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北本自然観察公園 自然観察記録 2001年7月

2001年8月24日更新
                                           埼玉県自然学習センター



【2001年7月31日(火)】
○自然学習センター前のロータリーのクスノキの葉に体長5oぐらいの黒色の幼虫がいました。アオスジアゲハの幼虫です。別の葉にも10oぐらいの緑色の幼虫がいました。これもアオスジアゲハの幼虫です。生まれたての幼虫は緑かかった黒色をしていますが、直に緑色に変わります。
○また、かつてクスノキからは樟脳を採りましたが、今では石油を原料とする防虫剤が主流を占めています。

【2001年7月29日(日)】
○25日から事務室内に網を張っているクモがいます。多分ジョロウグモの仲間だと思います。ちょうどミニ展示「センターにやってきた虫」を行っているので、せっかくだから展示室に引っ越しをしてもらおうと準備を整えて移動したのですが、どうやら気に入らなかったようです。行方不明になってしまいました。

【2001年7月28日(土)】
○高尾の池を浄化するための浄化ポンプを、八つ橋のところに設置しました。今年は雨が少ないためか、アカマクミドリムシが大量に発生しています。池の水が富栄養化したためにもたらす現象ですが、自然公園の利用者がより快適に公園を利用できるよう、これからもがんばります。

【2001年7月27日(金)】
○ヘイケボタルやセミの羽化などを見ることを目的とした今日は「夜の虫の観察会」。残念ながら今年は降雨が少なく湿原が乾いてきており、ヘイケボタルの出現は例年の10分の1以下でしたが、アブラゼミの羽化やカブトムシ、ノコギリクワガタなどが見られ、まずまずの成績と言ったところ。
○また、例年このイベントは参加申込者が多く、定員に達したため参加をお断りした人が多数出たことをお詫びします。

【2001年7月26日(木)】
○明日は「夜の虫の観察会」。そこでホタルに関して多摩動物公園の矢島飼育課長の研究を紹介すると、光る目的はオスとメスとの合図。メスが光るのは飛んでいるオスに自分の存在を気づかせるため。葉の上に止まって光っているメスに気づいたオスは、近くの葉に降り連続して短く鋭く発光します。メスはオスを受け入れる気になると一回発光させます。メスにその気がないと発光しません。ホタルが光るのは「愛の告白」だったのです。ただしこの研究はゲンジボタル。北本自然観察公園のはヘイケボタル。はたして同じ「愛の告白」行動をするのでしょうか。

【2001年7月24日(火)】
○今日は夏休みのイベント第1号の「セミのぬけがら調査」。気温35度を越える、うだるような蝉時雨の中、約60人の参加者は3コースに分かれて調査開始。調査結果はアブラゼミ40個、ミンミンゼミ6個、ツクツクボウシ5個、ニイニイゼミ397個、ヒグラシ23個の合計471個。7月下旬というのに結構採れました。また、一斉に鳴き出すセミの声を雨にたとえて、「蝉時雨」と名付けた日本人の自然に対する音感は、日本人独特のもの。西欧人にはセミの鳴く声は雑音としか感じないそうです。

【2001年7月22日(日)】
○園路を歩きながら何気なくススキに目をやると、葉の裏に白いかたまり、オオトリノフンダマシがいました。このクモは、昼はじっとしていて動かず、夜になると弱々しい巣を張り、そして朝には畳んでしまいます。昼間はトリのフンにしか見えないので、この名が付きました。

【2001年7月21日(土)】
○ふれあい橋のたもとで大きなクサギの木が花を咲かせて始めています。クサギの葉は食料、果実は染料として古くから利用されております。また、臨済禅の専門道場では、季節の区切りの年中行事としてクサギ採りが行われ、厳しい冬のそなえとしています。

【2001年7月20日(金)】
○先日カブトムシのバラバラ死体のあった場所の近くで、今度はアメリカザリガニのバラバラ死体を発見。頭が6匹分とハサミや足が散乱。今回の犯人もイタチのようです。

【2001年7月19日(木)】
○午前10時ごろ、一夜堤から蒲桜方面へ30mぐらい行った園路を、黒っぽい50pぐらいの動物が一匹横切りました。タヌキかなと思ったら、観察していた人がキツネだと教えてくれました。夏のキツネの毛は黒っぽくなるそうです。

【2001年7月18日(水)】
○園路を歩いていると白い小さな房の花が車軸状に咲いているヤブジラミや、かって染料に使われていた、澄んだ空色のツユクサの花が咲いています。ツユクサの花の染料は水に溶けてしまうことから、友禅染の下絵がきには欠くことの出来ない染料でしたが、今は簡単で安価な化学染料に置き換えられてしまいました。

【2001年7月17日(火)】
○今朝、北側の谷の木道を歩いていたら、カブトムシのバラバラ死体を発見。大小2つの角と前羽に後羽、足は6本の内の前4本が木道の上に散らばっていました。犯人はカラスかと思ったら、どうやら冤罪。前羽に犬歯の跡らしき穴があいていたので、どうやらイタチのようです。

【2001年7月15日(日)】
○午前のそんなに暑くならない時間に、一夜堤から子供公園にかけてのヨシ原を、マルタンヤンマ、ネアカヨシヤンマ、ヤブヤンマ、オニヤンマのオスがメスを求めて飛んでいました。うまく伴侶は見つかるでしょうか。

【2001年7月14日(土)】
○高尾の池にはアカマクミドリムシが褐紅色の水の華を作っています。その上を、ウチワヤンマやコシアキトンボ等がパトロールをしていますが、虫たちの目にはこの光景が、どのように写っているのでしょうか。

【2001年7月13日(金)】
○歩道の砂の集まった場所に小さなくぼみができています。スズメが砂浴びをした跡です。砂浴びをしている姿を見ると、ほんと気持ちよさそうです。

【2001年7月12日(木)】
○昨日コガネグモを見つけました。県内では非常に少なくなってきたクモです。足を2本ずつそろえて網の中央にいるのがコガネグモの仲間の特徴です。中央にいる大きいのがメス。脇にいる子どもみたいのがオスです。ところが、今日見たら、メスがいなくなっていました。鳥にでも食べられてしまったのでしょうか? がっかりです。

【2001年7月11日(水)】
○一週間前からうだるような晴天が続いたあげく、今日が梅雨開け。木々は水を欲しがっている様で、今ひとつ元気がありません。オオヨシキリだけがヨシの間から「ギョギョシ、ギョギョシ」と元気に鳴いています。

【2001年7月10日(火)】
○一昨日の晩、公園内を歩いたら、ホタルが出ていました。去年よりも1週間程度は早いと思います。ヘイケボタルなので淡い光だし、まだ数も少ないので、それほど「豪華」ではありませんが、こういう光もなかなかいいものです。一夜堤のそばがポイントですが、街灯などはありませんので、見学の際はじゅうぶん注意してください。もちろん採らないでくださいね。

【2001年7月8日(日)】
○園路を歩くと、詩人・立原道造が愛した軽井沢高原の花、ユウスゲと同じ種類のノカンゾウの花が、色あざやかなオレンジ色をして咲いています。センター前のクスノキの下にもホタルブクロと一緒に咲いています。

【2001年7月7日(土)】
○今日は江戸幕府が中国の制度にならって制定した五節句の一つの七夕。一年に一度の逢瀬も今日の天気なら可能かも。
○高尾の池では浅い水中にはえる多年草のミクリが栗のイガに似た実を付けています。

【2001年7月6日(金)】
○園路を数メートル歩くとミミズや昆虫の死体、あるいはゴミに群がる小さな黒い昆虫オオヒラタシデムシが見られます。まさに園内の掃除屋さんです。

【2001年7月5日(木)】
○梅雨だというのに気温35度前後の晴天の日が続いています。林の下に変形菌のムラサキホコリタケやいろいろなキノコが出てきていますが、雨を待ち望んでいる様です。雨の降った翌日にでもキノコの観察に出ようと思います。

【2001年7月4日(水)】
○八つ橋のところでショウジョウトンボが飛んでいました。まれなトンボではないが、オスは美しい深紅の色でよく目立ちます。羽根の付け根はオレンジ色をしています。コシアキトンボに混じって飛んでいました。

【2001年7月3日(火)】
○高尾の池で、ホテイアオイを見つけました。どなたかが水の浄化に役立つと考えて入れてくれたのだと思いますが、申し訳ありませんが除去しました。確かに、ホテイアオイを繁殖させて、それをすべて外に持ち出せば浄化に役立ちますが、繁殖力が旺盛なため、すべてを除去することは不可能ですし、除去したホテイアオイの処分方法も問題になります。公園には動植物を持ち込まないよう、ご協力をお願いします。なお、高尾の池では、7月下旬から、酸素を送り込んで浄化する方法の実験を開始する予定です。

【2001年7月1日(日)】
○一夜堤から桜堤にかけてハンゲショウが、暦のとおり上部に白い葉をつけて花を咲かせていました。また、ニイニイゼミも鳴き出しました。セミの出現は例年どおりのようです。

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