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北本自然観察公園 自然観察記録 2005年12月

2006年2月10日更新
                                           埼玉県自然学習センター


【2005年12月28日(水)】
○2階から大きなムクノキが見えます。今年はたくさん実を付けていて、ヒヨドリが集まって食べています。ムクノキの実は人間が食べてもおいしくて、濃い紫色になった実は干し柿のような味がします。中に大きな丸い種が入っています。ムクドリの名前はこの木の実が好きなことから付いたそうです。

【2005年12月27日(火)】
○ここにきてやっとベニマシコが見られるようになってきました。バードウォッチャーあこがれの赤い鳥のひとつですが、外来種のセイタカアワダチソウの種なんかを食べているのを見ると、ちょっとがっかりします。

【2005年12月25日(日)】
○昨日からアカハラを見かけるようになりました。今年は冬鳥がやってくるのが全体に遅いようで、ツグミの仲間もかなり遅れています。ツグミは12月はじめからたまに姿を見かけるようになってきましたが、頻繁に姿を見かけるようになったのは2週間くらい前から、シロハラもまだ数がそれほど多くはないようです。

【2005年12月24日(土)】
○池が全面結氷していて餌がとれないのか、センターのすぐ西側のオギとセイタカアワダチソウの混ざった草原にバンが1羽いました。斜めになったセイタカアワダチソウの茎をよじ登り、草の種か何かを食べているようでした。バンは水面でよく見かけますが、足は水かきにはなっていないので、こんなこともできるのでしょう。 

【2005年12月23日(金)】
○公園内には昔からの農業用の小さな井戸が2基あって、現在も稼働しています。少なくなってしまった湧水を補うため、トンボ池近くとエドヒガン前から常時水を出しています。量は少ないものの貴重な水源なのですが、浅井戸のため鉄分が多いそうです。そのため、ポンプにサビが付いて片方の吐出口からの水量が非常に少なくなってしまいました。昨日その清掃ををしてもらい、少しは水量が多くなりましたが、途中の配管も動脈硬化のように細くなっているようで、思ったほど水量が増えませんでした。

【2005年12月22日(木)】
○2羽いるアオサギのうち若い個体の方が、高尾の池の氷の解けた所でウシガエルを捕まえました。ところがかなり大きなウシガエルを捕まえたので、なかなか飲み込めず悪戦苦闘。みんなに「身の程知らずの奴だ」とか言われながらも、2.30分後には飲み込めたようです。

【2005年12月21日(水)】
○落ち葉といっしょにシデの「たね」がたくさん落ちているのが見つかります。今年は、大豊作で、まだ、木の枝に穂のようにぶら下がっているのが遠目にもよくわかります。小さな葉っぱみたいな花苞の付け根の部分に堅果がついていて、くるくる回りながら広い範囲に落ちていきます。イヌシデやアカシデ、クマシデがありますが、いちばん多いのはイヌシデです。

【2005年12月20日(火)】
○このところノスリがよく観察されています。2羽いて、そのうちの少なくとも1羽は比較的警戒心の少ない個体で、センターのすぐそばで見つかります。センターの事務室から向かい側の林にいるのが肉眼でわかるくらいです。

【2005年12月18日(日)】
○今日は「竹を切ろう」というイベントを行いました。エドヒガン奥のモウソウチクがだんだんと勢力を広げていているため、この竹を切って、自由に好きなものをつくろうという行事です。冷たい強風が吹いていたものの、風は上空を吹き抜けるだけの場所だったので、寒さに負けずに草原側に進出している竹をみんなで切りました。そして、室内にもどり、「青竹踏み」をつくったり、花瓶やコップをつくったり、ミニ門松をつくったり、皆さんいろいろなものをつくって楽しんでいました。

【2005年12月17日(土)】
○今日の「里山ボランティア」は、午前中は子供公園近くのヒノキ林の間伐と倒れかけていたハリエンジュの伐採、ハンノキの種取りをしました。ヒノキ林の間伐は、今年で3年目で、生き物の種類を増やすことを目的として実施しています。毎年少しずつ伐っていて、だんだん林床が明るくなって植物の種類も増えてきました。午後は、ススキとオギの移植作業と午前中に採取したハンノキの種蒔きをしました。ススキとオギの移植は、かつて畑だった部分をススキかオギの原っぱ、昔の「茅場」にしていこうというものです。

【2005年12月16日(金)】
○桜堤のソメイヨシノの幹にヨコヅナサシガメの幼虫がいます。サクラなどの幹のくぼみや裂け目の中で5齢幼虫が集団越冬します。黒地に赤の模様が入った幼虫がごっそりと集まっているので、虫の嫌いな人は「ちょっと勘弁」という光景かもしれません。

【2005年12月15日(木)】
○青空をバックに、このところよく猛禽が飛びます。今日はハヤブサがカラスに追いかけられていました。オオタカやノスリもよく見かけます。来月の「いきもの講座」(1月8日)は、猛禽がテーマです。午後1時半から講義室で予習をしたあと、定例かんさつ会でも猛禽を探します。晴れるといいのですが・・・。

【2005年12月14日(水)】
○今朝の高尾の池は全面凍っていました。昼を過ぎても凍ったまま。さすがにカモも降りてきません。アオサギは池の手前のマサキの上にいたり、氷の上を滑りながら歩いたりしていました。夕方、やっと水面があらわれて、コガモが数羽とバンが2羽入りました。

【2005年12月13日(火)】
○今朝、センター前のレンガの上でジョロウグモが死んでいました。もげた足が1本そばに落ちています。真上には、主のいない巣がありました。みんなを楽しませてくれたジョロウグモもそろそろおしまいかと周りを見回すと、まだ、がんばっている奴(といってもメスですが)が1匹いました。

【2005年12月11日(日)】
○今日のいきもの講座のテーマは「タヌキ」。講義室でタヌキの問題をやって予習をしてから、定例自然かんさつ会で外に出ました。ふれあい橋の下についているタヌキやイタチの足跡を見たり、タヌキのためフンを見たりしました。

【2005年12月10日(土)】
○公園内を歩いていると、エナガの群れに会うことがあります。10羽くらいがまとまって少しづつ移動しているので、運が悪いとぶつかりません。尾が長いのが特徴です。ウグイス色をしたメジロも群れで動いているのが目立つようになりました。

【2005年12月9日(金)】
○夕方になっても、高尾の池や八つ橋の池に張った氷の一部が溶けきりませんでした。このところ、かなり冷え込んでいて、近い内に高尾の池が全面結氷するかもしれません。少しでも開水面があれば、カモが来るのですが、さすがに全面凍ってしまうと降りてきません。毎年、正月明けに何日かそんな日がありますが、この冬は年内にもありそうです。

【2005年12月8日(木)】
○ヨシを刈り取った木道沿いで、タコノアシのまわりだけ刈り残してもらいました。タコノアシももう枯れているのですが、名前の由来となったタコの足状の部分が茶色く残っています。その中には、ごく細かい種子がたくさん入っています。粉のような種子が水に浮いて、水の流れで分布を広げていきます。

【2005年12月7日(水)】
○男性用トイレの中にエサキモンキツノカメムシがいます。長い名前で、どう読めばいいのかというと「エサキ-モンキ-ツノ-カメムシ」です。エサキは昆虫学の大家の名前、モンキは背中に黄色い紋があるため、ツノは側角といって胸の両端(肩に見える部分)が尖る仲間のためです。背中の黄白色の紋がハート形をしているため、人気があります。ツノカメムシの仲間は、卵をメスが守ることが知られています。

【2005年12月6日(火)】
○昨日から今週いっぱいの予定で、ヨシ原の一部の刈り取り作業をはじめました。公園のヨシ原全体の面積から考えるとせいぜい1割か2割程度ですが、センターの建物まわりを中心に毎年作業を行っています。ヨシを刈り取って持ち出すことで、湿地の乾燥化を押さえ、ヤナギなどの木本が侵入することを防いでいます。また、一部の区域は耕転もして、春先のヨシが伸びるスピードを少し抑えています。

【2005年12月4日(日)】
○今年は全体に冬鳥の来るのが遅いのですが、やっと種類が増えてきました。ここ1.2週間くらいで、ツグミやシメ、カシラダカなどを見かけるようになりました。ベニマシコは情報はあるのですが、まだなかなか見つかりません。アカハラ、シロハラ、ルリビタキなどはこれからです。

【2005年12月3日(土)】
○仙人のヒゲがだいぶ伸びてきました。風に乗って飛ぶタイプのタネを付けるセンニンソウですが、その風に乗るための白い枝分かれしたヒゲの部分がきれいに開いてきました。まだタネの部分は水分が多くて重く、一粒取って落としてみてもストンと落ちてしまいます。風に乗れるようになるには、まだもう少し時間がかかりそうです。

【2005年12月2日(金)】
○今朝は寒いな、と思いながら八つ橋を歩いていると、池の水面にうっすらと何かが。もしかして初氷かと、持っていたゴミばさみで水面を突っついてみようとしましたが、手が届きません。まわりを見回しても投げる物がない。仕方ないので橋を渡りきった所から小石を拾ってもどり、やっと氷が張っていることが確認できました。

【2005年12月1日(木)】
○「誰だよ。ふれあい橋の上に、白いペンキを垂らしたのは!」
センター前やふれあい橋のレンガ敷きの上に点々と白いペンキのようなものが落ちています。これは人間が落としていったのではなく、アオサギの仕業です。このところ、高尾の池と木道脇の小さな池の間をアオサギが行き来しています。その途中でフンをして、大型のサギだけあって分量も多く、通路の上だと目立つわけです。1羽が行き来しているのだと思っていたのですが、先日両方に1羽ずついるのを見かけたので、どうやらこのあたりには2羽いるようです

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