っぱをた〜っくさん入れました。これでプール完成! ぜひ落ち葉の感触を楽しんでくださいね♪
- 館内で電気設備の工事が始まりました。一部使用いただけないエリアがあります。ご協力をお願いいたします。
- ★野鳥情報★ あずまやの近くでカヤクグリ(写真)。黒っぽいスズメのような地味な鳥ですが、「チリリリ」という細く美しい地鳴きが特徴です。また、標柱11番の梅林ではイカルの群れに出会えました。
【2015年12月6日(日)】
- 日本野鳥の会埼玉の探鳥会がありました。チョウゲンボウやハイタカといった猛禽類が見られ、トータルで27種類の野鳥が確認されました。
- 定例自然かんさつ会は、今が旬の生きものをご紹介しました。公園をぐるっと回りながら、黄葉したコアジサイやコゴメウツギなど、綺麗に色づく木々を観察。途中、目線を空に向けたところオオタカを発見! ラッキーな出会いでした。また、草原では、オオトリノフンダマシの卵のうや、収穫アリ(クロナガアリ)が、ススキの種をせっせと運ぶも光景も見られました♪(写真)
- 標柱10番付近で“モズのはやにえ”がありました。獲物はコバネイナゴ。“なぜ、獲物を木の枝に刺して残すのか?”に関しては「貯食のため」「固定して食べようとしたら、敵が来たので逃げてしまった」「刺したあと忘れた」など諸説あります。
【2015年12月5日(土)】
- 雲ひとつない青空、色づいた葉が陽光に透けて美しい♪ 木々を見上げながら歩いていたら、シュロの葉裏にとまる虫を発見。なんと、公園では非常に珍しいヒメツユムシでした(写真)。ツユムシと名が付くのに実はササキリモドキの仲間。樹上性で、繊細な姿形とは似つかず他の虫を捕らえて食べる、どう猛な昆虫です。
- 国際連合総会で定められてから2年目の国際土壌デー。日々の生活では忘れられがちな自然界における「土」の役割を、定例自然かんさつ会でご紹介しました。最近落ちたばかりのきれいな葉と、去年のボロボロに崩れた落ち葉を比べ、さらにトゲトビムシの仲間など土中の小さな生きものを探しました。土が限りある資源であり、自然が作り出した恵みであることを忘れないでいたいですね。
【2015年12月4日(金)】
- 天気は良かったものの、昼ごろから強い北風がビュービュー! ガマの穂綿やイヌシデの実がすごい勢いで飛んでいました。
- 園内管理作業は、公民館口近くのウメの剪定をしました。毎年お手入れするからこそ、きれいに咲いた花が楽しめます。また、水辺の外来植物の抜き取りや園路のメンテナンスもあわせて行ないました。ご協力いただいたボランティアのみなさま、ありがとうございました!
- 今年の5月の野あそび教室「水辺の生きものだ〜いすき♪ どろんこあそび」で、参加者のみなさんとつくった池。よくよく見てみると、真っ赤なタコノアシが生えていました! 湿地の紅葉もオススメです♪
【2015年12月3日(木)】
- どんよりとした雲が昼ごろ急に切れ、青空が広がりました。
- 散ったクワの葉がどじょう池を水中から黄色に染めています。その中をモツゴやメダカが元気にスイスイ。ふと目線を変えると、青空と森の黄葉が水面に写り込んでいました。秋色が詰め込まれた今限定のおすすめスポットです♪(写真)
- 葉を落とさず冬を耐え忍ぶことから「忍冬」の別名があるスイカズラ。徐々に葉が丸まってきました。植物が教えてくれる冬の兆しです。
- ★野鳥情報★ あずまや近くのヤナギの木に、朝イカルがとまっていました。
【2015年12月2日(水)】
- 日々輝学園高校1年生のみなさんが来園しました。なぜ自然を守るのかを考えてもらった後、高尾の森で「雑木林の管理作業体験」(写真)。アズマネザサや小さな常緑樹の刈り取りの他、落ち枝の撤去などを行ないました。作業の合間にはアマガエルや希少植物シュンランの観察など、守る対象の生きものとのふれあいも。みなさんのおかげで林床の植物に陽が当たりやすくなりました。ありがとうございました。
- 2階の窓ガラスにカイコの原種といわれるガ、クワコが止まっていました。この時期にまだ羽化したてのようなきれいな個体。冬は卵の状態で過ごします。もう産卵済みだといいのですが…
- ★野鳥情報★ ミヤマホオジロのメスが一夜堤付近で見られました。
【2015年12月1日(火)】
- ビオトープ見本園入り口でサネカズラが実を付けています。花托(かたく)と果実の両方がふくらんで集合果を作る独特の形(写真)。漢字では「実蔓」となり、「美しい実のつる植物」の意味になります。
- 最近外来種のアカボシゴマダラが優勢で、在来種であるゴマダラチョウの姿をあまり見なくなったなあ、と思いながらエノキのまわりに積もった落ち葉をめくっていたら、3枚目でゴマダラチョウの幼虫を発見。まだ健在でした。
- ★野鳥情報★ 高尾の池に今シーズン初めてハシビロガモがやってきました。メスなので体色はマガモのメスによく似ていますが、大きなくちばしが特徴です。
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